大塚角満の ゲームを“読む!”
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モンハンフェスタ`08を振り返る、”モンハン4人衆”へのインタビューシリーズも最終回。会場の片隅で一瀬泰範ディレクターを発見して話し始めると、そこに藤岡要ディレクター、小嶋慎太郎プランナーが合流。立ちながらの”即席座談会”が始まりました。イベントの総括、っていうより、かなりおバカな話に終始している気もしますが(苦笑)。楽しいので読んでみてくださいね。
大塚 去年と比べて、フェスタどうでした?
一瀬 あーっと……そうっすねえ。やっぱり感じたのが、ユーザー層の広がりですね。広がった、とは言われていたんですけど、ぶっちゃけ、実感がなかったんでね。
大塚 あ、そうなんですか?
一瀬 はい。でもフェスタを通じて、そこらへんの実感がわいてきましたよ。それと、こちらが思っている以上に、ユーザーさんの熱が高いな、ってのをすごく感じました。
大塚 去年よりも?
一瀬 はい、そりゃあもう。よりのよりのよりってくらい(笑)。
大塚 そっかあ(笑)。
一瀬 去年よりたくさんユーザーは来てくれるだろうな、とは思っていましたけど、我々の予想以上でしたし。
大塚 やってみてよかったなぁ、という実感は?
一瀬 そりゃあもう! すごく感じます。タイムアタックも、すごくなかったですか?
大塚 すごかった! とくに名古屋地区大会を制した大剣・大剣コンビ!
一瀬 そう! めちゃくちゃかっこよかったでしょう。
大塚 かっこよかった!! 俺、鳥肌立ちまくりだったもん!
一瀬 僕、ステージの裏で良三さんといっしょにモニターで見ていたんですけど、ふたりでずっと「かっこいいかっこいい!! めっちゃかっこいいよ!!」って連呼しまくりで(苦笑)。
大塚 あははは!
※ここで、藤岡要ディレクターが登場
藤岡 あの大剣・大剣のフィニッシュシーン、大型モニターに抜き出したかったんですけど、速くて間に合わなかった(苦笑)。
一瀬 ホント、速かったですもんねー。
※ここで、小嶋慎太郎プランナーが登場
小嶋 お疲れ様です〜!
大塚 あ、小嶋さん。いま名古屋大会で1位になったチームのことを話してたところっすよ。
小嶋 ああ、はいはい(にっこり)。あれは本当に鳥肌ものでしたよねえ。
大塚 小嶋さん、今年のフェスタの地区大会を振り返って、いかがでした?
小嶋 何よりも、大過なく運営できたことがよかったです。それと去年と比べて、明らかに来場者の皆さんの熱気が強かった気がしますね。
大塚 やっぱり皆さん、そう感じてるんだ〜。
藤岡 ノリがすごくよかったんですよ。
小嶋 去年のフェスタにも来られたリピーターも多かったと思うんです。そういう人たちは楽しみかたを知ってて、「どうせヘンなことするんだろ?」って感じで、僕らのステージをニヤニヤしながら見ていてくれたりしたんです(笑)。そういうノリを各会場で感じられたので、すごくやりやすかったですよね。
一瀬 やっぱり、同じものを共有している人たちが集まってくれているじゃないですか。みんなが「あ〜あるある」ってわかってくれるので、すごくこちらも楽しかったですよ。
大塚 共通言語が"モンハン"だからね、我々は(にっこり)。
藤岡 ステージ前に、ホントにたくさん人いたもんね。
小嶋 ですねー。本当に、熱かったですよ……。
一瀬 いまついている火を、シュって消えないようにいろいろ組み立てていきたいですよね。
小嶋 正直2回目だから、同じようなことをやってもダメかな? とも思っていたんです。前回成功していた企画は、今回もキチンとできればお客さんも喜んでくれるかな、って思っていたのでやりましたけど、それだけじゃダメかな、って。結果、前回以上にステージにいろいろ組み込んでいったらエライことになりましたけど(苦笑)。
大塚 あはは!
藤岡 そうだよー。ステージイベント、明らかにひとつ多かったよ(と、小嶋プランナーを睨む)。
小嶋 (すっとぼけて)あー、何が多かったんですかねえ(ニヤニヤ)。
藤岡 ”教えて”のコーナーが余計だったんだよ(苦笑)。
小嶋 いやいや!! ”オシフジ”(教えて藤岡先生! の略)は必要でした!
