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オレは暴走ギャングスタ!〜『Midnight Club: Los Angeles South Central』(後編) |
2009/04/09 (木曜日) BANNED IN AMERICA !! そして今回の追加DLCには、あの『グランド・セフト・オート:サンアンドレアス』でもお馴染みのギャングスタなクルマたちがハイデフ仕様で登場しているのだ。追加車種は全部で9台。その中の3台がローライダー仕様となっており、ハイドロも搭載可能で新規バイナルやリムも追加されている。 なかでもギャングスタを目指すために必須といえるのがChevy Impala '64年型。こいつだけは外せない。車高は限界まで低く「ショッポ(ショートホープ)の箱を横にしてやっと入る」ぐらいのシャコタンが基本であるのは、日本のヤンキー文化と同じ。さらに新規リムにパールでツートンカラーのボディ。バイナルは渋めのトライバルでキメれば、『ローライダー・マガジン』の表紙を飾るのも夢ではない超ギャングスタ仕様の完成です!
例によって欲を言えば、屋根を取り外してオープンカーにしたり、パールやメタリックの塗装だけでなく、LAローライダーには必須のキャンディー加工も欲しかったところだが……。Rockstar Gamesからは、追加DLC第2弾“マシンパック”の配信も予告されている。近いうちに詳細が発表されるだろうが、期待してるぜ! カルフォルニアには、他にもまだまだ魅力的な地域がある。ヒスパニック系が中心のEAST L.A.なんかイイよね! チーチ&チョン的世界観もカルフォルニアを象徴する文化なので、期待してますよ! 投稿者 マスク・ド・UH : パーマリンク|11:54 ソーシャルブックマーク |
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オレは暴走ギャングスタ!〜『Midnight Club Los Angels South Central』(前編) |
2009/04/08 (水曜日)CANNONBALL RUN !! さる2月10日のブログにてインプレッションを執筆させていただいたリアリスティック無法レースゲーム『ミッドナイトクラブ:ロサンゼルス』。夕日に輝くロサンゼルスの街並を見事に再現しながらも、そこではポリ公上等の走り屋たちが、昼夜を問わず公道レーシングを開催! というクルマ大国アメリカらしいゲームが展開し、地道なレースでコツコツ貯めてチューンした愛車で道なき道(歩道や商店街のアーケード)を爆走すれば、速攻で通報されてポリ公とカーチェイスに突入(筆者的には用意されている各種レースよりも、警察との戦いのほうが、よっぽど熱いと思っている)。まぁ、いろんな意味でワイルドなレースゲームなのだが、カルフォルニアに年2回はプチ亡命する筆者にしてみれば登場車種やマップ構成に若干不満を感じたのも事実。しかしブログでも書いたとおり「これは追加DLCを期待させる“じらし作戦”ではないか?」と直感していたが、それが本当にその通りになったのには驚いた。 つうわけで今回は、すでに現在絶賛配信中の『MCLA』追加DLC『Midnight Club: Los Angeles South Central』の魅力を、マスク・ド・UH的にフックした部分を中心にお伝えしよう(文化的背景が複雑なアメリカ西海岸事情を鑑みるに、話題が散らかる可能性もあるので前後編に分けておきます)。ゲームの概要に関しては、すでに斎藤モゲくん(反逆の七光りライター。『GTAIV』攻略特集ではお世話になりました)がこちらの記事でタップリ書いているので、まずは、そこでは触れられてない周辺文化について書き飛ばしてみたい。 まず、今回のDLCのタイトルとなっている“サウスセントラル”とは具体的にどういう地域なのか? 読者諸兄の皆さんは1992年に発生した「ロス暴動」を覚えておいでか? 大勢の白人警官が1人の黒人をボコボコにしてしまった衝撃映像で有名な「ロドニー・キング事件」をキッカケに、様々な複合要因によって発生したとされるロス暴動は、近代アメリカにおける人種問題の象徴的な事件の1つとして有名だが、その暴動の舞台となったのがサウスセントラル地区なのである。この地区はもともとアフリカ系アメリカ人(アフロアメリカン)が多く居住していたが、時代の流れとともにヒスパニック系、そして韓国系の住民が急増。人種構成の複雑化や極端な差別構図のなかで、暴動は起こるべくして起こった。その詳細はスヌープ・ドッグ主演のドキュメンタリー映画『ザ・LAライオットショー』を観賞すれば超わかりやすいのでオススメしておく。 そんな街だからして、走ってるクルマは基本がローライダー! またはマッスルカー! それ以外はドライブバイで襲撃準備中のレンジローバー! などなど非常にギャングスタ色が濃いクルマが走り回っており、金曜土曜の夕方以降は街中のそこかしこにギャング連中が溢れるというステキな街。筆者も過去に一度だけ見物しに行った(というより道に迷い誤って侵入した)経験があるのだが、そこはもう旭山動物園もビックリのギャングスタ行動展示が絶賛開催中という悪夢。道ばたでマリファナ吸ってるヤツ、ガソリンスタンドにて数十人単位でタムロするチカーノギャング(全員ポンチョ姿!)、そして交差点には必ずビカビカでBLING BLINGなローライダーがガッコンガッコンとカーダンスを踊る。今考えると「よく何事もなく生きて帰って来れたなぁ」と思うのだが、サウスセントラルの外れにあったビデオレンタル屋兼ゲームショップの品揃えは、すごく良かったと追記しておく。 以上、サウスセントラルという地区が、いかに危険と興奮に満ちた場所であるかは理解していただけたかと思う。ちなみにこのサウスセントラル地区は、あの『グランド・セフト・オート:サンアンドレアス』にも(同じ地区名ではないが)登場する。観光客が行くような場所ではないからこそ、ゲームの舞台となる価値があるのだ! 現実ではちょっと近寄り難い場所でも、ゲームでならいくらでも行けますからね! DLC登場前に遊んだ時の不満はズバリ「もっと色んな地域に行きたい!」だったが、それは見事なまでに解消された。 しかもよりによってサウスセントラルである。このあたりのチョイスのセンスは流石Rockstar Games! もはやレースゲームのレビューになってないような気がするけど、こういう文化的背景を知ることこそ、ゲームへの没入感を高める意味で最も重要なのであります。 さて次回は、BANNED IN AMERCAなサウスセントラルにピッタリの不良性感度MAXな新規クルマについて書き飛ばしてみたい。あと、ゲームでも現実でも、事故と警官には気をつけよう! CANNONBALL RUN !! 投稿者 マスク・ド・UH : パーマリンク|12:36 ソーシャルブックマーク |
