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大塚角満の ゲームを“読む!”

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【MH3】第85回 神が下りてきた日

 狩猟企画“ふたりでどこまでできるかな?”をやっている最中に、江野本ぎずものハンターランクが39になった。『3(トライ)』が発売されてから早半年。ようやく、本当にようやくたどり着いた区切りの地点である。「ずいぶん中途半端な区切りだナ」と思うなかれ。このハンターランクになると上位ハンターの力試しとも言える緊急クエスト“天と地の領域!”が出現するのだ。そう、上位のリオレウス、リオレイアの2頭討伐クエストである。

 そんな、とある日曜日。俺と江野本は“ある映像”の撮影のために出社してドタバタと作業をしていた。映像撮影と同時に『3(トライ)』を使った“ある検証作業”もしたかったので、お互い自分のWiiと『3(トライ)』を持参してきている。……しかしこのへんの文章、“ある”とか“とある”とか曖昧な表現が連発していてごめんなさいね……。何をやっていたのかは、そのうちどこかで書くことになると思うので、しばらくは曖昧なままでぜひ……。

 まあ検証作業と言ってもやることはじつに単純だったので、あっと言う間に終わってしまった。思っていた以上に順調に事が運んでしまったので、余った時間を使って狩りに出ようという話になる。するとじつにタイミングがいいことに、俺たちがいたロックラックの酒場に茨城フォーの寡黙な仕事人・ハルス君がやってきたではないか。茨城フォーの陰の実力者と言われるハルス君がいれば、基本的にどんなクエストでも“なんとかなる!”と思える。そこで、俺は提案した。「えのっちに出た緊急クエストを片付けてしまおうぜ!」と。この発言に江野本は「ぎょえええ!! マジっすか!?」とビビっていたが、ハルス君は「いいですね! ぜひ!!」とノリノリ。さっそく俺たちは準備を整え、レウス・レイア夫妻が待つ孤島へと旅立った。

 さて今回、我が分身である“KADO”君(仮名)は、水属性のハンマー“仙石鎚【響】”を持って出撃することとなった。しかも防具は、上位のレウス&レイアが相手だというのに防御力の高いペッコG一式ではなく、ナバルデウス防具を基本にした“下位装備”を選ぶ。この装備、スキルとして斬れ味レベル+1と耳栓が発動しているというナカナカの優れものなのだが、悲しいことに防御力が150程度しかない(苦笑)。それでもモンスターの攻撃力が低い下位の時代はどうにかなったのだが、上位になったとたんクルペッコに小突かれるだけでも身体中に穴が穿たれたんじゃねえかと思うほど甚大な被害を被るようになったので、すっかりこの装備は倉庫の奥に放り込まれていたのだ。それをわざわざ江野本の緊急クエストのときに、しかもレウス&レイアが相手のときに持ち出したのはひとえに、ハンマーの扱いに絶対の自信があったからに他ならない。KADO君のハンマーさばきを見て、腰を抜かすなよ。

 クエストが始まってすぐに、KADO君は飛竜の巣であるエリア8に向かった。そこです速く飛竜の卵を持ち上げて、情け無用に叩き割る。すると「卵が割れた!」という信号がリオレイアの元に届き、これが母性本能をくすぐって、居ても立ってもいられなくなった母火竜が「卵泥棒許すまじぃぃいいい!!!」と鬼の形相で飛んでくるのである。よーし。リオレウスはハルス君と江野本に任せて、ここはひとつリオレイアとタイマン勝負と洒落込もうか。防御力に若干の不安はあるが、攻撃を食らいさえしなければ、裸も重装備もおんなじだあああ!!

 リオレイアの影がエリア8の地面に映し出されたのを合図に、タメの体勢に入る我が分身。そして着地と同時に脳天を目がけて、水がほとばしる仙石鎚【響】の無骨な岩塊を叩きつけた。ビシャリ!! と飛び散る水属性の水分。それを合図に横方向に回避行動をして距離を取り、再びタメ状態に。タメ3の振り下ろしばかりを狙うのではなく、レイアとの物理的な距離と首の上げ下げのタイミングまで計算して、タメ2、横振りなどを織り交ぜて徹底的に頭を殴り続けた。確実に、気絶用のダメージは蓄積されている。つぎにレイアが振り向いた瞬間にタメ3を当てれば……。そんなことを思っていたら、哀れな雌火竜がまんまと振り向きの動作をするではないか。KADO君、ゆっくりと振りかぶって……!

