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大塚角満の ゲームを“読む!”

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【MH3】第35回 モンハンフェスタ`09名古屋大会 序章編

 モンスターハンターフェスタ`09は、早くも折り返し地点。地区大会3会場めとなる名古屋大会が開催されました! なんだかもう、いろいろあっていっぱいいっぱいなので、前フリもなくいきなりリポートを始めちゃいましょう〜! ……って、それがふつうですね。そうですね。


▲名古屋も早朝からこの行列に!! 最終的な来場者は7000人となった。モンハン熱、名古屋も高いっす!!

 今回、俺と江野本ぎずもは前日入りはせず、朝イチの新幹線に乗って名古屋に乗り込んだ。午前9時、会場の吹上ホールに到着するとそこにはすでに……2500人にも及ぶ大行列が!! 行列の先頭には、わざわざ茨城から足を伸ばしたという青年が陣取っている。名古屋大会も東京、大阪に負けぬ熱気に包まれる気満々のようだ(よくわからぬ表現だがね)。では、まずはいつもどおり会場の模様をダイジェストでお伝えしましょー。


▲看板娘は、名古屋でもかわいいです。左からアイシャちゃん、シャーリーさん、パティちゃん。ちなみに俺は、まだアイシャちゃんとは1回もしゃべれていません。2年まえのフェスタで、最後までテレくさくてパティちゃんと写真を撮れなかったことを思い出しますなぁ……(しみじみ)。


▲今回のフェスタでは、ステージがふたつ用意されている。ここセカンドステージでは一瀬ディレクターが中心となって、『2nd G』や『モンハン』のカードゲーム“ハンティングカード”のイベントが行われているのだ。これは『2nd G』の女子ハンターチャレンジクエストの優秀チーム発表の模様ですな。まるで自分の家にいるかのようなリラックスした格好をしている一瀬さんが印象的です。


▲会場のフードコーナーで食べられるメニューをちょっとだけ紹介。これは各会場でダントツのいちばん人気となっているこんがり肉。『モンハン』フードと言えば、やっぱりこれですな。


▲これはたこ焼き。大阪限定かと思っていたけど、名古屋でも食べられました。


▲名古屋大会の全景。東京、大阪よりも小さな箱(と言っても、十分広い施設だったけど)だったので、ギッシリ感はかなりのものがあった。

 そしてお待ちかねのステージイベント。壇上にはおなじみ、『3(トライ)』の辻本良三プロデューサー、藤岡要ディレクター、小嶋慎太郎アシスタントプロデューサー、木下研人メインプランナー、『2nd G』の一瀬泰範ディレクターが登場。いつものとおり、ゆる〜い雰囲気の中で自己紹介が行われたあと、さっそく“開発者チャレンジクエスト”が行われることとなった。そう、良三さん、藤岡さん、一瀬さん、研人さんの4人で『3(トライ)』のクエストに挑戦するという“例の”コーナーですね。

 さて問題は、何のクエストに挑戦するかである。「今回は何にするの? チームリーダー」とMCを担当する小嶋さんに振られた研人さんは、「ちょうどいい具合に、いまロックラックには砂嵐が吹き荒れています」という前置きのあと、ザワめく会場の雰囲気を楽しむような笑顔の中でつぎのように言い放った。

「今回は、ジエン・モーランの撃退に挑戦します!!」

 うおおお……。そうきたか!! いやまさか、ここでジエン・モーランを持ってくるとは夢にも思っていなかったよ。なんとなく、このモンスターについて書くことは遠い先のことだと思っていたしね(ニヤリ)。というわけで、砂漠を泳ぐ巨大鉱山、ジエン・モーランに挑戦である。

 そのまえに、まずは4人の装備紹介だ。とは言っても、藤岡さん、一瀬さん、研人さんはキチンとジエン・モーランの弱点を考え、氷属性の武器を持ってきていたんだけどね。で、いつも多大な問題をはらんでいる自由奔放プレイヤー、良三さんはと言うと……。

 サメ。

 はい、以上です(笑)。

 ジエン・モーラン撃退クエストの最初の見せ場は、なんと言ってもオープニングのムービーである。「モーランを見たことがない人も多いと思いますので、ぜひこの映像からご覧ください」という良三さんの言葉に導かれるように始まったムービーは、雄大な砂の海を泳ぐ規格外に大きなモンスターと、龍撃船に乗ってそれを追いかける勇敢なハンターたちの物語を描いたものだ。観たことがある人も初めて観る人も、思わず息を飲んでしまう大迫力の映像。でもいつまでも見惚れているわけにはいかない。いまからこの巨大な龍を、4人(いや3人か)で撃退しなきゃいけないんだから!! ……しかしどっからどう見ても「絶対的不利」という感は拭えなかったけどね(苦笑)。

 それでもチームリーダーの研人さんは元気に、テキパキと指示の声を飛ばした。

「一瀬さん、撃龍船にあるバリスタと大砲を使ってください!」

 誰もが考える常套手段を役割分担された一瀬さん、思わず「だ、だいぶザックリした作戦やな(苦笑)」とため息を漏らす。続けて研人さんは藤岡さんに向かって、「藤岡さんは対巨龍爆弾を準備してください!」と鋭い声を飛ばす。これに「ハイ」と素直に応じる藤岡さん。こうして、作戦分担は終了した。

