« 【モンハン2】第31回 腕相撲・モデスト場所 | 大塚角満の ゲームを“読む!”のホーム | 【モンハン2】第33回 もしもテオをペットにしたら…… »【モンハン2】第32回 ラージャン2006年08月03日ついにコイツのことを書く日が来たか……。 "ラージャン"と言われて、ピンと来ない方も多いと思う。このモンスターは『モンスターハンター2』の上位クエスト(ハンターランク31以上の人が行けるクエストね)でしか出会えないし、現在までのところイベントクエストとしても配信されていないはず。そもそも上位クエストでも、クックやゲリョスのように毎回のようにリストに入っているモンスターではないので、なかなか出会うことが難しい存在だったりするのである。 ラージャンをひとことで表す言葉として、ある人は「最凶」と言い、ある人は「最悪」と言ったりする。またある人は「マフィア」、「ヨメ並み」と言ったりして、表現の差こそあれとにかく考え得る限りもっとも凶悪な存在であることを懸命に説明しようとする。そう、はっきり言ってラージャンは、『モンスターハンター』史上、最強最悪の"金色(こんじき)の悪魔"なのだ。 ラージャンの特徴はとにかく、攻撃力がべらぼうに高いこと。その巨体からは想像がつかないほど俊敏な動作からくり出される攻撃の数々は、絶望的なほど力強く、どれを食らっても瀕死の重傷を負ってしまうほど。ラージャンとは上位ハンターしか戦えず、上位ハンターともなれば防御力400オーバーの装備を装着していることも多いわけだが、それでもコイツの攻撃を食らえば体力の半分以上を余裕で持っていかれてしまう。食らうとほぼ即死する攻撃も複数備え、あくまでも俺の主観だが、その強さは"動く活火山"グラビモス亜種、"砂漠のプロレスラー"ディアブロス亜種をも凌駕すると思われる。 その圧倒的な攻撃力を証明するかのように、ハンターリストのラージャンの覧にはひと言、つぎのような記述がある。 "超攻撃的生物" この形容どおり、ラージャンは本当に攻撃一辺倒の怪物だ。それはたとえて言うなら、キャラクター育成ゲームで攻撃力にばかりポイントを振ってしまい、ちょっとでも殴られると瀕死になってしまうバランスを間違えて作ったいびつなキャラクターにも似ている。実際、ラージャンの体力はそれほど高くない。なのでどちらがやられるにしろ、クエストは20分もあれば終了してしまうだろう(2〜4人で挑んだ場合ね)。『モンスターハンター』流に言えばラージャンは、防具は初期装備のくせに、武器はまがまがしい黒滅龍槍を装備しているハンターのようなもの。こんなハンター、龍属性武器に弱い飛竜が見たらいまいましくて仕方がないだろう。動いているものを見たら、とにかく何が何でも襲いかかる。防御などはいっさい考えず、自分が狩られるよりも先に相手を屠り去ることしか頭にない。これぞ、野生に生きる強者の思想。まさに金色のマフィアだ。 先日、無謀にもこのラージャンにたったひとりで立ち向かってみた。聞いたところによると、弓を片手にたったひとりで、この悪魔を屠り去るツワモノもいるという。ラージャンをひとりで倒すことは不可能ではないのだ。だったら俺も倒したい! そう思って、俺は鼻息も荒く単独でのラージャン討伐に赴いたというわけだ。武器は、最強クラスの氷の大剣・ダオラ=デグニダル。「なんだオイ、ガンランスじゃねえのか」と思われるかもしれないが、正直、ガンランスを5本抱えていったところでラージャンとは勝負になる気がしなかった。まあ、あんな重い武器を5本も抱えていたらドスランポスにすら勝てないけどナ。とにかく俺は、ダオラ=デグニダルを両手に持ち、斬れ味+1の装備に身を包んで、満タンの回復薬(回復薬グレート、回復薬)に加えて秘薬と薬草までバッグに詰め込んで、目を血走らせながら、金色の悪魔が待つ火山へと降り立った。 ラージャンに対抗するための最低条件は、とにかく"攻撃を食らわない"ことだ。「そんなことはラージャンに限らず、『モンスターハンター』シリーズをプレイするうえでの約束事だ」と思うかもしれないが、動きの速さも、攻撃力の高さも最高クラスのラージャンが相手のときは、とくに重く、回避、防御の重要さがのしかかってくるのだ。つねにオノレの体力は満タンをキープしつつ、無理せず逃げ回って隙があったときだけ攻撃する。もう、これしかない。 上記のようなことを頭の中で反芻しながらラージャンと対峙したわけだが、やっぱりひとりで戦うのって無謀ダネ。なぜか知らないがラージャンはやたらと激怒して俺にばかり攻撃してきて(当たり前)、ほとんど回復薬を使う間もなく、1回目の昇天を迎えてしまった。 「俺だけじゃなく、ランゴスタもぶんぶん飛んでるんだからそっち攻撃しろよ!!」 と、俺はムチャな要求をラージャンに突きつけるも、所詮はケモノの悲しさかまるで通じている気配はなく、俺は2度目の対決でも絶望的な攻撃力の波に飲まれ三途の川を渡ることとなった。しかも必要以上にラージャンの攻撃力を恐れるあまり、ランゴスタに刺された程度の傷でも「たたた、体力はつねにマックスにっ!!」と鼻血が吹き出すほど興奮して回復薬グレートから使っていくものだから燃費が悪いことはなはだしい。 そしてこうなってしまうと、当然のようにやる気が喪失してしまう。俺は(どうせまた殺されるんだから……)といじけ根性を丸出しにして2個目の秘薬を口にすることを拒否(秘薬を飲むと体力がMAXになる)。なんとノーマルの体力のままで怒れるラージャンの前に立った。さきほど"無理せず逃げ回って隙があったときだけ攻撃する"と書いたがこれは大きな間違いで、隙があっても攻撃なんかできるもんじゃない。「じゃあどうやって倒すんだ」ということになるが、しょせん俺程度の腕ではラージャンになんか勝てるわけがないんですよー……と完全にのび太化して俺は野蛮な金髪野郎から逃げ回った。しかし何度も書くけどラージャンは動きが速いのでそうそう簡単に逃がしてくれるわけもなく、俺は大量の回復薬といくつかの戦術アイテムを無駄に消費しただけで、10分足らずのうちに3度目の死を迎えてしまった。要するに、クエスト失敗である。『モンスターハンター2』をプレイし始めてから半年が経つが、これほどオノレの無力さを感じたことはなかった。たったひとりの力ではどうにもならない相手がいる。いっしょに冒険に行ってくれる仲間の重要さを、ただただ痛感させられるばかりだった。 俺はボロボロにされながらも、"攻撃しか考えない"というラージャンのある種の男らしさ(メスかもしれんけど)には畏怖の念すら覚える。いまはまだ仲間に協力してもらわないとまるで歯が立たない相手だが、いつの日か1対1のタイマン勝負で、この誇り高き金色の牙獣を倒してのけたい。 『モンスターハンター2』。 俺にはまだ、やることがたくさん残されている。 ※なんとこのコラム、出だしを書き始めたのは7月17日。どうにもこうにもラージャンの強さ、偉大さを表現しきれなくて、ようやくいまになって(8月3日)完成した次第です。しかし何度読み返しても、これで自分の思っていることがすべて表現されているとは思えず……。ラージャンについては、また別の機会でも書くかもしれません^^; 投稿者 otsuka-eb : 2006年08月03日 14:10 トラックバックこのエントリーのトラックバックURL: |