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バニシング in L.A. !! 『Midnight Club: Los Angeles』で炸裂する暴走遊戯 |
2009/02/10 (火曜日) おひさしぶり! ここんとこ、ずぅ〜っと『フォールアウト 3』のプレイ日記を心血注いで執筆&凶悪プレイしまくっていたおかげで、スッカリ本家のブログ更新してなかったけど、ようやくそっちが一段落着いたので復帰ですわ。
まず最初に触れておきたいのは、『ミッドナイトクラブ』シリーズの日本版が発売されること自体、かなり久しぶりというコト。ロックスターのゲームだから過激なイメージを持つ人も多いかもしれないが、実際のところは純然たるレースゲーム。たしかに自由度は高いけど人を跳ねたりするような内容ではない。作品に込められているのは、日本の“走り屋”に対するリスペクトと、オープンワールドで作り込まれた“街”への愛着、そして“クルマ”に賭ける情熱である。
前作までは『ミッドナイト〜』のタイトル通り“夜の市街地で繰り広げられる違法公道レース”がゲームデザインの中核となっていたが、今作から全天候型になり昼夜晴曇雨の時間軸をゲームに導入。登場車種も増え、チューニングからバイナルのカスタムまで自由自在。街の作り込みもハンパじゃなく、毎年カルフォルニアにプチ亡命する筆者にとっては、思わずデジャブを感じる瞬間があったほど。なにしろロサンゼルス市内の主要幹線道路が全て実名で登場するうえに、マップの位置関係も再現。 アークライトシアター このようなオープンワールドなので、レースをしないでドライブに徹して風景を眺めてるだけでも楽しいのだが、その道中でストリートレーサーを発見したらパッシング(ケンカを売る)せずにはいられない。そして、いざレースが始まると公道は無法地帯と化し、およそクルマが走れそうな場所なら全てのポイントに突撃できる自由度の高さで思わず無謀運転にも気合いが入る。
今作が、これまでのシリーズと違うポイントは、まさにココなのだ。日本の走り屋へのリスペクトから、より映画的な進化を遂げた。そんな感じがする。実際、片輪走行や大ジャンプ、バイクでウィリー走行といったスタント行為が可能なのだが、これはレース中に繰り出すと確実に事故るという、かなり意味なしのパフォーマンス(笑)。車高の低いクルマ(カウンタックとか)なら、カー・アクション映画でお馴染みの“トレーラーの荷台の下を並走しながらくぐり抜ける”という荒技も可能! もちろんこれもレース中にやったら確実に最下位になる。でも、やるんだよ!
そして『ターミネーター2』でお馴染みの「乾いた河川敷」を突っ走り、下水からフリーウェイに突入。そのままショッピングモールに突っ込んで通報されて、警官に停車を命じられたら、素直に停まるフリして猛ダッシュで逃走!
しかし(あくまで筆者個人の感想だが)完璧な傑作として手放しで賞賛できるほどの完成度ではないのも事実。以下、グッドな部分とバッドな部分を挙げてみた。 <良> <悪> マップに関しては、あくまでも雰囲気を楽しむドライブ&レースゲームなのだから、ムチャクチャ細部まで再現する必要はないとは思う。しかし現実ではハリウッドからダウンタウンまでは、フリーウェイを使っても30分は余裕でかかるのに、ゲームだと一般道を使っても1〜2分で到着してしまう。いくらなんでも速すぎでしょ! 4〜5分かかっても良かったんじゃないかな。
比較対象としては、ハワイを舞台にした同じオープンワールドのレースゲーム『テストドライブ・アンリミテッド』がある。こちらはマップのデザイン自体は“なんちゃってオアフ島”な感じで結構いい加減だったが、レースゲームとしては痒いところに手が届くゲームデザインになっており、不動産購入などもできるなど、レース以外のやり込み要素が多かったのが印象深い。筆者も相当やり込んだッス!
以上の感想を踏まえたオススメのプレイスタイルは、基本はクルージングで街を流し、気が向いたらレースをチクチク攻める。オンラインでもドライブできるので設定で一般車やパトカーをOFFにすれば快適なL.A.カーライフが楽しめる(この設定変更オプションはオフラインにも欲しかった)。
色々書き飛ばしたけど、他のレースゲームとは一線を画す不良な雰囲気はズバ抜けているので、クルマ好き、洋ゲー好き、ロックスター・ゲームズ好きはマストバイなタイトル。もちろん、そうでない人にもオススメできる完成度であり、バーチャルな西海岸観光を楽しめるので、プレイすれば渡米への思いがこみ上げてくる。実際、筆者もプレイしてロスに行きたくなった。ああ! 今すぐ行きたい! でも旅費がないから、とりあえず『MCLA』だぜ!
投稿者 マスク・ド・UH : パーマリンク|11:44 ソーシャルブックマーク |
ケイン&リンチ:デッドメン(その5) |
2008/07/12 (土曜日) 『ケイン&リンチ』日本版発売! というわけで、今回はリリースされたてでパリパリの新作である『ケイン&リンチ』の、ちょっと役立つ攻略テクニックやXbox360版の実績解除などについて書き飛ばしたいと思います!
