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【MHP 2nd】第56回 火竜の逆鱗を求めて

2007年05月18日

 武具探求の螺旋階段から降りることができず、しかも最近はその先に広がる想像を絶する大迷宮の蜃気楼まで見えてきてしまった。この大迷宮が現れた理由は、『2nd』がこれまでの『モンハン』シリーズと比べても頭抜けて武器、防具の数が多くなり、スキルも多岐に富んだことによる。つまりプレイヤーの遊びの幅が広がったことで、「あれも作りたい」、「いやこっちが先か……」という逡巡があちこちで起こるようになってしまったのだ。よって男は(俺だが)つねに素材、欲しい武具、そしてお金の三重板ばさみ(矛盾してる気もする)に合い、

 (俺はいったい、何を作ろうとしているのだろう……)

 (ボクはいったい、何がしたいのだろう……)

 と苦悩することになるのであった。まあこういう苦悩がまた、楽しいんだけどなー。

 さてそんな苦悩する男が、いま何をもっとも欲しているのかというと、これがなんと"火竜の逆鱗"なのであった。なんだか自分の本の宣伝臭くていささか気恥ずかしいのだが(と言いつつリンクを貼る俺)、本当なんだから仕方がない。マジで俺はここ数日、火竜の逆鱗を求めてリオレウスを追い掛け回しているのである。ちなみに、欲しい個数は最低でも……5個……。え? 見えない? なんか大きく書くと「この強欲者め」と思われそうで恥ずかちいな……。でも書こう。……5個ですよ5個!! でもこれ、最低ライン。ホントはもっと欲しい!! くれ!! レウス!!

 と、いくらキレても始まらないのだが、本当に最低でも5個は欲しい。それどころか、じつはリオレイアの逆鱗も5、6個は欲しいのである。しかしさすがは『モンスターハンター』におけるレア素材の代名詞。火竜の逆鱗も雌火竜の逆鱗もまっっっっっったく出てくれない。じつは俺が狩っているのは逆鱗がついていない温厚な紳士のようなリオレウスなのかもしれないが、顔を見るとおしなべて激昂されているようなので、3つも4つも逆鱗を持っている様子である。それでも、出ない。これぞまさに、"元祖・物欲センサー"だ。『逆鱗日和』という本を出したっちゅーのに、本人はまったく、逆鱗日和ではない。

 でも、ふと考える。

 改めてゲームの序盤のころを思い出すと、けっこうな割合で「火竜の逆鱗を手に入れた」というメッセージを見ていた気がするのだ。俺のむごいまでの欲求が見せた白昼夢……っていう線も捨て切れなかったので調べてみたのだが、なんといくつも、火竜の逆鱗を素材として使用する武具を持っているではないか。しかも俺らしいと言えばじつに俺らしいのだが、せっかく火竜の逆鱗を使って作ったそれらの武具を、いまではまったく使っていないのである。

 「ああ……。こいつらを素材に戻して火竜の逆鱗を取り出すことができたらなぁ……」

 物欲センサーが極まったハンターが絶対に思うことをため息とともに言葉にして吐き出しながら、俺は天を仰いだ。

 とか言いつつ、俺はちょっと懐かしかった。3年まえに『モンスターハンター』に出会い、苦労して上位ランクに上り詰めたとき、まっさきに追い求めた素材がまさに"火竜の逆鱗"だったのだ。友だちと会うたびに「逆鱗いこ! げきりんげきりん!!」とみんなで大合唱してリオレウスを追い回していたあのころ。なんかそれを思い出したら、元気が出てきたな。

 「さあ行くか! 逆鱗げきりん!」

 やっぱり火竜の逆鱗は、ハンターへの最高のカンフル剤だ。

 今日も行くぞ! 逆鱗を求めて!

※『本日も逆鱗日和』、なかなか好調のようで、うれしくて思わず火竜の逆鱗について書いてしまいました。本書、一部で品切れになっているようですが、懲りずに探してみてください^^;

投稿者 otsuka-eb : 2007年05月18日 16:27

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