ファミ通.com

ファミ通媒体メニュー



ファミ通コネクト!オンブログ
« 『ラグナロクオンラインII』OBTは8月16日から!〜ガンホー事業説明会へ行ってきました | ファミ通コネクト!オンブログのホーム | 『三國志 Online』の第二次クローズドβテストに200名をご招待! »

ファイナルファンタジーXI●Bekunaiタブ変換コラムI る【ルフェーゼ野】


2007年07月06日

Bekunaiこと、田原誠司のタブ変換ブログも今回で2クール目でした。
前回は【こ】【ね】【く】【と】【お(ん)】でした。
今回は途中でおわかりになったと思いますが、
『ファイナルファンタジーXI』の
【ふ】【ぁ(あ)】【い】【な】【る】をお届けしました。

………………………………………………………………………………

 ヴァナ・ディールには2種類の冒険者がいる。ルフェーゼ野に行ける者と、それ以外の者だ。

 ルフェーゼ野に行けるようになる条件は、
プロマシアミッションの”母なる石”をクリアーすることだ。
”母なる石”はプロミヴォン-ホラ、メア、デムの3箇所をクリアーする、
という内容で、全体ではかなりのボリュームを誇るプロマシアミッションのなかでは、
序盤の序盤、といった位置づけである。
プロミヴォンもルフェーゼ野も、ヴァナ・ディールにあまたあるエリアのうちのひとつ、
と言ってしまうこともできるし、事実、そうだ。
しかし、3箇所のプロミヴォンを経た先にルフェーゼ野があることが、
わしには冒険者への”ごほうび”に思えるのだ。

 プロミヴォンに初めて足を踏み入れた冒険者は、
例外なく驚くはずだ。それまでに知っていたエリアとは
明らかに異なる雰囲気に包まれたエリアだから。
しいて似ているエリアを探すならデュナミス各地ということになるだろうが、
デュナミスがふだん慣れ親しんだ街の”裏”的な存在であるのに対し、
プロミヴォンは表でも裏でもない、
いわば何に対しても”ねじれの位置”にあるような印象だ。
わしがミッションで始めてプロミヴォンに行ったときに思い出したのは、
子供のころに見た悪夢だった。たしかなものがひとつもない、
すべてが曖昧で、不安定な世界。限りない広さを持つようでいて、
同時に息がつまるような圧迫感のある世界。
怖いもの見たさで一瞬だけ覗いてみたいけど、
けっして長くは留まりたくない世界。
わしにとっては、とっととミッションをクリアーしておさらばしたいエリア、
それがプロミヴォンだった。

 何度かのバージョンアップを経て難度が下がったようだが、
プロミヴォンでのミッションは、なかなかの曲者だった。
レベル制限という枷に加え、すべてのモンスターが初登場という点が、
不安感をいっそう増す。それでもどうにかこうにか3箇所をクリアーし、
「やっと終わった。このさきずっとプロミヴォンみたいな場所だったらいやだのう」 
なんて思っているときに飛ばされる先が、ルフェーゼ野である。

 トンネルを抜けて一気に視界が開けたときの気分。
その気分を何倍にもしたような爽快感が、ルフェーゼ野にはあった。
思わず胸いっぱいに空気を吸い込みたくなるような、広々とした草原の景色。
 豊かな緑と風が感じられる風景は、ラテーヌ高原に似ている。
おそらく緯度が同じくらいなのだろう。
そのせいか、生息するモンスターにも共通するものが多い。
ちがっているのは、ルフェーゼ野は海に面していて、
その海に流れ込む川があり、高低差の大きなエリアである点だ。
だから、エリア内のどこに立つかによって、変化に富んだ景色を楽しめる。
断崖に立ち、深くえぐれた渓谷のむこうに広がる緑地を見ると、
つい絶景かな絶景かな、と言いたくなる。
 このように、ルフェーゼ野は風景じたいが見事なエリアだ。
しかし、プロミヴォンという暗く長いトンネルの先にあるという配置の妙が、
ありがたみを何倍にも感じさせてくれるのだと思う。
事実、コネクト!オンが実施したアンケートの「好きなエリアは?」
という質問に対する回答で、ルフェーゼ野を挙げる人が多かった。
いわく「初めてルフェーゼ野に着いたときの感動は忘れない」、
いわく「ルフェーゼ野に立ったとき、このために『FFXI』をやってきたのだと思った」などなど。

