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【MHP 2nd】第53回 刹那プレイ成就の怨念

2007年05月15日

 午前9時30分。今日もいつもと同じ電車に乗り込む。車両も、毎回同じ。座る場所も、ほぼ同じ。会社に行くまでに1回乗り換えがあるのだが、この車両のこのドアが乗換駅の階段近くで開くので、じつに具合がいいのだ。そういう、とても都合のいい車両なのだが、時間が時間だけに乗客はポツポツとしかいない。なのでまず間違いなく、お目当ての席に座ることができる。今日も予定どおり、いちばんいい席に着席することができた。

 「さてと……」

 朝のため息といっしょに小さく声を漏らしながら、俺は愛用のトートバッグに手を突っ込んだ。おもむろに、PSP(プレイステーション・ポータブル)を取り出す。毎晩、寝る直前に充電器にぶっ刺されるので、いつも俺のPSPはお腹いっぱいの電池パンパン状態である。でも一応、HOMEボタンを押して残量を確認。キチンとフル充電のアイコンが輝いているのを見てニヤリと笑い、「ま、当然だけどな」とニヒルに口の端を吊り上げる。これで安心して、通勤プレイに勤しめるというものだ。

 さっそく俺はポッケ村の自室を出て、オンライン集会所の門を叩いた。え? なんでひとりなのにオンライン集会所? と思う方がいるかと思うが、いつも俺は通勤電車の中ではオンライン集会所に入る。なぜかと言うと、これは(もしかすると見知らぬ人が同じ集会所に入ってきて、刹那的なパーティープレイが始まるかも)と期待しての行動なのである。いまや120万本に迫る勢いで売れ続けている『モンスターハンターポータブル 2nd』。これだけ普及すると、電車の中やファーストフード店、ファミレス、そして街角などで、PSP片手にモンスターを追い回している人を頻繁に見るようになる。とくに、通勤電車の中はすごい。男子学生はもちろん、ビシっとスーツを着たサラリーマン諸氏も、夢中になってクックを追い掛け回し、ラージャンに襲われたりしている。確証はないが、そうに決まっている。プレイしている人の画面はそうそう覗けるものではないが、PSPで『2nd』をプレイしていると△ボタンを押したときに「カチカチ」という音がよく出るので(少なくとも、俺のPSPはそう)、すぐにわかるのだ。まあ話はちょっと逸れたが、俺が乗る電車の中にはそういったハンターたちがたくさんいるので、オンライン集会所の1の部屋で待ち構えていればいつか刹那の出会いがあるんじゃないかと期待しているのだ。

 しかしこの作戦。いまだに成就したことはない。なんでかなぁ〜? と考えたのだが、俺も集会所に入ったままホゲ〜っと立ちすくんでいるだけでは退屈なので、やはりクエストに出かけてしまう。そうするとその隙に集会所に人が入ってきて、「あ、間違えた。人がいる人がいる。逃げろ逃げろ」となっている可能性は大きい。つまり、タイミングが悪いだけなんだろうなぁ。うまくいかないもんだなぁ。

 なので今後はもうちょっと積極的に、刹那プレイ成就の作戦を推し進めたい。具体的にどうするのかというと、PSPを持って『2nd』をプレイしていると思われる人に向かって、積極的、能動的に念を送り続けるのだ。

 (集会所1にいるよ1にいるよ……!)

 (ラオ手伝ってラオ手伝って……!!)

 (ラージャン怖いよラージャン怖いよ……!!!)

 埼玉から東京に向かう電車に乗ってて、上記のような怨念に似た電波をキャッチされた方はぜひ一度、オンライン集会所の1のルームを覗いてみてくださいな。ガード性能+2とガード強化という弱腰な鎧に、ステキなガンランスを背負った男が待ってるかもしれませんよ。

投稿者 otsuka-eb : 2007年05月15日 15:24

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