« 【MHP 2nd】第26回 トラウマ古龍、ナナ・テスカトリ | 大塚角満の ゲームを“読む!”のホーム | 【MHP 2nd】第28回 ショウグンギザミに擦り寄った理由 »【MHP 2nd】第27回 ティガレックスの影武者2007年04月02日5日間ほど、オーストラリアに出張に行っておりました。GO3(ゲームオンオーストラリア)という、同国では初めてとなる国際的なゲーム展示会&カンファレンスの取材をしていたわけですが、こちらの記事もここ2、3日にわけて随時アップしていくので、興味のある方はぜひぜひご一読を。 さて5日間も日本を離れていたわけだが、『2nd』が入っているPSPは財布や携帯電話とまったく同じ扱いで、つねに肌身離さず身に着けていた。しかし! オーストラリアまでバカンスに行っていたわけではないので、いくらカバンの中に忍ばせておいたところで、ところ構わずイャンクックを追い掛け回すってわけにもいかない。何となくイャンクックを彷彿とさせる巨鳥・エミューや、ぴょんぴょん跳ねる姿がケルビのそれとオーバーラップするカンガルー、ワラビーを見るたびに(って、どこに行ってんだ? って感じではあるが)、「あ! 『2nd』やりたい!」と衰えぬモンハン愛が頭を持ち上げてきて困ってしまったよ。それでも日中はイベント会場や動物園を駆けずり回ることに忙しかったので、モンハン愛を無理矢理押さえつけ、「『2nd』は夜!!」と誰にともなく宣言。取材から戻り、こまごまとした仕事を片付けたあとにホテルのベッドに身体を放り投げて、「や、やっとできる!! どんなにガマンしたことか!! はあはあはあ」と身もだえしながらPSPの電源を入れた。 時計は深夜1時を指していた。 日本と、我々が出向いたパースという都市は時差が1時間しかないので時差ボケは感じない。アメリカやヨーロッパに行くと何気に時差ボケがひどくて苦労するのだが、今回は平気なようだ。が、パースの深夜1時は日本で言うところの深夜2時である。眠くないわけがない。それでも俺は、クエストを受注した。それもなぜか、あまりの眠気に気が大きくなったのか(意味不明)、討伐目標は砂漠のティガレックス……。 それにしてもかつてこれほど、ボロボロのクエストがあったであろうか。我ながら、やることなすことすべてがメチャクチャなのである。まず持ち物だが、思いっきり船を漕ぎながらテケトーに選んでいたらしく、やたらとヘンなものが混じっている。クモの巣、素材玉くらいだったらまだ「ああ、クモの巣を加工してネットを作って、落とし穴でも製作するつもりだったんだろうな」とか、「素材玉を持ち込んで光蟲と調合して閃光玉を作るつもりだったんだなウンウン……」ってな具合に何となく所持していた理由がわかるのだが、竜骨【小】99個と雪獅子の毛12個は、いったい何をしようとして戦場に持ち込んだのであろうか。本当に皆目見当がつかぬ。まあでも、戦場に出てしまいさえすれば目も覚めるに違いない。何たって相手は、あのティガレックスなのだ! ところが。 目が覚めるどころか、時間の経過に比例して、俺の眠気も見事に増大していった。ああ……眠い>< でも、ティ、ティガレックス倒さなきゃ……。てぃがれっくすてぃぃがれええくすぅぅ……zzz。こんな感じだから戦闘になるわけもなかった。 でも俺は健気にも砂漠をウロつくティガレックスを発見し、「おりゃー」という気の抜けた掛け声とともにて閃光玉を放り投げた。ところが、見事に目の前で炸裂したはずなのにティガレックスは意に介さず、ノシノシと砂の上を歩いている。あれぇ、おっかしいなぁ……。ティガって閃光効かないんだっけぇ……? とフニャラ声を発しながら画面をよくみると、ティガレックスと思って何発も閃光玉をお見舞いした相手はあろうことか砂竜ガレオス。ガレオスに閃光玉など効くわけがない。 「だ、だまされた!!!」 とその一瞬だけ目が覚めるもすぐにまたウツラウツラとしてしまい、まったくの酩酊状態のままフラフラと砂漠を彷徨う遭難者のようになってしまった。それでも電源を切らずに続けようとしたものの眠気はさらに増大していき、リアルに『2nd』で遊んでいるのか、それとも夢の中で遊んでいるのかよくわからなくなってくる始末。いつしか俺の分身からはクーラードリンクの効果が消えうせ、3匹のティガレックス(全部ガレオス)に囲まれ、あちこちから砂を引っ掛けられてジャリジャリのボロボロになってしまった……。そしてそこで、俺自身も昇天……。 朝、俺の枕元には、電池がすっかり切れて冷たくなったPSPが所在なげに転がっていた。そしてその夜、俺は"砂漠の真ん中で狂喜乱舞しながらやたらと砂の上を転がりまわる"という謎の夢を見た。 しばらくガレオスには会いたくない。 投稿者 otsuka-eb : 2007年04月02日 16:26 トラックバックこのエントリーのトラックバックURL: |





