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      <title>大塚角満の　ゲームを“読む！”</title>
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      <language>ja</language>
      <copyright>Copyright 2008</copyright>
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         <title>【BLOG】大塚角満のゲームを読む：【MHP 2nd G】第33回　”MHフェスタ番外編”　楽しかったなぁ＾＾</title>
         <description><![CDATA[　俺が名古屋で出会った、ふた組のカップルハンターのお話。

　モンハンフェスタ`08名古屋大会の会場に向かう電車の中で、ひとり呆然と窓外の景色を眺めていた。午前7時40分。細かい霧雨が、名古屋の景色を黒く染めている。

　俺が座っている座席の隣では、20台前半と思われるカップルがちょっとイチャイチャしながら『モンハン』トークに花を咲かせていた。彼氏のほうがPSPを手に持ち、ぎこちない手つきで『2nd』をプレイしている。そのときのふたりの会話がとても微笑ましかったので、思わずメモを取ってしまいました。ところどころに、俺の心の声が混入しております。

<font color="blue"><b>彼氏</font></b>　ういーんういーん。
<font color="red"><b>彼女</font></b>　(小首をかしげて)？？　何やっとるん？
<font size="2" color="gray"><b>※筆者注　このカップルさん、関西の人っぽかったです。中部の訛りと関西弁の違いがよくわからないのですが、関西方面のイントネーションでした。</font></b>
<font color="green"><b>俺</font></b>　(ナンダナンダ。何をやってるんだ)　<font size="2" color="gray"><b>※と思いながらチラリと画面を覗く。彼氏のキャラはポッケ農場で蠢いている。</font></b>
<font color="red"><b>彼女</font></b>　……あー！　それ”虫の木”ってヤツやん♪
<font color="blue"><b>彼氏</font></b>　そうそう。ええやろ＾＾　<font size="4" color="Purple"><b>……ここで叩く！！</font></b>

<font size="5" color="red"><b>ガウーン！</font></b>
思いっきりミスって、肩で息をする彼氏の分身。

<font color="red"><b>彼女</font></b>　いまのはどないなん？　<font size="4" color="purple"><b>ハンター、疲れとるけど</font></b>(邪気のない笑顔で)。
<font color="blue"><b>彼氏</font></b>　…………。ま、まあまあのタイミング。ホ、ホラ、虫捕れた……。
<font color="green"><b>俺</font></b>　<font size="4" color="purple"><b>(ふ)</font></b>

<font color="blue"><b>彼氏</font></b>　お。エルトライト採れたで。
<font color="red"><b>彼女</font></b>　えー。何それー！　知らなーい！
<font color="blue"><b>彼氏</font></b>　鉱石やねん。Ｇ級になると採れるんよ(うれしそう)。
<font color="red"><b>彼女</font></b>　ずるーい♪　あたし、マカライトしか知らないのにー！
<font color="green"><b>俺</font></b>　(かわいいじゃねえか……。う、うらやましくないぞ……)

<font color="blue"><b>彼氏</font></b>　なあなあ、”召雷剣【麒麟】”を調べてくれへん？　これがどういうふうに派生していくのか、知りたいねん。
<font size="2" color="gray"><b>※筆者注　彼女は『モンスターハンターポータブル2nd G ルーキーズ・ガイド2G』を手にして彼氏のプレイを眺めていたのだ。</font></b>
<font color="red"><b>彼女</font></b>　はぁーい♪　それ、何の武器？
<font size="2" color="gray"><b>※筆者注　無邪気でかわいい……。</font></b>
<font color="blue"><b>彼氏</font></b>　<font size="4" color="purple"><b>ダイケン</font></b>やねん、ダイケン。
<font color="green"><b>俺</font></b>　(<font size="4" color="purple"><b>タイケン</font></b>やねん、タイケン。それ、最終系まで育てたらメッチャ強くなるよ！！　作って損はないよ！！)　<font size="2" color="gray"><b>※と、彼女のほうに教えてあげたい。</font></b>
<font color="red"><b>彼女</font></b>　えーっと……。なんか、出てないっぽいよ？　でも、作っちゃえ作っちゃえ♪
<font color="blue"><b>彼氏</font></b>　そやな＾＾　作ろか(ハートマークを撒き散らすかのような超笑顔)。
<font color="green"><b>俺</font></b>　(ハイハイ。もう何でも作りなさい(苦笑)。お幸せに)

　ここで、モンハンフェスタ名古屋大会の最寄り駅に到着。カップルさんは雑踏の中に消えていきました。

　昨年のモンハンフェスタ`07と今年のモンハンフェスタ`08の風景を比べてみて、｢あ、変わったな｣と思ったのがカップルで来場しているハンターがとても増えたこと。単純にそれだけで、『2nd G』の発売でユーザー層が広がったんだなあ……ということを実感できた。

　そんなカップルハンターの中に、モンハンフェスタ`07のころから各種『モンハン』関連イベントでよく顔を合わせていたひと組のカップルがいた。彼氏はJ君、彼女はKちゃん。ちょっとビックリするくらい美男美女のカップルなのにまったくとんがっていない、とても人懐っこくて底抜けに明るいまぶしいようなふたり組だ。ざっくばらんに話をするたびに、俺はこのカップルのことが好きになった。

　帰りの電車で、偶然このふたりといっしょになった。俺が気づいて｢おーい｣と手を振ると、ふたりはとたんに破顔して｢あああ！！　大塚さーん！！｣とパタパタと手を振り回す。俺は笑いながらJ君の隣に腰を下ろし、名古屋駅に着くまでの20分ほどのあいだ、ふたりとの『モンハン』トークを楽しんだ。聞くとふたりは東京の下町生まれの下町育ちで、地元の仲間数人と”狩猟会”を結成して日夜狩りに明け暮れているという。効率重視のストイックな狩りよりも笑いながら騒がしく遊ぶほうが好きということで、｢だからモンハンフェスタで4人衆が見せてくれる協力プレイの様子が大好きなんです｣とJ君はうれしそうに笑う。

　そんなふたりに、俺は聞いた。｢モンハンフェスタ、楽しかった？｣と。この質問にKちゃんは｢よくぞ聞いてくれました！｣とばかりに目を輝かせて、元気な声でこう答えた。

　｢<font size="4" color="red"><b>もう、めちゃくちゃ楽しかったですよぉ！！</font></b>　本当に来てよかったね、ってふたりで話していたんですもん！！｣

　これからふたりは高速バスに乗って、5時間以上かけて東京に戻るという。

　｢経費節約です(苦笑)｣とテレくさそうにJ君。20台前半のふたりには、交通費も馬鹿にならないのだろう。それにしても丸1日イベント会場で遊んだあとに長時間バスで移動するのは疲れるだろうに……。俺は素直に、このときの胸の内をふたりに伝えた。｢疲れるだろうけどがんばってね｣と。するとJ君はにっこりと笑って、しっかりと俺のほうを向いてこんなことを言った。

　｢疲れますけど、平気です。バスに乗ってるあいだ中、今日のイベントのことをあれこれと振り返って噛み締められるから。本当に、楽しかったなぁ＾＾｣

　Kちゃんもまっすぐな視線を俺に向けて、弾けるような笑顔を作った。

　｢ぜんぜんへっちゃらです！　大塚さんこそ、これから記事を作るんですよね？　ホントに疲れてるでしょうけど、いつも楽しみにしているのでがんばってください！｣

　俺の身体に溜まっていた疲れが、スルスルと抜け出て行く。心から『モンハン』を楽しんでいる人との会話は、何にも勝る活力剤なんだよな。おかげで名古屋大会のリポート記事は、いつもよりもずっと早い時間にアップすることができたよ(笑)。

　俺はふたりと連絡先を交換して、名古屋駅で別れた。またどこかで、会えるといいな♪
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         <link>http://www.famitsu.com/blog/otsuka/2008/05/mhp_2nd_g33mh.html</link>
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         <pubDate>Tue, 13 May 2008 13:28:30 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>【BLOG】大塚角満のゲームを読む：【MHP 2nd G】第32回　”MHフェスタ番外編”　ギルドカードの悲劇</title>
         <description><![CDATA[　モンスターハンターフェスタ`08の開幕を告げる福岡大会が始まる直前、会場内にあった関係者控え室でまったりしていると、『2nd G』の辻本良三プロデューサーに話しかけられた。良三さんは目前に控えた今年のモンハンフェスタのスタートにも緊張しているふうはなく、軽い口調で｢大塚さん、ギルドカードを交換しましょうよ｣とニコニコ顔。もちろん俺に断る理由はなく、こちらもにっこり笑って｢うん！　しましょうしましょう！｣と応えた。

　で、数日後。モンハンフェスタ東京大会が始まるまえくらいだったろうか。ここ最近でいろんな人とギルドカードを交換したので、通勤電車の中で｢へぇ〜｣とか｢ほぉ〜｣とか唸りながらこれらのギルドカードを眺めていた。そしてそのとき、俺は衆人環境下にあることなどすっかり忘れて思わず<font color="red"><b>｢あっ！！｣</font></b>と叫んでしまった。

　<font size="4" color="red"><b>｢良三さんのギルドカード、保存すんの忘れて消しちゃった！！｣</font></b>

　さあエライことになった。このことがバレたら、何を言われるかわかったものではない。しかしモンハン4人衆のギルドカードが1枚欠けてしまっているのは、なんとも言えず寂しいものだ。俺は覚悟を決めて、モンハンフェスタ東京大会の会場でおどおどしながら良三さんに声をかけた。

　｢ねぇ、良三さん。<font size="4" color="red"><b>ボクとギルドカードの交換をしませんか？</font></b>(ニコニコ)｣

　一瞬、良三さんはポカンとした表情を作ったあと、テオ・テスカトルのように顔をゆがめて烈火のごとく怒り出した。

　｢ギルカって、福岡で交換したはずじゃ……<font size="4" color="red"><b>ってちょっとアナタ！　僕のギルカだけ</font></b><font size="5" color="blue"><b>わざと</font></b><font size="4" color="red"><b>消したでしょ！！！</font></b>｣

　俺、大慌てで両手を振って｢わざとじゃないわざとじゃない！！｣と必死に否定し、｢ちと、不慮の事故で消えちゃった♪　テヘ♪｣とキュートに言った。

　ところが、モンハンフェスタはこの東京大会からスケジュールが過密になってなかなかギルドカードを交換する時間が取れない(いっしょに酒を飲んでいたときは酔っ払ってギルドカードのことを忘れていた)。おかげでそのあいだ中、俺は良三さんに会うたびに｢大塚さん、わざと消すとかいう嫌がらせはやめてくださいよ｣、｢あ！　ギルカ消した人だ！(ニヤニヤ)｣って感じにいじめられ続け、しかし反論のしようもなかったので俺はひたすら<font size="2" color="blue"><b>｢し、しぃましぇん……｣</font></b>と平身低頭で謝り続けた。

　そして、モンハンフェスタ`08の地区大会で最後の会場となった名古屋。俺はいつもよりちょっと早めに会場に行って、良三さんの姿を捜した。すぐに会場でフラフラしていたプロデューサーを発見。俺はヒラヒラと手を振りながら｢りょーぞーさーん！｣と声をかけた。続けて｢ギルドカードくださいよ｣と懇願。良三さんはニヤリと笑って、｢ああ、そうやそうや。大塚さん、ボクのギルカ消しちゃったんですもんね｣とトドメのイヤミを言い放った。まあこういうイヤミを言われるのも、ギルドカードを手に入れるまでだ。俺は｢ハイハイ、すんませんでしたーねだ｣と謝ったあと、｢早くください早くください｣とねだって、無事、『2nd G』プロデューサーのギルドカードをゲットすることに成功したのだった。

　俺はようやく悲願を達成した安堵感から、軽い口調で良三さんに｢そうそう、昨夜俺、ガンランスの使用回数が400回を越えたんですよ｣と自慢。良三さんは驚いて｢そりゃあすごい。でもホントですかあ？(ニヤリ)　ちょっと大塚さんのギルドカードみてみよ｣と言い、カチャカチャとPSPのボタンを操作しだした。パラパラとめくれていくギルドカードリスト。するとどうしたことか、それまでアホな冗談を言って騒いでいた若き敏腕プロデューサーから表情が消え、加えて頭の上に｢……｣という三点リーダーが飛び出しているのが見える。良三さんは無表情のまま俺に向き直り、低い声でこんなことを言った。

　｢ねぇ、大塚さん。大塚さんのキャラ名って”MIDO”でしたよねえ……？｣

　そう、そのとおり。『みんGOLオンライン』の時代から、俺のハンドルネームは”MIDO”である。俺はコクリと頷いて｢そうですよ｣と答える。これを受けた良三さん、さらに｢……｣という表情を強めたあとPSPの画面に視線を戻して、俺の目を見ぬまま衝撃のひと言を発した。

