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【MHP 3rd】第55回 ガンランサー、スキルを語る!

 突然ですが、懺悔します。

 ハンター歴7年にもなるワタクシですが、これまでほとんど「スキルを有効活用しよう!」と考えたことがありませんでしたっ!!

 いやね、そりゃちょっとは考えますよ? どう足掻いても時間内に討伐できないモンスターやクエストが現れたら、「スキルに斬れ味レベル+1をつけようかなぁ〜」とか、武器だけじゃ追いつかないと判断したら「やっぱボマーが欲しいかねぇ……」とかとか……。これでも俺なりにいろいろと検討してきたわけよ。ところが……。

「またモンスターに歯が立たないからって、ボマーと斬れ味レベル+1をつけようとする!! バカのひとつ覚え!!

 江野本ぎずもが、こうブチ切れるわけである。要するに、考えが「浅はか過ぎる」と言いたいわけです。まったく、失礼でイヤになっちゃうわ。

 と、ナゼかオネエ化しても始まらないので話を進めるが、言われてみると確かに俺は、まわりにいるそこそこやってるハンターと比べて持っている防具の種類が少なかったように思う。無印(初代『モンハン』)から始まり、『2nd G』、『3(トライ)』に至るまでず〜っと、ね。一度「コレでいいや」という防具が完成したら基本的に着たきりで、がしゃがしゃとアレコレ入れ替えたり、着替えたりすることは少なかった。なので友だちと会って協力プレイをするたびに、「アレ? 大塚さん、またその防具?」とか「角満さん、着たきりスズメですねw」と言われてしまうのだ。

 こうなってしまう理由はいろいろあるが、大きな要因のひとつが前述の“スキルを掘り下げようとしていない”ことだと思う。それこそ、斬れ味レベル+1、ガード性能、ガード強化、達人、ボマーあたりが発動すれば「イエス!! スキル完成!!!」とあっさり手を打ち、ほかの、綺羅星のごとき素敵スキルには見向きもしなくなってしまうのだ。……こういう、入り口で気を取られて物事の本質に迫れないことをなんて言うんだっけ?? 木を見て森を見ず? 鹿を追って山を見ず?? まあとにかく、あまりいい傾向ではないことは明らかですな。

 しかし『3rd』をプレイし始めてから、俺の「スキルは二の次でええけん」という事なかれ主義(なのか?)に若干の変化が出てきた。ある瞬間から「……スキルを追いかけるのも、楽しいんじゃね?」と思えてきたのである。これは、読者の皆さんにははなはだどうでもいいことだろうが、俺本人にしてみたらエポックメイキングな驚くべき心境の変化だった。「角満、ようやくその気になってくれたか><」と、オノレが肩を抱いてオイオイと泣きたいくらいにね。では、何が俺の心に石を投げて波紋を生んだのだろうか? 答えは単純にして明確である。

 それは、お守り(護石)があったから−−。

 護石はご存じの通りひとつだけ身に付けられる装飾品で、ランダムでスキル系統、スキルポイントが割り振られている。クエスト中に手に入れると報酬画面で自動鑑定されて、その性能が決まる。こいつのギャンブル性がじつに肌に合ったため、俺は飽きもせずに素敵な護石を求めて火山に潜り続けたのだ。

 気がつくと、優秀な護石を手に入れたらすぐに身に付けたくなり、それに合わせて装備も整えようとしている自分がいた。逆に、揃えた防具のスキルポイントが若干足りないところを護石で補填しようとし、何度も何度も火山にくり出しているオノレもいた。

「ここで高速設置と気絶のスキルポイントが入った護石が出れば、気絶無効、罠師、雷耐性【小】、耳栓、見切り+1が発動するぞ」

 いつの間にか、“スキル収集”が俺のハンターライフの大きな部分を占めるようになっていた。

 そんなことをある日、江野本に話して聞かせた。すると彼女は我が意を得たりとばかりに強く頷き、つぎのように言ったのだ。

「じつはウチもそうなんです! これまでスキルなんて大して気にしたことなかったのに、『3rd』になってやたらとアレコレと考えるようになったんすよねー!」

 さらに、江野本は続ける。

「なのでちょっと前から、こう思っていたんです。大塚さんは以前、“ガンランサー、○○(武器種)を語る”っていう、自分があまり使わない武器について解説するシリーズもののコラムを書いていましたけど、アレの“スキルバージョン”を書いてほしいなー、って」

 おお。なるほどなるほど。確かに『3rd』は、新しくも魅力的なスキルが多数追加されているし、実際に俺はその恩恵を多分に受けている。ならば、ちょっとおもしろいコラムが書けるかもしれないぞ。鼻の穴を膨らませて、俺は言った。

「うん、いいね! それはおもしろそうだ!」

 江野本は、パッと笑顔を作った。「やった! 期待してますね!」。

 というわけで新シリーズ、“ガンランサー、スキルを語る”を書いてみたいと思います。乞うご期待!

 ……と言いつつ、そんな参考になることは書けないのは誰よりもよく知っているので、攻略方面での期待はしないように(苦笑)。

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投稿者 大塚角満 : 16:41

大塚角満

プロフィール画像

週刊ファミ通副編集長にして、ファミ通グループのニュース担当責任者。群馬県出身。現在、週刊ファミ通誌上で“大塚角満のモンハン研究所”というコラムを連載中。そこら中に書き散らした『モンハン』がらみのエッセイをまとめた単行本『本日も逆鱗日和』シリーズ(4巻)が発売中。また、そこからのスピンオフとして別の視点から『モンハン』の魅力に迫る書き下ろし作品『別冊『逆鱗日和』 角満式モンハン学』シリーズも。このブログではさまざまなゲーム関連の話題を扱うつもり。一応、そのつもり。


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