そこで役に立つのがスナイパーライフル! 序盤ステージでは敵の警官隊が持っているので倒して、落としたのを拾う機会しかありませんが、ステージによってはリンチが最初から持ってる場合もあるので、その時は武器交換してもいいでしょう。武器交換は戦闘前に行うのが安全だけど、基本的にいつでも可能なので自分の所持する武器の感触がイマイチの時は迷わず交換しましょう。 近距離の敵に対してはアサルトライフルよりもハンドガンやショットガンの方が有効なので、ケインはスナイパーライフルかカービンライフルにハンドガン(またはリンチのマグナム)を装備。協力プレイの場合、リンチはアサルトライフルとハンドガンで挑むと役割分担もできて効果的。ただしステージによっては武器が指定される場合もあるので、必ずしもこの装備が万全というワケではありません。それぞれ特徴があるので、自分のプレイスタイルに合致した武器を色々試してみるのもアリですから。 ケインがショットガンだけを使用して、ステージ内の一定量の敵を葬りればXbox360版の実績"BOOM STICK"がアンロックされます。もちろん協力プレイでリンチで挑戦してもアンロックできます。 しかし先述の通り弾道まで非常にリアルなのがこのゲーム。なかなか思うように当たってくれない時は1発1発しっかりと狙いを定めることが大事。胴体を狙うと敵が防弾装備の場合は倒すのに時間がかかるので、極力ヘッドショットを狙うようにするのが早く倒す基本です。ヘッドショットで47人の敵を葬ればXbox360版の実績"HEADMASTER"がアンロックされます。しかもこの47という数字は、『ヒットマン』の主人公である殺し屋"47"と同じだったりします。実に心憎い演出ですわ。
敵の銃撃が激しい時はスモークグレネードを弱押しで自分の近くに転がして視界を遮るのが使い道。しかし使用頻度ではハンドグレネードの方が多いので、思い通りに投げれるように練習しておくとイイでしょう。一度に5人以上の敵をハンドグレネード1発で葬ればXbox360版の実績"FRAG OUT"がアンロックされます。 敵の投げたグレネードを爆発前に投げ返せるようになれば傭兵の素質はバッチリ。うまく投げ返したらXbox360版の実績"RETURN TO SENDER"がアンロックされるので、とにかく投げられたら"投げ返せ精神"で挑みましょう! また接近戦も意外と有効なのも見逃せないポイント。銀行の警備員など銃を使わずに倒さなければいけない敵もいるので、敵が目前にいたら銃よりも暗殺術を優先させると爽快感もアップしますよ! ケインの近接武器であるナックル式プッシュブレード(小型ナイフ)で一定量の敵を葬れば、Xbox360版の実績"PUSHBLADE SYMPHONY"がアンロックされます。 敵の攻撃によって自分がやられちまった時は仲間にアドレナリンを打ってもらうのが復活方法ですが、プロの傭兵なら1ステージぐらいは使わないでクリアしてこそ一人前。アドレナリンのお世話にならずクリアすれば、Xbox360版の実績"BULLETPROOF"がアンロックされるので、プロの自覚を持って挑みましょう。その精神は必ず報われます。全くダメージを受けずに1ステージをクリアすれば"TEFLON"がアンロックされます。シングルよりも協力プレイでリンチだけを使い、ケインを安全地帯に待機させたまま1ステージをクリアすれば、もっと楽にアンロックできるでしょう。 解除のために特殊な条件やテクニックが必要な実績も多いので、必然的にやり込み要素が高くなっているのも『ケイン&リンチ』の特徴です。例えば協力プレイでリンチ側を操作していないと解除できない実績。ダメージを追って瀕死の敵を、リンチを使って一定数トドメをさせば"BY THE GRACE OF…"の実績がアンロックされ、リンチが幻覚の発作を起こした状態で敵を一定量倒せば"BERSERKOPATH"の実績がアンロックされます。この実績はアンロックに至るまでの経過のプレイが最高なので、是非とも挑戦してみてください! コツが必要な実績には、ケインが1ステージ中に一切発砲しないで、仲間への指示出しだけでクリアする"SUN TZU"。戦闘へ参加しないのは当然で、発砲は空撃ちも禁止という条件なので、的確な指示出しが重要になります。ストーリーの展開やステージ構成の都合上、必ずケインが発砲しなければならない場面が多いので、挑戦するならチャプター6がオススメ。ケインは安全地帯に隠れつつ、「あいつを撃て」の指示を連発。指示出しの順番は近場の敵を最優先しましょう。遠くの敵を指定しちゃうと仲間がそっちまで行ってしまい、そのまま囲まれて殺られてしまうので注意しましょう。 以上の実績のアンロックには全てイージー・モードがオススメです。これだけの実績を手に入れられれば、もう難易度ハードでも対抗できる腕前に上達しているでしょう。敵が堅くなるハードをクリアすれば"IRON FLOWER"の実績がアンロックされますが、協力プレイで挑戦すれば成功率アップ! 相棒への信頼と傭兵としての自覚を持ってチャレンジしてください。 ちなみに俺は射撃の腕前を上げるための練習として、チャプター4のステージを繰り返しプレイしてました。満員スシ詰め状態のクラブの中から、リンチを待機させた状態で脱出するという難易度高めのステージですが、ここで一般客に弾を当てないことを意識しながらバウンサーだけを狙うと、かなり射撃がうまくなります。とても苦労するでしょうが、そこを敢えて挑戦するのがプロの傭兵!
