大塚角満の ゲームを“読む!”
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というわけでようやく、『本日もサヨナラ! 逆鱗日和』発売記念オフ会の内容に迫る記事を書くときが来た!! ……って遅すぎ!! この1週間、ずっと心の中に(早くイベントリポート書かなきゃ……)という思いがあったのですが、やはり主催者だからこそ知っているイベントの裏側とか心の動きをどうしても書きたくなるわけで、でもそうするとめちゃくちゃ長文になってしまうから何回かに分けて記事にする必要が出てくるでしょう? んで、どうせだったら何日かの続きモノにしたいな……という思いも頭を持ち上げてくるので、そうするとイベントリポートの鮮度が落ちるのはわかっちゃいるが1日1本のペースで裏側をいろいろと……と、グダグダと言い訳してねえでとっとと本題に入れって感じですね。せっかくカメラマンに撮ってもらった写真がたくさんあるので、今回はイベントの模様を写真で紹介しちゃいます。
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▲イベントが始まるしばらくまえから、会場のエンターブレイン前にはこんなにもたくさんの人が集まってくれていた。なんてありがたい……。
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▲ちょっと準備に時間がかかり、午後1時15分から前半ステージが始まった。イベントの司会は、週刊ファミ通編集長代理のカミカゼ長田(左)と週刊ファミ通の佐治キクオ。
イベントの司会を担当してくれたカミカゼ長田、佐治キクオの呼び込みでステージに上る。見渡すと、狭い会場ながらパッツンパッツンの超満員って感じでたくさんの人が集まってくれたことがよくわかった。もうこの光景が見られただけでオイラは満足だ……とこのまま昇天してしまってもいい気分だったがそんなことを思っている場合ではない。せっかく足を運んでくれたこの人たちに満足してもらえるものを提供しなくては!! ということでさっそく、前半のステージイベントがスタートした。
まず最初に行ったのは”大塚角満の素顔を暴く!”と題したビデオの上映だ。エンターブレイン関係者に取材をして、大塚角満という人間がふだんどんな感じで仕事をし、どういうスタンスで『モンハン』に向き合っているのかを赤裸々にするのが目的だという。”だという”なんて書くとちょっと他人行儀な感じがするがそれもそのはずで、俺はこのビデオがどんな内容で作られているのか、まったく知らなかったのである。まあでも、一応今回のイベントは俺の4冊目の単行本の発売を記念して行っているものだから、著者を持ち上げまくっている内容になっているに違いない。まいったなぁ。テレるなあ。あまりにも手前味噌なVTRだったら、あとでイベントプロデューサーの江野本ぎずもを叱らなきゃ。「恥ずかしいじゃんかぁ^^」って。あ、そんなことを言ってたらVTRが流れだしたぞ。どれどれ……。
ほうほう……。
ふーん…………。
って、コレ……。
……ちっとも持ち上げてねええええ!!!! っていうかどこをどう見ても、俺を陥れるために作ったとしか思えない悪意に満ちた映像じゃねえか!! 「大塚角満の『モンハン』の腕前は?」という問いに対しては、ブンブン丸、スレイブ間々田、バサラ佐藤と言った悪ガキどもが「はっきり言ってザコ」、「話にならない」、「どうしょもない」と言いたい放題。「じゃあ『モンハン』の知識は?」という問いには中目黒目黒、女尻笠井、江野本ぎずもという我が腹心の逆鱗日和ファミリーが、「知識は『2(ドス)』のときで止まってる」、「一般の人にいろいろ教えてもらってて恥ずかしい」とボロクソに。さらに、「”俺のことはこれから大先生って呼べ”って言われた」、「夜の角満砲はスゴいゾ♪ って言われました……」(女性編集者)という嘘八百が並んだかと思ったら、「大塚角満と言えば?」という質問には、出てくる人間全員が「ヒゲ」、「メガネ」としか答えない。俺はヒゲとメガネでしかできてねえのか!! そしてトドメとばかりにウチの社長まで引っ張りだしてきて「おごって」の大合唱。まったく意味がわからねえ……。
しかしこれではあまりにもかわいそうだと思ったのか、続いて「大塚角満へ愛のメッセージ」と題したメッセージが紹介された。それはなんと、辻本良三プロデューサー、藤岡要ディレクター、一瀬泰範ディレクター、小嶋慎太郎プランナーからのメッセージで、『逆鱗日和』に対する思い、そして俺との思い出なんかが綴られていて……って全員何かしらのオチをつけてくれてるんですけど!! ピックアップすると……。
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▲思い出の写真とノスタルジックなメロディーに乗せて紹介された4人衆からのメッセージだったが、必ずオチが……。
「大塚さんからもらったオトモアイルーがまた家出したので、今度ギルカ交換しましょうね♪」(辻本)
ちょっとアナタ! また俺のギルカ消しただろ!!
