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大塚角満の ゲームを“読む!”

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【MHP 2nd G】第53回 幻獣チーズを捜せ! その2

2008年06月17日

※注意※ 今回は極めつけに、全面的にお酒の話です! 未成年のみんな、お酒はハタチになってからね!

 というわけでさっそく、デパートのチーズ専門店に行ってしこたまチーズを買い込んできました。店にいたプロフェッショナルのチーズソムリエにいきなり「芋焼酎に合うと思われるチーズくだちゃい」と (・_・;)←こんな顔をされる難題を突きつけるも、ソムリエはすぐに気を取り直していろんなチーズを試食させてくれた。「最近、焼酎にチーズを合わせる人は多いんですよ」とソムリエ青年。しかし俺たちは焼酎うんぬんの話などすっかり忘れて「うめえうめえ」と価格の張る高級チーズに舌鼓。けっきょく、10種類近く試食させてもらった結果、以下の5種類のチーズを購入した。

●ミモレット……フランス原産のオレンジ色のチーズ。原料は牛乳。ちょっと歯ごたえのある、ハードタイプのチーズだ。”西洋のからすみ”と称される。……が、俺と江野本は本物のからすみを食ったことがない。

●ベルエトワール……フランス原産の白カビチーズ。これはカマンベールチーズかな? このへんの分類、いろいろ調べてるんですけど複雑でよくわからず……。

●ペコリーノロマーノ……イタリア原産のハードタイプのチーズ。”ペコリーノ”とはヒツジの乳から作ったチーズのことらしい。ものすごく”塩”が際立っているチーズで、好きな人にはタマラナイだろうなあ。

●パルメジャーノレッジャーノ……イタリア原産の牛乳チーズ。ハードタイプ。この中ではかなりポピュラーかな? 行きつけのバーのマスターが「焼酎と合う」と推薦した一品。口に入れるとアミノ酸の結晶がジャリジャリとつぶれる。たまらん!!

●ロックフォール……何を隠そう、俺がいちばん好きなチーズ。"ブルーチーズの王様"と呼ばれるアオカビチーズの高級品だ。なんでも、特定の洞窟で採れたアオカビを使って熟成させないと”ロックフォール”の冠をつけることは許されないそうだ。激ウマですよ!

 購入金額は7000円弱。「これは仕事だから……」という思いを胸に抱いて、金額を考えずに購入してみました。さあ試食だ試食だ!

 俺と江野本はヨダレまみれになってチーズを眺めながら、「まあとりあえず!」と言ってオン・ザ・ロックにした黄金芋酒を口に含んだ。じつはこのお酒をもらった直後にひと口だけ試飲したことがあったのだが、かなり芋の香りが主張していてクセの強い酒だなぁ……と思っていたのだ。が、いま改めて、キンキンに冷やしたものを飲んでみると……。

 「うめぇーーーーーっ!!」

 俺と江野本は同時に叫んだ。クセ、まったく強くなく、むしろほのかに香るナイーブな芋の香りが格好のアクセントになっていて、これなら芋焼酎が苦手な人でもスイスイと飲めてしまいそうだ。うーん、こいつはタマラン。いくらでも飲めちゃうぞコレ。一瞬で1杯目の黄金芋酒を飲み干して新たに2杯目を注ぎ足そうとする俺。ところがここで、江野本が声を荒げた。

 「大塚さん!! 酒ばっか飲んでないでチーズですよチーズ!! ていうか、あっしにもおかわりください黄金芋酒

 そうだそうだ。チーズ食わなきゃ。よし、まずはミモレットから……。ムシャムシャムシャ……。こここ、こいつはうめえ……。噛めば噛むほど、味に深みが出てくるぞ。チーズ単体でいくらでも食えちゃいそうだ。でもここはひとつ、咀嚼してぐちゃぐちゃになったミモレットが口の中にあるうちに黄金芋酒を流し込んで……。おおお? まったく違和感ないぞコレ……。むしろ、黄金芋酒があったほうが両方の味が際立つ感じ。へぇぇぇ、こいつはいいカップルだなあ(感心)。

 てな感じで、5種類を食べ比べてみた感想は以下のとおりになります。それぞれに”幻獣チーズ度”という尺度を設けて採点してみました。あくまでも、大塚角満の独断と偏見に基づく評価であります。(★は1点、☆は0.5点。5点満点)

●ミモレット……前述のとおり。口に入れた瞬間の印象はそれほど強くないが、噛めば噛むほどミモレット特有の香りが口に広がる。これに黄金芋酒を合わせると、より味に深みが増す。ミモレットと黄金芋酒が交じり合った混合液体を喉の奥に流し込んだ瞬間の感動は「!!!」に尽きる。
幻獣チーズ度 ★★★★★

●ベルエトワール……とってもまろやかでやさしい白カビチーズでした。感覚的には、クリームチーズに近いかも。ものすごく淡白で敵を作らない感じが特徴なのかな、と思ったが、黄金芋酒を相手にするとその淡白さが物足らなくなる。やっぱり白ワインで食べたい。
幻獣チーズ度 ★★☆

