みんなのGOLF 5プレイ日記
【BLOG番外編】すばらしく気持ちいいゲーム:『Flowery(フラアリー)』
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フランソワ林(モモレンジャ)
2月某日の深夜。仕事の待ち時間が長くなり、『みんGOL5』のロビーにも誰もいなくなり、ポツーンな時間を過ごしていたときのこと。ふと思い立ってPlayStationStoreを覗きにいき、そこで、ジャケ買いに近い感覚で1本のダウンロード専売ソフトを購入。で、眠気マックスだった深夜4時に、パーっと目が覚めるほどの衝撃を受けた。
「ちょっと、これ、すげえ」。
そう思ったソフトの名は『Flowery(フラアリー)』。はい、今回は『みんGOL5』ではなく、『Flowery』の話です。アカレンジャ並にフリーダムだけど、ま、たまにはいいよね。
さて、このソフト。急に配信が決まったらしく、プロモーションもさほど行われていないため、ゲーム内容はおろか存在すら知らない人も多いはず。というわけで、まずは内容を説明。簡潔に述べると、本作はプレイステーション3の特徴を存分に活かした“極上の癒しソフト”。プレイヤーは1枚の花びらを風に乗せるように操作して、ほかの“まだ咲いていない花”に触れていく。触れることで花が咲き、ステージに光が射し込み、1枚だった花びらはその仲間を増やしていく。で、(大雑把な説明だけど)ステージが花で満ちるとクリアーとなる。
▲これはステージ1の風景。花びらを風に乗せて美しき草原を進む。茶色い地肌が目立つって? 大丈夫、最後には一面緑になりますから。 |
そんな本作の魅力だが、まず目を引くのが、美しく、やさしいグラフィック。ステージ1を例にすると、子供のころに駆け回ったような“草むら”が一面に広がる。特定の花を咲かせることで枯れ草に命が宿り、生き生きとした緑に変貌するような演出も盛り込まれ、思わず息を飲む。全編を通して美しいだけではなく、ステージが進むにつれて不穏な空気も漂っていくのだが、ファーストインプレッションは美しいのひと言。こんな美しいソフトは記憶にない。
それから、独特の操作感。好奇心に任せてコントローラーを傾け(※)、好きなボタンを押すと、前述のグラフィックと相まって、なんとも言えない浮遊感とスピード感が味わえる。風に乗り、草を掻き分けてグングンと進む感覚が気持ちいい。小回りはさほど効かず、イライラすることも多いけど(あ、ぶっちゃけちゃった)、個人的に本作の操作はこれでいいと思う。
最後にステージ構成の妙。本作には6つのステージが用意されているのだが、顔見せ的な序盤が終わると、世界が闇に覆われていく。比例してイライラ必至の細かな操作が要求され始め、フラストレーションも溜まっていく。だけど、最後にこれが解放される。“上げて、落として、また上げて”。それはゲームとしてよくある構成だけど、最後の“また上げて”の部分の上がり幅がハンパない。個人的に、近年まれに見るほどの気持ちよさ。「ゥォオオオォォオー!」と心の中で叫んでしまうくらいの解放感なんてめったに味わえないわけで。前述の操作面の不満も、このための伏線なんだと許容できてしまった。ぜひ最後まで進めて、すばらしき演出を堪能してほしい。
ゲームの楽しさや価値は価格に無関係だけど、それにしても、これで800円[税込]はお買い得。とくに、仕事にちょっと疲れていたり、都会暮らしが長かったり、そんな大人に遊んでほしい(笑)。癒され、気持ちよくなれます。
って、気づくとふだんのブログより長くなってしまった(笑)。ま、いいか! 『みんGOL』を嗜む大人の皆さん、たまにはこんなゲームもどうですか?
※本作はプレイステーション3専用ワイヤレスコントローラー(SIXAXIS)のモーションセンサー機能で操作する。移動したい方向にコントローラーを傾けて、好きなボタンを押してグイングインと進みましょう!
ファミ通レンジャ隊
『みんGOL』シリーズの攻略班として結成されるもスキルが追い付かず、『みんGOL オンライン』では”ロビーの住人”に。ユーザー目線で『みんGOL』の楽しさを伝える悲しきファミ通三十路チーム。
ミドレンジャ
『モンハン』での活躍が目立つ、レンジャ隊長。ゴルフの腕前はさておき、ロビーの滞在時間は他メンバーの追随を許さないキングオブ”ロビーの住人”。
モモレンジャ
冷静沈着。『みんGOLオンライン』時代は最強レンジャの名をほしいままにしたが、いまは凡人に成り下がっている。最近は愛娘にデレデレとの噂。
アカレンジャ
基本ロビーの住人。酒を飲みながらプレイする癖あり。風の計算などこだわりのプレイを見せるが腕前は中の下。横文字のキャラ名を覚えるのが苦手。
キレンジャ
「よっしゃい!」が口癖のハイテンションキャラ。プレッシャーに弱い。『みんGOL』をきっかけにリアルゴルフにもハマるが、決してカレー好きではない。