「沖縄ツアーの夜、『3(トライ)』のことをユーザーと語り合っているとき、大塚さんいませんでしたね。まあおいしい酒が飲めるわけでもなく、大塚さんの大好きなカラオケもない席でしたからねぇ……。あれは大塚さんの「天狗になるなよ!!」という”教え”だったのですね」(藤岡)
う……。また沖縄のトラウマが蘇る……。
「『逆鱗日和』が4巻まで出たのもすべて、江野本さん(マスオさん)の『モンハン』にかける溢れんばかりの愛と熱い情熱のおかげだと思っています。江野本さん(マスオさん)には、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」(一瀬)
い、一瀬さん、俺は……。
「満点の星が輝く沖縄の夜。ホテルの一室でユーザーさんと熱く『3(トライ)』を語り合いましたね……って、アレ? 大塚さん、いた……? あれ? あぁ頭が痛い。記憶がおぼろげw」(小嶋)
小嶋さんも根に持って……。
てな感じで、4人衆からのメッセージに会場は爆笑の連続でありました。
そしておつぎは”大塚角満の実力を暴く!”というコーナー。もう、大きなお世話だっつーの。何十回もコラムで書いているとおり、俺は”世界一のガンランサー(笑)”ですよ? そりゃあもう、相当な実力者だわい。でもまあ、せっかくの機会なのでそれを証明しておくのもいいだろう。俺は宣言した。
「俺の実力をお見せしましょう。……大剣で(笑)」
会場から怒涛の勢いで湧き上がった「えーーー!!」、「ガンランスじゃないの!?」というブーイングの火柱。そう、前々回のコラムで書いたとおり、ここではガンランスじゃなくて大剣4人によるシンクロプレイをお見せするのじゃ!! ちなみに7月に行った『ニャンと! 逆鱗日和』の発売記念イベントのときは前出の逆鱗日和ファミリー4人でティガレックス討伐をお見せした。このときは何の練習も行わず、ふだん俺たちが編集部で遊んでいるとおりのことを披露しただけだったので緊張もしなかったのだが、このシンクロプレイはホントに……心臓止まっちまうほど緊張するっ!! まったくシンクロしなかったらどうしよう!! 寝る時間を削ってまで練習していた成果が出せなかったら、俺と江野本はもう……。見ると、俺以外の3人も明らかにド緊張状態。ううう。大丈夫かな俺たち……。
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▲始まってしまう……。誰がやろうって言い出したんだコレ……。俺か……。
それでも時を止めることはできず、始まってしまいました世界初の4人シンクロプレイ。クエストはG級ナルガクルガ討伐の”絶影”だ。俺たちの作戦は、まず最初にモドリ玉を使ってキャンプに戻り、4人揃ったところでナルガクルガのもとに向かう、というもの。ところがここで、恐ろしい事態が俺を襲う。俺は震える声を振り絞って、衝撃の事実を発表した。
「あ、あの……。アイテムの使いかた忘れちゃった!!!」
これ、ネタでもなんでもなく本当のこと。あまりの緊張で頭の中が真っ白になってしまい、どうやってモドリ玉を使っていいのかわからなくなってしまったのだ。どどど、どうしよう!! どのボタンでアイテム選択するんだっけ!? きっちり7秒ほど悩んだ挙句、テキトーにガチャガチャとボタンを押したらアイテムのカーソルが動いたので、「コレだ!」と確信してなんとかモドリ玉を選択。無事、3人が待つキャンプに到着することができた。でもこれがいい具合に緊張を解きほぐす薬になったようで、その後は比較的平常心で立ち回れたと思う。
そう、俺たち……。
キチンとシンクロできたーーーーーっ!!!