 しかし撃龍船の上にはどう見ても、ハンターがもうひとりいる。これに気づいた小嶋さんがたまらず「チームリーダー、もうひとりいますけど……」と言うと、研人さんは嫌々「……良三さんは船の先頭に行って、『タイタニック』のマネゴトでもしていてください」と完全なる戦力外通告。しかし当の良三さんは「うん、わかった!!」とはしゃいで撃龍船の船首に走り、カメラ視点を回して「ホラホラ! サメとモーランの並走!!」と大喜びしているではないか(苦笑)。でもこれがけっこうなファインプレーで、じっくりとジエン・モーランの巨大さを確認することができたのである。


▲ジエン・モーランと並んで走る様子にご満悦の辻本良三プロデューサー。でもおかげで、このモンスターの巨大さがよくわかった。

ジエン・モーランは、あのラオシャンロンよりも大きいと思います」

 と藤岡さん。会場にいる誰もが知っているラオシャンロンとの比較に、来場者から「おお〜!」という感嘆の声が漏れた。

 ジエン・モーランはその巨大さゆえに、撃龍船と最接近したときに身体に飛び移ることができる。すると、各所にある弱点部位をピンポイントで攻撃できるようになるのだ。時間が限られているステージ上でのクエストなので、みんなで飛び乗ってピンポイント攻撃を加えたい。というわけでチームリーダーの研人さんが、メンバーに飛び移るタイミングを大声で指示した。「いまです!! 乗ってください!!」と。「よっしゃあ!!」とばかりに撃龍船からジャンプする良三さん、藤岡さん、一瀬さんの3人。ところが……。

 ゴロゴロゴロゴロ……

 3人とも砂漠に落下して転がってるんですけど(笑)。「リーダーにウソつかれた」と一瀬さん。「すんませんw タイミング間違えたw」と研人さん。「見て見て! 砂漠のサメ!!」と良三さん。アナタほんとに自由だな!!


▲ジエン・モーランは“動く鉱山”と言われるとおり、その身体から希少な鉱石を採掘することができる。……まあ、ステージ上のエキシビションで悠然と掘っていたのは良三さんだけだけどネ。
 
 それでもなんとかつぎの機会で、3人はジエン・モーランの巨体に飛び移ることに成功した(研人さんはガンナーなので、船の上から攻撃していたのだ)。さあさあ、弱点部位にピンポイント攻撃だ! 藤岡さんと一瀬さんはそれぞれが氷属性の武器を持って(モーランの最大の弱点は氷属性らしい)、弱点部位に集中攻撃を加えている。おお、なんかすごくいい感じだ。すると良三さんもここぞとばかりに「俺も攻撃してるよ!」と自己アピールをしてくる。ついにモンスター側のプロデューサーも改心して、マジメに攻撃するようになったんだ!! と思っているとスクリーンが良三さんのモニターに切り替わった。すると……!


 ピッケルで石掘ってる人がいるんですけど……。

 ピッケルじゃダメージ与えられねえから!! と、見ていた人の誰もが思ったことでしょう。ちなみに良三さん、ジエン・モーランの身体にある採掘場所を片っ端から攻めたらしく、最終的にアイテムが持ちきれなくなっていました。この緊張感あるステージ上のエキシビションクエストで、そこまで本気で掘るかアナタは!!

 そんな調子だったが不思議と、クエストは順調に進んだ。途中、藤岡さんが腕の部位破壊を達成。するとジエン・モーランはその巨体を躍らせて、撃龍船を飛び越す大ジャンプを敢行!! 「うおおおお!!」という怒号が渦巻く会場。モーランの最大の見せ場は、しっかりと観衆の心に刻み込まれたようだ。

 このあと、珍しく良三さんが働いて撃龍槍をモーランの身体に直撃させることに成功(「フェスタでいちばん緊張した!!」と良三さん)。これに気をよくした良三さんは「うりゃああ!!」という気合のもとランス(サメはランスなんです)の突進を敢行し、藤岡さんを砂漠に突き落とした

「……なんか小さなモーランに吹っ飛ばされたんですけど」と藤岡さん。

クエストでは油断したらアカン、っちゅーことですよ」と良三さん。やっぱりこの人はモンスター側の人間のようです。

 そして、土壇場でこんなことをやっているようでは撃退が果たせるわけもなく、無念のタイムアップ。これで、開発者チャレンジクエストは1勝2敗となりました……(苦笑)。

 さて気を取り直して、『3(トライ)』に出てくるモンスターについて藤岡さんが詳しく解説してくれる人気コーナー、“教えて藤岡先生!”のリポートと参りましょう。名古屋大会で取り上げられたのは“水没林に棲むモンスター”でした。

