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RMT取材記A「じつは大中国・上海でまだ何も考えていなかった」


2007年01月12日

ざけんじゃねー、テレ朝!
女子アナのパンチラを隠すとは、
どういう了見でぃ!?
日テレじゃ、転んでパンツ丸見せの
女子アナを放送したってのに!

というわけで、
爆笑問題と女子アナの2006年を総括した、
テレ朝の特番を観て憤慨まるだしのテレビっ子・カエル大宮です、こんばんみ。
好物はパンチラです^^

つーか、パンチラよりも日本は大変っすよ、奥さん!
1月9日の夜、珍しく早めに会社を出て帰りにスーパーに寄ったのだが、
俺の大好物の納豆が売り切れ。
昔から納豆好きな俺としては、
こんな日ぐらいは食べないと、納豆だけに納得できないわけで。

で、2軒目のスーパーに寄ったのだが、
そこでも納豆が売り切れ!
で、気づいた。
1月7日放送の『あるある』で、
ダイエット触媒として、納豆を取り上げていた事を。

俺は渋谷区笹塚に住んでいる。
都営新宿線の笹塚駅を中心にして、3軒のスーパーがあるんだが、
もうね、売り切れている事を確信しながら3軒目に行くと、
「あははははははは」
と、往年の田原俊彦のように乾いた笑いをもらすほど、やはり見事に売り切れていた。
その後、笹塚駅を中心にして4軒あるコンビニを回っても売り切れ。

この現象を日本全国規模で考えると、
トンデモない数の人間が、学校帰りや会社帰りに納豆を買い、
ほとんど同時刻に納豆をシャカシャカと一心不乱にかき混ぜ、
(そのエネルギーはとんでもないのでは?)
誰もが20分放置して納豆臭を大気に放出させ、
その後一気に食べたわけだ。
全国の納豆ダイエッターは、
ほとんど同時に納豆臭のゲップをした可能性が高い。
集団的なその行動による大量のガスは、環境破壊に与したような気がしないでもない。
小動物がとんでもない数死んだかもしれん。

で、笹塚。夜8時過ぎ。
納豆を求めて、40分。
俺も意地になって、
納豆を買うまで帰らない宣言を、
汗だらけで街を巡りながら心の中で発した。

駅のはずれに自然食品の店がある。
閉店間際っぽい、その店に飛び込むと、
わずかに残った2パックが煌々していた。
それをわしづかみにする俺。
名作『ファイナルファンタジータクティクス』よろしく、
コングラッチュレーション!
ミッションコンプリート!
の文字が刻まれた気がした。

納豆ゲットで安堵して気が緩んだからか、
店の女主人に納豆をめぐる冒険を話すと、
「ああ、やっぱり」と強く肯定して、話し始めた。
「うちは健康食材を扱う店だから、いままでたったひとりも女子高生が来なかったのね」
女店主は俺の支払いを受け取りながら、ところが、と強く言った。
「何人も女子高生が来たのよ! 納豆を買いにうちへ! ヒィィィィィ」
女主人の店を潤す客層に異変が生じた。
それは堅実な経営でやっと構築した女主人のマーケティングを狂わす事態。
納豆をめぐる狂乱は、日本各地で小売店舗型経営者の足元を揺るがしたと思う。
ささやかな震撼とはいえ、それが集まって、日本経済にも何らかの影響を及ぼしたんじゃないだろうか。

納豆が入った袋を、やけに激しく揺らして自宅に向かう俺。
なんか、やったもん勝ちのスタート地点に誰よりも早く臨んだ気がする。
納豆をチラつかせれば、女子高生をナンパできるんじゃね?
いあいあ、未成年者に手をつけちゃいかん!
それよりも、次号のコネクト!オンの付録を納豆にすれば売り上げが……!
キャッキャ!

爆売れの方程式を手にした余裕で、
昨年の中国での取材記を続けてみっか!