他の実績に関しては、ストーリーモードをクリアすれば自然にアンロックされるほか、マルチプレイヤーにも数多くの実績が用意されているので、ゲームをガンガン遊び倒してくれれば、俺もこのブログでレコメンドした甲斐があるってもんです。 あ、そうだ! 書き忘れていたけど『ケイン&リンチ』には最終ステージにマルチエンディングが用意されています。選択肢によっては真の最終決戦に相応しい熾烈な戦場が出現するので、どうか最後まで気を抜かずに全てを見届ける覚悟でプレイしてください! 以上、5回に渡って俺の大好物のゲーム『ケイン&リンチ』について書き倒しましたが、日本版は北米版と難易度も変わらずに硬派な世界観が堪能できます。すでにIO-INTERACTIVEはゲームの続編の製作に着手しているという噂もあり、更に実写版映画も撮影されているなど、洋ゲーの新しいビジネスモデルに挑戦している作品である点にも注目です。 日本の洋ゲー好きの皆さん! シネマティック・シューターの傑作『ケイン&リンチ:デッドマン』を、ぜひぜひ遊んでください! そしてそのハードコアな世界観に肩までドップリ浸かってください。それでは次の洋ゲーでお会いしましょう。SEE YOU SOON !! (C) 2007 IO Interactive A/S. Developed by IO Interactive. Published by Eidos, Inc. Kane and Lynch: Dead Men, Eidos and the Eidos logo are trademarks of Eidos Interactive Ltd. IO and the IO logo are trademarks of IO Interactive A/S. All rights reserved. Marketed and Distributed in Japan by SPIKE. ・発売元:スパイク 投稿者 マスク・ド・UH : パーマリンク|00:00 ソーシャルブックマーク |
ケイン&リンチ:デッドメン(その4) |
2008/07/11 (金曜日)"フラジール・アライアンス"へようこそ! 『ケイン&リンチ』第4回目は、権謀術策が渦巻くオンラインモードについて語り倒します。最大8人まで同時対戦可能なこのマルチプレイヤー・モードは、参加者全員が強盗団を結成して金品を奪いまくるという、本編とは全く別のゲームが楽しめるのです。しかし楽しいだけでは済まないのが"フラジール・アライアンス"の恐ろしいところ。このタイトルを直訳するなら"ガラス同盟"。つまりガラスのように脆い関係のメンバーで構成された強盗チームなので、いつどこで誰が裏切るかわからないハラハラドキドキ感が最大の特徴なんです。本来、プレイヤー同士の裏切り行為や同士討ちはオンライン対戦では、常日頃から"アリ"か"ナシ"か議論されてますが、このゲームの場合は最初から"アリ"。もっとハッキリ書くと"裏切らなければ勝てない"んです。そんなんアリか? と思う読者諸兄も多いでしょうが、ルールはいたって単純なので、駆け引き程度の要素だと割り切って考えれば楽しくてしょうがないシステムなんです。
ゲームルールは最も金品を強奪したプレイヤーが勝利するので、とにかく盗みまくって荒稼ぎします。レジの中身は当然奪い、金庫を破り、ショーケースを破壊し、もう宝石でも時計でも何でもかんでも奪いまくります。そのままその金品を持って待機している逃走車に乗り込めば脱出したことになってクリアなんですが、そうは問屋がおろさない。出遅れたり、警備員との銃撃戦に忙しくて、あんまり奪えなかった連中たちがこちらを見ています。 「あいつの金を奪えば俺が1位!」。よこしまな考えを持ったメンバーが逃走車を破壊したり、こっちに向かって攻撃してきたら危険信号。今度は仲間割れが始まって醜い争いを展開するハメになるんです。裏切るタイミングも非常に重要で、「一緒に逃げようぜ!」なんて素振りの仲間と逃走車を待っていたら、乗り込む寸前にグレネードが足下にコロコロ……そのまま爆殺されて、苦労して奪った現金や貴金属が横取りされてしまうなんて、このゲームでは日常茶飯事なんですよ。ど〜ですかお客さん! ようは参加者全員が敵だと思って挑むのが正しいプレイスタイルなんですが、「だったら開始直後に全員ブッ殺してしまえば1人じめじゃん!」と考える勤勉な読者諸兄もいることでしょう。しかしそれで済んだら警察はいらない。強盗メンバーが死ぬと、今度は警官隊や警備員、SWAT部隊となって復活し、強盗グループを鎮圧する側として襲いかかってきます。つまりどっちにしろ逃げるしかないワケですよ。生き残ることも大事ですが、裏切られて死んでもチャンスがあるのが、このゲームのイイところ。たとえ鎮圧する側に生まれ変わっても報酬は貰える(少ないけど)ので、悪い子ちゃんたちをガンガン射殺してやりましょう!
