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『ファイナルファンタジーXI』ギルの思い出:後悔をしています。


2006年06月20日

前回はフレンドを得た話。
今回は、その逆というか、自分の中で完結しておらず、
ちょっと後悔している話です。

戦士レベル54のとき、ワールド移動。
アレクサンダーからクジャタに移住しました。
レベル55を目前にしながらも間に合わず、
数週間前から固定で組んでいた知り合いも55を先に迎えて限界2に行き、
自分は中途半端なまま、新ワールドへ。
いま考えれば、54でも限界クエスト2に行けたのですが、
なんで自分は行かなかったんだろ。
55にならなければ行けないと思っていたのかしら。

余談ですが、
翌日にワールド移動する日、
最後のレベリングのあと、
固定のパーティーの白魔道士さんから、
「ファミ通のカエル大宮さんですよね?」
と聞かれました。
100%趣味でプレイしていたにもかかわらず、
週刊ファミ通の誌面に出ることも何度かありました。
それでも露出はたった1、2回で少なく、相当昔の記事での話。
「よくわかりましたねぇ」
「やっぱりそうだったんですね。最後だから、聞きました」
白魔道士さんは、知り合いのフレンド。
固定パーティーを組み始めてからの短い付き合い。
最後の日は、用事があって急いでログアウトした知り合いとテルで別れの挨拶をし、
白魔道士さんから、こうして見送りを受けました。
なんだろ、この人のオトナな振る舞い。
仕事でプレイしていなかったから、
ファミ通編集者と知ってても、
放っておいてくれたんでしょうか。
「向こうでもお元気で」
それまでは感傷的でもなく、
新ワールドにウキウキとしてたはずなのに、
こういう別れの演出をされて、
とても悲しい気持ちになったことを今でも覚えています。
なんか、忘れられない別れですね、今でも。

話を戻して、新ワールドのクジャタ。
当時を知る人ならわかると思いますが、
戦士がなんだか誘われない時代でした。
初期からの知り合いと固定で組み、やっと54に上げましたが、
新ワールドは移住者も少なく、
戦士を除くような定番っぽいジョブ構成の考えもあって、
閑散としたジュノで、戦士はボーッと立ち尽くしているのでした。
何日も誘われず、必要に迫られて、
初めてリーダーをやるようになりました。
もちろん、これも苦労の毎日。
何度も言いますが全人口が少なく、
パーティーを組めるようなレベル帯はさらに少ない。
変な構成、それでも稼げるように狩場もトリッキーなところ。
『ファイナルファンタジーXI』で、一番頭を使った頃ですな。

で、よく同じ時間にいて、
誘うようになったのが、ナイトのガルカ、G氏でした。
植木等の映画のタイトルをキャラ名にしているだけあって、
年上な感じ。ガルカのキャラそのままに静かな人で、
聞けば、タクシーの運転手。
どうりで、1日ごとにログインするわけです。
次第に込み入った話もするぐらい仲良くなり、
結婚しているが、奥さんが家出をしてしまった、
困っているが、ゲームを気兼ねなくできてうれしい、
みたいなことまで明かしてくれるようになりました。
ほどなく、フレンド登録。
レベリングだけでなく、タイミングが合えば、
クエストを一緒にやるようにもなりました。
55もカンスト。
Gさんとそろそろ限界クエスト2に行きたいねぇ、と言っていた頃、
たまたま組んだ黒魔道士さんが所属する、
大型リンクシェルのツアーに入れてもらえました。
おかげで、Gさんと一緒にクリアーできました。

そんな感じで、ある時期、いろいろなことをいっしょに過ごしたGさん。
慣れないリーダーの自分をサポートしてくれ、
固定に近かったからか、自分のログインを待ってくれたりと、
僕がGさんを頼るように、向こうも僕を特別に意識して接してくれていたと思います。
その後は、自分が長期でログインできなかったり、
Gさんもログインすることが少なくなり、
ログインしても合成だけをやってるようでもあり、
テルを打つ回数も減って、いつのまにか疎遠になっていきました。

それから半年ぐらいして、
茶帯クエストでソロムグ原野のコカトリスのNMを狙っていたとき、
コカトリスの肉が、意外に高値で売れる事を知りました。
当時の競売価格で、ひとつ2000ギルで取引できました。
まだ物価の高くないころの2000ギルで、
貯まれば生活費が賄えるし、欲しい装備も楽々と買えます。
茶帯クエストは終わりましたが、
自分のギル稼ぎとしてコカトリスの肉集めを日課とするようになりました。
ライバルはいるけれど、コカトリスがソロムグ原野に広く散らばっているので、
奪い合いというイメージはありませんでした。

ある日。
ソロムグ原野で何匹目かのコカトリスを発見。
ターゲットを合わせ、挑発を連打しながら走っていると、
僕よりさきにコカトリスに近づき、剣を抜こうとしているナイトが。
2000ギルに血眼になってる自分。
本音を言えば、取られてなるものか、と露骨な競争心がありました。
向こうはメインナイト。おそらく、サポはシーフでしょう。
攻撃がヒットするまでの緩慢な動作の間に、間一髪、自分の挑発が発動し、
コカトリスが赤ネームになりました。
真向かい、安堵して戦いを始めた横で、ナイトが剣を収め、
別な方向に走り出し始めました。
「あ」
視界から去る一瞬、認識できたネームはGさんのような……。
戦闘を続けながら、慌ててソロムグ原野をサーチすると、
Gさんがいました。ナイト/シーフは彼だけ。

どう説明したらいいのか。
後悔の気持ちというか、ものすごくイヤな気分になってきました。
”ごめん”とだけしか書けず、テルを打つと、
”いえいえ”と、それだけの返事。
お久しぶりでもなく、さらに会話を続けるでもなく。
フレンドと露骨な競争心でモンスターを取り合った後味の悪さ。
もうプレイするのもうんざりし、そのままログアウトしました。
それ以降、街で一度も会うことなく長い時間が過ぎ、
Gさんのログインも本当にまれになり、
いつの間にか、リストで眠っているだけのフレンドになりました。
できれば、ゲームを離れるGさんを最後に見送りたかった、
という気持ちはいまもあり、
どうすればよかったのか、きれいな答えをみつけられないまま、
ソロムグ原野からログアウトしたことをいまだに後悔しています。

奪い合った事実が原因というのも違う気がしますが、
僕が感じたイヤな気分は、それに近い行為でフレンドとの関係を終わらせてしまった、
と教えているような気がします。
これ以降、なるべくイヤな気分にならないようにギルを稼ごうと意識する気持ちが生まれました。
はたして実行できているかは疑問ですが。

●ユーザーへの質問(新雑誌、記事作りのためにご協力ください!)
『ファイナルファンタジーXI』で、
「あなたにとってギルとは?」

どんな言い方、表現でもいいので教えてください。
これに限らずギルの思い出やエピソードがあったら、
なんでもいいのでよろしくお願いします。

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投稿者 online_editorial_dept : 2006年06月20日 15:00

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