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▲見て見て!! 4本のガオレンズトゥーカが揃って溜め状態に!! ここでナルガが振り向いて、脳天に強大な一撃!! こんなシーンを、随所で展開できたんですよぉぉ!!
緊張でどうなるかと思っていたが、4枚のガオレンズトゥーカは赤く輝く扇のように美しく揃って瞬き、ナルガクルガの頭に攻撃が当たること当たること。会場からの割れんばかりの拍手や歓声も力となり、俺たちはわずか4分05秒でG級ナルガクルガを討伐したのである。……まあ途中、やたらと俺と江野本がイーオスの狼藉にあい、毒を引っ掛けられるわドロップキックを食らうわでシンクロプレイのリズムを乱しまくっていたけど……。しかも俺の隣で江野本がやたらと「イーオス!! イーオス!!!」とわめきやがるもんだからうるせえのなんの。イーオスはわかったからシンクロしろや!! と、余裕があったら怒鳴っていたと思います(笑)。
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▲注目は、画面の手前に赤い馬面を晒しているイーオスです。スクリーンに映し出していたのは俺の画面だったのだが、いいところで毒吐きかけたり、ジャレついてきたりしやがって、会場は爆笑に包まれておったよ……。
さて無事に、いちばん緊張すると思っていた4人シンクロプレイを乗り越え、いよいよこの日のメインコンテンツをお見せするときが来た。そう、”第2回 角満カップ”と題した”シャッフルユニットタイムアタック”だ。内容はイベントリポートその1にもあるとおり、今年のモンハンフェスタ優勝チームの”もうゲネポ”、準優勝の”Effort Cristal”、昨年のモンハンフェスタ優勝チーム”Jast25`s”の6人にそれぞれクジを引いてもらい、この日だけのユニットを作ってもらってタイムアタックに挑戦してもらう……というもの。いよいよ、その本番がやってきたわけだ。まず、俺が考えたキャッチフレーズとともに、出場6選手を紹介しよう。
スピードは誰にも負けない! 西の神ランサー
『モンスターハンター』の申し子
もうゲネポ 唯
どんなプレイにも合わせます! 恋の駆け引きも合わせます!
ミスター"センス"
もうゲネポ MASAKI
シンクロプレイは神に挑むために完成させたっ! でも英語のつづりは間違えたっ!
タイムアタックの"絶対神"
Effort Cristal God
シンクロプレイは俺がいなければ完成しなかったっ! でもリストラ危機っ!
"努力"を"かっこよさ"に変えた男
Effort Cristal Jack
色褪せぬ"初代王者"の誇りと矜持
反骨の涙腺クラッシャー
Jast25's こんぺい
すべての動きは我が手の中に……。”魅せるプレイ”のフロンティア
東シナ海の諸葛孔明
Jast25's raven
プロレスの実況中継ぽくって、かっこいいでしょ(笑)。
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▲メインイベント、いよいよスタート!
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▲登場した、ハンター界の頂点に君臨する6人。こんな豪華なメンバーを集められて、本当に幸せです。
さっそく6人をステージに招き入れ、順番にクジを引いてもらう。クジの箱に入っているのは1〜6までの番号が書かれた紙切れ。この数字の順番で、A〜Fの好きなところに入ってもらうのである(1番クジを引いた人だけ自動的にAに入るようにしたけど)。その結果、出来上がったチームは……!