空港から1時間かかって、ホテル着。
すでに午後10時過ぎ。
見た目、確かに4つ星っぽい。
チェックインの手続きをしてくれた趙(あ、遅れましたが、仮名ですよ)さんと食事の約束をするが、
とりあえず荷物を部屋に置きたくて、
趙さんをロビーに待たせて、ひとりエレベータに乗る。
部屋は28階。
ボタンを押すも動かない。

うんともすんとも言わないエレベーターを出て、
他のエレベーターを見ると、26階が終点のエレベーターがある。
これが動けば、あとは階段で行こう、と考えて乗ると、
こちらは問題なく動き出した。
26階着。展望レストランのフロアだった。
すでにレストランは閉まっていて、フロアの照明は落とされている。
非常階段に向かう。扉を押すと施錠されてて開かない。
激しく徒労を感じてエレベーターに戻り、ボタンを押すと反応しない。

何をやってもエレベーターが来ない。
階段の扉も開かない。
26階に閉じ込められてしまったわけだ。
どうするんだ、こんなとき!?

「すみませーん」
伝わらないとわかっちゃいるけど、
俺が発したのは、日本語だった。
誰かを呼ぶしかないわけで、
意味がわからなくても、怒鳴っている人間がいれば誰か来るだろう、と。

10分ほど、タバコを吸いながら、
「すみませーん」を連呼した。
遥か中国で、誰かを延々と捜し求める俺。
なんか、途方もなく孤独な気分になってくる。

3本目のタバコを携帯灰皿で消したあと、
覚悟を決めてレストランのドアを押す。
もちろん、開くわけがない。
ふと横を見ると、マネージャーが客を出迎えるようなブースがある。
覗き込んでみると、内線電話があった。

受話器を取る。
どこにも繋がらない。
そのあと、適当な番号を押すと、
何度目かでどこかに繋がった。
中国語が耳に飛び込んでくる。

「Help me.Left alone at twenty six!」
と変な英語を伝えた。
わけのわからない返事が返ってくる。そしてすぐ切れた。
それから10分。誰も来ない。
しかたなく、さきほどの番号にかけ、
同じく出てきた人に、同じ言葉を伝えた。
今度は切らない。盛んに何か言ってくるが、まるでわからないので、
「What's?」を連呼し、「Help me!」を連呼する。
途中で誰かに替わったらしく、いきなり、
「Okey」と耳に飛び込んできた。。
「ナントカナントカwaitsナントカ」と言った気もした。
ガチャッと切れた。

これで救助が来るんだろうか。
すでに遭難者の気分で、
真剣に救助という言葉が頭に浮んできた。
タバコを吸う。
嵌め殺しの窓から、中国の夜景が見える。
シルエットで見える高層ビルは、
『Mi:V』に出てきた気がする。
(何してんだ、俺)
と真剣に思った。

5分ほどして、どこからか中国語の声が近づいてくる。
笑い声も混じっている。
そして、ブースの横の壁がバカッと割れた。
中国人のボーイと責任者っぽい黒服の中年男性が、
壁の奥から出てきた。

ボーイは俺に人差し指を突きつけ、
ニヤリとした。

すべてのドアが開かないために、
ふたりの中国人が功夫で壁を破壊して、
救助に来たと思った。
さすが中国だとおったまげた。

ボーイは突きつけた指を裏返すと、
今度は4本の指でチョイチョイと手招きした。
ブルース・リーが映画でやったポーズだ。
俺が荷物を持って近づき、
「Thanks」
というと、
ボーイはまたニヤリとした。

割られた壁を通るときにわかったことだが、
壁の色そのままのドアで、
隠し扉のような作り。
そのまま、ダクト剥き出しの通路を通り、
従業員用のエレベーターに乗って、
やっとロビーに出ることが出来た。

「オソカッタネ」
趙さんの横には、先にホテルに着いていた、
中国ビジネス部門のSもいた。
ふたりに顛末を話す。
「アア、ソウ。ジャ、ショクジイキマショ」
と趙さんが言った。
趙さん、またまたあっさりしすぎだって。

Sも伴って、ロビーにある軽食のレストランで遅い夕食。
洋風のものばかりを頼むも、劇的にまずい。
美味しいはずの青島ビールもなんだか温い。
初日だってのに、疲れがドッと出てきた感じがしたので、
明日のチャイナジョイ取材の待ち合わせを確認して、早々に解散した。
エレベータの乗り方を聞くと、Sはカードキーをエレベーターの中の差込口に差し込んで、
28階へのアプローチを解除した。
そんな説明、どこにも書いてねぇ。
細い切れ目が開いてるだけじゃんかよ!

大丈夫か、俺。そして、中国も!

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投稿者 コネクト!オン編集部 : 2007年01月12日 22:23

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