　｢<font size="4" color="red"><b>大塚さん、ギルドカードの交換をしませんか？</font></b>｣

　……。

　…………。

　………………<font size="5" color="red"><b>はぁ！！？</font></b>　おおお俺をさんざんいじめたくせにこのオトコは……！　<font size="4" color="red"><b>自分もセーブすんの忘れて消しやがったな！！</font></b>　俺はラージャンのように髪の毛を逆立てて、烈火のごとく敏腕プロデューサーを罵倒した。

　｢<font size="4" color="red"><b>ちょっとアナタ！！　俺のギルカだけ</font></b><font size="5" color="blue"><b>わざと</font></b><font size="4" color="red"><b>消したでしょ！！！</font></b>｣

　良三さん、大慌てで両手を振って｢わざとじゃないわざとじゃない！！｣と必死に否定し、｢ちと、不慮の事故で消えちゃった♪　テヘ♪｣とキュートに言った。

　まあしかし、これはこれでお互い様ってものである。でもせっかくなので俺はここぞとばかりに良三さんに関係ないことも含めて言いたいことを言いまくる。それを平身低頭の体で聞いていた良三さん、ポジティブシンキングの男らしくすぐに気を取り直して、｢ギルカのことはお互い水に流して、オトモアイルーの交換しましょうよ｣と提案してきた。うんうん、そりゃあいい話だ。でも考えてみると、俺はギルカのやりとりをしたときとは別の機会に、良三さんにお気に入りのオトモアイルー”オリガミちゃん”をプレゼントしてある。俺はその事実を良三さんに告げた。

　｢俺、良三さんにオリガミっていうオトモアイルーあげましたよね？｣

　良三さんもそれを思い出し、｢ああ、そうやそうや！　もらいましたもらいました！｣と破顔。｢どれどれ｣と言ってオトモアイルーリストを眺めだした。すると再び、良三さんの顔から表情が消えていく。俺は嫌な予感を覚えながら良三さんを睨みつけ、｢良三さん、ま、まさか……｣とボソリ。プロデューサー、なんとも言えぬ苦笑いを浮かべながら、苦し紛れにとんでもないことを言い放った。

　｢そ、そういえば<font size="4" color="blue"><b>オトモアイルーが家出</font></b>することがあるって聞いたような聞かなかったような……(苦笑)｣　<font color="red"><b>※筆者注　んなことはありません。</font></b>

　俺はすべてを悟って、この日2回目の大爆発をした。

　｢<font size="4" color="red"><b>んなことあるわけないでしょが！！</font></b>　初めて聞いたわ！！　ギルカどころか、俺のオトモアイルーまで消しやがったな！！！｣

　俺と良三さんは声を揃えて<font size="4" color="red"><b>｢もう信用できん｣</font></b>と言いながらお互いがキチンとセーブしたかどうかを確認しあい、ようやく安堵して椅子の上でぐったりした。

　このアホなやりとりを、近くで書きものをしながら聞いていたのが藤岡要ディレクター。藤岡さんはゲラゲラ笑ったあと、俺たちふたりを眺めてしみじみとこういった。

　｢なんちゅーバカバカしいやりとりをしてんのよ(苦笑)。呆れて何も言えん(笑)｣

　皆さん、誰かとギルドカードやオトモアイルーを交換したら、しっかりセーブしましょうね(苦笑)。


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         <link>http://www.famitsu.com/blog/otsuka/2008/05/mhp_2nd_g.html</link>
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         <pubDate>Mon, 12 May 2008 13:34:45 +0900</pubDate>
      </item>
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         <title>【BLOG】大塚角満のゲームを読む：【MHP 2nd G】第31回　ガードの美学</title>
         <description><![CDATA[　はぁ……。なんか抜け殻状態……。1年以上まえからずっと書きたかったアカムトルムのことを文字にして、なんだかひと区切りついてしまった感じです。しかも<a href="http://www.famitsu.com/blog/otsuka/2008/05/mhp_2nd_g302.html">昨日書いたコラム</a>を読み返してみると肝心のアカムトルムのことがほとんど書かれておらず、でも本人的にはとても満足のいく内容になっていて、｢我が生涯に一片の悔いなし！｣っていう心理状況になっているのであります。コラムの回数も区切りのいい30回目だったことだし、ここは思い切って連載終了……なんてことを冗談とも本気ともつかない口調で書いていると、大阪方面からピュンピュンピュンと強撃ビンがくっついた弓矢が飛んできそうなので戯言はこのへんでやめますネ。まだまだシツコク書き続けますよ！　てなわけで、今後ともよろしくお願いいたします。

　さて。

　先日このブログで、初めてナルガクルガと対峙したときの模様を綴らせてもらった(参考記事　<a href="http://www.famitsu.com/blog/otsuka/2008/04/mhp_2nd_g211.html">その1</a>、<a href="http://www.famitsu.com/blog/otsuka/2008/04/mhp_2nd_g222.html">その2</a>)。ふだんおバカなことばかり書いている俺にしては珍しく緊迫した内容で(自分で言うな)、書いているこっちが手に汗を握ってしまったよ。

　で、記事の中でも書いているが、このとき俺は本当にガードに徹していた。徹しまくっていた。<font size="4" color="red"><b>｢攻撃するヒマがあったらガードする＞＜｣</font></b>なんてわけのわからないことを口走りながら、Rボタンを押し続けていたのである。ナルガクルガの風のような動きと、いきなり視界から消えて死角から攻撃してくるというトリッキーな躍動に目を回して、ガードを解くことができなくなってしまったのだ。

　しかし、これが楽しかった。”守り続ければやられることはない”というハンティングの真理を実践しているような気がして、傍から見たらチキンと言われるかもしれないが”オノレを守り続けること”に俺は恍惚となった。

　そしてそのときふいに、ガキンガキンとナルガクルガの攻撃を受け続けるオノレの分身を見て、遠い日の記憶を呼び覚まされるような強烈な既視感にさいなまれてしまった。あれ……？　これ、何かに似てる。なんだろう……。いまやナルガクルガは猛り狂い、尻尾から鋭い棘をビュンビュンと飛ばしてくる。それを余裕の体(てい)で受け止める俺の分身。脇をかすめるように襲い来る尻尾の鞭も、鉄壁のガードで跳ね返す。そんな姿を眺めながら、懸命に記憶の糸を辿る。なんだっけな、この姿。この様子……。俺の記憶の底から、かすかな土埃の匂いと、照りつける真夏の太陽の暑さが掘り起こされてくる。唸りをあげてゴールに襲い来る硬いボールと、それを受け止めてできた体中の痛み。そして試合後に身体に残る真っ赤なボールの刻印……。そうか。やっとわかったよ。俺は深夜の編集部でこっそりと苦笑いをした。必死になって守り続けようとするハンターは、ハンドボールのゴールキーパーに似てるんだ……。

　拙著『本日ももっと！ 逆鱗日和』で書き下ろしたが、俺は中学、高校時代に本気になってハンドボールをやっていた。ポジションは、ゴールキーパー。オリンピック予選にからんでハンドボールが話題になったのでご存じの人も多いかと思うが、ハンドボールは本当に目まぐるしくてスピーディーなスポーツだ。ずば抜けた身体能力を持ったフィールドプレーヤーが思いっきりジャンプしてゴールに迫り、猛烈な勢いでシュートを放つ。その破壊力はとんでもないもので、顔やみぞおちなどの急所に当たりでもしたら数時間は悶絶してのた打ち回ること請け合いなのである。でもゴールキーパーは、このような恐ろしい弾丸をオノレの身ひとつで防がなければならない。ゴールキーパーのミスや怯みは即、自分のチームの失点につながるからね。モンスターのような選手が放つバズーカ砲なみのシュートにも、怯まず、恐れず、立ち塞がる。それが<font size="4" color="red"><b>ゴールキーパーの美学</font></b>ってもんだ。

　いま俺は、ガード性能＋1とガード強化のスキルが発動した防具を身にまとって、中目黒目黒、女尻笠井、江野本ぎずもといういつものメンバーといっしょにリオレウス希少種を狩猟している。狩りは凄絶を極め、4人が4人とも体力はどん底。それでもシビレ罠を仕掛けて抵抗を試みる。罠を中心に対峙する銀レウスと逆鱗日和ファミリー。しかしそのとき、怒り狂う銀レウスが猛烈な火球を俺たち4人に向かって放とうとした。俺を除く3人が同時に叫ぶ。

　<font size="4" color="red"><b>｢わー！　大塚さんの後ろに隠れろ隠れろ！！｣</font></b>

　3人の期待に応え、破壊の火の玉を｢なんの！｣と受け止めるガンランサー。嗚呼……。至福の時……。ガードを極めたハンターは、こんなにもかっこいいのだ<font size="4" color="red"><b>(自己陶酔)</font></b>。
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         <link>http://www.famitsu.com/blog/otsuka/2008/05/mhp_2nd_g31.html</link>
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         <pubDate>Fri, 09 May 2008 13:56:55 +0900</pubDate>
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         <title>【BLOG】大塚角満のゲームを読む：【MHP 2nd G】第30回　覇竜　その2</title>
         <description><![CDATA[　じつは俺は心の中で、(ガンランスほどアカムトルム討伐に向いている武器はない！)と思っている。いや、”思っている”よりももっと強くて、”確信している”と言ってしまおう。この気持ちの拠り所、つまり根拠となっているものは……まあぶっちゃけて言ってしまうと、

　<font size="4" color="red"><b>アカムトルムにはガンランスでしか挑んだことがない。</font></b>

　というところに行き着きはするのだが黙れ黙れ。こういう事実をガン無視してオノレの意見を貫いても問題なかろうと思えるくらい、対アカムトルム時のガンランスは立ち回りやすいのだ。

　俺は今回のアカムトルム討伐に同行してもらった中目黒目黒、江野本ぎずもの様子を横目でチラチラと見ながら(やっぱ心配だったので)、いつものポジションに潜り込もうと猛るアカムトルムにズリズリと接近していった。いつものポジションとはそう、アカムトルムのデカい腹の下である。灯台下暗しというか木は森へ隠せというか(なんか違うナ)、とにかく腹の下に潜り込んで｢うりゃうりゃ｣と陰湿にガード突きと砲撃を食らわせている限り、俺はアカムトルムに劣る気がしないのだ。……ちょっとそこ！　｢チキン｣って言うな！　これがガンランスで猛る覇竜に挑む最良の道なんだよっ！　え？　そんなことしていると牙とか尻尾とかを部位破壊することができないじゃないか、ですって？　いやいや。俺を甘く見てはいけんよ。俺も何も一生涯、こやつの腹の下で生活していこうなんて思ってはいないのだよ。アカムトルムがちょっと気を抜いた隙に腹の下からヨチヨチと這い出て、顔や尻尾にも斬撃を……<font color="blue"><b>てハイハイ、そこで突進すんのネ。</font></b>あーそうですか、そこで地面に潜って突き上げて、ただでさえペラペラの俺の防御力を削るのネ。<font color="blue"><b>そして俺の体力は再び1ミリ、と</font></b>……。そうですかそうですか……。ふーん……。

　<font size="4" color="red"><b>｢目黒ォォ！！　えのっちィィ！！　助けてェェェッ！！｣</font></b>

　恥も外聞も捨てて悲鳴をあげる俺を冷ややかな目で見ながらも、やはり初めてのアカムトルム討伐ですっかりテンパっているふたりに他人をかまっている余裕はない。アカムトルムを向こうにまわしたら、オノレの生存を確保するだけで精一杯になってしまうものなのである。仕方ないので俺は猛烈な勢いで逃げ惑い、何とか秘薬とモドリ玉を温存することに成功して体力の回復を図る。やっぱり『2nd』の番長(？)を張っていただけのことはある。ちょっとでも油断したら、圧倒的な瞬発力で地獄に落とされちまうぞ。

　経験者であり、｢ガンランスだったら負ける気がしねえ｣と豪語していた俺がこんな有様なんだから、アカムトルム自体を初めて見るふたりはどれほどの恐慌を来たしていることか。俺はアカムトルムに閃光玉をぶつけてちょっとだけインターバルを取り、砥石で武器の調整をしながらふたりの立ち回りを眺めた。そして、｢おお……｣と声を漏らした。

　ぎこちないながらも、ふたりはそれぞれの立ち位置に立ってしっかりとアカムトルムに対抗しようとしていた。大剣を担いでドタバタと走り回り、武器出し攻撃を繰り出しては再び｢わーっ！｣と叫びながら走り回る目黒のキャラ。何気に彼はアイテムを使うことが好きで、｢閃光投げますよ！！｣とわめきながらじつにいいタイミングでアカムトルムをピヨピヨ状態にしたりしている。一方、ライトボウガンで乗り込んできた江野本も、必要最低限のギリギリの距離に立って、貫通弾をボンボンボンとアカムトルムの顔面にぶち込んでいる。こいつが意外なほど効果的で、アカムトルムを何度もひるませることに成功していた。そんなふたりの姿を見て、俺はしみじみと独りごちた。<font color="blue"><b>｢頼もしくなってくれちゃって……｣</font></b>と。もうふたりは、こんなに成長したんだなぁ……。