 もう一度ラテーヌ高原との対比に話を戻す。
ラテーヌ高原に着くには、3つのルートが存在し、
どのルートを辿るかは、冒険者によってまちまちだ。
東ロンフォール、バルクルム砂丘、ジャグナー森林の3つがそのルートだが、
どれもやや光量の少ないエリアだ。
だからラテーヌ高原の広々とした明るさに初めて触れたときに、
誰もが感動を覚えるのだろう。
 このエリア間の対比をもっと強烈に応用したのが、
プロミヴォンとルフェーゼ野の関係で、
すべての冒険者が同じルートでルフェーゼ野に至る、
という設定を最大限に活かしたスマッシュヒットだ。
ゲームにはさまざまな演出が存在するが、
ストーリーの進行とエリアの特色をこれほどうまく絡ませた演出は、
そうそう体験できないと思う。
 さらにヴァナ・ディールでは、例外はあるものの、見えるところには行ける、
という楽しみがある。「あの丘の上からの景色が見たい」と思ったら、
丘に登ればいい。てっぺんから周(ぐるり)を見渡せば、
自分だけの景色を存分に堪能できるのである。

 余談だが、ルフェーゼ野にある池には、
ヴァナ・ディール時間の14時過ぎに、一羽の巨大な鳥が飛来する。
この鳥に干渉することは残念ながらできないが、
こんな遊びが仕込まれている点に、ついニヤリとさせられてしまうのだ。


●Bekunaiプロフィール
Alexanderワールドで活動するガルカ。所属国はバストゥーク。読みかたはそのまま「べくない」で、落語の『やかんなめ』の登場人物からの借用。「武士に仕える者」の意味だとか。ヴァナ・ディールでの冒険暦は古く、今年で5年目に入り、プレイ時間は550日以上。白魔道士、赤魔道士、シーフ、ナイト、狩人、コルセアの6ジョブがレベル75。メインジョブはコルセアだと言い張っているが、白魔道士か赤魔道士でいる時間が全体の8割を占める。鍛冶スキル100。ヴァナ・ディールでの趣味は通りすがりの辻ケアル・辻プロテスで、辻ケアル隊の隊長を自認するものの隊員は自分だけ。このごろは「ふとした出会い」を求めてヴァナ・ディールをぶらついていることが多い。本名の田原誠司で週刊ファミ通のクロスレビューに時々登場する。

ファミ通CONNECT!ON -コネクト!オン- Vol.06の立ち読みは、こちらをクリック
ファミ通CONNECT!ON -コネクト!オン- Vol.08の立ち読みは、こちらをクリック!



投稿を大募集!!みんなが主人公の雑誌です!
※投稿のテーマは上記、あるいはこちら
ペンネーム
メールアドレス
投稿本文
弊社プライバシーポリシー(別窓)に同意の上、投稿下さい。
● この投稿は、SSLにより暗号化され、サーバーへ送信されます。
●投稿本文の著作権は、投稿者に帰属しますが、投稿本文及びペンネームは、弊社の発行する雑誌・書籍及び弊社の主催運営するインターネット上のサービス(携帯サイトを含む)に掲載されることがあります。投稿者は予め、これを弊社に対し無償で許諾するものとさせていただきます。また、掲載に当たり必要最小限の変更があることも、予め承諾するものとさせていただきます。以上、ご了承ください。


投稿者 online_editorial_dept : 2007年07月06日 13:14

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL: