« 【MHP 2nd G】第75回 ”痺れ状態”について考える | 大塚角満の ゲームを“読む!”のホーム | 【MHP 2nd G】第77回 本日もニャンと! 逆鱗日和 »【MHP 2nd G】第76回 『ニャンと!』のイヴに2008年07月23日今日は7月23日。『モンスターハンタープレイ日記 本日もニャンと! 逆鱗日和』の発売前日である。これで3冊目の単行本だし、すでに本書が並んでいる書店もたくさんあるので、発売前日の独特な感慨を覚えることもないのでは……と思わなくもなかったが、やっぱり心はざわざわソワソワとしている。じつは先日までE3の取材でアメリカに1週間ほど滞在していたのだがまんまとひどい時差ぼけになってしまい(時差ぼけは毎度のことなのだが今回はとくにひどい)、いまだに昼も夜もないような生活を続けている。7月27日に迫った『ニャンと!』の発売記念イベントの仕込みで連日夜中まで会社で作業をして、明け方近くに家に帰ってすぐに布団に潜り込むのだが、なかなか寝付けないうえに、ウトウトしたとしても3時間もすると目が覚めてしまう。おかげでいろいろと考え込む時間がたっぷりできてしまって、そのたびに「『ニャンと!』はどれくらいの人が手にとってくれるのだろうか……?」、「おもしろく読んでもらえるだろうか……?」なんてことをグジグジと考えているわけです。いやぁ、緊張するなぁ……。 そしてついいましがた、我がエンターブレイン社のボスであり、ファミ通の主筆を務める浜村通信のもとに、できあがったばかりの『ニャンと!』を持っていった。毎回、単行本ができるとサインをして、社長室にいる浜村通信に直接届けているのだ。今回、この恒例行事に本書の編集担当である江野本ぎずもを連れて行った。……というか、この『ニャンと!』は江野本がディレクションして作った本なので、どちらかというと俺のほうが"オマケ"としてくっついていった感じである。社長室に入るやいなや、浜村通信はニヤリと笑ってこう言った。 「あらあら。大塚先生みずから持ってきていただけるとは恐縮です(ニヤニヤ)」 俺、その場できびすを返しそうになりながらも、ちっこい江野本の背後に隠れるようにしながら社長室に侵入し、江野本がボスに2冊の『ニャンと!』を手渡すのを見届けた。 「遅くなりましたが、ようやく完成しました」 と江野本が言った。ここ数週間、俺以上の激務に追われている江野本の顔には疲れが色濃く残っていたが、この瞬間だけは弾けたような笑顔になった。浜村通信は賑やかな絵柄の『ニャンと!』のカバーを撫で、江野本の顔を見てニッコリと笑いながらこんなことを言った。 「これね、ウチの息子も楽しみにしているんですよ。じっくりと読ませてもらいますね」 「はい!」と元気に応える江野本。そのやりとりを見て、編集作業に没頭したこの1ヵ月のいろいろな風景が脳裏に蘇った。なんだか泣きたいような気分だった。 ◆◆◆ 「最高の『逆鱗日和』を作りたい」を合言葉に、僕と編集がいま持てる力をすべて注ぎ込んで作った『本日もニャンと! 逆鱗日和』が、まもなく発売となります。ぜひ皆さん、お手にとってパラパラと眺めてみてください。きっと、「あ、いままでの『逆鱗日和』となんか違う」と思っていただけると思うので。そして読まれたら、ぜひ感想を聞かせてください。それが僕らの力になるから。 『ニャンと!』が、たくさんのハンターに愛されますように。 投稿者 otsuka-eb : 2008年07月23日 15:29 |





