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【MHP 2nd G】番外編 よしもとゲーム部始動! ”井上CUP”開催!

 とある日。

 ”あの”吉本興業から1本のリリースが届いた。ナンダナンダと開封してみると……なんとそこには! ”真の芸人NO.1ハンターは誰だ!? モンハン芸人たちが一堂に集合! よしもとゲーム部×CAPCOM”なる魅惑の文字が並んでいるではないか! 記者会見に出席予定の芸人さんの名前を見ると、次長課長・井上聡さん(よしもとゲーム部部長)、麒麟・川島明さんの名前がある。そして”よしもとゲーム部”の部員一覧には、笑い飯の西田幸治さんのお名前も! こ、こいつはエライことになったぞ……。井上さん、川島さん、西田さんと言えば、11月20日に発売される我が4冊目の単行本『モンスターハンタープレイ日記 本日もサヨナラ! 逆鱗日和』に、大塚角満の対談相手としてご登場いただいている、芸能界を代表するハンターたちではないか!! サァ、こうしちゃいられない。俺はできあがったばかりの『本日もサヨナラ! 逆鱗日和』を10冊ほど袋に詰め込んで、編集担当の江野本ぎずもに「行こう!」と声をかけ、一路会見場へと向かった。

 よしもとゲーム部とは文字通り”ゲーム大好き芸人”の集まり。リリースによると、”ゲームをこよなく愛し、日々その腕を磨き合うゲーム芸人たちによる、広くゲームのおもしろさを伝える集団”とある。会見の冒頭でMC担当の芹沢和哉氏は「新宿のルミネザよしもとの楽屋では、7割くらいの芸人が毎日PSPを持って遊んでいます。そんな芸人の最近の合言葉は”行きます?”か”狩ります?”。それくらい、このゲームは芸人のあいだで大ブームになっているんです」と告白。そして「ということで、よしもとゲーム部が最初に扱うゲームは、カプコンの『モンスターハンターポータブル 2nd G』です!」と高らかに宣言した。

 よしもとゲーム部の最初の活動として発表されたのが、11月28日に行われる”井上CUP”だ。ゲーム部のメンバーがもっとも愛する『2nd G』を使い、総勢20名にもなる芸人たちで『2nd G』のタイムアタック大会などを行うという。ちなみにこのイベントは一般入場も可能。まず、その概要を明らかにしてしまおう。

■”井上CUP”概要■
●開催日時 11月28日(金) 午後11時〜翌午前5時
●開催場所 ヨシモト∞ホール(東京都渋谷区宇田川町31-2)
●出演者 次長課長・井上、麒麟・川島、ハリセンボン・箕輪、笑い飯・西田、他若手芸人多数
●チケット 前売1500円、当日1800円(チケットよしもとにて発売中)

※18歳未満の入場は不可

 会見には、よしもとゲーム部に所属する芸人が多数登場した。ざっと、20名。まずは、部長の井上さんがあいさつ。背後の若手芸人たちから、怒号とも言える歓声があがる(笑)。

 「部長を務める井上です! こういうゲームイベントをやらせていただけることになり、本当にうれしく思っています。というのも、じつは2年くらいまえから、ここにいるようなゲーム好きの芸人が夜な夜な集まってゲーム大会をやっていたんです。それが回数を重ねるに連れて人数が多くなり、ほかの事務所の方も参加するようになったので、ここいらでひとつお客さんの前でやってみよう! ということになりました。よろしくお願いします!」

 井上さんの説明によると、井上CUPの内容は「僕らがふだんやってることをお客さんに見てもらいたい」という考えが根底にあるそうで、タイムアタック大会は井上CUPというイベントの中の、企画のひとつと捉えているらしい。また、詳細はのちほど発表するということだが、来場者もいっしょに遊べる企画もあるという。続いて、麒麟の川島さんが井上CUPにかける意気込みを語った。

 「これだけのメンバーが揃いましたけれども、1位を狙っていきたいと思っております。ただ僕も含めて、この時期はみんなM-1グランプリのほうに意識が向いているのでゲームに集中できない部分もありますけどね。でもやるからには、こんなザコどもには負けませんよ」

 この発言に、ステージ上の芸人たちは激昂。「おいおい!」、「どういうことだそりゃあ!」と川島さんに非難の声が集中する。しかし、川島さんはニヤリと笑って、

 「こんなね、昨日呼ばれて今日ここに来れるスケジュールの連中に負けるわけにはいきませんよ!! それにね、楽屋では盛り上がってたくせにステージに来たとたんおとなしくなるようなヤツらには負けませんよ」

 ステージ上の怒号はいつか悲鳴となり、しばらく鳴り止むことはなかった(笑)。続いて、ハリセンボンの箕輪はるかさんは、

 「ゲームの中では女性のキャラクターを使ってるんですけど、本番当日までにはさらに、セクシーな防具を集めて皆さんにお披露目したいと思います」

 と、タイムアタック大会の開催意義を根底からひっくり返す恐るべきコメントを残す。これには部長の井上さんもビックリ仰天して、「ひとり、目的が違う人が混ざってるんですけど(苦笑)」と思いっきり苦笑い。しかし箕輪さんは怯まず、「作った防具を見せるのもこのゲームの楽しみのひとつですから!」としっかりと返した。

 このあとステージでは、沼地の山菜ジジイやティガレックス、チャチャブーのモノマネが披露され(って、マジメに書くとものすげえ違和感あるけど、ティガレックスはとても似てた)、そのほかにも何やらゴチャゴチャとしたやりとりがありました。……って、芸人さんたちには端折って申し訳ないんですけど、とても全部書けない(苦笑)。その証拠に、あまりにもわけがわからなくなってきたあたりで部長の井上さんが「親戚の子供がふざけているのを眺めている、ってつもりで見てください!」と記者に釘を刺すひと幕も。いやあ、この言葉がなかったらどうなっていたことか……。そして最後に、井上さんがゲーム部部長として井上CUPの開催を宣言した。

 「ここに! 『モンスターハンターポータブル 2nd G』の、井上CUP開催を宣言します!!」

 さてここから、記者との爆笑一問一答となったのだが、それはつぎの記事で!

投稿者 大塚角満 : 15:58

大塚角満

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週刊ファミ通副編集長にして、ファミ通グループのニュース担当責任者。群馬県出身。現在、週刊ファミ通誌上で“大塚角満のモンハン研究所”というコラムを連載中。そこら中に書き散らした『モンハン』がらみのエッセイをまとめた単行本『本日も逆鱗日和』シリーズ(4巻)が発売中。また、そこからのスピンオフとして別の視点から『モンハン』の魅力に迫る書き下ろし作品『別冊『逆鱗日和』 角満式モンハン学』シリーズも。このブログではさまざまなゲーム関連の話題を扱うつもり。一応、そのつもり。


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