« 【MHP 2nd】第29回 通勤電車でファッションショー | 大塚角満の ゲームを“読む!”のホーム | 【MHP 2nd】第31回 我慢の限界 »【MHP 2nd】第30回 覗かれプレイは、今日も手強かった2007年04月05日覗かれプレイの続き。 本日も通勤電車の中で『2nd』をプレイしておりました。昨夜、東京近郊は激寒で、ところによってはミゾレだかヒョウだかわからないが、なにやら冷たい物体も降り注いでいて「いったいいまは何月なんだろう……」と真剣に悩んでしまうほどのヘンな天気だったのです。 ところが一夜明けた今日は、ポカポカフワフワ(?)したじつにいいお天気。俺はお昼時の、比較的空いている京浜東北線快速大船行きのほどよい振動に身をゆだねながら、「こういう天気の日は、やっぱ"森丘"だよなぁ^^」とニコニコマークを撒き散らして、森丘マップのイャンクック討伐を受注した。「またクックかよ!!」と言われそうだが、俺が京浜東北線に乗車している時間は20分程度なので、クックにとってはまことに迷惑な話だろうが、相手はアナタしかいないのだよ。 さて空いているとは言っても、東京都内を縦断する電車なので座席はほぼ、埋まっている。俺が着席した左右にも、一方に40代半ばと思われるサラリーマンのおじさんが、もう一方には高校生と思しきヤンチャそうな少年が座っていた。俺はこのふたりの男性に挟まれたまま、カバンからPSPを取り出す。そしてさりげなく、電源をオン。見慣れたタイトル画面が、PSPの大きなモニターに映し出された。 そして、覗かれプレイが始まった。 サラリーマンのおじさんは「ん? 何を始めるんだこのオトコは。新聞は読み終わっちまったし、週刊文春をキオスクで買い逃してヒマもいいところだから覗いてやれ覗いてやれ」というオーラを発散させながらチラチラと盗み見してくる。そして高校生の少年は「あ!! 『モンハン』始めやがった!! 見るぞ見るぞ!」と無遠慮光線を照射しまくりながら、何の躊躇もなく覗き込んでくる。しかしこちとら、そんなことはもう慣れっこである。「ほら、見て見て! 森丘のクックだよ! ガンランスだよ!」と言わんばかりにゴキゲンとなって、元気に森丘マップを駆け巡った。 しかしこの覗かれプレイっての、じつは何気に緊張するものでもある。「失敗はできぬ」、「かっちょ悪いところは見せられぬ」という気持ちが頭を持ち上げてきて、いらぬプレッシャーがかかってくるのだ。そうなってくると微妙に操作が鈍ってくるもので、あろうことか俺は森丘マップの"9"の地点でメラルーの大群に囲まれ、信じがたいことに地図と回復薬を立て続けにかっぱらわれてしまったのである。するとなんと! 隣から覗き込んでいた男子高校生から、 「ふww」 という明らかな冷笑が聞こえてきたではないか!! ななな、なんという失礼な! 覗いているくせに冷笑するとは何事だ!! ……なんて言えるわけもなく、その冷笑がさらに俺を緊張させて、操作をますます狂わせる。森丘の9の地点と言えば視界が悪いことで有名だが、俺はまんまと狭い通路で視界を失い、クックについばまれまくった挙句に、回転尻尾にビシバシと叩かれて無念の昇天を果たしてしまった。ああ……。なんてことだ……。衆人環境にありながら、よりによって森丘クックごときに昇天させられるとは……。 すると隣に座っていた冷笑男子はとたんに俺に興味をなくし、口の端をゆがめながら大げさに座席の背に身体を投げ出して居眠りを始めてしまった……。そしてサラリーマンのおじさんは画面の中で何が起こっていたのかまったくわからぬふうであったが、俺の苦笑いを眺めて「どうやらこのオトコは何かに失敗したらしい」ということを敏感に悟り、「見ていても何ら得るものはない」と判断したのか、やはり座席に身を投げ出して居眠りに突入してしまった。俺は言いようのない敗北感と、ふたりのオーディエンスを退屈な気分にさせてしまったことを大いに恥じ、「ヘボいことしてスマンかった……」と心の中でつぶやいてPSPの電源を切り、屈辱の居眠りに堕ちていった……。 投稿者 otsuka-eb : 2007年04月05日 16:41 トラックバックこのエントリーのトラックバックURL: |