大塚 そのとおり! 必要だった!!
藤岡 ……まあ、サヨナラしたのでいいんだけど(筆者注:名古屋大会を最後に、藤岡先生は転任ってことになって我々の前から姿を消したのだ)。
小嶋 つぎは”帰ってきた藤岡先生!”ですよ(笑)。
一瀬 リターン・オブ・オシフジ、ってところですね(ニヤリ)。
大塚 いいねいいね(笑)。
一瀬 ”Teacher Fujioka”とか名乗ってね(笑)。
藤岡 他人事だと思って、キャラをどんどん転がしていくのやめてくれんかね(苦笑)。
小嶋 大丈夫ですって! いい着地点をちゃんと作りますから。あきらめてくださいよ、そのへんは(笑)。
藤岡 何をプロデュースしようとしてんのよ(苦笑)。
一瀬 でも藤岡さん、みんなに「先生!」って呼ばれてましたねぇ。
大塚 そうそう(笑)。さっきもサインに並ぶファンを整理していたスタッフの人が、「先生のサインをご希望の方はこちらにー!」って言ってた(笑)。
一瀬 アテンドの人も、「先生、こちらに来てくれますか?」って感じで接してましたもんね(笑)。
藤岡 いや、先生じゃないから!!
一瀬・小嶋・大塚 あははは!!(爆笑)
小嶋 でもひとつだけ残念だったことがあるんですよ、オシフジのコーナー。
大塚 ほう? 何ですか?
小嶋 最後、「つぎの赴任先はどこですか?」って僕が藤岡さんに振ったんですけど、マイクが切られちゃって届かなかった(苦笑)。
一瀬 つぎの赴任先は、ドンドルマじゃないですか?
藤岡 !? ド、ドンドルマ!?
大塚 あはは!
小嶋 前日リハーサルでは、藤岡さんが「ウサミス(MCの宇佐美友紀さん)、サヨナラ!」って言って舞台から降りようとしたらウサミスが「藤岡先生! 好きでした!」っていう衝撃の展開になるはずだったんですが(笑)。
大塚 あはははは!!
小嶋 で、藤岡さんが「……やっぱ転任やめよかな」って流れがよかったんですけどねぇ。
藤岡 何よその設定(苦笑)。
小嶋 本番ではマイクを切られました(笑)。でも今回のフェスタは、チャレンジクエストでステージに上がってくれる人もみんなノリがよかったし、本当に楽しかったですよ。
大塚 5会場全部いっしょに回りましたけど、すべての大会がおもしろかったですよ、マジで。
藤岡 必ず何かしら起こるんですよね、全部の会場で。
小嶋 そうそう。必ずおもしろいこと起こりますよね。
大塚 そういう星の下にあるんですよ、『モンハン』シリーズって。
藤岡 何か起こりやすいんでしょうね。
一瀬 うん、ホントにそうですねえ。
片づけが進む名古屋大会の会場。俺たち4人は、忙しく動き回るスタッフの皆さんを尻目に、メインステージ前でずっと立ち話。
大塚 残るは、5月25日の決勝大会。これはもう、極まったアスリートたちの祭典ですよね。
藤岡・一瀬・小嶋 うん、まさにそうですね。
一瀬 大塚さんも来られるんですか?
