« 【MHP 2nd】第17回 ガンランサー、"ランス"を語る! | 大塚角満の ゲームを“読む!”のホーム | 【MHP 2nd】第19回 ティガレックスとの死闘 その2 »【MHP 2nd】第18回 ティガレックスとの死闘 その12007年03月16日『モンスターハンターポータブル 2nd』において、最初の壁となって我々の前に立ち塞がるモンスターは何か。これはもう、もったいつけずに断言する。圧倒的なパワーとスピード、多彩な攻撃でハンターを翻弄する脅威の存在、轟竜・ティガレックスだ。先日、無謀にもマフモフ装備にガンランスを背負ってティガレックスにケンカを売った話を書いたが、あまりにも絶望的な戦力の差に、俺はボコボコにされた悔しさを忘れてちょっと呆れてしまったよ。そのクエストはティガレックス討伐が目的ではなかったので大きな問題にはならなかったが(一撃で屠り去られたショックで電源切っちゃったけど^^;)、いつか必ず、この強大な存在とガチンコ勝負をしなければならないときがくる。俺はそのとき、ティガレックスと伍するだけの力を身につけているのだろうか? そう不安に思うくらい、ティガレックスの存在感は圧倒的だった。しかし俺の不安など関係ないとばかりに、ついにそのときがやってきてしまった。村★5の緊急クエスト"絶対強者"で、ティガレックスが俺の前に立った。……いや違うな。俺がティガレックスの前に立ったのだ! 俺は対ティガレックスに向けて準備を始めた。武器はもちろん、ガンランス。正直、動きに抜群のキレを見せるティガレックスに重い武器の代表格であるガンランスは不向きのような気もしたが、やはりこのゲームの"象徴"には、いちばん使い慣れた、そしていちばん好きなこの武器で立ち向かいたい。俺は愛用するガンランス"討伐隊正式銃槍"を運命の戦いに備えて入念に磨き上げた(つもりになった)。そして身体に纏うはギザミシリーズの青いヨロイ。武器の斬れ味が落ちにくくなる"業物"のスキルと、一瞬で武器を砥げる"砥石使用高速化"のスキルは、このティガレックス戦でこそその真価を発揮してくれるだろう。そう、このギザミシリーズは対ティガレックスに備えてがんばって揃えたのだ。俺は宇宙刑事を思わせるSFチックな青いヨロイを撫で回し、「どうかわが身をお守りください!」と祈りながら袖を通した。いささか大げさな出陣式のような気もするが、轟竜ティガレックスの存在感は俺の中で、それほど巨大な圧力となっていたのである。ちなみに回復系のアイテムは当然ながら、すべてMAXの状態で持ち込んだ。それどころかアオキノコと薬草までこっそりと懐に忍ばせて、このふたつを合成して回復薬を生産する態勢も整えてある。まさに、準備万端。これでティガレックスに遅れをとるようなら、まだ俺は象徴に挑むことを許されていないってことだ。よし、行こうぜガンランス! 轟竜をぶっ倒しに!! 緊急クエスト"絶対強者"の舞台は、当然ながら雪山だ。設定は夜。雪山の上にかかるオーロラは『2(ドス)』の時代から俺の大好きな風景のひとつだが、あのカーテンの下にティガレックスがいると思うと、ヒラヒラと動く虹色の帯が「おいでおいで」と俺を招いているように見えて急激に恐怖がこみ上げてくる。お、恐ろしい……。しかしあまり怯えてキャンプでウロウロしていると、時間ばかりがドードーと過ぎていく。クエストの制限時間は50分あるが、雪山での飛竜戦は山頂付近(マップ6、7、8の地点)がメインの戦場となる。もしも昇天させられた場合、キャンプからもっとも遠い地点へ再び出向かなければならなくなるので、ものすごく時間のロスになるのだ。なので雪山での戦闘では時間を無駄にしてはいけないのである。俺は恐怖に縛られつつある心を奮い立たせ、一路、山頂を目指した。 そして。 ビビりながら山頂に侵入すると……ティ、ティガレックスがイルー!!(当たり前) 異様に太くて長い尻尾をユラユラと揺らしながら、余裕の体で雪原を歩く轟竜。体色などは砂漠のピョンピョン小僧・ゲネポスを思わせるものがあるが、ちょっとデカいゲネポスだと錯覚して馴れ馴れしく接近すると痛い目を見るのは明らかである。しかし俺はコヤツがゲネポスではないと知っていたので、慎重に慎重を期してソロリソロリとティガレックスに接近しようと試みた。姑息にも気づかれないうちに足元にシビレ罠を仕掛け、顔っ面に一発、挨拶がわりの竜撃砲をぶっ放してやろうと思ったのだ。しかし懸命の努力もむなしく速攻でティガレックスに存在がバレ、あっと言う間に対戦のゴングが鳴ってしまった。悪いことはできないものだねェ。まあでも、いつかはこうなるのだ。俺は腹を決めてティガレックスと対峙した。こいつを倒して、雪山最強の男になってやる! 「さあ来い!!」 と俺は轟竜に向かって吠えた。我ながら、ものすごい虚勢である。対するティガレックスも俺が搾り出した殺気を感じ取ったのだろう、四肢を踏ん張り、刃物のように発達した前足を誇示するような態勢で「バオオォオオオ!!!」という強烈な咆哮を返してくる。それを聞いて、本気でチビりそうになる俺。思わず、「おいおい、あまり本気になるなよ……」と困り笑いとともに画面に向かってささやく。しかし、ティガレックスは本気だった。対峙した瞬間、我が分身との距離はけっこう開いていたのだが、発達した前脚で雪原をつかんだかと思ったらグワっとそのまま大地を蹴り、一気に前に飛び出してきたのだ! 凄まじいスピード! 俺はまったく避ける間も防御する間も与えられぬまま轟竜タックルを思いっきり食らい、冷たい雪原に投げ出される。その一撃で、なんと体力が半分に減少!! こここ、こいつはかなわねぇ……。で、出直しだ出直しだ……。俺は「ふ、振り向いたら襲われる!」とばかりにティガレックスに背を向け、一目散でマップ切り替え地点まで走った。恥も外聞もない逃走劇であった。 なんとかティガレックスのいない地点まで、命からがらに逃げ出してきた我が分身。しかしこのまま、ポッケ村まで逃げ帰ってしまっていいものだろうか? 確かに本気でチビりそうになるほどの恐怖を覚えたが、いまのは出会い頭の一発を食らっただけで、俺とティガレックスの勝負は始まってもいないのではあるまいか? 「よーし」 と俺は腕をしごいた。いまの一撃で俺を屠り去れなかったことをティガレックスに後悔させてやる。背中を向けて逃げちまったんだ。もう、かけるだけの恥はかいた。あとは攻めるだけだ。砲撃も竜撃砲も、俺はまだヤツに見舞ってないのだ。もしも本当に戦力の差が絶大でハットトリックを食らっても、また挑戦すればいい! 「よーし!」 と俺は決意を新たにした。まだ負けてない! 俺はティガレックスが待つ戦場に、再び足を踏み入れた。さて勝負の行方は……。 長くなったので、続きは次回! 投稿者 otsuka-eb : 2007年03月16日 14:44 トラックバックこのエントリーのトラックバックURL: |