　いま思うと俺はこのとき、苦楽をともにしてきた仕事上のパートナーとしてのふたりの姿を、アカムトルムに果敢に挑むキャラクターにオーバーラップさせていたんだと思う。上司として、そして先輩記者としてとくに何かを教えてきたわけでもないのに、懸命に努力して駆け上がってきてくれたふたりの姿がゲーム内のハンターとしきりに交錯する。誰よりも目黒と江野本がこれを読んだら｢大げさだなあ｣と苦笑するだろうが、若手の成長を見守る立場になると、ときとしてこういう感情が湧き上がってくる瞬間があるのだ。たまたま今回、それがアカムトルム討伐で顔を覗かせただけでね。……って、何書いてんだろうな俺(苦笑)。

　一致団結した俺たちは強かった。いまだったらどんなモンスターが向かってきても対抗できる、と確信できるほどに。途中、江野本がアカムトルム最大の必殺技、ソニックブラストを食らって1オチ。目黒も、猛る覇竜の突進をモロに食らって1オチしたが、それでも俺は負ける気がしなかった。こうなったときは、絶対に勝てるのだ！

　そして、俺が回復系アイテムと閃光玉を使い果たしたころ、覇竜・アカムトルムが地響きを立てて決戦場の大地に倒れ伏す。尻尾を斬られ、牙を折られたモンスターの頂点は、もうピクリとも動かない。俺たち3人はここが編集部であることも忘れて感情を爆発させた。

　<font size="4" color="red"><b>｢うおおおおおし！！｣</font></b>と俺が叫んだ。

　<font size="4" color="red"><b>｢マジで！！？　3人で倒せたよ！！｣</font></b>と目黒がわめいた。

　<font size="4" color="red"><b>｢やったやった！！　やりましたね！｣</font></b>と江野本が弾けた。

　こうして、新・へっぽこ3人組による覇竜・アカムトルム討伐は成し遂げられた。じつは俺、120パーセント失敗すると思っての挑戦だったので、そりゃあもう拍子抜けでした(笑)。

　このあと立て続けに目黒、江野本もG級に昇進。めでたく、新・へっぽこ3人組は全員G級ハンターとなった。これにいちばん喜んだのは、我がファミ通ニュースチームで唯一、『2nd』からのデータ引き継ぎを行っていた女尻笠井だ。圧倒的に強いG級ハンターがいると、下位や上位のクエストは瞬時にクリアーしてしまうので、新・へっぽこ3人組が遊ぶとき、笠井は寂しそうに遠目から俺たちがはしゃいでいるのを眺めていたのである。G級に昇進した俺たちを見て、涙ながらに笠井が叫んだ。

　<font size="4" color="blue"><b>｢これでみんなといっしょに遊べるよぉ……(涙)。さみしかったよぉ……(号泣)｣</font></b>

　4人組となった逆鱗日和ファミリーの、ドタバタハンティング日記はまだまだ続く。
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         <pubDate>Thu, 08 May 2008 13:57:57 +0900</pubDate>
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         <title>【BLOG】大塚角満のゲームを読む：【MHP 2nd G】第29回　覇竜　その1</title>
         <description><![CDATA[　覇竜・アカムトルムに挑むにあたり、俺がメンバーの中目黒目黒、江野本ぎずもに出した諸注意は、”クーラードリンクを持って行くこと”、”閃光玉もあると便利”、”口から吐き出す竜巻みたいなやつだけは食らわないこと”。この程度である。ちなみにふたりは”アカムトルム”という名前すら、このとき初めて聞いたような知識レベルだ。さすがにふたりとも緊張しているらしく、<font color="red"><b>｢武器は何がいいんですか？｣、｢どうやって立ち回ればいいんですか？？｣</font></b>なんて質問を俺にぶつけてくる。それに対して隊長の俺は、<font size="4" color="red"><b>｢ま、好きな武器でいいんじゃね？｣、｢アカムに近づいたら攻撃を、アカムが攻撃してきたら避けてください｣</font></b>とじつにタメになる答えをふたりに返す。これに感銘を受けたのかふたりはその後何も言わなくなり、想像力を膨らませて思い思いの準備を始めたようだった。俺のこの突き放しに対し、｢経験者のくせに、それはあまりにも不親切なのではなかろうか｣と思われる向きもあるかもしれないが、やっぱりアレコレ聞いて臨むのと何も知らずに臨むのとではファーストコンタクト時の感動が違うと思うんだよね。最近、なんの事前情報もなく挑んだナルガクルガ討伐で異様な緊張感と高揚感を味わったので、このときの充実感をふたりとも共有できたらいいな、と思っての突き放しだったのである。なので俺、悪くないアルヨ。これで俺がアカムトルム初体験のふたりに対して、<font color="blue"><b>｢ホットドリンクと落とし穴と砂竜の桃ヒレは絶対に持っていって、アカムが土に潜ったら背中に乗れるから這い出してくる地点で待ち構えているように｣</font></b>とか言い出した日には、全国のハンターみんなで寄ってたかって俺の顔面めがけて竜撃砲でもぶっ放してやってください。

　まあとにかく、準備は整った。武器は俺がガンランス(ガンチャリオット)、目黒が大剣、江野本はライトボウガンを背負っての出陣である。すぐに、アカムトルムが溶岩の川を割って地上に這い出してくるデモムービーが流れる。それを見て、目黒と江野本の動きがピタリと止まった。

　<font size="4" color="red"><b>｢え？｣</font></b>と目黒。

　<font size="4" color="red"><b>｢は？｣</font></b>と江野本。

　ふたりともキツネにつままれたような顔をしている。あえて顔文字で表すと、<font size="4" color="blue"><b>（・д・；）</font></b> こんな感じであろうか。そんなふたりをあざ笑うかのように、アカムトルムは｢グガオオォォォオオオッッ！！｣と大咆哮する。とたんにふたりは肝を潰した。

　<font size="4" color="red"><b>｢なんか怒ってらっしゃる！！！｣</font></b>と目黒。

　<font size="4" color="red"><b>｢なんか猛ってらっしゃる！！！｣</font></b>と江野本。

　続けてふたりは｢ホントに我々で倒せるんですか！！？？｣と声を合わせて絶叫した。俺、そんなふたりをぼんやりと眺めながら、｢まあなんちゅーか、ちょっと必要以上に育ちすぎてしまったバサルモスを相手にするくらいの感覚で、気楽にやりましょ気楽に＾＾｣とふたりを励ます。しかしそんな励ましはなんのカンフル剤にもならず、デモムービーが終わってアカムトルムが我々に向かって突進してくる画面に切り替わると、江野本は｢ぐぎゃーっ！！｣とやかましく喚きちらし、目黒は｢ちょ！！　どうすりゃいいんだ！！｣と右往左往しだした。うんうん、ファーストコンタクト時はこうでなくちゃな。これが『モンスターハンター』の基本風景なのだよ。俺はひとりで悦に入りながら、逃げ惑うふたりのキャラを父親の目線で眺め続けた。そしてそんな俺に、あろうことかアカムトルムがファーストタックルをブチかましてきたではないか！！　ギュイーーーーーン！！　と無遠慮に減っていく我が分身の体力。なんとか下げ止まったと思ったときには、<font size="4" color="red"><b>体力残り1ミリという意識不明の絶対安静一歩手前</font></b>という状態になってしまっていた。

　<font size="5" color="red"><b>｢！！！！！！｣</font></b>

　と声にならない絶叫をあげる俺。これ、溶岩に片足突っ込んだだけで昇天するレベルじゃねえか！！！　だいたいこのときの俺の防御力、堂々の<font size="5" color="red"><b>283</font></b>で、アカムトルムの突進を食らったらそりゃあもう、三途の川の渡し守やパタパタと飛び回る天使や死神がチラチラと見えてしまうというペラペラ度なのである。俺のぶざまな有様を見て、目黒が｢あはははは！｣とここぞとばかりに大爆笑。江野本も｢何やってんスか！！　頼りにならないなあ！！｣と軽蔑ビームを照射してくる。俺、狩猟開始から1分も経たないうちにすっかりベテランハンターとしても上司としても威厳をなくし、<font size="2" color="blue"><b>｢し、しいましぇん……｣</font></b>と平謝り。ホント、狩りの場では何が起こるかわからないネ。俺はいきなり秘薬を飲まされるという屈辱と恐怖を味わい、<font size="4" color="blue"><b>(俺じゃなくて、目黒とえのっち狙えやアカム！！)</font></b>と呪詛の声を心のうちであげるのだった。

　壮絶なアカムトルム討伐は、次回に続く！
]]></description>
         <link>http://www.famitsu.com/blog/otsuka/2008/05/mhp_2nd_g291.html</link>
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         <category></category>
         <pubDate>Wed, 07 May 2008 16:39:19 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>【BLOG】大塚角満のゲームを読む：【MHP 2nd G】第28回　”MHフェスタ番外編”　プロデューサーとの約束？</title>
         <description><![CDATA[　『モンハン』フリークでごったがえす福岡会場の片隅で、辻本良三プロデューサーとざっくばらんな世間話をしていた。彼を始めとするモンハン4人衆の面々(藤岡要ディレクター、一瀬泰範ディレクター、小嶋慎太郎プランナー)はじつに気さくな人ばかりで、来場者が渦を巻いているイベント会場にも頻繁に顔を出しては、ファンと気楽にコミュニケーションを図っている。つねに真摯で真っ直ぐ。彼らの最大の魅力は、こういった人間性にある。

　で、良三さんとの会話。話題はいつの間にか、俺がここで書いているコラムのことになった。ありがたいことに『モンハン』開発チームの面々は頻繁にこのコラムを覗いてくれていて、｢今回の、すごくおもしろかったですよ！｣なんて声をかけてくれる。とくに良三さんは｢大塚さんのコラムはほぼ全部読んでますよ｣と言ってくれるかなりヘビー(？)な読者で、よく我がコラムを肴にしてゲラゲラと笑いあっているのである。そんな良三さんが、俺に言った。

　｢しっかし今回もすごいペースで書いてますよね。いま何回くらい行ってます？｣

　良三さんの目を見て俺が答える。

　｢25回くらいかなあ？　確かに我ながらすごい勢いだなぁと思いますけど、書きたいこと、いくらでもあるんですよね。今回も100回書くつもりですけど、わりとすんなり行っちゃうかも｣

　それを聞いた良三さん、キラーンと目を光らせる。明らかに何かを企んだ顔だ。

　｢ねえ大塚さん｣

　目の端をニヤリと吊り上げる良三さん。そのまま言葉を続ける。

　｢おかげさまで『2nd G』の出荷本数が<font size="4" color="red"><b>200万本</font></b>を突破したんですよ｣

　いきなり何を言い出すんだこの人は。俺は『モンハン』伝道師以前にファミ通のニュース担当記者なので当然その事実は知っている。でも口に出しては｢うんうん、行きましたねダブルミリオン。おめでとうございまスー｣とフニャラ声で答える。そんな俺に、良三さんがわけのわからぬ提案をしてきた。

　｢この際だから<font size="4" color="red"><b>大塚さんのコラム、『2nd G』の出荷本数に合わせて書きません？</font></b>　つまり、100万本だったら100回でいいけど、<font size="4" color="red"><b>今回は200万本だから200回書くの(笑)</font></b>｣

　……。

　………。

　…………。

　……………<font size="5" color="red"><b>はあ！？</font></b>　何を言い出すんだこの人は！！　だって現時点でこそ200万本だけど、日に日にこの本数は増えているわけで！！　俺は猛然とダブルミリオンプロデューサーに抗議した。

　｢ちょっとちょっと！　簡単に言ってくれちゃって(苦笑)。つまり250万本いったら250回、300万本いったら300回書くってことでしょ？　それもう、ギネス級だから！｣

　しかし良三さんはまったく悪びれた風もなく、ニヤニヤと笑ってこう言った。

　<font color="red"><b>｢でも内心、(それ、ちょっとおもしろくね？)って思ってるでしょ｣</font></b>

　<font size="4" color="red"><b>！！！！</font></b>　た、確かにいま俺の心の中に、<font color="blue"><b>(そういうの、『2nd G』と追いかけっこしているみたいで楽しいかも……)</font></b>という思いが芽生え始めてた！　さすがダブルミリオンプロデューサー、人身掌握術(？)に長けている……。俺は良三さんに向き直り、ちょっと真剣な表情を作ってこう言った。

　｢提案を素直に受け入れるのもシャクですが、ちょっとおもしろそうなので心に止めておこうかな(笑)｣

　本当に300回も書けるとは思えないけど、今回は”100回”という自分中での区切りを作らずに、行けるところまで行ってみよう。何となく、道半ばで斃れる気がするけどね(苦笑)。

　そんな会話をしている俺たちふたりの前に、小学生と思われる少年が近づいてきた。良三さんに向かって少年は言った。

　<font size="4" color="red"><b>｢辻本ぷろでゅーさー！　いつも読んでます！！｣</font></b>

　少年はそう言うと、じつに複雑な笑い顔を作っている良三さんに握手をせがみ、｢ありがとうございました！｣と言って去って行く。その姿を見送っていた良三さんは、必死になって笑いを堪えている俺に向かって極めつけの苦笑でこう言った。

