大塚角満の ゲームを“読む!”
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飽きもせずに死んでおります。
総プレイ時間は40時間を超え、穴だらけということを自覚しながらもボーレタリア王城、ストーンファング坑道、腐れ谷、嵐の祭祀場はほぼクリアーできたんじゃないかなぁ……と思っている。現在進行形で攻略しているのは”塔のラトリア”というステージ。最初のボスである”愚か者の偶像”を突破し、その先に足を踏み入れたところだ。なんだか、すごく順調そうに見えるでしょう。
でもね、死ぬんですよそれでも。
すっかり操作に慣れて、武器もかなりステキなものを装備していると思う。それでもいとも簡単に命を落とすのがこのゲームなんですねぇ。足場の悪いところで敵と戦っていて、「あ!!」と思った瞬間に足を踏み外して転落死したり、もうすっかり余裕で倒せるはずの青目の騎士に油断満載で接近して「あ!!」と思った瞬間に刺殺されたり……。なんだかブログの1回目からまったく進歩していないことを書いている気がするが、これが気の緩みをまったく許さない『Demon`s Souls(デモンズソウル)』というゲームなのですよ……。
それでもやっぱり、不慮の死を遂げるのは悲しいし辛いし頭にくるので、可能な限り昇天回数を少なくするように努力はしている。現在メインで装備している武器にもその思いが色濃く表れていて、オノレのあまりの健気さに涙を流しそうになる。
俺がいまメインで使っている武器は、欠月のファルシオン+4と祝福されたメイス+3。魔力と信仰の高さによって魔法攻撃力がプラスされるので、相当な攻撃力を誇っている。でも、俺がこの武器を使い続けているのは攻撃力が高いからではない。理由はほかにあるのだ。武器につけられている”欠月の”とか”祝福された”という冠にはキチンと意味があって、”欠月の”はMP自動回復、”祝福された”にはHP自動回復の付加効果があるのである。自動回復の速度なんて遅々としたものだが、俺は”再生者の指輪”をつねに装備してHP自動回復の効果を重ねがけしている。これにより我が分身のHPは、まさに”祝福された”かのような状態になってみるみると回復。回復系アイテムをかなーり節約することに成功しているのだ。ちなみにMPは、欠月のファルシオンを装備したり、外したりをくり返して回復速度のアップを図っている。というのも、特殊効果がついた武器は装備した瞬間に効果が発揮される、という特性を持っているので、装備→外す→装備→外すをくり返すと、武器が持つ本来の回復速度よりも早く、その効果を発揮させることができるんですねぇ。ちなみにこれは俺が発見したのではなく、我が身内の大学生・S君に教えてもらった。彼がやたらと武器をチャッチャチャッチャと出したり引っ込めたりしているのを見て「なにしてんの?」と聞くと、「どうやら武器を装備した瞬間に回復効果が発動するらしいので、こうしてるんだよねー」と言うので、実際に俺も試してみたのだ。するとどうだ。目に見えてMPの回復速度が上がっているではないか。『Demon`s Souls』を遊んでいて、HPやMPの回復に苦労されている皆さん、一度試してみることをオススメしますよ(ニヤリ)。
さて、そんなふうに「なるべく死にたくない!」と強く思っている自分がいるのも確かなのだが、同時に、というかその裏で「もう、とっとと死んでしまいたい……」と思っている自分がいることも否定できない。完全に矛盾しているってことを承知で書いているのだが、この気持ち、『Demon`s Souls』を遊んでいる人だったら「わかる!!!!」と強く膝を叩いてくれるだろうなあ。
『Demon`s Souls』では、そのステージにいるデーモン(ボスですな)を倒したり、他のプレイヤーの世界に侵入してホストを倒したりすると生身に戻ることができる(以前書いたが、『Demon`s Souls』では死ぬと”ソウル体”という幽霊のような存在に堕ちる。体力が生身の半分に)。体力が満タンってだけでそれまで強くて敵わなかった敵にも自信を持って挑むことができるようになるので、「生きてるっていいなあ!!」と心から実感できたりもする。しかし、「いつまでも生身の自分でいたい!」と強く思えば思うほど危険なものに近寄りたくなくなるのが人間の心理というもの。となると自然に、足場の悪そうな高台の上にアイテムが落ちているのを見つけても、
「高台にアイテムがあるのはわかったが足を踏み外して墜落死するかもしれないので、死んでからこよう」
とか、その敵を倒せば大量のソウルとアイテムが手に入るのがわかっているのに死にたくないもんだから、
「ヤツからソウルとアイテムを奪うのは、死んでからにしよう」
なんていう、ぼんくらとしか思えない情けない心理状態に陥ってしまうのだ。しかしこうなるとゲームの進行に著しい停滞が訪れるのは当然で、ぼんくら男は体力満タンの健康優良児のような自分の分身を眺めながら、「早く昇天しちまいたい……」と切に願うのであった。
大塚角満
週刊ファミ通副編集長にして、ファミ通グループのニュース担当責任者。群馬県出身。現在、週刊ファミ通誌上で“大塚角満のモンハン研究所”というコラムを連載中。そこら中に書き散らした『モンハン』がらみのエッセイをまとめた単行本『本日も逆鱗日和』シリーズ(4巻)が発売中。また、そこからのスピンオフとして別の視点から『モンハン』の魅力に迫る書き下ろし作品『別冊『逆鱗日和』 角満式モンハン学』シリーズも。このブログではさまざまなゲーム関連の話題を扱うつもり。一応、そのつもり。
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