金品の奪い方は、$マークが表示されているオブジェクト、もしくは仲間の死体の上で一定時間とどまっていれば、所持金にどんどん加算されていきます。また、しゃがみ体勢で移動すると頭上に表示されているプレイヤーネームを消すことができるので、気配を消しながらダブルクロスの機会をジッと伺うのも立派なプレイスタイル。なんかメンバーの数が足りないな? と思った時にはもう遅くって、車の影からハチの巣にされたり、またも足元にグレネードが転がってきたり……はっきりいって気の休まるヒマもありません。落とした金を拾うのにも一定の時間がかかるので、あさましく金集めをしてる後ろからズドンッと殺られるコトもしばしば。欲深い奴は畳の上では死ねませんね。 ステージも数多く用意されており、ハイウェイ沿いのコーヒーショップ(開始直後に道路を横断すると、爆走してくるトラックに跳ねられて死ぬので注意しよう!)や、ショッピングモール内の宝石店など合計4つのステージで、様々なシチュエーションの強盗作戦が堪能できます。個人的にはショッピングモール・ステージがオススメ。宝石店よりも、その向かいにあるゲームショップを襲撃したかったけど、閉まっていて無理でしたわ。 ステージで裏切り行為を働いたメンバーは、プレイヤーネームがオレンジ色で表示されるので、マークしておけます。この裏切り者を倒せば報酬にボーナスがプラスされるので、逃さない手はありません。攻撃されてる側はダメージを受ける度に奪った金品を落としてしまうので、撃たれて逃げ回っていると無一文になってしまう可能性もあるから、こっちだって必死に抵抗しなきゃいけない。無事に脱出できたら、獲得した報酬から武器や装備を購入してグレードアップさせ、さらに強者となって次のステージに参戦することも可能です。こうなるともう乱戦必至ですが、ある意味『レザボア・ドッグス』的な状況でもあるので、これはもう最強の強盗を目指して楽しむしかないでしょう。
なぜこんな極悪なルールのマルチプレイヤー・モードが生まれたかというと、アメリカには"強盗"が一種の文化として根付いている側面があるからです。文化と言い切ってしまうと語弊がありますが、ハリウッド映画には"HEIST(ハイスト)ムービー"と呼ばれるジャンルがあり、これこそがアクション映画で最も盛り上がるシークエンスとして確立されているんです。世界初の長編映画と呼ばれる『大列車強盗』は1903年にアメリカで製作された12分の無声映画ですが、ロケーション撮影やスタント、西部を舞台にしたアクション要素満載の内容に世界中が衝撃を受け、以降アクション映画の始祖として認知されています。 "ハイスト"とは銀行など特定の資金源を強盗する時に使用される俗語であり、その言葉はハリウッド製アクション映画の歴史と共に定着したといえるでしょう。ラスベガスのカジノを襲う『オーシャンズ11』や、アル・パチーノが緊迫感満点の銀行強盗を熱演する『狼たちの午後』、そしてもちろん『ヒート』など、ハイストをテーマにした名作は数え出したらキリがないほど作られてます。ちなに俺がイチ押しするハイスト映画は、日本が世界に誇る深作欣二監督による強奪アクション『いつかギラギラする日』('92年/松竹)! 萩原健一に千葉真一、そして木村一八が入り乱れて銃撃戦を展開するのがサイコーです。"フラジール・アライアンス"をプレイする時は、俺もショーケンになったつもりで頑張ってます。あとビデオ化されてないけど深作監督、北大路欣也主演の『資金源強奪』も日本製ハイスト映画の傑作です。知らない人は覚えておいてください! ビデオレンタル屋に行って借りるなら前述の作品以外にも、サム・ペキンパーの『ワイルドバンチ』や、クェンティン・タランティーノも『レザボア・ドッグス』の他にも『キリング・ゾーイ』なんてハイスト映画を作ってますので、ゲームをプレイする前に観賞すればゲームへの没入感アップ間違いなし! プレイスタイルの参考にもなるので、ボイスチャットで汚い言葉を連発しながら、楽しく激しくハイストしてください! それが強盗の世界というものですから。 さて次回は『ケイン&リンチ』のやり込み要素について語り倒したいと思います。Xbox360版の実績アンロックなどネタは盛り沢山。元傭兵としての心構えを指南するのでよろしくです! SEE YOU SOON !! (C) 2007 IO Interactive A/S. Developed by IO Interactive. Published by Eidos, Inc. Kane and Lynch: Dead Men, Eidos and the Eidos logo are trademarks of Eidos Interactive Ltd. IO and the IO logo are trademarks of IO Interactive A/S. All rights reserved. Marketed and Distributed in Japan by SPIKE. ・発売元:スパイク 投稿者 マスク・ド・UH : パーマリンク|00:00 ソーシャルブックマーク |
ケイン&リンチ:デッドメン(その3) |
2008/07/10 (木曜日)洋ゲー好きならマストプレイなバイオレンス親父アクション『ケイン&リンチ:デッドメン』。今回は2人協力プレイモードの醍醐味について語り倒します。いますぐダチ公と一緒にゲームショップへ走れ! そして遊べ!
『ケイン&リンチ』最大の特徴……それは相棒との協力プレイにあります。2人協力プレイ"CO-OP"モードでは、画面が縦に二分割された状態で、ケインとリンチを同時に操作しながらストーリーモードを進められるのですが、実はこのモードが一番熱いとオヤジっっぽい笑顔で断言できます! 1人はケイン、1人はリンチで各ステージを攻略するんだけど、実はケインだけを操作するシングルモードでは描かれなかったリンチ側の物語が楽しめる、まさに「その時リンチが動いた!」的な裏ストーリーの存在は、ゲームにより深みを与えていてグッジョブ! またリンチを操作できるのは基本的にはこの協力プレイモードだけであり、Xbox360版に用意された実績にはリンチでないとアンロックできない実績も多いので、ゲームをしゃぶり尽くすにはプレイ必須のモードといえるでしょう!