●ペコリーノロマーノ……これはとてもおもしろいチーズでした。とにかく”塩味”なのよ。すごくシンプルなので、どんな酒にも合う印象。でも、あえて黄金芋酒じゃなくてもいいかな、って感じはぬぐいきれなかった。芋焼酎より、ジンが飲みたくなった。
幻獣チーズ度 ★★★☆

●パルメジャーノレッジャーノ……マスターイチ押しのチーズだったが……確かにいいよコレ! このチーズはまえから好きだったけど、味も香りもすごく独特なので「芋焼酎にはどうかな……?」と内心思っていたのだ。でも、すごくいい! 相性抜群かも! ただ、ミモレットと比べるとどうしても、チーズの主張が強い感じはする。主役が黄金芋酒じゃなく、チーズになってしまうような……。
幻獣チーズ度 ★★★★☆

●ロックフォール……じつはものすごく期待して黄金芋酒といっしょに食べてみたわけだけど……。うーん……。なんか、合わないな(苦笑)。ちょっと俺、期待しすぎてたのかな……。
幻獣チーズ度 ★★

 しかしこのロックフォールについては事前にマスターから、「もしもブルーチーズを食べて”焼酎にはちょっと……”と思ったら、これをかけてください。劇的に何にでも合う味になりますよ」と”ハチミツ”を託されていたんだった! さっそく、高級チーズにハチミツをかけてドキドキしながら口に放り込む。すると……。

 「うまぁーーーーーっ!!」

 これだったらブルーチーズも、十分に芋焼酎と合わせられるぞ。うーん、さすがマスター……。(ハチミツをかけると、幻獣チーズ度 ★★★★

 ちなみに江野本にもレビューをさせてみたが、感想はほとんど俺といっしょだった。上位にきたのはやはりミモレットとパルメジャーノレッジャーノ。本当にこのふたつは、黄金芋酒によく馴染んだ。

 しかしこのあたりから、俺も江野本もすっかり酔っ払ってきた。見ると、黄金芋酒の大ビンはほとんど空っぽ。次第にロレツも回らなくなってくる。

 「えのっち、どうらった? どのちーずがいちばん、黄金芋酒になじみまひたか?」

 グビグビと黄金芋酒をあおりながら、江野本が応える。

 「えーっとれすねえ、最初は、みもれっとがいちばんよかったんれすけど、なんかお酒が回ってくると、ぱるめじゃーのれっじゃあのの強さにひかれてくるんれすよねー」

 そうなのだ。じつは俺もさっきから、黄金芋酒と抜群に融和するミモレットよりも、口の中でガチガチと酒の香りとぶつかり合うパルメジャーノレッジャーノの”強さ”に惹かれ始めていたのだ。言うなれば、口の中で大喧嘩しているけど、じつはやっぱり仲がいい、って感じ。俺がそう感想を漏らすと、江野本は我が意を得たりとばかりにブンブンと首を縦に振り、「そうれす!! そのとおりれすよ!!」と激しく肯定した。(パルメジャーノレッジャーノ、酔っ払った状態で食うと幻獣チーズ度 ★★★★★+α

 そして、黄金芋酒はあっと言う間に底をついた。まだぜんぜん飲み足らない。そこで俺は、さきほどのデパートで江野本にバレないようにこっそりと購入しておいた赤ワインの中ビンをカバンの中から取り出す。ナンダカンダ言って、やっぱりチーズを食うときは赤ワインだよナ。さあワインだワインだ。酒だ酒だ。

 この赤ワインを見た江野本、目を真ん丸く見開いて驚愕の表情を作り、俺を睨みつけて声を荒げてきた。

 「ちょっと!! いつのまに赤ワイン買ったんすか!!」

 江野本、さらにキレまくる。

 「あっしにもくださいよっ!!!!!」

 これを聞いた大塚角満、キレる江野本のさらに上を行くブチ切れ状態となり、天の声とも言うべき威厳に満ちた声を轟かせた。

 「これが赤ワインだとぉ……? ……未熟者め!!!

 わざとらしくひと呼吸おいてから、俺はトドメのひと言を江野本に浴びせた。

 「これは赤ワインじゃねえ!!! ブレスワインだ!!!

 『モンスターハンター』のワインと言えば、やっぱりブレスワインである。俺の発言を聞いて江野本はわざとらしくのけぞり、そのわりにはケロっとした顔でこんなことを言った。

 「な、なるほど……。これはブレスワインだったのか! 言われてみれば確かに……。まあそれはどうでもいいです。早くあっしにもワインください

 俺たちはちびりちびりとブレスワインを舐めながら、「うまいうまい」と高級チーズを食べ続けた。やっぱり幻獣チーズには、ブレスワインだなあ^^

 しかしここで、江野本が急に我に返って衝撃的なひと言を発した。

 「大塚さん、ブレスワインが食卓に出てくるのはキッチンアイルーが4匹のときです。ということは、ブレスワインといっしょに供されるチーズは”ロイヤルチーズ”ではありませんか?」

 「!!!」と衝撃を受ける俺。な、なるほど……。確かにその通りだ……。江野本が続ける。

 「まあでもいいです。早くワインのおかわりくだちゃい

 ブレスワインの宴は続く……。って、なんか当初のテーマと違くね……? ま、いいか(苦笑)。

投稿者 otsuka-eb : 2008年06月17日 10:21