　｢最近多いんですよ。｢いつも読んでます｣って言われること……(笑)。完全に大塚さんのコラムの読者ですよ。書いてるの、大塚さんなのに(苦笑)。あのコラムの登場人物として、キャラが立ってきたんだなぁ……(笑)｣

　俺は｢あはははは！｣と大笑いしながらポンポンと良三さんの肩を叩き、｢これからもよろしくお願いしますね(笑)｣と心を込めて言った。

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         <link>http://www.famitsu.com/blog/otsuka/2008/04/mhp_2nd_g28mh.html</link>
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         <category></category>
         <pubDate>Wed, 30 Apr 2008 19:21:43 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>【BLOG】大塚角満のゲームを読む：【MHP 2nd G】第27回　”MHフェスタ番外編”　福岡の暴走ランサー</title>
         <description><![CDATA[　｢あ！　大塚さん！　ちょっとこっちこっち！｣

　モンハンフリークでごった返す福岡会場の片隅でウロウロしていると、聞き覚えのある声がしきりに俺を呼んでいるのが聞こえた。声のほうを見ると、『2nd G』のプロデューサー、辻本良三さんが、明らかに何かを企んでいる怪しいニヤニヤ笑いを浮かべながらしきりに手招きしているのが見えた。彼に近づきながら俺は言った。｢なになに？　どうしたの？｣。

　見ると良三さんの脇では、ご両親といっしょにこの会場に来た、小学校低学年と思われる腕白を絵に描いたような坊主頭の少年ふたりがギャースギャースと喚きながら暴れまわっていた。このふたりを指しながら、良三さんはニヤニヤ笑いをさらに強めてこんなことを言う。｢いまからこのふたりを交えて、いっしょにクエストに行きまひょ(ニヤリ)｣。

　聞くと、このふたりは良三さんの姿を会場で見つけるやいなや飛んできて、｢つじもとぷろでゅーさー！！　いっしょにクエストしようよ！！｣と挑みかかってきたのだそうだ。で、｢こりゃおもしろそうだ｣と思った良三さん、俺の姿を捜し出して声をかけてくれたのだという。とたんに俺も良三さんと同じニヤニヤ笑いを顔に浮かべて、｢そりゃあおもしろそうだ。行きましょ行きましょ｣と言った。ちなみに4人でいっしょに行くクエストは、会場でイベントのひとつとして行われているナルガクルガ2頭討伐のチャレンジクエストにするという。これを聞いて、急にビビり始める俺。先日このブログで思い入れたっぷりにナルガクルガのことを書いたが、そうそう連続で何度も挑戦できる相手ではないので、俺が狩ったナルガクルガの数は記事で書いたときの1頭だけとなっている。そう、あまりにも経験値が低すぎるのだ。(こいつはエライことになった)と俺は心の中で思った。(歯に衣着せない少年どもと、よりによって良三さんの前でオチたりしたら、一生言われ続けるぞ……)。俺は全身にイヤな汗をかきながら、暴れている少年Aを見る。すると少年Aはピタリと立ち止まり、不思議そうな顔で俺を見たあと<font color="red"><b>｢ところで、おじさんは誰？｣</font></b>と言った。俺はニヒルな顔を作りながら｢辻本プロデューサーの友だちの、さすらいのガンランサーさ。ふふふ……｣と答える。しかし言い終わらぬうちに少年Aは俺にすっかり興味を失くしたらしく、再び少年Bと暴れ始める。俺と少年Aの不毛なやりとりを見て、良三さんが｢あはははは！！｣と大笑いした。

　まあとにかくクエストスタートだ。チャレンジクエストなので、装備は用意されているものの中から選ぶことになる。残念ながら選択武器の中にガンランスはなかったので、俺は以前メイン武器として使っていたランスを選択。良三さんはいつもどおり弓を、少年Aは片手剣、少年Bが俺と同じくランスを選ぶ。｢お。キミはランサーなのか｣と少年Bに話しかける俺。しかし少年Bは｢ランスって、どうやって使うんだっけ？｣なんて言っている。俺、若干の不安を覚えながらも｢まあテキトーでいいよ！　思うように使ってくれ！｣と少年Bを激励して、勇躍、ナルガクルガの待つ大闘技場へと足を踏み入れた。

　チャレンジクエストではそれぞれの装備ごとに、いくつかのアイテムを所持している。これの使いかた次第で、狩猟は楽にも苦にもなるからおもしろい。ただ狩猟のセオリーとして、シビレ罠や落とし穴を設置して手ごわいモンスターを足止めして攻撃をする……という手段はここでも当然当てはまる。このセオリーに則って、少年A、Bが手早く、大闘技場の中心付近にシビレ罠を張り巡らせたのが目の端に見えた。しかし俺はこのとき、迫り来るナルガクルガの攻撃を防御するのが精一杯でシビレ罠に誘導する余裕がなかった。そんな俺の姿を見た少年Aは容赦がなかった。

　<font size="4" color="red"><b>｢ちょっとランスの人！！｣</font></b>と少年Aが俺に言った。<font size="4" color="red"><b>｢シビレ罠作ったんだから早くこっちに来てよ！！！｣</font></b>。

　俺、とたんに平身低頭となり、<font size="2" color="blue"><b>｢す、すんません(苦笑)。い、いま行きますです……｣</font></b>とか細い声で平謝り。このやり取りを見ていた良三さん、弾けたように<font color="red"><b>｢あははははは！！！｣</font></b>と大笑いし、<font size="4" color="red"><b>｢言われてやんの！！(爆笑)｣</font></b>と腹を抱えた。

　しかしこの数分後、弓で遠くから攻撃していた良三さんにナルガクルガが大激怒。怒りモードに突入したかと思ったら猛る長い尻尾でバシーン！　と良三さんのキャラをぶっ叩いた。｢あ！！｣と叫ぶ良三さん。見ると、体力ゲージが一気に1ミリまで減っている。これに恐怖した良三さんは｢もう怖くて近寄れない！！｣と弱音を吐いて、ますますナルガクルガから距離をとって逃げ惑うようになった。これにキレたのが少年Bだ。

　<font size="4" color="red"><b>｢ちょっと！　ぷろでゅーさー！！｣</font></b>と少年Bが良三さんに言った。<font size="4" color="red"><b>｢逃げてないで攻撃してよ！！！｣</font></b>。

　良三さん、とたんに平身低頭となり、<font size="2" color="blue"><b>｢す、すんません(苦笑)。が、がんばります……｣</font></b>とか細い声で平謝り。俺、ここぞとばかりに<font size="4" color="red"><b>｢あはははは！！！｣</font></b>と大笑いし、<font size="4" color="red"><b>｢言われてやんの！！(爆笑)｣</font></b>と腹を抱えた。

　チームワークもへったくれもなく、傍若無人に暴れまくる4人のハンター。それでも俺は何とかクリアーしたかったので、まだ慣れていないナルガクルガの動きを必死で目で追いながら懐に潜り込んで、ツンツンツンとランスの切っ先で攻撃をくり返した。しかしそのとき、背中に強烈な痛みを感じたと思ったら、俺のキャラはナルガクルガを飛び越えて壁際まで吹っ飛ばされてしまった。｢なんだなんだ！｣と思って振り返ると、少年Bがランスの突進で突っ走っている姿が目に入った。｢あ、ごめん！｣と少年B。まあランスを使っていればそういうこともある。俺はやさしく｢気にしない気にしない！　<font size="4" color="blue"><b>突進はランスの華だ！</font></b>　ガンガン行け！｣と吠えた。

　その後。

　突進で壁際に吹っ飛ばされること<font size="4" color="red"><b>7回</font></b>(苦笑)。

　<font size="4" color="red"><b>｢おい待てコラ！！｣</font></b>と俺は暴走機関車のような少年Bにピシャリと言った。<font size="4" color="red"><b>｢突進ばっかすんじゃねえ！！　吹っ飛んでかなわんわ！！｣</font></b>。すると少年B、まったく悪びれた様子もなく｢ぎゃはははは！！｣と大笑いしたあと、<font size="4" color="red"><b>｢突進はランスの華だ！！｣</font></b>と意味もわかっていないくせに俺の口真似をして言い放った。それを聞いてた良三さん、再び腹を抱えて<font color="red"><b>｢あはははは！！　めっちゃおもろい！！｣</font></b>と大爆笑。俺は良三さんを睨みつけて、<font color="red"><b>｢良三さんは弓だからいいんだよ！　突進食らわないからさあ！！｣</font></b>と思いっきり苦笑いをした。

　しかしこんなことをやっていたのではクエストクリアーなんて夢のまた夢。俺と良三さんは｢ここは手を組もう｣と一致団結してナルガクルガをシビレ罠に誘導し、そのまわりに支給用大タル爆弾をズラズラと並べ始めた。｢よし！　良三さん、早く離れて起爆を！｣と俺が言い終わるかどうかというところで、巨大な爆風が俺と良三さんのキャラを包み込んだ。見ると、ランスを抱えた少年Bのキャラもゴロゴロと転がっている。爆破の犯人を知り、良三さんが叫んだ。<font color="red"><b>｢コラ！　爆弾置いてるのに突進するなや！！(笑)｣。｢福岡の暴走ランサーだ！！｣</font></b>と俺は悲鳴をあげた。

　これでリズムを崩したのか、良三さんがやたらとナルガクルガに追い回されるようになった。ほうほうの体で逃げるも、良三さんの体力は目に見えて激減していく。<font size="4" color="red"><b>｢大塚さん！！　生命の粉塵で助けて！！｣</font></b>と絶叫するプロデューサー。俺、慌てて｢飲むよ飲むよ！　オチないで！｣と言いながら生命の粉塵をゴクゴクとふたつ飲む。これで手持ちの粉塵はなくなってしまった。しかし、良三さんの何が気に入らなかったのかナルガクルガは攻撃の手を休めない。せっかく俺がナケナシの粉塵で体力を回復してあげたのに、再び良三さんの体力は残り1ミリとなってしまった。<font size="4" color="red"><b>｢大塚さん大塚さん！！　粉塵粉塵！！　助けて助けて！！｣</font></b>と悲鳴を上げるダブルミリオンプロデューサー。しかし俺は冷たく<font size="4" color="red"><b>｢もうねえよ！！　自分でなんとかしなさい！！｣</font></b>と言い捨てる。結果、腕白少年ふたりと腹黒編集者の目の前で、敏腕プロデューサーは天に召されてしまった。

　<font size="4" color="red"><b>｢なにやられてんだよぷろでゅーさー！！｣</font></b>と少年A。

　<font size="4" color="red"><b>｢あーあ！　やられちゃった！｣</font></b>と少年B。こういうとき、年齢が低いハンターほど手厳しくなるのは世の常だ。俺などは｢あはははは！！｣と笑っているだけで何も言わず、逆に心の中で<font color="blue"><b>(やった！)</font></b>と快哉を叫び、<font color="blue"><b>(良三さんが俺よりも先にオチた！　これでひと安心だ！)</font></b>と胸をなでおろしていた(苦笑)。

　結局このチャレンジクエストは、暴走ランサーの少年Bが2オチしてクエスト失敗(笑)。でも結果なんかどうでもよくて、俺は久しぶりに自由気ままな狩猟風景に出会えたことに、意外なほど感動していた。少年の坊主頭を掴みながら、俺と良三さんは笑いながら言い合った。

　｢なんか、ものすごく楽しかったですよ。なんていうか、懐かしい感じがして｣

　と俺。ちょっとだけ、何をやっていいのかわからずに無我夢中で遊んでいた初代『モンスターハンター』のころを思い出していた。良三さんも｢うんうん｣と頷いたあと、

　｢型にはまった遊びも楽しいですけど、こうやって勝手気ままに遊ぶのも間違いなく『モンスターハンター』なんですよね。これくらいの年齢の子たちはふだん、いまみたいにぎゃーぎゃー言いながら楽しんでくれてるんだなぁ……ってことがわかって、途中からうれしくてうれしくて仕方なかったですよ｣

　とちょっとまぶしそうな表情でつぶやいた。思いがけない偶然から見ることができた『モンスターハンター』の原風景。こういった出会いも、モンスターハンターフェスタならではなんだろうな。俺は胸を熱くしながら、良三さんの肩を叩いてこう言った。

　｢でもね、良三さん。俺と少年ふたりの前でオチた事実は消えないから(笑)｣

　これを受けた良三さんは極めつけの苦い表情を作り、

　｢雰囲気ブチ壊すこと言う人やなあ(苦笑)。もう最悪の人の前でオチてもうたわ……｣

　と言って笑った。
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         <link>http://www.famitsu.com/blog/otsuka/2008/04/mhp_2nd_g27mh.html</link>
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         <category></category>
         <pubDate>Sun, 27 Apr 2008 17:29:44 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>【BLOG】大塚角満のゲームを読む：【MHP 2nd G】第26回　ティガレックスの彼方に</title>
         <description><![CDATA[　またまた我々3人の前に現れたティガレックス。今度は上位で、しかも2頭も討伐しなければならない。装備がへっぽこだったとはいえ、俺たち3人は下位の、しかも1頭討伐のクエストで4回も失敗している落ちこぼれ軍団だ。苦戦することは大いに予想される。しかしなぜか、俺たちは強気だった。フルフル亜種討伐では失敗したものの、その後は連戦連勝だったので気が大きくなったのかもしれない。