●ロアルドロスの生態

藤岡先生 ロアルドロスの外見で最大の特徴となるのが、首のまわりにあるたてがみ状の器官。これは鱗がこのような形態に変化したもので、スポンジ状になっています。ロアルドロスは乾燥に弱いんですが、ここに水分をたくさん溜め込むことができるので陸で暮らすことが可能になります。ときたまロアルドロスが水を撒き散らしますけど、これを浴びられるのでメスのルドロスも同じように陸上生活ができるんです。ちなみに彼らは、1頭のロアルドロスに対して複数のルドロスが集まってハーレムを形成して生活していますが、彼らにはジャギィほどの社会性はありません。ロアルドロスには10〜20頭のルドロスが付き従っているんですけど、縄張り争いが激しいため、ハーレムは1ヵ月と持たないんです。

●チャナガブルの生態


▲チャナガブルはうまそうです。

藤岡先生 一度見たら忘れられないほど特徴的な外見をしているモンスターですが、生態も非常に個性的です。まず彼らの捕食手段。チャナガブルは身体に色素胞というものを持っており、これをコントロールして地面と同じ色にし、擬態を行います。さらにヒゲのような器官を水底から突き出してユラユラと揺らし、水草のマネをして魚を集めます。そして、大きな口を開けてすべてを吸い込む! これがチャナガブルの捕食方法です。なんでもかんでも吸い込むので、水の中にあるガラクタも口にしてるでしょうね(笑)。 また、頭から突き出ている提灯ですが、これは疑似餌にして魚を集める……というよりも、光らせて外敵の目を眩ませ、その場から逃げたりするときに使うことが多いようです。その発光ですが、これは提灯の中に入っている発光バクテリアを刺激することで光らせています。

 ちなみにこのあと、来場者やケータイサイト“モンハン部”に寄せられた質問を藤岡先生にぶつけるQ&Aコーナーになるのだが、名古屋会場で選ばれた質問は「チャナガブルはおいしい?」、「チャナガブルを鍋の具に使っても大丈夫?」とかとか、チャナガブルを食べたいと思う人が多いことを裏付けるものばかりになりました(笑)。ちなみに“うまいかどうか”については、「……アンコウ鍋はうまいスからね(笑)」(藤岡先生)とのことです(笑)。

 続いては、もうすっかりおなじみとなった“オレたちモンハン部”のコーナーだ。名古屋大会のゲストは“よしもとモンハン部”の中から、ハローバイバイの金成公信さん、ニブンノゴ!の森本英樹さん、ネゴシックスさん、コンマニセンチの堀内貴司さんの4人。さらによしもとモンハン部の部長である次長課長の井上聡さんからのビデオメッセージも紹介された。それによると井上さんは、「会場にいる人たちに負けないくらいやり込んでいます。おかげで痩せました!!」と告白。さらに、狩王決定戦に参加するハンターたちに向けて「磨いてきた努力の結果を出せるようにがんばってください!」と熱いエール。井上さん自身も大会に参加するモンハンアスリートに匹敵する実力者ゆえに、この言葉は参加者に響いたのではなかろうか。


▲ネゴさんが意外なほど冷静に立ち回って、ボルボロスに有効打を当てていたことにビックリしました。

 そしてステージ上では、ケータイサイト“モンハン部”で展開されているよしもとモンハン部のコンテンツの中から、実際に『3(トライ)』を遊んでいる様子を流している“トライ!モンハントライ!”の実演が行われた。厳正なる抽選の結果、クエストに挑むのは『3(トライ)』のハンターランクが46の森本さんと、同じく33のネゴさんに決定。ふたりとも武器は太刀を選び、ボルボロスが待つ闘技場に降り立った。

 クエストは意外なことに、実力者と見られていた森本さんが早々に2オチするという波乱含みの展開に。たまらず、見守っていた金成さん、堀内さんが「声を出して意思の疎通を!!」とアドバイスするも、何を勘違いしたのかネゴさんが「こんにちは!!」と突如発言し、ステージ上はますますカオスな空気に(苦笑)。それでも、どうにかこうにか7分ほどでボルボロスの討伐を果たし、最低限の面目は保てる結果となった。

 このあとにステージでは、会場で配られているモンハン模試の答え合せ、来場者をステージに招いてのチャレンジクエストなどが開催。そしていよいよ、狩王決定戦名古屋地区大会の予選結果発表と、決勝ステージの火蓋が切って落とされる!!

 狩王決定戦名古屋地区大会の詳細は、別記事でお伝えしましょう!

投稿者 大塚角満 : 15:56

大塚角満

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週刊ファミ通副編集長にして、ファミ通グループのニュース担当責任者。群馬県出身。現在、週刊ファミ通誌上で“大塚角満のモンハン研究所”というコラムを連載中。そこら中に書き散らした『モンハン』がらみのエッセイをまとめた単行本『本日も逆鱗日和』シリーズ(4巻)が発売中。また、そこからのスピンオフとして別の視点から『モンハン』の魅力に迫る書き下ろし作品『別冊『逆鱗日和』 角満式モンハン学』シリーズも。このブログではさまざまなゲーム関連の話題を扱うつもり。一応、そのつもり。


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