【MHP 2nd G】第36回 タイムアタックで勝負だ! その3
酔った勢いで始まってしまった、カプコンの名物広報・萩原さんとの真剣勝負。対決する種目はモンスターハンターフェスタ`08で行われているタイムアタック大会における、地区予選のババコンガ討伐だ。本日いきなりこのコラムから読み始めて、(いったいこのアホな大人たちは何をやろうとしているのか?)と疑問に思わないためにも、ぜひぜひこちらとこちらの記事を先に読んでくださいませませ。
さて。
今回のババコンガ討伐タイムアタックに臨むにあたり、俺&江野本ぎずもコンビが3時間の猛特訓の末にたどり着いた戦略は、「ふたりとも大剣を手にし、スキル”火事場力+2”を発動させてタメ斬りをお見舞いしまくる!」というもの。しかしここにたどり着くまでがタイヘンだった。何しろパートナーの江野本、大剣を持ってクエストに出向くのはこのときが初めてだったんだから。火事場力とかタメ斬りとかいう以前に、徹底的に使い込んで大剣がどういう武器なのかを身体にしみ込ませなければならない。俺は「とりあえず、何度かやってみよう」と提案し、週刊ファミ通の『2nd G』攻略小冊子をギロギロとデカい目で凝視しているパートナーを闘技場へ誘った。
やってみると、意外なほど大剣・大剣のタッグがしっくりくることがわかった。少なくとも、最初に試しでやってみたガンランス・ライトボウガンコンビよりも遥かに立ち回りがしやすい。さすがにタイムはたいしたことなかったが、初めて”競技”として向き合った『モンハン』の新たな魅力に、俺は恍惚となった。そうか……。こういう世界があったんだ……。
初代『モンスターハンター』に出会ってから4年あまりの時が流れたが、俺はこの間いっさい、”競うもの”として『モンハン』を見たことがなかった。狩りのスタイルもストイックとは程遠いし、そもそも人と競うほどの腕もない。昨年のモンハンフェスタで達人たちの極まりまくったプレイを目の当たりにしたが、それでも「俺とは住んでいる世界が違う天上界のプレイだ」と心のどこかで割り切って、いち記者として見ている自分がいることに気づいていた。
それがどうだ。
1秒どころか、コンマ以下のタイムで一喜一憂している、いままでに見たことのない大塚角満がここにいる。笑えればいい、楽しければいいと言い続けながら『モンスターハンター』に向き合っていたころとは、明らかに違ういまの境地。俺たちのまわりで流れる空気の質が、おちゃらけてクエストに出かけていたころとまるで異なる。モンハンフェスタのタイムアタックは、極めつきに”競技”だった。スポーツに明け暮れていた少年時代の暑苦しいほどの息吹が、俺の中に蘇ってくる。懸命に大剣を振り回す江野本に向かって、俺は言った。
「えのっち、これは紛れもないアスリートの世界だよ」
真剣な顔に一瞬だけ笑みを浮かべて、江野本が応えた。
「はい。ウチもそう思います。『モンハン』って、こういう顔もあったんですね!」
しかし俺らの熱き血潮とは裏腹に、なかなかタイムは縮まらない。そこで俺は冒頭で記した”火事場力+2を発動させてタメ斬りをお見舞いしまくる”作戦を思いつき、江野本に提案した。「えのっち、わざと攻撃を食らって火事場を発動させて、タメ斬り中心で攻めてみて」と。これを受けた江野本、ガノトトスのように目を丸くさせ、パチパチと瞬きをしながら衝撃のひと言を発した。
「えーっと。タメ斬りってナンですかい??」
……つーか、長げえよこの話!!(苦笑) いつになったら対決が始まるんだっ!! でもやっと、次回でこの物語も完結……かな?(苦笑)