「ここだ!!」

 言うが早いか振り下ろされたハンマーの先端はリオレイアの頭にめり込み、その衝撃で巨体はドゥ! と横にぶっ倒れた。よし!! 気絶を奪った!! ここまで、1ミリの無駄もない動きではないか!! いつもなら「ゆっくり振りかぶって……!」のあとに来る文章は「ブチュンと1発、ブナハブラの尻キッスが突き刺さった」とか「リオレイアはハンターの遥か100メートル先に着地した」とかになるところだが、この日のKADO君は違うのである。まるで人が違うかのように華麗にハンマーを操り、ギリギリでモンスターの攻撃を避け、修羅の如く積極的に(修羅というものが積極的なのかどうか知らんが)攻め込んでいった。「ガードがなければ生きていけない!」と言ってはばからないふだんの俺からは想像もできない、超攻撃的な大立ち回りである。しかも! 合流したハルス君と江野本により切断されたリオレイアの尻尾から、「都市伝説では?」とその存在すら疑われた“雌火竜の紅玉”を剥ぎ取ることに成功!!! プレイ開始半年にして、初の紅玉ゲットを成し遂げたのでありましたっ!!

 しかしその後、鬼神のような積極プレイと多少のダメージでは回復薬すら飲まないという“攻撃イノチ!”な立ち回りが裏目に出て我が分身が2オチ。珍しく冷静なハルス君も1オチを計上して、けっきょく江野本の緊急クエストはレイアを捕獲したところで終了となってしまった。それでも、このときのKADO君の華麗な立ち回りは誰が見ても「すげえ!!」と唸るものだったに違いない。それほど、その攻撃一辺倒の動きにはインパクトがあった。

 そして、ロックラックに帰郷。いくら我が分身の立ち回りが際立っていたとしても、クエスト失敗には違いない。実際、ハルス君は酒場に入るなり「1オチしちゃってスミマセン><」と平身低頭。しかしすぐに頭を上げて、笑い混じりの口調でこんなことを言った。

「しかしホント、この男は回復もしないでムチャな立ち回りをしますねえwww」

 !!! な、なにを言うのだハルス君……。た、確かに回復もせずに2オチしたけどサ……。言葉に詰まった俺が「むぐぐぐ……」とか「あううう……」と唸っていると、ハルス君はこう言ってトドメを刺した。

いま角満さんのキャラを操作していたの、Godですよねwww すぐにわかりましたよwww」

 ……バレてたー!!

 じつはこの日、茨城フォーのゴッディに用事があって会社まで来てもらっていて、せっかくなので「ゴッディ、俺のキャラでえのっちの緊急やっちゃてよ!」とお願いしてプレイしてもらっていたんですねえ(苦笑)。バレずに事が運べば“替え玉プレイ”をそのまま我がこととして書いてくれようかと思ったのに、あまりにもふだんの俺とは立ち回りが違ってバレバレだったようです……。

 しかし俺とゴッディの動きって、そんなに違うかナァ……(違うわ)。

※更新! イベント情報(2月8日版)※
 2010年3月7日(日)に開催される『本日もただいま! 逆鱗日和』発売記念イベント“『ただいま! 逆鱗日和』発売記念! 『モンハン』6周年を勝手に祝おう会”(詳細はこちら)。ここで行われるタイムアタック団体戦“第4回角満カップ”に出場するチームを、本日も紹介しちゃいます! 3番目に登場していただくのは……怪しいあの軍団ですッッ!!

◆チーム“NAMAZONE”(ナマゾー、X、X、X)
 ほかにどんなチームが出てくるか知らねえが、団体戦で俺たちが決起しないわけにはいくまいッッ!! 関東を代表するタイムアタッカー軍団、NAMAZONEが来てくれたッッ!! ナマゾネじゃないぞッ!! ナマゾーンだッッ!! しかしメンバーは、リーダーのナマゾー以外はナゾの“X”(エックス)!! さすがタイムアタック界のストロングマシーン軍団ッッ!! アンドレ・ザ・ジャイアントが正体バレバレの“ジャイアントマシーン”として登場したときのようなサプライズはあるのかッッ!?(我ながら意味不明……)

 2009年春に行われた“第3回角満カップ”において、一般参加ながら決勝戦にまで上り詰めた“NAMAZONE軍団”は、その後に行われた狩王決定戦でも大活躍。決勝大会の準決勝まで勝ち進み、“東にNAMAZONEあり!”を強烈に印象付けることになる。団体戦がテーマの今大会では、決して外すことのできないチームと言えるだろう。しかし多数の軍団員で構成されるNAMAZONEからは、リーダーのナマゾー氏以外、いまだ参加メンバーの発表がない。この、秘密結社のような不気味さが、NAMAZONE軍団最大の魅力。当日、どんなツワモノが現れるのか!?

投稿者 大塚角満 : 18:57

大塚角満

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週刊ファミ通副編集長にして、ファミ通グループのニュース担当責任者。群馬県出身。現在、週刊ファミ通誌上で“大塚角満のモンハン研究所”というコラムを連載中。そこら中に書き散らした『モンハン』がらみのエッセイをまとめた単行本『本日も逆鱗日和』シリーズ(4巻)が発売中。また、そこからのスピンオフとして別の視点から『モンハン』の魅力に迫る書き下ろし作品『別冊『逆鱗日和』 角満式モンハン学』シリーズも。このブログではさまざまなゲーム関連の話題を扱うつもり。一応、そのつもり。


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