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徹底解説:『マックス・ペイン3』におけるシリーズ初の挑戦、マルチプレイ
2012.02.23
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 TPS(三人称視点シューティング)の名作として認識されてきた『マックス・ペイン』シリーズだが、じつは現代的なTPSとしてあるべき要素がすべて揃っていたわけではない。そう、マルチプレイのことだ。『マックス・ペイン』シリーズには、これまでマルチプレイ対戦だけが、空白のピースとして残されていた。

 ロックスター・ゲームスによると、じつはシリーズ初期からマルチプレイ要素の導入は検討されていたのだという。しかしながら、当時は結局見送られることになった。オンラインで何人ものプレイヤーが各々の意思で動くマルチプレイと、『マックス・ペイン』シリーズのコアであるバレットタイムなどの要素や、映画的演出などのすり合わせがうまくいかなかったからだ。

 だが、時代は変わった。本作にはシリーズ初となるマルチプレイ要素が登場する。ロックスター・ゲームスは、「『マックス・ペイン』を復活させるべき」と判断したこのタイミングに、自身が納得するマルチプレイも見付け出したのだ。



1.マルチプレイでも真の『マックス・ペイン』体験を実現

 シングルプレイが強力なゲームでは、しばしばマルチプレイを別物の内容にすることで、独特さを損なってしまうことがある。だが『マックス・ペイン3』では、マルチプレイでもシングルプレイと同様の映画的体験や滑らかなモーションでくり出されるアクションを楽しめるように設計されている。

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 ゲームモードのひとつ“ギャング・ウォーズ”では、本編とも通じるストーリー性のあるマルチプレイ対戦がプレイできる。プレイヤーはギャングチームと警官チームに分かれ、ギャングチームは違法薬物を盗みだすこと、警官チームは薬物の回収を目的にプレイが進行していく。
 ゲーム中は、どちらかのチームが目標を達成するに連れて内容が変化し、次のラウンドの目標が設定されていく。これによって、単調なラウンドのくり返しに変化を与え、プレイヤーに対して物語の登場人物としてつねに刺激を与える、新たなマルチプレイ体験を提供しているのだ。
 また、戦闘中以外の場面では、『マックス・ペイン』らしいモノローグ(独白)や、モーション付きのコミック演出などの表現がインサートされ、背景説明や、つぎの展開などが描かれていく。アクション面だけでなく、ストーリーテリングの面でも、ちゃんと『マックス・ペイン』らしさが出るようにしているワケだ。

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2.もちろんバレットタイムもアリ

 もちろんバレットタイムやシュートドッジもマルチプレイに登場する。各ステージはシュートドッジを戦略的に使えるよう設計されており、横っ飛びに飛んで窓ガラスを突き破りながら銃撃したり、障害物を飛び越えたりといった、スタイリッシュなアクションが可能となっている。

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 一方、バレットタイムは視界と結びついた機能となっており、あるプレイヤーがバレットタイムを発動させると、その視界内にいるプレイヤーが影響を受ける(スローになる)。さらに、影響を受けたプレイヤーの視界に入っているプレイヤーもまた、バレットタイムの影響を受けるのだ。このスローモーションが感染していくかのようなシステムは、シュートドッジと合わせて、本作ならではの独特な戦略性を生み出すだろう。

 バレットタイムをはじめとするキャラクターの特殊能力は、“バースト”と総称される。各プレイヤーは射撃や敵のプレイヤーを倒した際や、死体からアドレナリンを集めることができ、“アドレナリン・メーター”を溜めることでバーストを使えるようになる。自分のプレイスタイルに合わせてどのバーストをどんなタイミングで使うか、カスタマイズが重要になってくるのは言うまでもない。

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