大塚 当たり前じゃないすか! ……ってそれって、「タイムアタック大会に参加するのか?」って聞いたの?(苦笑)
一瀬 ええ、もちろん(笑)。
小嶋 ああ、マスオさんとリベンジね(笑)。
藤岡 あはは! そうそう、マスオさんとね(笑)。
※筆者注 マスオさん=江野本ぎずも。なぜかこの3人は、江野本のことをマスオさんと呼ぶ。
大塚 あはは! いやね、さっきハギー(カプコン広報の萩原さん)と「つぎは俺らが組む?」って話してたところですよ(笑)。ガンランス・ガンランスでね。
藤岡 ハギー、ガンランス使われへんですよ(爆笑)。
一瀬 大塚さん、今回のフェスタって、ガンランスのよさを全国の人に知らしめるチャンスだったのにその機会を失ったのは大失態ですよ。
大塚 ホントにね……。って、俺と江野本、大剣・大剣でタイムアタックやってましたけど(苦笑)。
藤岡 去年のフェスタで狩猟笛が脚光を浴びたじゃないですか?(昨年のフェスタの決勝大会で、狩猟笛・狩猟笛コンビが圧倒的なパフォーマンスで優勝したのだ) その再現が狙えたのにねえ(苦笑)。
一瀬 そうですねえ。今日も何人かの人に、「狩猟笛、すばらしいですね」って言われましたよ(勝ち誇った顔)。
大塚 ……何その、上からの言葉(苦笑)。
小嶋 そうそう、去年のフェスタで上位に食い込んだ子たちが今回もがんばってたじゃないですか? なんか、ドラマチックでよかったですよ。
藤岡 そうだねー。
一瀬 その中で、今年も決勝大会に勝ちあがったチームもあれば、敗れ去ったチームもあった……。ちょっと熱いものがこみ上げてきましたもん。
小嶋 特定のチームだけを応援するわけにいかないですけど、やっぱり(このチームは今年はどんなことをしてくれるんだろう?)っていう目で見ちゃいましたよね。
一瀬 安定してウマイですからね。
藤岡 去年も出たチームは、戦略がしっかりしてましたね。何かやるな、っていう意思が伝わってきましたから。
一瀬 経験値って、大きいですよね。
藤岡 名古屋で優勝した大剣コンビなんて、その最たる例ですよ。
一瀬 最初、あのシンクロは偶然なんだろうな、って思って見ていたんですけど、途中で「うわ……。狙ってやってる……」って気づいて愕然としました。
小嶋 分身の術みたいだったもんね。”ウマイはキレイ”って思いましたよ。
大塚 改めて、”ゲームがウマイってかっこいい!”って思っちゃいましたよ俺は。ブログでも書きましたけどね。
藤岡 うん、ホントにそうですね。それと去年出た子たちは、やっぱり自信に満ちた表情をしているのがよかったですよ。
一瀬 決勝大会に行った人だけが持っている黄金のTシャツを着てきているチームがいくつかありましたけど、誇らしげでしたね(にっこり)。
大塚 そう! チャンピオンベルト着けてる感じでしたもん!
藤岡 彼らの極まったプレイを見ていると、タイムアタック用に用意された装備ではなく、プライベートでどんな装備をつけてどんなプレイをしているのか見たくなっちゃいますよ。
小嶋 そういうの、やりたいですね。エキシビションみたいな。
一瀬 4人でチャレンジクエスト、ってのもいいですよね。プライベート装備で。
小嶋 自分の好きな武器もあれば、好きなスキルもあるわけだし。それを全開にしたうえでのプレイを見てみたいですねー。
藤岡 ……でもこれで、高台からボウガンで散弾だけぶっ放していたらちょっとショックかも?(苦笑)
大塚 ショックすぎっすよ!!(爆笑)
小嶋 ここでも効率的にやってるんだ!! ってね(笑)。
ここでナゼか、ダジャレ(?)を連発しだす3人。「プライベートのプレイを見たくナルガ……」、「大塚さん、きちんと記事書いテオ」、「2匹目のナルガがクルガ」とうとう……(苦笑)。
大塚 なんなんスかそれ!!(苦笑) ホントに記事で書きますよ?(笑)
小嶋 じつはステージで使おうとしていたんですよねえ(笑)。チャレンジクエストのときに、「あ。2匹目のナルガがクルガ!」ってね(笑)。
一瀬 でも、どうにもそういう雰囲気じゃなかったので言えませんでした(苦笑)。
大塚 あはは! でも、やってよかったですね、フェスタ。
一瀬 もちろんです!
小嶋 そうですね! 疲れはありますけど。
藤岡 確かに疲れるけど、やってるときはぜんぜん平気なんだよね。
一瀬 舞台に上がっちゃえばいいんですけど、それまでずーっと緊張してて(苦笑)。でも、ええもん見られたのでよかったです(にっこり)。
大塚 うんうん。じゃあ、また決勝大会で会いましょう。
一瀬 そうですねえ。そのときはぜひ、ハギーと組んでガンランスで出てください。
小嶋 ですね。マスオさんとのコンビでリベンジでもいいですよ(ニヤリ)。
大塚 ……考えときますけど、でも出ないよ(苦笑)。まあ俺的には、4人衆のクエストをスクリーンで見られなくなるのが残念だけど。名古屋大会のアカムトルム討伐、良三さんのテンパり具合がおもしろかったし(笑)。
藤岡 あはは!