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▲写真で見たほうがわかりやすいですね。こんな感じで、クジの数字が若い人から、B〜Fの好きなところを選んでもらったのだ。
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▲これが新たにできたユニット。左のふたりが銀河最強の不協和音、中央が隠密特殊部隊、右がパッションダイナマイト(笑)だ。
●唯(もうゲネポ)×God(エフォクリ)
チーム名:銀河最強の不協和音
●raven(Jast25`s)×Jack(エフォクリ)
チーム名:隠密特殊部隊
●MASAKI(もうゲネポ)×こんぺい(Jast25`s)
チーム名:パッションダイナマイト(笑)
チーム名は俺が考えたものだ。会場で瞬時に画面に表示したので驚いた人もいたようなのだが、6人をバラバラにして生まれる全12パターンのチーム名を事前に考えて仕込んでおいたのである。当日まで誰と誰が組むのかわからないからね。幻の9チームについては公開されずに終るわけだが、こういうの考えるの大好きだからぜんぜん無駄になったと思っていないけどねー。
そしていよいよ、この3チームに挑んでもらうクエストの発表である。この瞬間まで来場者はもちろんのこと、ステージ上の6人にも何に挑んでもらうのか伝えていない。俺は厳かに口を開いて恐るべきクエスト名を発表した。
「この3チームに挑戦してもらうクエストは……武神闘宴です!!」
来場者からの「おおおおお!!!」という地鳴りのような歓声と、「えええええ!!」という6人の悲鳴が交錯する。うーんやっぱりこのクエスト、インパクトあるよなあ。そして俺はついでとばかりに、もうひとつだけ決めておいた”ちょっとした縛り”を発表した。
「あ、そうそう。もう1個言っておかなきゃならないことが。台本に”ひとりはガンランスを使うこと”って書いてある。ひどいな。誰が決めたんだコレ(笑)」
会場から沸き起こる爆笑。それに反比例するように、俺を睨むステージの6人(苦笑)。MCのカミカゼ長田から「おめーがこの縛り考えたんだろ!! ひでえな!!」と非難の声が飛んだが、俺は毅然と「これでやってもらいます!!」と宣言した。
そして今回はせっかくなので、会場に来てくれた方々にもイベントに参加してもらうことにした。それはこの即席3チームの中から勝つと思うチームに投票してもらい、当てた人の中から抽選でささやかなプレゼントを贈るというもの。でも、来場した人になんのヒントもないのは乱暴なので、俺が6人の選手を徹底解剖&解説するコーナーも設けた。それが、
”教えて角満先生! 悪魔の子生態講座”
……って、モンハンフェスタの”教えて藤岡先生!”のパクリじゃんか!! ハイ、スミマセン。なんの言い訳もしません。パクリました! パクリついでに俺は白衣を纏って、藤岡先生のコスプレも(笑)。あることないこと言いたい放題言いまくって、最後に「皆さんが投票するときの指針になれば」ってことで、3チームに本命、対抗、大穴という印をつけさせてもらった。それは……。
●本命 パッションダイナマイト(笑)
●対抗 銀河最強の不協和音
●大穴 隠密特殊部隊
こんな感じ。さてさて、どうなるやら……。
長くなったので、チームの分析などは次回に!
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▲藤岡先生のコスプレをさせていただきました。……でもこれ、丈は短いし素材がゴワゴワだしで、明らかに白衣ではなかったよ。
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▲そうそう、投票の参考になればとチームの相性占いもしておいたんだった。これは俺の知り合いの呪術師に占ってもらったもので、チームの相性はパーセントで表示されている。当然これも、12パターン作って用意しておいた。……って、俺が事前に行った恋占いの結果なんだけどな(笑)。
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▲本命マークをパッションダイナマイト(笑)に打ったところで、前半のステージは終了! チーム名の由来などは、次回詳しく書きますね。
大塚角満
週刊ファミ通副編集長にして、ファミ通グループのニュース担当責任者。群馬県出身。現在、週刊ファミ通誌上で“大塚角満のモンハン研究所”というコラムを連載中。そこら中に書き散らした『モンハン』がらみのエッセイをまとめた単行本『本日も逆鱗日和』シリーズ(4巻)が発売中。また、そこからのスピンオフとして別の視点から『モンハン』の魅力に迫る書き下ろし作品『別冊『逆鱗日和』 角満式モンハン学』シリーズも。このブログではさまざまなゲーム関連の話題を扱うつもり。一応、そのつもり。
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