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大塚角満の ゲームを“読む!”

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【MHP 2nd G】第149回 『サヨナラ! 逆鱗日和』発売記念イベント(6) 後半ステージリポート その2

 長いこと書いてきた『サヨナラ! 逆鱗日和』発売記念オフ会の模様ですが、いよいよ本日最終回! ……のつもりで書いてみます。完結できっかなぁ?

 さあさあ本日のメインイベント、史上最強シャッフルユニット3組による武神闘宴タイムアタックの開幕だ! ルールは、武器、防具、装飾品などは基本的にふだん使っているものでオーケー(若干の規制はあった)だが、ひとりは必ずガンランスを使わなければならない(どのガンランスを使うかは自由)。アイテムの持ち込みももちろん自由で、好きなものを好きなだけ使って問題なし。ルールと言えば、そのくらいだ。……まあ、ひとりがガンランスに縛られる時点で、相当がんじがらめな感じはしますがね。

 タイムアタック1組目は、もうゲネポ・唯&Effort Cristal(エフォクリ)・Godによる”銀河最強の不協和音”チームだ。来場者投票による下馬評は、このチームがダントツの1位。その理由については、前回のコラムを読んでもらうのがいいだろう。”『モンハン』タイムアタック史上、最強のコンビ”と言われる彼らは、いったいどんな立ち回りを見せてくれるのか!?


▲戦慄の立ち回りを見せた銀河最強の不協和音。

 まず注目は、どちらの選手がガンランスを手にするかだ。見るとどうやら、もうゲネポの唯君がガンランス担当になったようである。彼はもともとランス使いだし、どんな武器も器用に使いこなすセンスもあるので、唯君がガンランスを持ってくるのは言ってみれば想定内のこと。そんな彼の分身が手にしているガンランスは毒属性の”ベナムデパルファン”だ。攻撃力が644と高く、砲撃もレベル4の放射型。スキルに斬れ味レベル+1がついていたので、最難関であるグラビモス亜種には最適のガンランスだろう。ほか、捕獲の見極め、罠師、ボマーもスキルとして発動。ネコの気まぐれスキルとしてネコの火薬術と特殊攻撃術も発動していた。「へぇ〜……。こんな装備あるんだ……」と、ガンランスの使用回数が1050回を超えた老練な世界一のガンランサー(笑)はステージの上にいることも忘れて素で感心する。

 一方のGod君は、ハンマーを装備してきた。まあ、これも俺の予想どおり。だってGod君のハンマー使用回数って……5000回超えてんだもん(笑)。ハンマーを使わせたら、この男に匹敵する人間はこの世にいないのではあるまいか……ってくらい、God君はハンマーに精通している。そんな彼が装備しているのは”角王鎚カオスオーダー”。攻撃力1508の凄まじいハンマーだ。これに、斬れ味と会心率を補うために斬れ味レベル+1、見切り+3、耳栓をスキルとして発動。壮絶な火力アップを図っている。そしてネコスキルでネコの火事場力を発動させていた。このネコスキルが、のちに我々に恐ろしいものを見せることになるのである……。

 さあクエストスタートだ。最初の相手はナルガクルガ。すぐにGod君は爆弾を利用してオノレの体力を削り、ネコの火事場力を発動させる。ネコの火事場力は攻撃力が1.35倍になるが、自分の体力を10以下にしなければ発動してくれない。要するにこの状態になったら、1発でも攻撃が当たったら即昇天してしまうのだ。God君はクエストが始まってすぐにネコの火事場力を発動させた。つまり彼はこう言っているのである。「俺は一撃も攻撃を食らわない」と……。

 ここからはもう、完全に唯&Godのショータイムだった。ナルガが構えるまえに(まえに、だよ)音爆弾を投げてめまいにする唯君(彼らが引いたナルガは非常に性悪で閃光玉を当ててもなかなか”構え”のポーズになってくれなかったのだが)、そして体力10のまま、本当に攻撃を1発も食らわずに立ち回ってナルガの頭をボコボコにするGod君……。恐らく2分足らずで、ナルガクルガを屠り去ってしまったのではなかろうか……。

