« 【MHP 2nd G】第108回 テオ物語 その2 | 大塚角満の ゲームを“読む!”のホーム | 【MHP 2nd G】第110回 角満出張狩猟企画・佐賀編 その1 »【MHP 2nd G】第109回 モンスターハンター 〜限界の向こう〜2008年09月11日もう、前フリもなしで書いたるわい。 ■モンスターハンター:16回目 ヤケクソで帰りの電車の中からスタート。しかしヤケクソのわりには順調にクエストは進み、なんと開始6分でリオレウスを討伐してしまったではないか!! こ、こいつはすばらしい。行けるかもぉおお!! が。 続くティガレックス、じつに”悪い”ティガレックスでした……。なんかコイツ、壁際に陣取っているガンランサーに不穏なものを感じたのか、遠くから石を投げてばかりいるのだ。遠慮しないで突っ込んできて、壁に頭をめり込ませてくれよ!! じゃないと俺の作戦はすべて崩壊するんだよっ!! ……という俺の心の叫びを聞いてしまったのか、投石ティガレックスはひたすら「なんかたくらんでやがるな」という疑念のまなざしを向けたまま、遠くで「うりゃーおりゃー」と石を投げ続けるだけ。こうなるともう、俺のほうから突っ込んで行くしかない。しかし! ワナにハメようとしていたのは俺ではなくてティガのほうだったらしく、シビレを切らして突入していったガンランサーを見て、狡猾な轟竜は陰湿な目をキラリと光らせる。そしていきなり投石をやめたかと思うと、抜群のタイミングで回転アタックをかましてきてあっさりとガンランサーの息の根を止めた……。 俺、ふだんまったく何も考えていないようなティガレックスにハメられたことを知り、「っっっっっっつつつつ!!」と言葉にならない怒声を漏らす。まだ1オチだからいくらでも挽回するチャンスはあったのだが、あまりにも頭に来たためリタイアを選択。アホなオトナの末路は、こんなものである。 ■モンスターハンター:17回目 ティガレックスに騙されたことが尾を引いてか、「クリアーしたい!」という思いと、クエストに挑むときの集中力、そして指の動きが噛みあわなくなってきた。それぞれのバランスが取れて初めて最高のパフォーマンスを見せられるのだと思うが、当時の俺はクエストを遂行するために必要なものがバラバラに飛び散ってしまっていて、そりゃあもうひどい有様だった。この17回目はとくにひどく、有効なダメージを与えられないままリオレウスで1オチ、なんとか10分で捕獲するもティガレックスにもボコボコに……。どうにも立て直すことができなかったので「モドリ玉でキャンプに戻って、1回冷静になろう」と思ってモドリ玉を投げるも、その瞬間にティガレックスに噛みつかれて昇天……。「ダメだこりゃ……」と赤いため息を吐き、2回連続の序盤リタイアとなる。 もう俺、無理かもしれない……。 静かに静かに、PSPの電源を落とす。 ■モンスターハンター:18回目 とにかく1回、落ち着こう。強引に勢いだけで挑んでもクリアーできないことは、17回もやってりゃわかりそうなもんだろう!! なので俺は江野本ぎずもを連れて、なじみのバーの扉をくぐった。ここで好きな酒を飲んで、くだらない話に笑い、真剣な討論なんかもしちゃって、いつもの自分に戻ろう。そう思ったのだ。 いつもの席に腰掛け、生ビールを注文する。このバーは毎日珍しい銘柄の生ビールを用意してくれていて、最初の1杯目は必ず、「今日の生ビールくだちゃい」と言って生ビールを飲むことにしているのである。この日飲んだ生ビールは……メモってないので忘れちゃった(苦笑)。日本の生ビールだったがイギリスのエールに近い味わいでじつに俺好み。江野本も「コレおいしい!」と言いながら、1杯、2杯とグラスを空けている。そんな俺たちを慈愛の篭った目で眺めながらマスターは言った。「大塚さん、例のモンスターハンター、どうなりました?」と。俺はわざとらしく顔をしかめながらマスターに向き直る。「ぜんっぜんダメ。でもいまは気分がいいから、いけそうな気がするよ」。