2人協力モードは、最近の洋ゲーのトレンドとなっていて、『アーミー・オブ・ツー』や『レインボーシックス:べガス2』などにも実装されてるので、勤勉な洋ゲー好きの読者諸兄ならとっくにご存知でしょう。しかし『ケイン&リンチ』の場合、この協力プレイモードがオンライン非対応であることが評価の分かれ道になっていました。オンラインできない協力プレイなんて……と俺も最初は思ってたんだけど、これが実際にダチ公を家に呼んで遊んでみると全然間違った認識だったことを思い知らされたんですわ。それはなぜか? 『ケイン&リンチ』はしつこいようですが"相棒(バディ)もの"です。そして相棒の醍醐味といえば、常に一緒にいる状態でお互いにギャーギャー罵り合いながら物語が進むのは基本中の基本。時には口より先にパンチを出してしまうぐらいの勢いが不可欠なんですが、それはオンラインのチャットでは魅力が半減してしまいますよ。つまり隣同士で身を寄せ合いながらプレイする姿こそが、『ケイン&リンチ』における協力プレイの理想型なんです。「そっちじゃねぇよ! こっちこっち!」とか「警官なんか撃ってねぇで俺を助けろ!」とか「おまえのショットガンを貸してくれ」とか、ダイレクトに罵倒しあうことでゲームへの没入感も全く変わるんです。 俺は『ケイン&リンチ』の協力プレイを遊んでいて、不謹慎かもしれないが『マリオブラザース』の2人同時プレイを思い出しました。「そこでジャンプすんじゃね〜よ!」とか「カニやっつけて!」と叫びながらダチ公とゲームを楽しんでいたあの時代には、無線LANどころか実家の電話も黒かった。電話からコードがなくなるなんて想像もしてなかった頃のゲームは、とにかく全てがダイレクトでした。時にコントローラの権利を巡ってリアルファイトもしばしば発生していましたが、それも今は昔の話。ネット環境が整備されるにつれ忘れられたプリミティブ極まりないゲームの本質が、『ケイン&リンチ』の協力プレイには見え隠れしているんです。
協力プレイでリンチ側を操作していると、敵を倒していくと幻覚や幻聴が発生して画面のエフェクトがケイン側とは明らかに変化し始める演出も新しいし、その幻覚のせいで一般市民がみな警官に見えてしまったり、警官の頭が豚に見えていたりというリンチのパラノイド世界を体験できるのは素晴らしいアイデアだと思います。さらに狂乱しているリンチをケイン側から見ると、1人でわけのワカランことを叫びながら虚空に向かって銃を乱射する姿が確認できて、思わず今後も協力体勢が維持できるのか心配になります。
また協力プレイ中に相方がダメージを受けて倒れてしまった時には、残った相棒による介抱が不可欠になります。制限時間内に生き残った方がアドレナリンを打ってやることで、瀕死状態から復活が可能になっているんですが、このアドレナリンも頻繁に打ちまくるとオーバードーズ(過剰摂取)で死んでしまうので、やはり倒れる前に敵を片付けるのが理想的。もちろん2人同時に倒れてしまったり、位置が離れすぎていたら助かりません。常にお互いの状況を気にしながら戦わないといけないので、憎み合っていても自然と友情めいた感情も生まれてくるから不思議です。 ステージ攻略ルートも自由度が高く、リンチ以外のメンバーが加わっている場合は彼らの持つ強力な武器を交換しながら敵を倒し、時には敵の落としたスナイパーライフルなどを拾っておけば、その後の展開も有利に進められるといった攻略要素も持ち合わせており、ゲーム自体がかなり細かいところまで作り込まれているのが素晴らしい。"洋ゲーって大味"とか"ストーリー性が脆弱"といったイメージが変わるのは間違いないでしょう。 さらに日本版では2人のボイスのフルローカライズで吹き替えしており、ケイン役には映画『アルマゲドン』におけるブルース・ウィリスの声を吹き替えていた内田直哉氏。相棒ケインには声優や舞台俳優として活躍中の麦人氏がキャスティング! これはまさしく「ゴールデン洋画劇場」並みの気合いの入ったローカライズ。もう「ゴールデン洋ゲー劇場」と呼んでもいいでしょう! 『ケイン&リンチ』は非常にストーリーが重要なので、字幕ではフォローし切れないのではないかと心配してましたが、この吹き替えなら大丈夫。常日頃から俺が訴えてる「ゲームへの没入感」という意味でもグッジョブな仕様だと思います。スパイクさん、お疲れちゃんです! 以上、今回は『ケイン&リンチ』の協力プレイの醍醐味について語り倒しましたが、最後にもう1回「男だったらリンチを選べ!」と書かせてもらいましょう。"しょこたん"こと中川翔子女史は「子供のころ『漂流教室』ゴッコをやる時には、必ず"関谷"の役を志願した」と何かのインタビューで語ってましたが、俺がリンチを選ぶのも、恐らく似たような理由です。あ、『漂流教室』の"関谷"って誰だか解らない人は今すぐ調べておこう! 関谷の存在を知っておけば、必ず今後の人生に役に立ちます。それはリンチも同様で、あそこまでキャラが立ってる(副)主人公をゲームで操作できる機会は滅多にないと思います。それはまさにマリオに対するルイージ、水谷豊に対する寺脇康文、トミーに対するマツであり、イケメンやスーパーエージェントだけがゲームの主人公じゃない、人間臭さ全開の相棒の存在こそが、『ケイン&リンチ』におけるゲームの世界観に深みを与えてるんです。 さて次回は、もはや別のゲームかと思えるぐらい作り込まれた『ケイン&リンチ』のマルチプレイヤー・モード"フラジール・アライアンス"について語ります。協力、裏切り、脱出、そしてまた裏切り……ガラスの絆で結ばれたメンバー同士の強盗作戦と、犯罪社会アメリカならではのゲーム性について書き飛ばしましょう! SEE YOU SOON !! (C) 2007 IO Interactive A/S. Developed by IO Interactive. Published by Eidos, Inc. Kane and Lynch: Dead Men, Eidos and the Eidos logo are trademarks of Eidos Interactive Ltd. IO and the IO logo are trademarks of IO Interactive A/S. All rights reserved. Marketed and Distributed in Japan by SPIKE. ・発売元:スパイク 投稿者 マスク・ド・UH : パーマリンク|00:00 ソーシャルブックマーク |