 そしてティガレックス。闘技場に登場してすぐにケムリ玉を投げられて視界を失ったティガに、God君のハンマーが襲い掛かる。そこからは、攻撃と閃光玉で壁際に追い詰められたティガを相手にしたスパーリングだ。やはりGod君は攻撃を1発も食らわず、ネコ火事場のままティガをボッコボコにしている。一方の唯君も、俺が思わず「キミが使ってんの、ホントにガンランス!?」と叫んでしまったほど軽やかな立ち回りでティガを突っつきまくっている。ハタと気づいたが、唯君は持ってるのがガンランスなのに1発も砲撃をしていない。これを見てMCの佐治キクオが、「大塚さん、もう角満砲とか言ってる場合じゃねえっすよ!! 彼のガンランス、弾すら入ってないし!」と絶叫。(こ、こんな立ち回りがあるのか……)と、俺はひたすら呆然とするばかりだった。

 けっきょくティガレックスも5分針で捕獲されてしまう。じつは俺、知らなかったのだが、あとで唯君に「なんでティガを捕獲したの?」と聞いたところ「ティガは捕獲すると、討伐よりも30秒ほど早く闘技場から消えてくれるんですよ」と教えてくれた。もう彼らと話をしていると、「へぇ〜!」とか「ほー!」とかしか言葉が出てこなくなるから困るわ(苦笑)。

 おつぎは最難関のグラビモス亜種だ。タイムアタックをするときに、こやつほど大きな壁はなかろう。しかし、銀河最強の不協和音チームには、このグラビモス亜種ですら壁とは成り得なかった。

 彼らはグラビモス亜種が登場する着地点に落とし穴を設置し、大タル爆弾G4つの起爆により開戦を告げる。そのあとはひたすら、落とし穴攻め。またこれがタイミングが絶妙で、グラビモス亜種が落とし穴から抜け出す直前に新しい落とし穴を設置し、飛び上がった巨体は着地すると同時に再び穴の中へ。これを3セットほどくり返すうちに硬い硬いグラビの腹も割れ、あとはもう、殴り放題……。唯君の毒突っつき攻撃(相変わらず砲撃しない)でものの見事に毒ってたし。けっきょく、よく覚えていないのだが時計の針が10を指すころにはグラビモス亜種も捕獲されていたと思う。

 そしてここで、God君が秘薬を選んで体力の回復を図った。なんと彼はグラビモス亜種を捕獲するまで、ずーーーーっとネコの火事場力のままで立ち回っていたのである! なんて恐ろしい……。しかもここで、佐治キクオがあることに気が付いて”もう笑うしかない”とばかりに爆笑しながら衝撃の事実を告げた。

 「ちょっと! God君、回復薬も回復薬グレートも持ってきてないし!!

 そう、God君は体力回復用のアイテムはネコの火事場力解除用の秘薬しか持ってきていなかったのだ! よく冗談で「攻撃を食らわなければやられることはない」なんて言うが、ホントにそれを実践してる人間初めて見たわっ!!!

 というわけで、このふたりは俺が期待(?)した不協和音を奏でることもなく、アっと言う間にディアブロス亜種、ラージャンも撃破。もうホントに、途中からモンスターを応援したくなったわい(笑)。

 2組目は、エフォクリ・Jack&Jast25`s・ravenによる”隠密特殊部隊”だ。下馬評では3番目の評価だった彼らが選んだ、ガンランスの相棒となる武器は……ヘビィボウガンの”クイックシャフト”!! このとき、俺は銀河最強の不協和音チームとパッション・ダイナマイト(笑)チームに視線を振り向けたのだが、4人が4人とも「痛恨!!」という顔をしていた。実際、打ち上げのときに唯君とGod君に「隠密特殊部隊がヘビィボウガンを担いで来たとき、どう思った?」と聞いたら、「終った……と思いました」(God)、「優勝は隠密特殊部隊だろうなと……」(唯)と語っていたが、『2nd G』においてヘビィボウガンは、それほど強力な武器なのである。しかも、ヘビィボウガン担当となったraven君のスキルには、当然のように自動装填が。そしてネコの気まぐれスキルにネコ火事場! 難攻不落のグラビモス亜種で絶大な威力を発揮する自動装填付きのヘビィボウガンを、東シナ海の諸葛孔明は選択したわけだ。一方、相方のJack君が持ってきたガンランスは”あの”大砲モロコシ!! 見た目のかわいらしさとは裏腹に、レベル5の拡散型砲撃を持つこのガンランスは、砲撃メインで立ち回ることを選んだときに真の力を発揮する。スキルにはもちろん、砲術王に砥石使用高速化、そして装填数UPもついている。「撃つ気満々ですねこれは!」とMCの佐治。「大砲モロコシを持ってきて撃たなかったら、ただのモロコシだからな!」と俺。ある意味、ガンランスらしい立ち回りを期待する俺の怨念を乗せたまま、クエストはスタートした。