　｢かつては苦汁を飲まされたティガレックスだけど、<font size="4" color="red"><b>じつはもう余裕</font></b>でいけるんじゃないかね｣

　と俺は言った。その目は大志を抱く少年のように光り輝いていたことだろう。中目黒目黒が続く。

　｢そっすよ。俺たちは成長しましたから。それどころか<font size="4" color="red"><b>早く討伐しすぎ</font></b>て、拍子抜けするかもしれませんね｣

　目黒、ギラリと眼鏡の奥の目を光らせる。完全に野心に満ちた革命家の目だ。調子に乗って、江野本ぎずもも追随する。

　｢あっしも自分が<font size="4" color="red"><b>オチるイメージが浮かびません</font></b>。やってやりましょう！｣

　江野本、早くもギズモからグレムリンに変身し、キシャーっと吊り上げた口の端からチロチロと炎を噴き出させる。3人とも気合十分である。こいつはもう、男子三日会わざれば刮目して見よという諺をティガレックスの身体中に刻み込んでやるしかないではないか。しかも今回は万全を期するために、前半からシビレ罠、落とし穴を全開で使い、大タル爆弾G、大タル爆弾も惜しげもなく投入して徹底的にダメージを与えるという作戦も決めた。まったく敗北する要素が見つからない。俺たちは<font size="4" color="red"><b>｢ひと狩りいこうぜ！｣</font></b>と鬨の声を上げて、勇躍ティガレックス2頭が待つ雪山へと赴いた。

　しかしこのとき空に北斗七星があったなら、俺たちは間違いなく、その傍らで寄り添うように瞬く<font size="4" color="red"><b>死兆星</font></b>を見ていたことだろう。

　まあとにかく狩猟開始だ。俺はふたりに｢最初、エリア1に1匹いるからそこに集合してボコボコにしてやろう！｣とベテランハンターらしい助言をする。とにかくこのクエストはティガレックスが2頭同時に同じエリアに現れることがいちばん恐ろしいので、立ち回りしやすいエリア1で、1頭目にできる限りのダメージを与えておくのが得策なのである。

　俺たちは当初の作戦どおりにエリア1にシビレ罠を設置し、見事ティガレックスを誘導してビリビリと痺れさせることに成功する。これを合図に俺と目黒は、ティガレックスのまわりに大タル爆弾Gをズラズラと設置。並び終えたところで俺は叫んだ。

　｢よし！　起爆は派手に、俺の竜撃ほ……｣

　<font size="5" color="red"><b>ボボボボボボンッッッ！！！！！</font></b>

　PSPの画面が真っ赤に染まるほどの爆風を浴びて、俺と目黒のキャラクターがヒラヒラと宙を舞う。顎が外れそうになるほど驚愕しながら体力ゲージを見ると、満タンだった体力が大タル爆弾Gの容赦ない洗礼により半分にまで激減しようとしていた。俺、何が起こったのかわからずに江野本のほうを見ると、<font size="4" color="blue"><b>(＠＿＠；)</font></b>　←こんな顔して呆然としている女性ガンナーと目が合う。俺の視線を受けて、江野本が弾けたように絶叫した。

　｢す、すんません！！！　弾を装填しようとしたんですけど、<font size="4" color="red"><b>ナゼか</font></b>撃っちゃいました！！！　テヘ♪｣

　俺と目黒は江野本の弾丸に込められた殺意を敏感に感じ取り、全身の肌を粟立たせた。と同時に、このクエストにどす黒い暗雲が垂れ込めたことも確信した。

　そして、ものの見事にクエスト失敗(苦笑)。しかも仲良く、3人それぞれが1回ずつオチての敗北である。俺たちは、連戦連勝で得た自信とプライドがそれはそれは儚いものだったことを知り、同時に緊張の糸がプツンと切れた音を確かに聞いた。

　で。

　3回連続クエスト失敗……。ホント俺たち、ティガレックスだめだわ……。相性どうこうではなく、どうやらティガレックスは俺たち3人共通のトラウマモンスターになってしまったようある。あのティガレックスの猛る眼光に射すくめられると、手は震え、汗は噴き出し、ついでに精神に恐慌を来たして笑いが止まらなくなる有様。こんな状態でまともな狩りができるわけもない。

　まあでも、いまG級に上りつめた目黒の姿を見ると、どうにかしてこのクエストも3人でクリアーしたようではある。しかしいったいどんな必殺技を使ってこの恐ろしいモンスターを3人で退けたのか、記憶が封印されてしまっていてまったく覚えていません(苦笑)。目黒も江野本も無我夢中だったようで、そのときのことはほとんど覚えていないようだ。まあきっと、俺が修羅か仁王か正義の味方かっていう獅子奮迅の活躍をみせてひとりで倒して退けたのであろう。<font size="4" color="red"><b>書き手の特権</font></b>で、そう断言させていただく(笑)。

　しかし長かったなアカムトルムに到達するまで……。一足飛びでいきなりアカムトルムとの壮絶なしばき合いのことを書いてもよかったのだが、やはりこいつは特別なモンスターだ。そこに至る過程もしっかりと書いておきたかったので、かなりの焦らし感はあったものの詳しく書かせてもらった。さあつぎはいよいよ、『2nd』の時代から書きたくて書きたくて仕方のなかったアカムトルム討伐の模様を書く！！

　と思ったら、明日からモンスターハンターフェスタ`08が始まりますネ。となると、本職がニュース担当記者の俺はそっちのリポート記事に全精力を傾けることになるわけで、果たしてこのブログを更新できるかどうか……。もしかするとアカムトルムのことを書くのは遠い未来のことになるかもしれませんが、皆さん忘れずに待っててくださいね。……こんなことを言いつつ、ふつうに月曜日に更新しているかもしれないので油断しちゃダメだヨ(笑)。
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         <link>http://www.famitsu.com/blog/otsuka/2008/04/mhp_2nd_g26.html</link>
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         <category></category>
         <pubDate>Fri, 25 Apr 2008 00:00:10 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>【BLOG】大塚角満のゲームを読む：【MHP 2nd G】第25回　遥かなるアカムトルム</title>
         <description><![CDATA[　アカムトルム討伐を夢見てせっかくコブシを振り上げたのに、中目黒目黒がハンターランク6に達していないことが判明(アカムトルムのクエストに行けるのはハンターランク6以上)。俺、中目黒目黒、江野本ぎずもの新・へっぽこ3人組は、振り上げた両手のやり場に困って｢エライこっちゃエライこっちゃ｣とヤケクソ気味に踊り始めた。しかしいくら手をヒラヒラさせても何の解決にもならないので、｢こうなったら目黒をとっととハンターランク6にしてしまおう！｣ってことで、我ら3人は手を携えて集会所★7のクエストを片っ端からこなすことに決めた。

　｢よし、まずはフルフル亜種を片づけよう｣

　俺の発言に頷くふたり。すぐに準備を整えて、目黒が貼ったクエストを素早く受注し、俺たちは沼地に降り立った。

　<font size="4" color="red"><b>沼地は、とっぷりと日が暮れていた。</font></b>

　不気味な沼地の風景が、ぼんやりとした月の明かりの下でよりいっそう凄みを増している。……うーんしかし、★7のフルフル亜種って、夜のクエストだったっけなぁ。俺が密かに頭の中で(？？？)とクエスチョンマークを3つほど瞬かせていると、江野本がボソりと不吉なことを言った。

　｢あの……。連打でクエスト受けちゃったんですけど、<font color="red"><b>一瞬だけ目に入ったクエスト名、見たことのないもの</font></b>だったんですが……｣

　言われてみると俺も、目黒が貼ったクエストが何だったのかをよく確認しないまま、連打で受注してしまっている。イヤな予感……。すると目黒がフニャフニャした声でのんびりとこう言った。

　｢<font size="4" color="red"><b>大連続狩猟</font></b>って初めてなんですけど、どうすればいいんですかねえ？｣

　<font size="2">大連続……</font><font size="3">大連続……</font><font size="5" color="red"><b>大連続ぅ！！？</font></b>　大連続狩猟のフルフル亜種を狩ってもハンターランク6になれねえ！！！

　｢なんだこの<font color="blue"><b>”紅色の雷、菫色の刃”</font></b>っていうかっちょいい名前のクエストは！！　<font size="4" color="red"><b>これじゃねえよ！！！</font></b>｣

　と俺は喚いた。江野本も<font size="4" color="red"><b>｢だまされた！！！｣</font></b>と憤慨している。大連続狩猟もとても楽しいクエストなのだが、とりあえず今日は、とっとと目黒をハンターランク6にするのが先決だ。俺は｢おっかしいなあ｣とつぶやいている目黒の首根っこをつかんでポッケ村に引きずり戻し、｢オマエがいま貼るのは”沼地に降り立つ赤い影”ってクエストだわい！｣と噛んで含んで教えてやった。

　そして仕切りなおしの2回目。

　<font size="4" color="blue"><b>……3オチ(苦笑)。</font></b>

　まず、ライトボウガンを背負っていった江野本が｢ぎゃーーっ！　ごめんなさい！！｣とリアル絶叫しながらフルフル亜種の電撃ブレスをあびて昇天。続いて目黒が｢あれ？(苦笑)｣と言いながら体内放電→ボディープレスという必殺コンボをあびて壮絶オチ。そして復帰した江野本がすぐにフルフル亜種の怒りの放電ボディープレスを食らって即死……。3人とも上位にはなったものの、スキル的にはひとつも成長していないことを世間にひけらかすにはピッタリのクエストとなった。俺は腹を抱えて笑いながら、｢<font size="4" color="blue"><b>新・へっぽこ3人組ここにアリ！</font></b>　を宣言する壮絶なクエストだな｣と言って<font size="4" color="red"><b>ふたりに睨みつけられた</font></b>。

　しかし、最初のクエストに失敗したことがかえって好影響したのか、その後のふたりの立ち回りは見違えるようだった。そもそも目黒は、1週間まえよりも格段に防具が上等なものになっており、少々の攻撃を食らったくらいではオチなくなった。江野本は｢怖いモンスターにはライトボウガンで行く｣をモンスターが跋扈する荒んだ荒野で生きていくうえでの”お守り”としたようで、モンスターの攻撃が飛んでこない安全な距離からプチュンプチュンとライトボウガンの弾をぶっ放している。これによりふたりがオチる確率が目に見えて減り、俺たちは順調にフルフル亜種、ガノトトス亜種、バサルモス、ドドブランゴ2頭などを屠り続けた。そしてついに、”あの”クエストが俺たちの前に現れた。

　｢さあて……｣と俺は言った。｢立ち塞がってきましたよ、またこやつが……｣。声、若干高くなり、目黒と江野本を見つめる目は明らかに潤んでいたと思う。いまや頼もしい”相棒”に成長したふたりも、あの日の悪夢(参考記事　<a href="http://www.famitsu.com/blog/otsuka/2008/04/mhp_2nd_g931.html">その1</a>、<a href="http://www.famitsu.com/blog/otsuka/2008/04/mhp_2nd_g1132.html">その2</a>、<a href="http://www.famitsu.com/blog/otsuka/2008/04/mhp_2nd_g1233.html">その3</a>、<a href="http://www.famitsu.com/blog/otsuka/2008/04/mhp_2nd_g1334.html">その4</a>)が鮮明にオーバーラップしたのだろう。不安に満ちたその目はすでに、小鹿のようになってしまっている。しかし、ここで止まっていたのではいつまで経っても3人でアカムトルムの前に立つことはできない。俺たち3人は声を揃えて叫んだ。

　<font size="4" color="red"><b>｢上位ティガレックス2頭を倒しに行こう！！｣</font></b>

　……って<font size="4" color="red"><b>まだそんなところの話なのかよ！！</font></b>(自らツッコミ)

　えーっと……。いつまで経ってもアカムトルム討伐の話が始まりません(苦笑)。このまま行くとモンスターハンターフェスタ`08のドサクサにまぎれて、新・へっぽこ3人組とアカムトルムの壮絶な生存競争の模様をお伝えするのは6月初旬に……なんてことになったりして……。