これを聞いた江野本、目を輝かせてこう言った。「だったらここでモンスターハンターにチャレンジしてみてくださいよ! あっしとマスターが見届け人になりますから!!」。 なにぃ〜。そうきたか!! よーし。やったろうじゃないか。確かに俺たちのほかに客はいないし、酒という名のガソリンも入った。いまいちばん好きなこの空間で挑んでくれようじゃないか。モンスターハンターに!! そして始まった18回目。やはり気分がノっていたからなのか、意外なほど我が指が動いてくれる。8分ほどでリオレウスを捕獲。まずまずのペースだ。そして前日、さんざんいじめられたティガレックスも、残り時間30分で討伐することに成功する。おおお? 前日とは打って変わって、いい感じではないか!! なんだかステキな予感がする。いよいよクリアーできる気がする!! ここはぜひ、マスターと江野本の目の前でラージャンを屠り去り、そのまま祝杯とシャレこもうではないかっ!!! 相手がナルガクルガに変わっても、俺の調子は維持されたままだった。性懲りもなく尻尾ビターンを食らって1オチするも、15分24秒残して討伐完了。しかも手持ちのアイテムがすばらしくて、回復薬グレート9個、回復薬7個、秘薬1個、モドリ玉セット5個、強走薬グレート4個、支給用大タル爆弾2個、シビレ罠2個、落とし穴1個、閃光玉2個……と”完全防備”と言っていいほど充実していたのである。 勝利の女神も、完全に俺に微笑んでいたと思う。 ラージャンが登場するやいなやオトモアイルーがシビレ罠を設置し、これにハマったところで1発目の竜撃砲発射。攻撃も順調に当たり、ラージャンはすぐに怒り状態に突入する。これを見て素早く、闘技場の中央に落とし穴を設置する俺。ラージャン難なくこれに落ち、その鼻っ面に支給用大タル爆弾をズラズラと並べていく。起爆はもちろん、竜撃砲! 竜撃砲の容赦ない焔と支給用大タル爆弾の噛みつくような爆風に包まれ、さしものラージャンも辟易。 「いけるよみんな!!」 薄暗いバーで、マスターと江野本に向かって叫んだ。 さらに、奇跡は続いた。なんとオトモアイルーがこのクエストでは2個目となるシビレ罠を闘技場に設置したのである!! 「な、なんていいコなんだオマエは!!!」と、辻本良三プロデューサーからもらった”オスカー”に向かって投げキッスを連発する俺。さらにオスカー、俺がピンチになったところで真・回復笛まで吹いてくれて攻守にわたっての大活躍を見せる。りょ、良三さんとクエに行くより頼りになるかも……なんて思わなかったが(ホントか?)、これほどオトモアイルーが要所で活躍してくれるクエストも、そうそうないのではあるまいか。 しかし、俺はこの奇跡すら活用することができなかった。 なんとここまでやっても、時間切れの引き分け……。本当にガンランスで、俺の腕で、このクエストをクリアーすることができるのだろうか……? この18回目のクエストをメモしたノートの最後に、俺は断末魔の悲鳴とも言えるひと言を書いている。それは……。 ”ガンランスの、限界を、感じる……” でも、諦めるわけにはいかないよな……。『2nd G』に本気で取り組んできた証として、どうしてもモンスターハンターだけはガンランスでクリアーしたいんだもの……。沈痛な表情で俺を見つめていたマスターと江野本に向かって俺は言った。「どうすればガンランスで、この難関を越えることができると思う……?」。これを聞いた江野本、無理矢理元気な声を絞り出してこんなことを言う。「3人で考えましょ? きっと打開策が見つかりますよ!」。マスターも続けた。「大塚さんの一番弟子として、協力させてもらいますよ!!」。 深夜のバーで急遽、”モンスターハンター攻略会議”が開かれることになった。 そしてこのときの会議がのちに、偉大な一歩をガンランサーに踏ませることになるとは、この時点では誰も知らなかった−−。 次回に続く。 投稿者 otsuka-eb : 2008年09月11日 11:39 |






