« 【MHP 2nd】第10回 アプケロスは今日も強かった | 大塚角満の ゲームを“読む!”のホーム | 【MHP 2nd】第12回 『モンスターハンターポータブル 2nd』、100万本突破!! »【MHP 2nd】第11回 ティガレックスとの邂逅2007年03月07日かなりまえの話になるが、村の★1クエスト"忍び寄る気配"を受注した。もうクエスト名自体が、「怖いの出るぜ、うひひひひ」と忍び笑いしている感じである。ゲームの舞台設定や村人たちの発言を鑑みると、ここで忍び寄ってくる怖いモンスターは"アレ"しか思いつかない。まさか意表をついて、雪山ってことでグラビモスくらいデカいガウシカが出てくるわけもなかろう。……まあそれはそれで十分怖いのだが、忍び寄ってくる、って感じではない。ここで現れるのはそう、轟竜・ティガレックスだ! そうとわかれば(って、勝手にそう思っただけだが)、入念に準備をせねばならぬ。クエストの成功条件はポポノタンを3個納品するだけだが、んなヌルいことを言ってる場合ではないのだ。ずっと先のクエストでティガレックスとはあいまみえることになるのだろうが、そんな先まで待たずとも、この最初の出会いでボコボコにしてやればいいではないか! 先日、『2nd』発売まえにエンターブレインで行われたイベントで、お笑い芸人、アメリカザリガニがティガレックスのあまりの強さに泣きそうになっていたが、俺ほどのベテランハンターならばそうそう遅れはとるまい。クエストの制限時間は20分と短いが、オノレの存在感を見せつけるにはちょうどいい時間であろう。俺はナゾの自信に後押しされながらクエスト出撃の準備に奔走した。持って行く武器は、もちろんガンランスだ。防具は、ほんのちょっと頼りないかなと思ったのだが、それしかなかったのでマフモフシリーズを装着。見ると、合計の防御力は"5"となっている。え? ごごご、5? マジで? このゲームは後半になれば防御力300や400はザラの世界である。もしかすると、俺はとんでもなくムチャなことをしようとしているのだろうか? あ、でも雪山にぴったりのスキル"寒さ【大】無効"がついている。これがティガレックスにどれほど有効なのか皆目わからなかったが、何もないよりはいいだろう。俺は防御力の若干の低さを補うために、序盤では貴重な回復薬グレートを限界数(10個)と、回復薬、薬草まで持ち出し、ティガレックスが待つと思われる雪山へと向かった。 とりあえずクエスト目的のポポはシカトして、ティガレックスを捜す。おそらく、山頂付近のマップ6、7、8のどれかにいるだろう。そう思って6の地点に行くと……ムービーキター!! やっぱりティガレックスだ! っていうか初めて自分のPSPで姿を見たけど……こいつ、おっかねえ!! ガンランスとマフモフ装備で相手になるのだろうか……? 少々不安になりながらも、「なんのなんの」と強がって、俺はガンランスを構える。つまり、猛る轟竜にケンカを売ったわけだ。俺のナメた態度と装備を見て、明らかに怒り心頭に発しているティガレックス。調子に乗って「オラ、かかってこい!」と画面に向かって吠える俺。すると本当に、ティガレックスの巨体が遠くから飛んできた。は、はええ!! ビビって画面の中の分身どころか、操作するオノレ自身も金縛り状態となる。金縛りにあった、っつーことは右手の人差し指も動かなくなるわけで、そうなるとつまり右手人差し指が担当している防御ボタン(Rボタンね)も押せなくなるってことで、ようするに(回りくどい)、ティガレックスの最初の一撃が、思いっきり直撃したわけである。 「あ!!!」 と俺は編集部に響き渡る声で絶叫した。たった1回、タックルを食らっただけなのに、我が分身の体力、ほとんどゼロに……。それでもなんとか立ち上がり、俺を虫けらのように蹴散らした勢いでそのまま走っていってしまったティガレックスの背後にかけより、強引に竜撃砲の体勢をとる。あまりにも俺が小物すぎて視界に入らないのか、ティガレックスは誰もいない前方に向かってガウガウと吠えている。チャンス! 切っ先に集中する火焔。竜撃砲、発射!! ボワンという巨大な炎に包まれる轟竜。……しかし俺の渾身の竜撃砲などちょっとした花火くらいにしか見えなかったのか、平然としているティガレックス。……こ、こりゃ無理だ!!! 逃げろ逃げろ!!! 俺はプライドも根性もかなぐり捨てて、ティガレックスに背を向けた。こんな装備で『2nd』の象徴とも言えるモンスターに立ち向かおうとしたこと自体、間違いだったのだ(当たり前)。ごめんなさいティガレックス。どうかどうかお見逃しを!! しかし、あまりにも弱小とは言ってもオノレに牙を向けた生意気な挑戦者を、このツワモノが見逃すわけもなかった。ティガレックスは「追いかけるのもメンドクセ」とばかりに片手を上げると、つかんだ雪玉(?)を俺の背中めがけて放り投げてよこすではないか。当然のように雪玉に直撃する俺。俺はその一撃であっけなく、昇天してしまった……。 俺は自分の愚かさ加減に、ほとほとあきれてしまった。このゲームには、未熟者では踏み込んではいけない神聖な領域があるのだ。ハンターとして成長していく上での巨大な壁……。初代『モンスターハンター』で俺の前に立ち塞がったリオレウス、『2(ドス)』で何度も俺を踏みつけたクシャルダオラ……。強大だった彼らの影を、俺はティガレックスに重ね合わせた。 「いつかこいつと、対等に渡り合える日が来るのだろうか……?」 答えが出ぬまま、俺はPSPの電源を落とした。そして、ポポノタンを納品するのを忘れていたことに気がついた……。 投稿者 otsuka-eb : 2007年03月07日 17:26 トラックバックこのエントリーのトラックバックURL: |