　そうならないことを筆者自身も祈りつつ、明日に続きます(笑)。
]]></description>
         <link>http://www.famitsu.com/blog/otsuka/2008/04/mhp_2nd_g25.html</link>
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         <category></category>
         <pubDate>Thu, 24 Apr 2008 11:51:13 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>【BLOG】大塚角満のゲームを読む：【MHP 2nd G】第24回　覇竜への道　−序章−</title>
         <description><![CDATA[　『2nd』のブログを書いていた時代から、一度でいいからテーマとして扱いたいと思っていたモンスターがいる。それが<font size="4" color="red"><b>”覇竜”アカムトルム</font></b>だ。しかしアカムトルムについて触れるまえに『2nd』プレイ日記は終焉を迎え、まるで俺が一度もこのモンスターを倒したことがないかのように締められてしまっているがナンノナンノ。じつは我が自慢のガンランスとアカムトルムは抜群に相性がよく、逆にアカムから見たらガンランスは最悪の兵器で、俺がガンチャリオットを担いで決戦場に出向くたびに、覇竜はその巨体をブルブルと震えさせていたに違いない。……と、俺がアカムを狩っているところを誰も見たことがないのをいいことにココゾとばかりにデカい口を叩いていますが、<font color="blue"><b>言うほど余裕で立ち回っていたわけではありません</font></b>。でも俺がガンランスでこのモンスターを狩っていたことは紛れもない事実なんですよぉ！！　……後半、なぜか必死になっていますが、俺の腕でもなんとかなりました。これはホントです。

　このアカムトルム、当然ながら『2nd G』にも登場する。集会所上位の最後の緊急クエスト”起源にして、頂点”で、その禍々しい姿を現すのだ。じつはしばらくまえから俺にこの緊急クエストが出ていて、いつ行こうかいま行こうかと悩んでいたのである。『2nd』時代の経験があるから、よっぽど特殊な攻撃が追加されていない限り俺ひとりでもなんとかなるだろう。しかしそれでは、あまりにもおもしろくない。俺はふたつ隣の席で仕事に没頭していた新・へっぽこ3人組のメンバー、江野本ぎずもに話しかけた。

　｢えのっち、俺にアカムトルムの緊急クエストが出たから、いっしょに行こうよ｣

　これを受けた江野本、明らかなしかめっ面を作ってアウアウアウと言葉を発した。

　｢……あかむ？　<font size="4" color="red"><b>あかむとるむって、何ですかい？？</font></b>｣

　どうやら俺の放った言葉の意味がまるでわかっていないらしい。俺は江野本以上のしかめっ面を作って、ポカンとしている女ハンターに低い声で言った。

　｢<font color="red"><b>何ですかい？</font></b>　というのは、存在というものに対する<font color="red"><b>哲学的な意味を聞いているのですかい？</font></b>｣

　江野本、極めつけの渋面を作って｢違いますよ！｣と言ったあと、<font color="red"><b>｢あかむ、っちゅーのはモンスターですよね？｣</font></b>とファミ通の編集者とは思えない発言をした。俺、般若のような形相になりながらも内心で<font color="red"><b>(しめた！！)</font></b>と快哉を叫び、口に出しては渋い声で｢そうそう。集会所上位の最後の緊急クエストで、アカムトルムっちゅーわりと大きなモンスターが出てくるんよ。それにいっしょに行きませんか？　とお誘いしているわけです｣と言った。ちなみに江野本は、アカムどころか古龍ともラージャンとも対峙したことがない。俺がここで｢しめた！！｣と叫んだのは、(こやつといっしょに行けばハプニングだらけでおもしろいことになるに違いない)と確信したからである。でもせっかくの機会だから、江野本と同じく、アカムトルムなんて存在していることすら知らない新・へっぽこ3人組のメンバー、中目黒目黒もいっしょに連れて行きたい。しかしこのとき、目黒はアメリカに出張に行っていた。日本には1週間ほど戻ってこない。なので俺は目黒が帰ってくるまでアカムトルム討伐は封印することに決め、江野本には｢まあそんなたいしたモンスターじゃないから、事前に予習なんてするなよな｣とキツく言っておいた。

　そして1週間後。目黒がアメリカ出張から帰ってきた。俺はさっそく、荷ほどきも済んでいない目黒に話しかける。

　｢目黒、俺にアカムトルムの緊急クエストが出たから、3人で行こうよ｣

　これを受けた目黒、<font color="red"><b>何もわかっていない</font></b>くせに嬉々としてこう言った。

　｢いいですね！　行きましょ行きましょ！　やってやりましょう！　で、<font size="4" color="red"><b>あかむとるむって何ですかい？？</font></b>｣

　思ったとおりの反応が帰ってきたので俺は大いに満足し、｢まあ、そんなに気にせずに、閃光玉とクーラードリンクだけ持ってついてきたまえ｣と言った。

　さあアカムだアカムだ。集会所の俺たちの溜まり場に飛び込み、ウキウキしながらクエストを貼る。何気に慎重な江野本は｢何となく、近接武器で行くとひどい目に遭いそうだからガンナーで行こーっと｣と言ってライトボウガンを抱えている。女のカンとはかくも恐ろしい。俺は心のうちで(ちっ)と舌打ちをしながらも、これから展開する地獄絵図を想像して｢うけけけけ｣と気味の悪い笑い声をもらした。しかしここで、クエストボードの前にいた目黒が素っ頓狂な声を上げた。<font color="blue"><b>｢あれ？　なんか条件を満たしていないって言われるんですけど(笑)｣</font></b>。

　<font size="4" color="red"><b>しまった！！</font></b>　アカムって、ハンターランク6以上のクエストだった！！　じつは目黒はまだハンターランク5の人間だったので、いっしょにアカム討伐になど行けるわけがなかったのである。お、俺としたことが……。そういう基本的なことが完全に頭から抜けていた……。

　で、振り上げたコブシの行き場に困った俺たちは、<font size="4" color="red"><b>｢覇竜への道は1日にしてならず！！｣</font></b>とわけのわからないことを喚きながら、目黒をハンターランク6にするためのクエストをこなすことにした。しかしそこには、先日さんざんここで苦労話を書いた(参考記事　<a href="http://www.famitsu.com/blog/otsuka/2008/04/mhp_2nd_g931.html">その1</a>、<a href="http://www.famitsu.com/blog/otsuka/2008/04/mhp_2nd_g1132.html">その2</a>、<a href="http://www.famitsu.com/blog/otsuka/2008/04/mhp_2nd_g1233.html">その3</a>、<a href="http://www.famitsu.com/blog/otsuka/2008/04/mhp_2nd_g1334.html">その4</a>)ティガレックスクエストの上位バージョンも……。それも2頭討伐……。

　……はたして俺たちは、アカムトルムに到達できたのでしょうか？　次回に続く〜。
　]]></description>
         <link>http://www.famitsu.com/blog/otsuka/2008/04/mhp_2nd_g24.html</link>
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         <category></category>
         <pubDate>Wed, 23 Apr 2008 11:17:29 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>【BLOG】大塚角満のゲームを読む：【MHP 2nd G】第23回　女は時間がかかるのよっ！！</title>
         <description><![CDATA[　ナルガクルガとの激闘を終え、少々放心気味の大塚角満です。なので本日は軽めのコラムで……。

　最近、女性ハンターと頻繁に遊ぶようになった。と言っても、その大半は新・へっぽこ3人組のひとりである江野本ぎずもやリアルの友だち、それと身内の女性あたりなんだけどね(……書いて思ったが、それ以外にどういう関係の女性がこの世に存在するのかと問われると答えようがないネ)。でもそれ以前の、初代『モンスターハンター』、『モンスターハンターG』、『モンスターハンター2(ドス)』の時代でも、俺は多くの女性ハンターに囲まれて生活してきた。こう書くと、まるで自分がモテモテのウハウハ状態のように思えてきて自己暗示にかかりそうだが、実際はそんなことありません。たまたま、俺が遊ぶ環境下に女性が多いだけです。

　で、初代『モンハン』の時代から、こういった女性ハンターと遊んでいるときに密かに思っていたことがあるんです。でも、｢俺の気のせいかなあ……｣と思っていたのであまり口に出しては言ってこなかったのだが、最近｢やっぱり俺の思ったとおりだ！｣と確信したのでここにご報告したいと思います。それは、

　<font size="4" color="blue"><b>”女性ハンターはクエストに出発するまでに時間がかかる”</font></b>

　というものですね。もちろん、すべての女性ハンターがそうなのではなく、そりゃあもう、<font size="4" color="red"><b>ナルガクルガか怒れるキリンか</font></b>、ってくらい素早く準備を整える女性ハンターもいる。でもそういう女性はかなり例外的な存在で、基本的にクエストから帰郷して｢さあつぎ行こうつぎ！｣となったときに、｢待って待って！　これから準備するから〜｣となるのはたいがいが女性ハンターだと思うのだ。もちろん、全国津々浦々の女性ハンターと遊んで集計を取ったわけではないので、あくまでも俺のまわりでの話になるけどね。たとえば、いちばん身近な江野本ぎずもの様子を見ても、彼女はそれほど凄まじく準備に時間がかかるほうではないのだが、俺や中目黒目黒がすっかり準備を整えて集会所で酒をあおって待っていても、なかなか約束の場所に現れない。で、｢何してんの？｣と江野本の画面を覗くと、ポッケ農場の畑でのんびりと、<font size="4" color="blue"><b>｢何を植えようかなぁ〜｣</font></b>なんて悩んでいたりする。身内の女性の例を見ても、いつまで経っても集会所に現れないので｢何やってんの？｣と画面を見ると、ネコメシで何を食べるか本気で悩んでいる。俺は当然のように｢そんなの、いつも食べてるヤツでいいじゃーん｣と言うのだが、そうすると<font size="4" color="blue"><b>｢そんな毎日同じものを食べていたら飽きるでしょ｣</font></b>と真顔で言い返されたりするのだ。まあでも、こういった狩猟に出るまえの牧歌的な雰囲気は大好きなんだけどね(笑)。全国の女性ハンターの皆さん、心に思い当たるフシはないですか？　まあ、男性ハンターでもこういう人はいるだろうけどねー。

　しかし、ここで俺は思い出した。『2(ドス)』を夢中になって遊んでいたとき、『逆鱗日和』に頻繁に登場する達人女性ハンター・Ｗちゃんが、やはり準備に時間のかかる人だったことを。で、俺は一度だけ言ったことがあるのです。｢Ｗちゃんって、クエストに出るまでに時間がかかる人だよねー(笑)｣と。イヤミではなく、達人でも入念に準備をしていると時間がかかるものなのだなぁと少々感心したので言ったんだけどね。するとＷちゃんは俺の軽口に対し、少々憤慨しながらこう言ったのだ。

　<font size="5" color="red"><b>｢女は出かけるまえのしたくに時間がかかるものなのよっ！！！｣</font></b>

　これ、名言だと思いませんか？

]]></description>
         <link>http://www.famitsu.com/blog/otsuka/2008/04/mhp_2nd_g23.html</link>
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         <category></category>
         <pubDate>Tue, 22 Apr 2008 11:51:59 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>【BLOG】大塚角満のゲームを読む：【MHP 2nd G】第22回　そのとき、樹海に黒い風が吹いた　その2</title>
         <description><![CDATA[　<font color="red"><b>意思を持った刃</font></b>のような黒い疾風に翻弄されながら俺は思った。ナルガクルガは怒っている、と。樹海に君臨する自分のナワバリを冒そうとする、俺の存在そのものに激怒している、と。しかし俺もハンターの端くれだ。<font color="red"><b>｢出て行け！｣と言われて、おめおめと尻尾を巻いて出て行くわけにはいかねえだろ！</font></b>　俺はナルガクルガの怒気に負けぬよう必死に心を鼓舞して、徹底的に固めたガードの隙間から新たな好敵手の動きを目で追った。ちょうど、我が愛するオトモアイルー、オリガミちゃんを追い回しているところだ。風のように俊敏な動きと、長く、しなる凶器のような尻尾でもって、オトモアイルーをきりきり舞いさせている。しかもあの黒に近い身体の色が、木々が生い茂る樹海の風景にイヤらしく溶け込んで動きが判別しづらくなっている。目で追いにくい色と、飛竜の中でもトップクラスと思われる速い動きに対して、この重いガンランスでどう対抗すればいいのか？　何度かナルガクルガの攻撃の雨にさらされたときに、じつはその答えは出ていたのだ。俺がこの迅竜に対抗する手段はコレしかない。俺は樹海にこだまする大きな声で叫んだ。

　｢やられるくらいなら守る！！　<font size="4" color="red"><b>徹底的に守る！！</font></b>｣

　と。少なくとも攻撃をガードし続けることができれば、時間切れはあってもこっちが倒れることはない。それにガードの隙間から覗き見ることで、ナルガクルガの動きも見えてくるようになるに違いない。つまりこれは、”守りのための守り”ではない。<font size="4" color="red"><b>”攻撃のための守り”</font></b>なのだ！

　……と、いまでこそかっこつけて書いているが、じつはこのとき、俺はとんでもない事実に気づいて焦りまくっていた。恐ろしいことに、ゲームを一時停止することができなかったのだ。｢PSPの調子が悪くてできなかった｣、なんていう理由ではなく、初めて対峙したナルガクルガの動きがあまりにも速く、そして動きの読めない怖さから、スタートボタンを押してメニューを出してリストから一時停止を選んで押す……という、ふだん何の気なしに行っている行動に移ることができなかったのである。<font size="4" color="blue"><b>｢メモも取れねえよお！｣</font></b>と俺は喚いた。こんな経験、怒れるラージャンを相手にしたときですら記憶にない。

