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【MHP 2nd】第65回 ラージャンとの思ひ出

2007年05月31日

 なぜ俺は、あんなに無残な敗北を喫したのだろうか?

 昨日書いたコラムを読み直しながら、しみじみとそう思った。もちろん、持っていきたかったアイテムをことごとく忘れてきたことに気づいて動転したことがもっとも大きな敗北の原因であろうが(言い訳)、そもそも俺は心構えからして、なっちゃいないのではなかろうか。そう、ビビりすぎなのだよラージャンに。戦うまえから「ラージャン怖いよ……ラージャン怖いよ!!」と、足をワニワニと震わせながら内股歩きで戦場に赴くって感じなので、そんな状態では腕は縮こまるわ足は出ないわで攻撃も防御もあったものではない。ラージャンとは『2(ドス)』の時代からの付き合いだが、いまだに怖くてまともに顔が見られない。戦っている最中も半分以上目を瞑って剣やら槍やらを振り回しているので、じつはラージャンがどんな形をしたモンスターなのかよくわからない(大げさ)。なので、相手になるわけがないのだ。

 なんで俺はこんなにラージャンが苦手になってしまったのだろうか? せっかくの機会なので仕事もせずにじっくりと考えてみたのだが、原因の根幹はやはり、ファーストコンタクト時の衝撃がいまだ心に深い傷を残しているせいだと結論づけた。

 俺がラージャンに初めて出会ったのは、じつは『2(ドス)』が発売されるまえ。ゲーム雑誌の記者として出来立てホヤホヤの『2(ドス)』をプレイさせてもらう機会に恵まれ、編集者数人とウキウキしながらいろんなクエストを試させてもらっているとき、確かスレイヴ間々田が「このラージャンっての行ってみましょうか」と言って何も知らぬままに屈強な悪魔が待つ火山へと連れて行かれたのだった。そのとき、俺が持っていたラージャンについての知識は「あ、なんかファミ通で見た気がする」という程度で、これはもうゼロに等しい。どんな攻撃をしてくるのか、どんな動きをみせるのか、っていうことがまるでわからぬまま、俺は初めて、ラージャンと対峙した。

 モニター上でこげ茶色のラージャンを初めて見たときの感想は、「ん、わりとチョロいかも?」というものだった。リオレウスやディアブロスといった迫力系(?)と比べると、身体は小さいし、翼が生えているわけでもないので、どちらかというと見た目のインパクトはおとなしめ。これだったらなんとかなるだろうと俺は思い、持っていたランスを構えてジリジリとにじり寄って行った。すると……。

 ぎゃおおおおお!!!

 いきなり立ち上がったかと思ったらラージャンは力の限り絶叫し、全身の毛を黄金色に変貌させたではないか!! ちっともおとなしめじゃねえ!! なんかこええよコイツ!! ででで、でも、見た目は凶悪だけどスピードや攻撃力はたいしたことないかもしれない……。そう思って、一気に縮こまってしまった心を懸命に復元して、俺はラージャンに近づこうとした。しかしこちらから近づかなくとも金色の悪魔は驚異的なスピードのステップをくり出して、あっという間に我が分身との距離をゼロにしてしまったのである!! しかも俺が「!!!?」と頭の上にビックリマークを出している一瞬のうちにラージャンはその場で旋回し、なんとその一撃で我が分身を地獄に突き落としたしまった……。邂逅から昇天までの時間、わずか十数秒。この強烈すぎるファーストコンタクトが、いまでも俺の脳裏にざっくりと刻まれているのであった。

 ね。こんな体験をしていれば、俺がどれほどラージャンにビビろうがナットクってものでしょう? おかげで俺は『2(ドス)』でもラージャン討伐に出かけたら徹底的に距離をとって仲間の後ろに隠れてばかりいたし、『2nd』においても、何度もここに書いてきたように苦戦しまくっている。ほとんどのモンスターと対等以上に戦える自信はあるが(カコイイ)、このラージャンだけはどうにもならないのだ。

 俺のハンターとしての成長は、じつはプレイ時間と比例していない。それまで右肩上がりで進んでいたのに、ラージャンという強大な壁に阻まれて成長曲線に甚大なゆがみが生じてしまっているのである。越えなければ、この壁を。仲間に協力を仰げない村クエに、2頭のラージャンが出てきてくれたことはある意味好都合だったかもしれない。俺のハンター人生において最初にもらった成長の証は"リオレイア討伐"だったのだが、このラージャンが2枚目の成長の証なのかもしれない。よし、挑んでみよう、もう一度。断固たる決意を胸に抱いて。よーし……!

 明日いこ^^;

投稿者 otsuka-eb : 2007年05月31日 20:06

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