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【MH】告知? 『角満式モンハン学〜ハンター編〜』は、こんな本です!

 昨日(2009年8月25日)のことになるが、2009年9月3日に発売される『逆鱗日和』シリーズの最新刊『別冊『逆鱗日和』 角満式モンハン学〜ハンター編〜』の見本誌が我が手元にやってきた!! わーいわーい! 新刊だ新刊だ! やっと完成したどーーーー!! というわけでうれしくて仕方がないので、本書の“前書き”のつもりでここに文章をしたためたいと思う。というのもこの『ハンター編』、304ページもある分厚い本のくせに限界までネタを詰め込みたいという思いから、著者の前書きすら削られているのですよ!!(苦笑)

 もうそこらじゅうの書籍紹介で書かれてはいますが、軽く本書の説明をさせていただきますね。

 『角満式モンハン学〜ハンター編〜』は、全国のハンターさんから寄せられた約2700もの“モンハンあるある体験”の中から184のエピソードをピックアップし、そのすべてにワタクシ、大塚角満が加筆・修正を加え、“逆鱗日和体”とも言うべき文章に起こし直している“体験談集”が核となっています。従来の『逆鱗日和』シリーズはあくまでも、僕とその周辺にある出来事をもとに綴ったエッセイで構成されてきました。が、いまや全国に350万人を超えるハンターがいるという現状を鑑みて、僕ひとりでは決して体験できない『モンハン』にまつわる笑える体験、感動秘話、怪しい都市伝説などなどを集めてみたいと思ったのです。でも、一般の人からの投稿を書籍の核にする……なんてことはやったことがなかったので正直、不安な部分もありました。でも完成した本書は“もうひとつの『逆鱗日和』”と胸を張って言える、著者の僕自身が「!!!!!」と驚くクオリティーとなったのです。何度も書きますが、僕ひとりでは絶対に到達できなかった笑いや驚き、感動体験の数々を、僕のフィルターを通した逆鱗日和体で書き起こしています。既存の『逆鱗日和』シリーズの読者の方も、新規に『モンハン』を始めた人たちにも存分に楽しめる体裁になったんじゃないかなぁ……と、自画自賛を承知で思っている次第です(笑)。ちょっと例を挙げてみましょうかね。

●『モンハン』を始めた当初、“生命の粉塵”「せいめいのこなみじん」と読んでいた。

●「泊り込みで『2nd G』やろうぜ!」ってことになってメンバーを募集したら、クラスの半分以上の人が僕の家にゾロゾロとやってきた。

●ラオシャンロン討伐クエストにて。エリア2でラオシャンロンの背中に飛び乗った友だちは興奮し、思わず「おい! 早く対巨乳爆弾を置け!」と絶叫した。

 どうです? ヤバくないですか? こんな話が200話近くも載っているんですねえ。

 そしてこの『ハンター編』は、過去の『逆鱗日和』シリーズでは最大のボリュームになっていることもあって、読者投稿以外のコンテンツもドカドカと盛り込むことができました。

 まずは、巻頭のカラーページ。ここは“ハンターたちの群像”と題した32ページに及ぶ対談コーナーとしました。いまや『モンハン』は一般ゲームファンのみならず、芸能界でも一大ブームのコンテンツになっています。そんな、多くの有名人ハンターの中から4組9名の方々にご登場いただき、僕とディープな“モンハン談義”をしてもらったのです。ざっとゲストの方々を紹介しますと、“アメザリ装備”でも知られる漫才コンビ、アメリカザリガニの平井善之さん・有未さんご夫婦、じつは大のゲームフリークだったモデル・タレントの椿姫彩菜さん、音楽業界からは元JUDY AND MARYのギタリストにして音楽プロデューサーのTAKUYAさん、そしておなじみ、次長課長の井上聡さん、麒麟の川島明さんを始めとする吉本興業のお笑い芸人の皆さん……と、超豪華な面々が僕の対談相手として登場してくれているのです。「『モンハン』がなかったら結婚してなかった!」、「いまや接待麻雀なんてやってる場合じゃない。“接待モンハン”の時代です!」なんていう、名言・珍言が随所に飛び出す爆笑の対談集となっておりますよ。

 さらに、僕の書く文章を「大好き!」と言ってくださる方々に贈る書き下ろしエッセイも、大ボリュームで投下しています。ネット上の“ちょっと怪しい人々”との交流を描いたバカバカしいコラム“ある街の、ある酒場で”、特徴的な狩猟風景の中で狩りをする人々を追いかけた“ハンターズルポ”と題するルポルタージュも、気合を入れて書かせてもらいました。これは、おばちゃん4人でギャアギャア言いながら遊んでいる“おばちゃんハンターズ”を追跡した爆笑ルポや、いま話題のモンハンフェスタ`09でも大暴れしているタイムアタッカーたちの想いを文章にした“最速の称号に魅せられた狩人たち”というドキュメンタリーまで、硬軟織り交ぜたバラエティーに富んだ仕上がりとなりました。そのなかには、書いた本人が読み返して泣いてしまいそうになるものも……。多くの言葉と時間を尽くして書いたものばかりですので、深まる秋の夜にじっくりと読んでいただければなと思っています。

 ……こんな感じかな? って、出しゃばりすぎ?(苦笑) でも本当に、ベテランハンターにもルーキーハンターにも楽しめる書籍になったと自負しているので、いくらでも言葉を尽くして解説したくなっちゃうんだよねえ。あ、そうそう。巻末には『モンハン』シリーズ最新作、Wii用ソフト『モンスターハンター3(トライ)』を遊んだ人たちの“ファーストインプレッション”も大量に載せています。『3(トライ)』を遊ぼうかどうか悩んでいる人に捧げるステキなインプレッションになっていると思うので、“『3(トライ)』予備軍”の人たちもぜひ、読んでみてくださいね!

 というわけで、宣伝でした(笑)。


▲せっかくなので、いくつか写真を追加。これは倉庫に積まれている『角満式モンハン学〜ハンター編〜』の山ですな。


▲そこから1冊、自分のデスクに持ってきました。しっかし汚ねぇ机……じゃなくて、この奇抜なカバーの本書、なんか存在感あるな……。


▲中身は、こんな感じです。わずか1、2行の一発ネタから、数ページにわたる感動話まで、じつにバラエティーに富んだエピソードが収録!


▲どんだけ『ハンター編』が厚いのか、4月に出た『モンスター編』と比べてみた。すると……こんなに違う! 『モンスター編』だって232ページもある単行本なのに……!

投稿者 大塚角満 : 18:03

大塚角満

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週刊ファミ通副編集長にして、ファミ通グループのニュース担当責任者。群馬県出身。現在、週刊ファミ通誌上で“大塚角満のモンハン研究所”というコラムを連載中。そこら中に書き散らした『モンハン』がらみのエッセイをまとめた単行本『本日も逆鱗日和』シリーズ(4巻)が発売中。また、そこからのスピンオフとして別の視点から『モンハン』の魅力に迫る書き下ろし作品『別冊『逆鱗日和』 角満式モンハン学』シリーズも。このブログではさまざまなゲーム関連の話題を扱うつもり。一応、そのつもり。


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