　こんな感じなので俺はナルガクルガと向き合っているあいだ、ほとんど武器をたたむことができなかった。ナルガクルガの動きが止まったときも、いきなり何をされるのかわかったものじゃないから、いつでもガードができるように武器を構えたままジリジリとにじり寄る有様。怒ったネコが相手を牽制するようにナルガクルガがピクリと動くと、情けないことに俺はそれに反応しまくって｢うわわわ！！｣とガード姿勢。ナルガクルガも攻撃の合間にこちらの動きを窺うように距離をとることがあり、そのときも俺はガード姿勢を崩さなかったものだから、狩猟していた25分の大半は、ナルガクルガと俺のあいだに非常に緊張した沈黙の時間が流れていた。この無言のにらみ合いが、なんとも言えず怖かった。こっちが動いた瞬間に鍛え抜かれた迅竜の爪が襲い掛かってきそうな気がして、PSPを持つ俺の手は汗まみれになってしまった。

　それでも、どんなにチキンと言われようとも、ファーストコンタクト時にガードに徹する作戦は決して間違いではない。とくにナルガクルガは動きが尋常じゃなく速いので、ガードができなければ俺などは、｢いったいいまの風は何だったんだ？｣とポケーっとしているうちに昇天させられていたに違いない。でも、今回は守り抜いた。黒い疾風が脇を通り抜けたと思ったら、瞬時に吹き抜けた風の方向に向いてがっちりガード。案の定、そこに攻撃が飛んできて冷や汗をかく。距離が開いていても安心はできない。中間距離からガード姿勢のままジリジリとにじり寄ると、いきなり長い尻尾の鞭と、棘の雨が降り注いできたりする。それをバキン！　とガードして、やはり冷や汗をかく。こんな調子だから、ガンランスの必殺技である砲撃も竜撃砲も撃つことなんてできやしない。何とか懐に入ってガード突きをツンツンツンとお見舞いするのが関の山で、運良く砲撃できたところで今度はリロードする隙が恐ろしくて弾丸を補充することができない。｢どこまでチキンなんだ｣と思われてしまうことを承知で書いているのだが、それくらい｢どんな攻撃をしてくるかわからない｣という事実は恐ろしいことなのである。

　<font size="4" color="blue"><b>それでも、俺は楽しかった</font></b>。ナルガクルガの攻撃を受けながら、俺は｢こいつは完全に格闘マンガの世界だ！｣と思ったのだ。疾風のように回り込んだ死角からの攻撃を読みきり、見えない方向に向かってガード。しっかりと受け止めたところでナルガクルガにガード突きを見舞い、これを嫌がって距離を取られても、決して油断せずに武器は出したまま。刹那の逡巡もなく再び風になって侵略してくる黒い怒気のカタマリを受け止め、懐に潜り込んで砲撃を1発。相手が怯んでも深追いはせず、再びガード姿勢……。<font size="4" color="blue"><b>オノレを守り続けることのおもしろさと快感</font></b>に身を委ねながら、拮抗した力と技のぶつかり合いに心を奮わせた。そして、相手が長きにわたるライバルになるとわかっていながらも、<font size="4" color="red"><b>｢最高だおまえは！｣</font></b>とナルガクルガを賞賛した。

　俺とナルガクルガの生存競争が始まってから15分。俺はこの狩猟で初めてとなる竜撃砲を放った。前述のとおり、対峙しているときは砲撃すらままならない緊張世界の住人となるので、竜撃砲なんてとんでもない話。でもどうしても撃ちたかったので、ナルガクルガがエリア移動を敢行したのを見逃さず、先に着地点で待ち伏せして特大の1発を見舞ったのだ。さらに20分すぎ。ナルガクルガがオトモアイルーに気を取られて俺に背中を向けている隙に<font size="2" color="blue"><b>｢たたた頼むからいまこっちに気づいてくれるな……｣</font></b>とドキドキしながらもう1発。凶暴な火焔に焼かれるライバルの姿を呆然と眺めながら、<font size="4" color="red"><b>｢オトモアイルーよくやった！！｣</font></b>と、『2nd G』を始めてから最大級の賛辞をオトモアイルーに投げかけた。結局、俺が今回の狩猟において竜撃砲を放てたのはこの2発きり。本当にギリギリの状況下でナルガクルガと向き合っていたことがよくわかる。

　そして25分すぎ。じりじりと焼けるような緊張感に包まれた生存競争も終わりに近づいていた。あの生命力に溢れた黒き疾風が、ズルズルと足を引きずり始めたのだ。それを見て、なんとも言えない寂寥感に包まれるガンランサー。今回は確かに俺が勝った。しかしこれだけ力が拮抗していると、<font color="red"><b>いまボロボロになって足を引きずっているのが俺だったとしても、少しもおかしくない</font></b>。むしろ、俺が一度もオチずにここに立っていることのほうが奇跡と言える。でもこれは、お互いの全存在を賭けた男と男の勝負だったのだ。情けをかけることは許されない。俺は万感の気持ちを込めてナルガクルガにトドメを刺そうとした。しかしそのとき、<font size="3" color="blue"><b>我が愛するオトモアイルー、オリガミちゃんがパタパタとナルガクルガに駆け寄って行き、その頭にポカンと1発マンガのような一撃！</font></b>　そして画面に、

　<font size="4" color="red"><b>”目的を達成しました−−”</font></b>

　の文字が……。ドラマのクライマックスで涙を噛み締めながら｢つぎはもっと強くなってこいよ！！｣と叫ぶ熱血ヒーローになりきっていた俺を、強引に現実世界に引き戻してくれたオトモアイルーの強烈な一撃。二の句が告げなくなり、｢お、お、おまえなんて空気の読めないことを……｣と震えながらオトモアイルーを眺めていると、彼はすっかり得意顔で<font size="4" color="blue"><b>｢ダンナ、トドメ刺してきたニャ！　ホメてくれニャ！｣</font></b>と言いながら主人のもとに駆け寄ってくる。それを見てすっかり毒気を抜かれ、俺は、

　｢まったく、おまえってヤツは……｣

　と苦笑しながら相棒の頭をくしゃくしゃに撫でるのだった。
]]></description>
         <link>http://www.famitsu.com/blog/otsuka/2008/04/mhp_2nd_g222.html</link>
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         <category></category>
         <pubDate>Mon, 21 Apr 2008 15:51:16 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>【BLOG】大塚角満のゲームを読む：【MHP 2nd G】第21回　そのとき、樹海に黒い風が吹いた　その1</title>
         <description><![CDATA[　村長上位クエスト”極秘依頼　樹海の迅竜！”を始めて受注し、その狩猟の模様を綴った汚い字のメモ書きがある。そこに俺が書いた最初のひと言。それは、

　<font size="4" color="red"><b>｢メチャおもろい！！！！｣</font></b>

　だった。『2nd G』を象徴する新モンスター・ナルガクルガとの激闘は、ともすると忘れがちだった『モンハン』世界の根底にある土台、つまり<font color="red"><b>”牙を持つ者どうしの生きるための競争”</font></b>という絶対的な真理を、俺の心に呼び戻してくれるものだった。狩るか、狩られるか。ほとばしるナルガクルガの生命力が、俺に狩猟の怖さを思い出させてくれた。

　異種格闘技の世界においては、初めて対戦する格闘技ほど怖いものはないらしい。相手がどんな攻撃をしてくるのか？　スピードはどうなのか？　そもそも攻撃力はどれくらいなのか？　いくら研究しても実際に肌を合わせないことには何もわからないから、対戦まえはとにかく、頭の中でクエスチョンマークが渦を巻いているという。

　ナルガクルガ討伐に出かけるまえの俺が、まさにこれだった。俺は心からこのゲームを楽しみたいと思っているので、攻略本や攻略サイトはなるべく見ないようにしている。ナルガクルガについてもいくつか知っていることはあったが、どんな属性が効くのか、はたまたどんな攻撃をしてくるのか、具体的なことは何も知らなかった。でも、それでいいんだ。ナルガクルガだって、俺がどんなアイテムを使って、どんな攻撃を仕掛けてくるのかまったく知らないんだからさ。もちろん今後、いろいろなところから情報が入ってきて、さらに何度も肌を合わせるうちに有利な立ち回りも覚えていくのだろうが、<font color="red"><b>ファーストコンタクトのときくらいは、俺はモンスターとフェアでありたい</font></b>と思っている。

　だから、準備は万全を期した。とにかく狩場で使えそうなものは片っ端から持って行こう。だってこのゲームの”象徴”と言えるモンスターが、目一杯アイテムを持った全力の俺よりも戦闘力が下回っている、なんてことはあるわけないんだから。俺はカバンに回復薬、回復薬グレート、薬草、秘薬、ハチミツ、大タル爆弾、シビレ罠、落とし穴、トラップツール、閃光玉などを限界数詰め込み、武器に水属性のガンランス”海王槍リヴァイアサン”を持って、ナルガクルガの待つ樹海へと足を踏み入れた。ほかにも火属性や雷属性のガンランスも持っているし、そもそもなぜ、もっとも頻繁に使っているガンチャリオットで行かなかったのかというと、ナルガクルガのルックスから、これらの属性は効果がないのでは……と思ったから。かといって水属性が有効なのかどうかいまだに知らないのだが(マジです)、なんとなーく、いちばん効くんじゃないかなぁ……と思ってこの武器を選んだのである。だってウチのネコ、身体洗うのすごく嫌がるし！！　……まあ根拠はそれだけなんだけどネ。つまり、カン！！　ちなみに防具は、ガード性能＋1のスキルが発動している。やっぱりこれがないと、安心してモンスターの前に立てないんだよねぇ……。

　そして始まったナルガクルガとの生存競争。まず、ナルガのナワバリに足を踏み入れてしまったときに流れるデモ映像に度肝を抜かれる。なんだこいつの動き……。空気の中を泳いでるのか……？　ここで、いつもの俺だったら大いにビビるところだが、なんだか無性にワクワクが止まらなくなっていた。<font size="4" color="blue"><b>｢この風と、戯れてみたい！｣</font></b>。そんなくさいセリフを、心の中で叫んでいた。

　<font size="4" color="blue"><b>ナルガクルガは、まさに”風”だった</font></b>。この動きとスピード……。こいつは紛れもなく、<font size="4" color="blue"><b>木々の間を抜ける一陣の黒き疾風</font></b>だ。警戒度をマックスにした猫のように唸り声を上げて、突然の闖入者に牙を剥き出して襲い掛からんとするナルガクルガ。しかし正面からは向かって来ず、風のように俺の横にまわりこんだと思ったら、完全な死角から強烈なアタック！　どんな攻撃をされたのかもわからず、俺はただただ人形のように草むらを転げまくる。な、何が起こったんだいま……。

　どんな攻撃をされるのかわからないことって、こんなに怖かったんだ……。俺の脳裏に、初めて対峙したときのリオレウス、クシャルダオラ、ティガレックス、そしてラージャンの顔が閃く。そうだった……。あいつらもみんな、そうだった。その後”好敵手”となるモンスターたちは、みんなそうだったんだよな。恐怖と歓喜に貫かれながら、相手の一挙手一投足を見逃すまいと全神経を集中して、とにかく”生きること”に全力を傾けた。そんなライバルたちとの激闘の日々が、唸るナルガクルガの攻撃を必死になってガードする俺の思考の中を駆け巡った。こいつはとんでもねえヤツだ。<font size="4" color="red"><b>あまたの好敵手たちに匹敵する、強さと魅力を併せ持ったモンスターだ！！</font></b>

　ナルガクルガとのファーストコンタクトの結末はつぎのコラムで。お楽しみに！]]></description>
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         <pubDate>Fri, 18 Apr 2008 00:00:05 +0900</pubDate>
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         <title>【BLOG】大塚角満のゲームを読む：【MHP 2nd G】第20回　尻尾物語</title>
         <description><![CDATA[　いい加減本日は、<font color="red"><b>くだらない前フリはナシ</font></b>で、ガチンコでプレイ日記を書く！！　俺の前フリファンの方、ゴメンナサイ(いねえだろ！)。

　最近の俺のトレンドは、村長下位クエストに出てくる”炎王龍”ことテオ・テスカトルを追い回すことだ。もう『2(ドス)』の時代からの古い付き合いなので、お互いのことを<font size="4" color="red"><b>｢カドちゃ〜ん♪｣、｢テオくーん♪｣</font></b>なんて呼び合うような仲になってもよさそうなものだが、手練ハンターと炎の古龍にそんな馴れ合いは許されぬ。狩場で出会ったが最後、それがどんなに顔見知りのモンスターであろうとも、”狩るか、狩られるか”の生存競争がスタートしてしまうのだ。それが、”想い強きモノが生き残る”という『モンハン』世界の厳然としたルールなのである。……って、俺は何を言ってるのでしょうか？