 最初にやることはもちろん、raven君のネコ火事場を発動させることだ。そうするには、持ち込んだ大タル爆弾Gと小タル爆弾を使うのが手っ取り早い。実際、raven君は落とし穴に落ちたナルガクルガの鼻っ面に大タル爆弾Gをセットしてキックで自爆。本当に1ミリだけ体力の緑ゲージが残り、残りは赤ゲージとなってしまった。これで無事、ネコ火事場発動。しかし赤ゲージが回復してしまったらネコ火事場は解除されてしまう。そこでraven君、間髪入れずに小タル爆弾を足元に設置して……って、は、早くね? ダイジョブか……? ああああ、小タル爆弾が爆発する!! あ、あ、あ、あ!!

 ボカーン

 「力尽きました」

 ……。

 開幕自爆か!!!!!

 どうやらraven君、赤ゲージを多少回復させてから使わなければいけなかった小タル爆弾を早めに設置してしまい、衝撃の速攻自爆を演じてしまったらしい。しかしまだ1オチ。自動装填ヘビィだったら、余裕で取り戻せるはず!

 その間、Jack君は俺が期待したとおり砲撃中心の立ち回りでナルガクルガを攻めていた。顔の真正面に立って踏み込み突きから砲撃。突きから砲撃。派手な拡散型の砲撃に会場も沸いた。そしてraven復活。再び最強のネコ火事場ガンナーとなり、気を取り直してバヒュンバヒュンと強烈な弾丸をナルガクルガに撃ち込み始めた。

 しかしどうやら、この日の隠密特殊部隊には死神が取り憑いていたようだ。

 なんと猛るナルガクルガの猛攻に合ってraven君が2オチ目を計上。それでもなんとかナルガクルガを討伐してティガレックスの前に立つも、壁役のJack君が攻撃に吹っ飛ばされた隙にraven君が狙われ、ネコ火事場のささやかな体力はティガの突進に吸い取られる……。相手チームに「脅威!」と思わせた隠密特殊部隊は、真価を発揮するグラビモス亜種に到達するまえに3オチでクエスト終了。優勝争いは銀河最強の不協和音チームと、これからクエストに臨むパッション・ダイナマイト(笑)チームに絞られた!


▲「あっちゃー!」というraven君の表情が、じつに印象的……。

 さあさあ、俺が本命印を打ったもうゲネポ・MASAKI&Jast25`s・こんぺいのパッション・ダイナマイトの登場である。このチームでガンランスを担ぐのは……こんぺい君だ。こんぺい君、ガンランスの使用回数30回程度だったのに……。ヘンな縛りつけてゴメンな(苦笑)。装備は、全身メルホアZで、スキルがわんさかと発動している。捕獲の見極め、罠師、回避距離UP、回避性能+1、高速採取……。そして武器は、火属性のガンランス”溶解銃槍ヴォルガノス”だった。じつはこれ、かなーり意外な選択。武神闘宴に出てくる5頭のモンスターで、火属性がドンピシャで有効なのは最初のナルガクルガだけだ。まあスキルを見れば、アタッカーというよりもサポートメインのガンランサーとして闘技場に立つのだろうが、果たしてこれがどう影響するのか? そしてスキルに心眼も斬れ味レベル+1も
着いていないことが、硬いグラビモス亜種のときにどう出るのか!? 一方のMASAKI君は、かのGod君とほぼ同じ装備。武器は角王鎚カオスオーダーで、発動スキルは斬れ味レベル+1、見切り+3、耳栓。ネコスキルでネコ火事場も持っていた模様。こりゃあもう、ガチンコで銀河最強コンビに挑む構えではないか!!

 というわけで、ついに始まったパッション・ダイナマイト(笑)のタイムアタック。最初のナルガクルガは定石どおり、閃光玉→音爆弾のコンボを駆使して立ち回る。おもしろいように決まる音爆弾。もうこのナルガクルガ、ほとんどまともに地面に立っていなかったよ(苦笑)。MASAKI君の攻撃はすべて頭だし、こんぺい君もガンランス使用回数30回ほどとはとても思えない立ち回り。MCのカミカゼ長田に「ずっとガンランス使ってる大塚よりもはるかにうめえ(笑)」と言われてしまったが、まったく俺は1000回以上もガンランスを担いで、いったい何をやってきたのだろうか……。