ケイン&リンチ:デッドメン(その2) |
2008/07/09 (水曜日)暑いですね〜! 暑い時は熱いお茶を飲めという伝統が日本にはありますが、俺はむしろ暑い日には熱い洋ゲーを遊びながらキンキンに冷えたコーラーを飲むのが好きです。もちろんクーラーでギンギンに冷えた自室でね。 というわけで、前回に続いて『ケイン&リンチ:デッドメン』について語り倒したいと思います。シネマティック・シューターの名に相応しいド派手な演出と硬派かつ驚天動地のストーリーで、アメリカではゲーム発売前に映画化が決定という快挙を成し遂げたこのゲーム。前回は主人公ケインについて書き飛ばしたので、今回はその相棒であるリンチを掘り下げましょう。
リンチはケインと違って元傭兵ではありません。じゃあ何なのかというと、デトロイト州にある倉庫で働いていた単なるブルーカラーのおっさんです。もしリンチが日本人だったら確実に週刊漫画ゴラクの愛読者でしょう。そのぐらい普通のおっさんなんだけど、普通じゃないのは精神状態。どうやら重度の精神疾患を抱えており、時折ブラックアウト(気絶)して、その間に自分が何をしたか全く何も覚えていないという厄介な人で、常に精神安定剤を服用してないと正気を保てない(リンチ本人は胃薬と主張)、正気を失うと周囲を幻覚が支配して誰彼かまわずブッ殺してしまうのだから、つくづく厄介なおっさんです。 そのリンチが、なぜにケインと行動を共にすることになったのか? リンチは、ああ見えて既婚者だったので、家に帰れば妻が迎えてくれるという(それなりに)幸せな家庭を営んでいたんだけど、ある日自宅に戻ると妻が死んでいた……! それを発見したリンチは怒りと悲しみに明け暮れるのだが、実は妻を殺したのはリンチ本人で、例の幻覚発作で勢い余って殺してしまったらしいのです。リンチは事件当日のコトを全く全然何にも覚えてないので、当然無罪を主張するんだけど、犯行は明らかにリンチということで死刑が確定。たまたまケインと一緒の護送車に乗せられたところから、ゲームはスタートするのです。 裏切り者ケインに、最後の大仕事をさせるために脱獄させた裏傭兵組織"THE 7"のメンバーは、別居中だったケインの妻子を人質にしてケインに任務を承諾させます。その監視役にリンチが選ばれたというワケ。これで「バディ(相棒)もの」の基本設定である「性格が正反対の男同士が、ひょんなことから無理矢理コンビを組まされる」が確立し、凸凹コンビのハードコア道中が始まるのでした。リンチはケインの仕事を成功させれば自分もTHE 7のメンバー入りを約束されていて、人生やり直す気満々なんだけど、世の中もっとビターです。リンチは自分が単に利用されてるだけという事実に気づかず、下心むき出しで懸命にケインをサポートするのでした。お互いにお互いを忌み嫌う2人ですが、盗品奪還という共通任務のために戻れない川を渡り始めるんです。 こうして設定を整理して書いてみると、このオヤジ2人が悲しい運命を背負っているのがよくわかります。特にリンチは前職が単なる倉庫番ですから、ケインと違って武器の扱いも格闘術も素人。ケインは"プッシュブレード"という特殊なナイフを常備しており、敵と接近戦になったらソイツでサクッと瞬殺してしまうんだけど、リンチは殴る蹴るエルボーといった無駄な動きタップリで敵を倒します。そして敵を倒していくと脳内でアドレナリンが放出され、錯乱状態に陥って銃を乱射しまくったり頭を抱えて倒れたりと、ミッション中なのに無駄な動きでケインを困らせる有り様。攻撃によって倒れている警官や警備員が、ちゃんと死んでるか確認するために更に撃ちまくって無駄弾を消費するところなんか最高です。脇目もふらずに任務を遂行するクールなケインと違い、人間臭さに溢れているのがリンチの特徴なんですよ。
このリンチのキャラ設定は、やはり前回も触れたマイケル・マンの映画『ヒート』に登場する銀行強盗の一員ウェイングローの影響が伺い知れます。些細なことで警備員や人質を殺すパラノイアチックなウェイングローは、そのルックスも含めてリンチそっくり! しかしこんな端役キャラをゲームで準主役扱いにするセンスがホントに凄い。俺的には「わかってるな〜」と感心しきりですわ。 と、ひとしきり俺のリンチ愛について語ったところで、ゲームシステムの解説をしておきましょう。『ケイン&リンチ』は基本的に銃撃戦がメインですが、その描写はかなりリアルで、ステージ内のオブジェクトには細かくダメージ判定があり、柱や壁や看板が銃撃でボコボコ崩れたり、穴だらけになったり吹き飛んだりと、やたら細かく描写されます。銃を構えればTPS(3人称視点)恒例の画面となり、ターゲットに向かって撃ちまくればいいだけ。壁にカバーした状態での"隠れ撃ち"や身を乗り出して狙いを定めることも可能ですが、撃ちまくっているだけでは勝てないのも事実。このゲーム、かなり銃撃の弾道が細かく設定されていて、反動も強くなかなか敵に当たってくれません。コツとしてはフルオートで撃ちまくるのではなく、ちゃんと狙いを定めてからマニュアルでパスンッパスンッと撃つとかなり命中率が上がるんです。だからアサルトライフルやマシンガンは敵が多い時だけ乱射するのに限り、基本はカバー状態でチクチク撃つのが理想的。
洋ゲーといえば銃をガンガン撃ちまくっていれば何となくクリアできるというイメージがあるけど、『ケイン&リンチ』はそう簡単にはいかないんですね。ちなににUHオススメの武器はマグナムとショットガン。両方ともリンチがデフォルトで所持している武器ですが、シングルプレイでケインを操作する時は、戦闘開始前に相棒リンチと武器交換できます。そのシステムを利用すれば、ケインの武器がイマイチな時でも困りませんから。ショットガンは広範囲に有効なので狙いが定まりにくい状況でも活躍できるし、マグナムはヘッドショット1発で敵を倒せます(そのぶん反動もでかいので乱射は禁物)。ゲーム後半にはカービンライフルやアサルトライフルも登場するので命中率もアップ。ハンドグレネードもかなり重宝するので敵が多い時はガンガン投げましょう。敵が投げてきたグレネードも数秒以内なら投げ返せるので、警官隊が催涙グレネードを投げてきたら「FxxK YOU!」