« 【MHP 2nd G】第73回 見極めのできない男 | 大塚角満の ゲームを“読む!”のホーム | 【MHP 2nd G】第75回 ”痺れ状態”について考える »【MHP 2nd G】第74回 パラレルワールドの狩人たち2008年07月18日先日、ひとりで森丘フィールドを舞台にしたリオレウス亜種の討伐に出向いた。クラスは上位。とっくの昔にハンターランク9になって、G級を舞台に暴れまくっている俺からしたら、じつにたやすいクエストである。 ところがこのクエスト、まったく思うようにいかなかった。森丘のリオレウス亜種討伐なんて、『モンスターハンターG』の時代から数えたら、それこそ何百回、何千回と足を運んだクエストである(言いすぎ?)。しかも、クラスは上位。いったい俺に何が起こったのだろうか? 苦戦の最大の理由は、リオレウス亜種がなかなか見つからなかったこと。リオレウス亜種が向かう先なんて限られているんだからそうそう苦労なく見つけられるはずなのだが、このときはなぜか、うまくいかなかった。なんでこんなことになってしまったのか? クエストが終わったあとに珍しくひとり反省会などを開いて、オトモアイルーと顔を突き合わせてしみじみと考えた結果、ひとつの結論にたどり着いた。そうか……。すべての元凶はあれだったのか……! このクエストが始まったとき、俺はエリア9に立っていた。最初にリオレウス亜種がいるのはエリア5なので、かなり距離は近い。ダッシュで向かえば十分に間に合うであろう。俺はエリア5でリオレウス亜種を捕まえるためにRボタンを押しっぱなしにして、わき目も振らずにエリア3、エリア4に突入。エリア5に入ろうとした。 ここで、俺にささやかな事故が起こった。 エリア4でぷい〜んと軽薄に飛び回っているランゴスタに、ブチュンと1発、尻キッスを食らったのである。そんなたいして痛くもないくせに、「ぐはぁ!」とか言いながら大きくのけぞる我が分身。まったく、おまえ初めてランゴに刺されたわけじゃねえだろ。いちいちオーバーに驚くんじゃありません。見てるこっちが恥ずかしいでしょうが。とか何とか言いながら、壊しても壊しても飛来するランゴスタの相手をしていると日が暮れてしまうので、俺は「いまの1発は貸しといてやるぜ」とニヒルにかっちょいいセリフをランゴスタに言い放ってから、エリア5に侵入した。 ところが、飛竜の巣はもぬけの殻だった。 どうやら俺がランゴスタのささやかな狼藉にあっているうちに、リオレウス亜種はバサリバサリとどこかに飛んでいってしまったようである。まあでも、前述のとおりリオレウス亜種の行き先なんて、脱走した飼いイヌの行き先がいつも同じなのと同様にたかが知れている。俺はエリア4に踵を返してエリア3を通過し、100パーセントそこにいると信じて疑わなかったエリア9に乗り込んだ。 しかし、リオレウス亜種の姿はない。 あれぇ……? おっかしいな……。ここにいないとなると、ヤツはどこに飛んでいったんだ? ああ、もしかしたら気まぐれ起こして、エリア10で水でも飲んでいるのかも。なーんだそうか。エリア10か。ここから近いし、さっそく行ってみることにしよう。俺はそこにいる率85パーセントほどの思いを胸に秘めながら、エリア10に乗り込んだ。 ところが、ここにもリオレウス亜種の姿はない。 どどどどうしたことだ……。こんなに忽然と姿を消すモンスターだったかコイツ……。それでも俺はめげずに、「こここここにいないとなると、ヤツの行き先は完全に絞られる。そう、エリア2だ!! リオレウス亜種はエリア2でランポスと戯れているに違いない!!!」と大声を出して宣言し、そこにいる率12パーセントほどの淡い期待を胸に抱きながらエリア2にやってきた。 ……まあここまできて簡単に発見できるのならこんなコラムを書く必要はないのだ。俺は当然のようにエリア2でもリオレウス亜種を発見することがかなわず、その後十数分にわたって森丘フィールドを駆け巡ることになるのである。 さあここまで読まれたらわかったと思います。俺がリオレウス亜種を見失って予想だにしなかった森丘クロスカントリーをやらされるハメになった理由はただひとつ。ランゴスタの野郎の1発の尻キッスだったのである!! こいつはもう、誰がなんと言おうとそうに違いないのだ!! もしもこの世にパラレルワールドが存在するなら、あの森丘のエリア4でランゴスタに刺されなかった俺も存在するはずである。パラレルワールドの我が分身はヒラリと華麗にランゴスタの狼藉をかわし、首尾よく飛竜の巣でリオレウス亜種と遭遇する。鬼の勢いで至高のガンランス、エンデ・デアヴェルトの猛る切っ先をリオレウス亜種の硬い外殻に食い込ませ、何もさせぬまま1ダウンを奪取。舞のような華麗な立ち回りでシビレ罠を設置し、見事にこれにリオレウス亜種をハメて、余裕の態度で尻尾の切断に成功。レウス、怒り狂ってぼわんぼわんと火を吐いても、鉄壁のガードを誇るガンランサーには柳に風に雪に小便。けっきょく世界一のガンランサーはリオレウス亜種の攻撃を一度も食らうことなくわずか5分、見事空の王者を捕獲して勇躍ポッケ村に帰郷するのだった……。 ランゴに1回刺されただけで、その後のハンティングの結果はこうも違ってくるのです。 ああ恐ろしや恐ろしや……。 投稿者 otsuka-eb : 2008年07月18日 20:21 |





