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【MH】告知 奇跡の(?)座談会が実現!

 突然ですが、1月21日発売の週刊ファミ通2月4、11日合併号の188ページに、ちょっと異様(?)な記事が載っております。まあ、俺が毎週同誌で連載している“大塚角満のMH研究所”なのだが、今回は『本日もただいま! 逆鱗日和』の発売直前ということもあって2ページに増ページしてもらい、ある特殊な企画記事を盛り込んでいるのです。その内容は……!

“辻本良三×倉西誠一×大塚角満のモンスター座談会”

 というもの。ね、ビックリでしょう。良三さんはいいとして、“倉西誠一”という名前が俺が書く文章に載っているのが……。

 ご存じの方も多いかと思うが、倉西さんはファミ通のライバル誌である電撃PlayStationの前編集長であり、『逆鱗日和』シリーズと同じ『モンハン』シリーズのプレイ日記『狩られ道』シリーズの作者でもあるお人だ。出版業界の常識から考えて、“モロすぎる”ライバル関係にある雑誌の幹部が対談をするなど、そうそうあることではないのです。ではなぜ、このような記事が作られることになったのだろうか?

 当然ながら俺たちは、お互いの存在はよく知っていた。モンハンフェスタの会場では毎回同じ屋根の下にいたし、ほかのゲームの発表会でもよく顔を見かけていたので、「話しかけよう!」と決意すればこれまでに30回くらいは、そのチャンスがあったと思われる。ところが、俺はいつも倉西さんのところまで到達できず、電撃PlayStationの現編集長である西岡のところで立ち止まって「よぉ、元気?」とかなんとか軽く挨拶するだけで終わってしまっていた(※じつは西岡編集長と大塚は同級生で、学生時代に同じ教室で勉強していた仲なのだ。なので呼び捨てでいいのだ)。倉西さんも同じように思っていてくれたらしいのだがなかなかふたりは出会うことができず、イベント会場で人知れず身悶えしていたのでありました。

 で、2009年末。とある会合の席で俺と倉西さんはバッタリと顔を合わせた。酒を作ってくれるバーカウンターに俺が並んでいたときに倉西さんが接近してきて、「大塚さん! 初めまして……になりますよね?」と笑いながら話しかけてくれたのである。最初の1歩さえ踏み出してしまえば、もとよりケンカとかしている間柄ではないので話が弾む弾む(笑)。その場で即席タッグを組んで『3(トライ)』のタイムアタックに挑戦しちまったくらい、俺たちは意気投合した。倉西さんは、話し上手なじつに楽しいおっちゃんだった。

 そんな俺たちの姿を見て、その場にいた『モンハン』関係者、そして江野本ぎずもは突発的に阿波踊りをしてしまったくらい驚きに驚いた。

「クリスマスの奇跡だ!」とカプコンのパブリシティー担当の男性。

「歴史的な和解の瞬間に立ち合った!!」と良三さん。

「やばい!! 感動して泣いちゃいそう!!」と江野本。あの……。べつに俺たち、いがみ合ってたわけじゃないんですけど……。

 まあこんな感じで、ポカーンとする俺と倉西さんを尻目に異様なまでに盛り上がってしまったまわりの連中は、結婚式で新郎新婦にチューを強要するかのごとく「ホラホラ! もうふたりで対談でもしちゃってよ!!」と背中を押しまくりまして……。気がついたら、「『ただいま! 逆鱗日和』の発売記念ってことで、電撃での宣伝、ひとつよろしくお願いします!」というところに着地していたのでありました(笑)。

 こういう流れから生まれた座談会記事が、前述のとおり週刊ファミ通2月4、11日合併号と、なんと電撃ゲームス Vol.5(1月22日発売号)、電撃PlayStation Vol.465(1月29日発売号)、Vol.466(2月12日発売号)などにも載っちゃうのです! 皆様、これらの雑誌をお見かけになりましたらぜひぜひお手に取ってみてくださいな!

※私信・倉西さん、良三さん、本当にありがとうございました〜!

◆◆◆新刊情報!◆◆◆

 当ブログがもととなった単行本『逆鱗日和』シリーズ最新刊『本日もただいま! 逆鱗日和』が2010年1月22日に発売されます! 『モンスターハンター3(トライ)』に特化したエッセイを集めたこの単行本には、書き下ろしも多数! 書店で見かけたら、どうぞ手にとってみてくださいねー!

投稿者 大塚角満 : 00:00

大塚角満

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週刊ファミ通副編集長にして、ファミ通グループのニュース担当責任者。群馬県出身。現在、週刊ファミ通誌上で“大塚角満のモンハン研究所”というコラムを連載中。そこら中に書き散らした『モンハン』がらみのエッセイをまとめた単行本『本日も逆鱗日和』シリーズ(4巻)が発売中。また、そこからのスピンオフとして別の視点から『モンハン』の魅力に迫る書き下ろし作品『別冊『逆鱗日和』 角満式モンハン学』シリーズも。このブログではさまざまなゲーム関連の話題を扱うつもり。一応、そのつもり。


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