▲序盤の立ち回りは銀河最強の不協和音チームに匹敵するものがあったパッション・ダイナマイト(笑)。

 対ティガレックスも、基本的にはナルガクルガと同じ。閃光玉でピヨらせたところに、頭を潰すかのようなMASAKI君のカオスオーダーによる打撃。こんぺい君は竜撃砲も炸裂させ、アっと言う間にティガレックスを捕獲してしまった。盛り上がる会場。実際、ここまでのタイムは銀河最強の不協和音よりも速かったのではあるまいか……。そう思えるほど、パッション・ダイナマイト(笑)の立ち回りは極まっていた。


▲観客も静まりかえって、超絶ハンターたちの立ち回りを見守った。

 しかし、問題はここからだった。動く活火山、グラビモス亜種がふたりの前に立ちはだかったのである。グラビモス亜種の登場時に落とし穴にハメて、大タル爆弾Gで攻めるところまではセオリーどおり。ここから唯&Godは落とし穴の連続設置で早々にこのモンスターを撃破したのだが、MASAKI&こんぺいはひたすらガチンコでの立ち回りを余儀なくされた。イベント終了後に「唯一、作戦を詰め切れなかったのがグラビモス亜種だったんです……」とMASAKI君が悔しそうに語ってくれたが、斬れ味レベル+1、心眼が発動していないこんぺい君の溶解銃槍ヴォルガノスはことごとくグラビモス亜種の硬い外殻に弾かれ、懐に飛び込んでいったMASAKI君もガス噴射で吹き飛ばされていた。ここでの数分間の力攻めが、最終的なタイムに大きく響いた。

 パッション・ダイナマイト(笑)が最後の激昂ラージャンを仕留め、タイム集計を行った結果、優勝したのは……。

 銀河最強の不協和音!!! なんとクリアータイムは18分04秒ですよ!! これ、対象クエストは武神闘宴でクエスト参加者は2名、ひとりはガンランス縛りの上に、イベントステージでの1発勝負のタイムですよアナタ……。2位のパッション・ダイナマイト(笑)の24分08秒ってのも十分凄すぎるタイムなのだが、いやはや、実力ナンバーワンと見られていた唯&Godのポテンシャルは凄まじいわ……。


▲ご覧のとおり、俺の予想を覆して銀河最強の不協和音チームが優勝した!


▲優勝したふたりには、逆鱗日和名語録Tシャツの紫バージョンをプレゼント! おめでとう〜!

 こんな感じで無事、大盛況のうちに『サヨナラ! 逆鱗日和』発売記念オフ会は幕を閉じた。本当に、会場に来てくれた皆さん、応募してくれたのに当選できなかった皆さん、運営スタッフ、俺たちのためにすっ飛んできてくれた6戦士、そして、イベントを企画・プロデュースしてくれたえのっち。もう、どんなにお礼を言っても足りないくらい、幸せな気分に浸れたイベントとなりました……(涙)。


▲優勝チームを当てた方の中から抽選で20名様にプレゼントを贈った。これはその中のひとつ、サイン入りハンドボール。俺の自宅に転がっていたやつにサインをして贈りました(笑)。超ありがた迷惑。

 つぎにイベントができるの、いつになるのかわからないけど、すでに俺と江野本は「つぎにやるとしたら、こういうことできんかな?」と内々に企画を出し合ったりしています。『サヨナラ!』のあとがきに書いたとおり、しばらく『逆鱗日和』が出ることはないと思われますが、単行本にもイベントにもすっかり味をしめているので、遠くない未来にまた何かしちゃうかも?(笑) またそのときに、皆さんにお会いできますように。

 本当に、ありがとうございました!

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▲最後はみんなで記念撮影! 掛け声はもちろん、「ひと狩り行こうぜ!!」。

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投稿者 大塚角満 : 16:04

大塚角満

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週刊ファミ通副編集長にして、ファミ通グループのニュース担当責任者。群馬県出身。現在、週刊ファミ通誌上で“大塚角満のモンハン研究所”というコラムを連載中。そこら中に書き散らした『モンハン』がらみのエッセイをまとめた単行本『本日も逆鱗日和』シリーズ(4巻)が発売中。また、そこからのスピンオフとして別の視点から『モンハン』の魅力に迫る書き下ろし作品『別冊『逆鱗日和』 角満式モンハン学』シリーズも。このブログではさまざまなゲーム関連の話題を扱うつもり。一応、そのつもり。

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