小嶋 ガチでやるとああなる、ってことですね(苦笑)。ネタがあれば、キャッキャしてるんですけどあの人。ガチになると自分の立ち位置がわからないみたいです(笑)。
大塚 あははは!! 腹いてえ(笑)。
藤岡 昨日、ちょっと練習したときもおかしかったよな。良三、なんかわからんけど「ナルガアァァ!!!」って絶叫して(笑)。
※筆者注 名古屋大会の4人衆のステージで、辻本プロデューサーは全身ナルガXの装備を公開したのだ。
小嶋 もう、アカムの突進とか食らいまくってて。「なんでそんなに食らうのよ」って言うと、「ちゃうねん! 避けられへんねん!」って。意味がわからない(苦笑)。
一瀬 ナルガの装備って、スキルで回避性能とか回避距離アップとかついているから、ゴロンって転がればたいがいかわせるんですよ。それなのにあの人、ほぼ全部食らってましたからね。
小嶋 そしたらいよいよテンパって、最終的に出てきたセリフが……。
藤岡・一瀬・小嶋 「ナルガアァァ!!!」
大塚 あはははは!! つい出ちゃったんだ(爆笑)。
藤岡 叫んでも避けられんから、って(苦笑)。遠巻きにアカムが良三に向かっていくのを見ていると、まんまと衝突するんですよ。そのたびに、「あーあ」って(苦笑)。
一瀬 もう、どうしょもないんですよ(苦笑)。
小嶋 何もしてあげられないですしね(笑)。
一瀬 もうそうなってくると、生命の粉塵飲むのがバカらしくなってくるんですよねぇ(苦笑)。
大塚 さっきね、ユーザーの人と4人衆のステージのこと話していたんですよ。そしたらその子が「いやー、あの3人のアカム討伐、すごかったですねー」って(笑)。オイオイ、それって最初から良三さんいないことになってんじゃん! って爆笑(笑)。
藤岡・一瀬・小嶋 あはははははは!!!
小嶋 でもそれは、良三さんが活きている、ってことの証明なんですばらしいです(笑)。
藤岡 そもそも良三が今日、本気装備を見せたら会場が「シーン……」ってなったじゃないですか?(笑)
大塚 ハイハイ(苦笑)。
一瀬 僕ら、ステージの上で「あーあ。やっちゃった」って(苦笑)。
大塚 いやあ、おもしろい(笑)。でもホント、お疲れのところありがとうございました。これでまとめさせてもらいますね。
と言って後ろを振り向く俺。そこにはおなじみの顔が……(笑)。
大塚 あれ? 良三さん、いたんだ(苦笑)。いま3人と座談会しちゃいましたよ(ニヤリ)。
辻本 ……大塚さん、そうやってあえて僕を外すとかいう嫌がらせはやめてもらえます? もう、超意図的やわこの人(ジロリ)。
大塚 んなことないっすよ!!(笑) 良三さん、忙しそうだったもので。テヘ♪
藤岡 大塚さん、テキトーなところに良三の相槌でも入れてあげてください。「はいはい」、「そうそう」、「ふーん」とか(笑)。
大塚 ああ、そうしよっかな。
辻本 やめてください(苦笑)。余計悲しくなるわ(笑)。
というわけで、これにてモンハンフェスタ`08地区大会に関する記事はすべて終了です(たぶん)。つぎはいよいよ、5月25日の決勝大会ですね。どんなドラマと、どんな出会いが待っているのか? そちらのリポートも楽しみにしていてくださいね〜。
大塚角満
週刊ファミ通副編集長にして、ファミ通グループのニュース担当責任者。群馬県出身。現在、週刊ファミ通誌上で“大塚角満のモンハン研究所”というコラムを連載中。そこら中に書き散らした『モンハン』がらみのエッセイをまとめた単行本『本日も逆鱗日和』シリーズ(4巻)が発売中。また、そこからのスピンオフとして別の視点から『モンハン』の魅力に迫る書き下ろし作品『別冊『逆鱗日和』 角満式モンハン学』シリーズも。このブログではさまざまなゲーム関連の話題を扱うつもり。一応、そのつもり。
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