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【モンハン2】第4回 ヤオザミの恐怖

2006年02月21日

●防具を買ったほうがよかったかしら……

 シングルプレイの拠点となる"ジャンボ村"に降り立った我が分身。しばらくはここに身を寄せて、細々と武器や防具を作りながら遙か先を歩む友だちたちを眺めていよう……。8割がた捨て鉢な気分になりながらも、村で基本を身につけることは長い目で見れば決して遠回りじゃないはずだ! と心を奮い立たせるのであった。

 とりあえず、自分のキャラクターを育てる上での方向性を決めよう。メインの武器にガンランスを使うことは何度も宣言しているが、ほとんどのゲームはスタート直後に、絶望的な資金難に見舞われる。『モンスターハンター2』もその例外ではなく、支度金として村長さんからもらえるお金など微々たるものだ。 このゲームにおける最初の選択はまぎれもなく、村長さんからもらったお小遣いをパーっと使うか貯金しておくか、というものである。

 俺はここでは迷わず"貯金"を選択。しばらくはなんの防具も身につけず、下着姿で堂々とフィールドを闊歩し、モンスターに襲いかかることに決めた。その気になれば最初にもらえる支度金で、ハンターシリーズやチェーンシリーズの防具で全身を覆うこともできる。チェーンシリーズを揃えれば、とりあえず防御力が20プラスされることは承知の上で、それらはスルーすることにした。防御力が20あれば序盤のクエストはかなり楽になるだろうが、一応、これまでのシリーズをやり込んできた俺ならば、序盤のモンスターの攻撃はすべてかわすか防御することができるだろう。そういう、あまりにも不確かで過剰な自信のもとに決められた方針なのである。

 でもやはり、『2』からこのシリーズを遊ぶプレイヤーには、ハンターシリーズかチェーンシリーズをとりあえず揃えることをオススメしたい。ただのムシケラに見えるランゴスタの攻撃も、裸の状態で受けるとビックリするくらい甚大な被害をもたらしてくるのだ。しかも『2』から導入された"季節"の概念がクセモノで、温暖期になるとこのテのイヤラシ系のモンスターが大発生する。1匹だったら蚊ほどの力しかもたないランゴスタも、6匹、7匹と群れになって接近してくると、それはもう巨大な"軍隊"。アっと言う間に囲まれてブッチュンブッチュンと接吻の嵐を降らされ、気がつくと虫さされ跡もナマナマしい屍を晒すことになりかねないのである。考えただけでストレスが溜まってくる『モンスターハンター』におけるサイテーの死に様だ。

 そんなこともわかっていながら、俺はハンターナイフ1本だけを携えてフィールドに飛び出していった。最初に受けたクエストは"特産キノコ5個の納品"。このシリーズではおなじみのクエストである。フィールドは"密林"。最初に登場するフィールドということは、いちばん簡単で攻略しやすい場所、ということになろう。俺は大した準備もしないまま、密林に飛び出していった。

 この"密林"は、これまでのシリーズで言うところの"森と丘"マップに相当するのだろうが、いやはやこれほど随所に新しい仕掛けがほどこされているとは思わなかった。まず大きいのが"一方通行"の存在。たとえばマップ3からマップ8へは移動できるのに、その逆は無理、というやつである。この一方通行のおかげで、なかなか目的の場所にたどり着くことができなかったりする。(これまでのシリーズ作品以上に、とっととマップを覚える必要があるな)と俺は密かに思った。

 また密林には"季節によっては行けない場所"もあった。マップ10にあたる島がそれで、海の水が満ちる季節になると島に通じる道が海水で埋まり、通れなくなるのだ。現時点では島に行けないがためにクエストを遂行できない、なんて事態には陥っていないが、ここには何か恐ろしい罠が隠されている気がしてならない。

 さて問題のクエストだが、試した季節がよかったのかモンスターに襲われることもなく、順調に特産キノコが集まった。このまま納品して村に帰ってもいいのだが、それではあまりにも作業的でつまらない。せっかくハンターとして生まれたからにはモンスターに襲いかかりたい! そう思って俺は、砂浜でハサミを振り回しながら愛嬌をまき散らしていた新モンスター"ヤオザミ"にケンカを売ることにした。ヤドカリにしか見えないコイツはいかにもチョロそうで、しかもうまそうである。

 ヨダレを垂らしながらマップ3に行くと、砂浜で黄昏れている1匹のヤオザミを発見。初対決である。こっちは裸とはいえ、『モンスターハンターG』を1400時間以上やり込んでいたツワモノだ。ザコと思しきヤドカリなどに遅れはとらないだろう。そう思いながら自信満々のジャンプ斬りを、ヤオザミに見舞った! プッシューと噴水のようにヤオザミから体液が飛び出す。やっぱりコイツ、大したことないナ。そう思って再び剣を振り上げると、ヤオザミは信じられない速度で横走り! 一瞬にして視界から消え失せたかと思うと、背後から強烈な一撃を裸のキャラクターにお見舞いしてきた。

 「どわ!! なんだなんだ!」

 慌てふためきながらも、必死の形相で体勢を立て直そうとする我が分身。しかし怒れるヤオザミはトリッキーな動きをくり返して、なかなか的を絞らせてくれない。ザックザックという巨大なハサミの攻撃にさらされて、アッと言う間にフラフラになる俺。

 あああ……こんなことになるんだったらヤオザミになんか手を出すんじゃなかった……。

 こりゃ敵わないと確信して逃げ出そうと思ったが、壁際に追いつめられてそれもままならない。反撃を試みても初期装備のハンターナイフでは、大したダメージを与えられない……。そうこうしているうちに楽しいキノコ狩りに来たはずの我が分身は、巨大なヤドカリに昇天させられてしまった……。

 ケチケチせずに、安くてもいいから防具を装備しておくべきだったのだろうか……。試行錯誤は続く……。

投稿者 otsuka-eb : 2006年02月21日 17:30

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