　俺がテオ・テスカトルを追い回している理由はただひとつ。ヤツの尻尾から剥ぎ取ることができる<font size="4" color="red"><b>”炎王龍の尻尾”</font></b>という素材をゲットするためだ。……なんか俺、しょっちゅう何かの尻尾を追い求めている気がするが、気のせいだろうか。

　さて問題のテオ・テスカトルだが、村長下位クエストという、この『2nd G』のクエストカテゴリーの中ではもっとも格下の場所から出てくるものではあるが、決して油断できる相手ではない。ていうか、十分強い！！　さすが百戦錬磨の炎の古龍、ちょっと気を抜こうものなら、粉塵爆発、炎のブレス、猛ダッシュといった多彩な攻撃で簡単にハンターの息の根を止めてくれる。体力もたっぷり備わっているので、現在の俺の装備では苦戦するのは当たり前なのである。

　それでも俺は、彼の尻尾が欲しかった。そこにどんな苦難が待ち構えていようとも、｢尻尾、どうしても欲しい！｣というダンコたる決意を持ってテオ・テスカトルの前に立ったのである。だってテオの尻尾がないと、ナナ・テスカトリの素材をもとに作る炎のガンランスを強化できないんだもん！！　もういい加減、フルフルやドドブランゴ、ゲリョスなどに代表される火属性に弱いモンスターに、ガンチャリオットや海王槍リヴァイアサンといったまったく違う属性の武器で臨むことに疲れた……。現在、炎のガンランスは第一段階の”ナナ＝ハウル”は持っているのだが、斬れ味ゲージがイマイチなのでこいつで狩猟に行く気にどうしてもなれない。でもこれをがんばって”ナナ＝ロア”に育てることができれば青ゲージが出現するので、いきなり使えるガンランスに”化ける”ことになるのである。で、このナナ＝ハウルを育てるためにテオの尻尾が2本必要になったんですねぇ〜。

　それにしても、<font size="4" color="red"><b>”物欲センサー”とはよく言ったもの</font></b>である。俺が発明した言葉じゃないので、最初に言い始めた人に敬意を表して土下座をしたいくらいだ。いまの俺がまさに、物欲センサー大感染中の状態であり、何度尻尾から剥ぎ取っても、炎王龍の尻尾が出てくれない……。ホラ、包み隠さず書くとこんな感じになってるのヨ。以下、俺がテオの尻尾から剥ぎ取って得た素材だ。

・1回目……炎王龍の甲殻
・2回目……炎王龍の甲殻
・3回目……炎王龍の甲殻
・4回目……古龍骨
・5回目……炎王龍の甲殻
・6回目……古龍骨

　<font size="4" color="red"><b>……どんだけ出ねえんだよ尻尾ぉぉ！！</font></b>　どの素材がどういった確率で出るのか知らないが(マジで知りません)、尻尾から剥ぎ取っているわけだからあっさりと｢炎王龍の尻尾を手に入れた｣のメッセージが流れてもよさそうなものではないか！！　実際、似たようなモンスターであるナナ・テスカトリの尻尾からはワンサカと尻尾を剥ぎ取ったと記憶している(俺の願望が見せている白昼夢の可能性アリ)。それがなんで、欲しくなったとたんにその素材が出なくなるのであろうか……。

　ていうか俺、そもそも尻尾に呪われてるんだよな……。もう何度もこのプレイ日記で書いているが、俺はリオレウス亜種の尻尾を欲しがる性癖があって(ブループロミネンスという炎のランスを作りたいからだけど)、どの『モンハン』でも必ず”物欲センサー・蒼火竜の尻尾バージョン”に感染するのだ。『モンハンポータブル』のときは100本以上の尻尾を切断したっけ……。じつは最近もリオレウス亜種の尻尾が欲しくてネ。先日、一般の人といっしょにプレイする機会があったのだがそのときに｢大塚さんが欲しい素材を取りに行きましょう｣と言われたのでここぞとばかりに｢あ、蒼レウスの尻尾欲しい！！｣と言って<font size="4" color="blue"><b>｢また蒼レウスの尻尾っすか！？　『逆鱗日和』の話とおんなじだ！！(爆笑)｣</font></b>と爆笑されてしまった……。

　とまあこんな感じでいま俺は、物欲センサー大フィーバー中で欲しい素材がまったく手に入らない状態となっている。いつになったらこの病は完治するのだろうか？　今日も俺はテオの赤い尻尾から古龍骨を剥ぎ取っては、ピキピキとコメカミに青筋を浮かべるのだった……。
]]></description>
         <link>http://www.famitsu.com/blog/otsuka/2008/04/mhp_2nd_g20.html</link>
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         <category></category>
         <pubDate>Thu, 17 Apr 2008 11:20:12 +0900</pubDate>
      </item>
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         <title>【BLOG】大塚角満のゲームを読む：【MHP 2nd G】第19回　これを”恋”と言うのだろうか……　〜砲モロコシの章〜</title>
         <description><![CDATA[　いやあ、昨日はヒドい目にあった……。べつにここに書く必要はまったくないんだけど、どうしても書きたいので書かせて(苦笑)。あ、『2nd G』とはまるで関係ないので、純粋にプレイ日記だけを読みたい方はどうか後半まですっ飛ばしてください……。

　最近、財布を紛失しました。

　どこで行方不明になったのかもよくわからず、でも｢無くした！｣ってことだけはドラゴンデストロイで頭をぶん殴られたときのように強烈な痛みを伴って突き上がってきて、｢やばいやばい！　カード止めて警察に連絡してえっとえっと！！｣ってことになっていたんですここ数日。財布を無くしたことってそれが初めてだったから、それだけで十分すぎるくらいの悲劇だったわけですね。

　で、昨夜。

　キャッシュカードもクレジットカードも手元にないので頼りになるのは現金のみ。まあ会社に来てしまえば社員食堂で給料天引きで食事はできるので、いつも｢1000円持ってれば生きていける！｣と思ってここ数日、生活してきたのである。昨日もそうだった。朝、自宅で｢(臨時の)財布に1000円札が1枚入っているのを確かに見た｣というナゾの確信を持って出社し、いろんな業務をこなしたあと、帰宅のために会社を出たのが確か夜の8時半。ポケットにいくばくかの小銭が入っていたのでそのお金で地下鉄に乗り込み、いつも乗り換えで立ち寄るJRの駅を目指した。しかし、ナゼかこみ上げてくる不安と焦燥。冷や汗を流しながら俺は思った。(ホントに財布に、1000円入ってるか……？)と……。さあこうしちゃいられない。俺は混みあう地下鉄の車内でジタバタと暴れながら財布を取り出し、焦る手で留め金をパチリと外す。恐る恐る覗き込むと……。

　<font size="4" color="red"><b>｢わああ！　1円も入ってねえええ！！｣</font></b>

　そっからがもうたいへん。ポケットの小銭をかき集めてみたけどあったのは220円のみ。JRだと家まで290円かかるので、かなり手前の駅までしかいけない。俺は突如襲い掛かってきた不安と孤独感からエンターブレインが運営するSNS”efigo”の日記に思わず｢誰か助けて！！｣と日記を書いて、読んだ方々から｢美人はやさしいから話しかけてお金を借りるといいですよ！｣やら｢<font size="4" color="green"><b>モドリ玉</font></b>を使って会社に戻ってきてください！｣などなど、非常にタメになるコメントをたくさんいただいて寂寥感を紛らわせていたのであった。結局、俺はふたつ手前の駅で降り、暗い夜道をテクテクテク……。埼玉県の2駅はそりゃあもう星空のディスタンスってくらい長い長い距離があって、それを少しでも緩和したいものだから、｢こっちのほうが近そう｣、｢これはたぶんショートカットの道｣とテキトーに路地をグネグネと行ったり来たり。しかし、ふいに目の前に現れたのはさっき降りたばかりの駅のネオンで、思わず、<font color="blue"><b>(・＿・；)</font></b>　←こんな顔になって、(俺はもしかしたら、この迷宮から出られないのかもしれない……)なんて思い始める始末。しかし！　そんな俺に身内から1通のメールが！！　なんとちょうど、俺が迷い込んだラビリンスを電車で通過したばかりだという。俺はすさまじいスピードで<font size="4" color="blue"><b>｢遭難してる！！　助けて！！｣</font></b>とメールを打ち、15分後に無事、150円を貸してもらって、大迷宮から脱出したのであった。おしまい。

　あースッキリした。

　こんなアホなことをやりながらも、俺は電車の中ではもくもくと、『2nd G』で遊んでおりました。最近、<font color="blue"><b><a href="http://www.famitsu.com/blog/otsuka/2007/03/mhp_2nd7.html">またまたポッケ農場の農作物栽培に凝っていて</font></b></a>、いろんなものを作っては｢やっぱり土をいじるのって楽しいなあ＾＾｣なんて思っていたのである。で、昨夜初めて、俺は畑の畝に”黄の種”なるものを蒔いた。『2nd』で畑に植えるものは赤の種、緑の種、あとは薬草くらいと相場が決まっていたので、この新登場の黄の種にはドキドキと胸を躍らせるものがあった。お値段がけっこう高い(250ゼニーもする！)のも、俺のドキドキに拍車をかける。つねにお金に困っていながらも志だけは高い”清貧”そのものの生活が続いてはいたが、たまには奮発しちゃおう。俺はウキウキしながら黄の種を畑に蒔き、ワクワクしながらクエストをひとつこなして、ウハウハしながら畑の作物を収穫していった。そして<font size="4" color="blue"><b>”オオモロコシ”</font></b>という、ナゾの作物が実っているのを発見したわけである。初めて見る名前だ。察するに、トウモロコシのようなおいしい作物なのであろう。しかしこのゲームでは、虫や植物から武器、防具を生成することは日常茶飯事。もしかしたらオオモロコシを元にした武具を作ることができるのかもしれない！！　俺は少々緊張しながら武具屋のおっさんに話かけ、武器リストを丁寧にチェックしていった。すると、我が愛するガンランスの欄に……。

　<font size="4" color="red"><b>｢わあああ！！　なんだこりゃあ！！｣</font></b>

　なんかうまそうなモロコシがある！！　そうこれ、モロコシの形をしたガンランス、その名も<font size="4" color="red"><b>”砲モロコシ”</font></b>だったのです！！　うわあ……。なんてステキなデザイン……。盾がデカい麦藁帽子ってのがまた最高にイカす。……<font color="red"><b>なに俺、こんなにときめいてるんだろう</font></b>(笑)。そのルックスを見ただけでこれだけ心が躍りあがったことが、かつてあっただろうか？　しかもこれ、ガンランスだし！　俺の脳裏に、武器のデザインを担当した若きクリエーターの顔が浮かぶ。ありがとう神様！　ぜひ使わせてもらいますよ！！

　俺は電車の中で必死になって砲モロコシを作るための素材を集め、ついに！　そのステキなステキなガンランスを手に入れたのである。持ってみると、意外なほど大きい。それがまたいい！！　武器の説明文もこれまたイカしていて、<font color="blue"><b>”農業に対する爆発的な想いがガンランスへ昇華した。こうみえて使える”</font></b>なんて書いてある。めっちゃシュール。こういうセンス、大好きなんだ俺(笑)。俺は砲モロコシを手にしたことがうれしくてうれしくて、さまざまな角度からこの武器を装備した姿を見たくて自室の中でウロウロ。うーん。どっからどう見てもカッコイイ！！

　さんざん眺めたあと、｢さっそく試し斬りだ！｣と叫んで下位のリオレイア討伐に出向いた。砲モロコシは無属性の武器だが斬れ味ゲージの緑の部分が非常に長く、攻撃力が414、砲撃タイプは拡散で砲撃レベルが3と、まさに”こうみえて使える”を地で行く性能を持っている。しかも！　攻撃をくり出しているときの音が最高にかわいくて、文字で表現するのは非常に難しいのだが、<font size="4" color="blue"><b>｢ぽひぃ！｣</font></b>やら｢ほひゅー！｣というじつに気の抜けた音を発するのだ。狩るか、狩られるかの緊迫した狩場にあって、巨大なモロコシが｢ぽひぃぽひぃ！｣と奇声をあげているのを聞いたら、百戦錬磨のリオレイアもそりゃあたじたじってものである。いやあもう、すっかり砲モロコシの大ファンになっちゃったね、俺は。そして、型にはまりきらず、我々に付け入る隙というかツッコミどころをたくさんゲームの中に潜ませてくれている『モンスターハンター』の制作陣の遊び心に、感謝と敬意を改めて覚えるのであった。

※さて、昨日ここにどさくさに紛れて書いた”あなたのゲームライフについて教えてください”アンケート。たくさんのご回答、ありがとうございます！　でも、まだまだ集めておりますので、興味のある方はぜひぜひご協力を！　アンケートの結果は、4月25日発売の週刊ファミ通ニュースページに反映されます。どうぞよろしく！　<font color="blue"><b><a href="http://www.famitsu.com/game/etc/1214662_1058.html">アンケートはこちら</font></b></a>から！

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         <pubDate>Wed, 16 Apr 2008 12:30:41 +0900</pubDate>
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