と叫んで投げ返してやりましょう! シングルプレイではケインがリンチや他のメンバーに様々な指示を出すことができます。「あいつを撃て!」「ここを守れ!」「ついて来い!」といった3種の命令を使いこなせば、ケインが一切発砲しなくてもクリアできるステージもあるので、鬼洋ゲー好きの読者諸兄はチャレンジしてみてください! 今回は執拗なまでのリンチ愛について書き飛ばしてしまいましたが、次回は『ケイン&リンチ』最大の特徴である2人協力プレイモード"CO-OP"の魅力について語りたいと思います。SEE YOU SOON !! (C) 2007 IO Interactive A/S. Developed by IO Interactive. Published by Eidos, Inc. Kane and Lynch: Dead Men, Eidos and the Eidos logo are trademarks of Eidos Interactive Ltd. IO and the IO logo are trademarks of IO Interactive A/S. All rights reserved. Marketed and Distributed in Japan by SPIKE. ・発売元:スパイク 投稿者 マスク・ド・UH : パーマリンク|00:00 ソーシャルブックマーク |
ケイン&リンチ:デッドメン(その1) |
2008/07/08 (火曜日)祝! 日本版発売決定! というわけで、悲しきオヤジのド熱い復讐劇『ケイン&リンチ:デッドメン』ですよ! まさか日本でリリースされるとは思わなくって、北米版を死ぬほどやり込んでしまったマスク・ド・UHです。皆さんいかがお過ごしでしょうか? 今週は火曜から土曜までブッ通しで『ケイン&リンチ』の魅力について語り倒したいと思います。
自分が『ケイン&リンチ』の存在を知ったのは確か2年前。Xbox LIVEのゲームトレイラー映像をダウンロードした時だったかな? 「あの『ヒットマン』シリーズのクリエイターが送り出す新たなるハードボイルドアクション!」的なキャッチコピーで、高層ビルをラペルで降下しながら銃撃戦を展開する危険なオヤジ2人組の勇姿を見た瞬間、「こ、こいつはヤバい! 絶対ヤバいゲームだ!」と確信したっす。もちろんその時点では全然情報がなくって、どんな内容のゲームだかサッパリわかんなかったんだけど、バディ(相棒)ものってコトだけはわかったので、どんな操作になるのか? どんなストーリーなのか? そもそもなんで主人公2人が揃いも揃ってゲーハーなのか? と疑問と期待が入り交じったまま、発売を待ち望んでいたんですわ。 でもって昨年11月。ついに北米版が発売されて速攻で購入。自宅の360にロムをブッ込んで遊び始めたら、これがホントに硬派なゲームで、しかも実に洋ゲー味にあふれた内容。基本的には銃撃戦メインだけど、チームを操作して攻撃させたり、相棒リンチが肝心な時に役に立たなかったり、東京のステージを見て色んな意味で驚いたりと、とにかく期待通りの仕上がりでメチャメチャやり込みましたね。しかし本当にこのゲームを楽しむにはCO-OPという2人協力プレイをクリアするのが不可欠であることを知り、本気で現実社会での相棒を見つけないことには話にならなくなってしまった。そこで俺の洋ゲーソウルメイトであるGHM代表取締役にして豪腕ゲームクリエイター、須田剛一兄貴の出番です。 とりあえず電話して「いますぐ『ケイン&リンチ』を買って、そして遊んでくれ! 詳しいことは後で話す」と伝えたところ、さすが51兄貴。ちゃんと買ってやがりましたよ。そうなると話は早いので、協力プレイモードの存在について熱く説明して、後日一緒にプレイすることになった次第です。 須田さんとのプレイの詳細は月刊ファミ通Wave DVD 2008年7月号の映像コンテンツ「動く!AREA51」に収録されてるので、まだ見てない読者諸兄はバックナンバーを買ってください! でもって51兄貴とも話していたんですが、このゲームとにかく物語が熱い! この熱さはまさにロバート・デ・ニーロ&アル・パチーノのハリウッドニ大巨頭が主演したマイケル・マン監督のハードボイルド・アクション『ヒート』(1995年)ではないか! と盛り上がったわけです。ロサンゼルスを舞台に白昼の銀行強盗を行う犯罪組織と、彼らの逮捕に執念を燃やす刑事の物語『ヒート』には、すぐに人質を殺してしまうリンチそっくりのキャラが登場したり、銀行前で特殊部隊と激しい銃撃戦を展開したりと、ゲームとの共通点がかなり存在していて、ゲームを遊んでいるとマイケル・マンの描く男臭いアクション映画の世界に入り込んだ錯覚してしまいます。もし『ケイン&リンチ』に興味があって、なおかつ『ヒート』を未見の読者諸兄は今すぐビデオレンタル屋に走ってDVDを借りてきてくださ〜い! この映画を観賞する前にプレイするのと、観賞後にプレイするのでは、ゲームに対する没入感が全然違いますから! マジで!
話をゲームに戻しましょう。『ケイン&リンチ』の主人公は2人ですが、シングルプレイで操作できるのはケインなので、実質は彼の物語となります。ケインは元傭兵で南米では1人で20人以上の敵兵を倒した強者。顔面のでっかい傷が歴戦の激しさを語ってます。家族は妻と息子と娘がいたけど、息子が拳銃暴発事故で死んでしまってから人生設計が狂い出し、妻と娘に別居されてから傭兵組織である"THE 7"に入隊。そこで数々の軍事作戦や犯罪行為に従事するんだけど、ある時ミッションが失敗してしまい、ケインは盗品を持ち逃げしたまま逮捕され、死刑判決を下される……っていう設定です。しかしこの細かい事情はゲーム中には断片的にしか語られないんだけど、1人のキャラクターのバックボーンをここまで詳細に設定しているところが、このゲームが"映画的"と呼ばれる理由でしょう。本来ならケインの過去の事情なんか実際のゲームプレイには全然関係ないんだけど、こういうカルマを背負っていると知るだけでキャラに対する感情移入度が違ってくるし、ミッションへの挑戦意欲も増加するんです。 また、最初からここまで設定を掘り下げてたからなのか、このゲームは既に実写での映画化が決定済み。北米版のゲーム発売前から決まっていたというから、これは快挙といっていいでしょう! 噂によるとケイン役にはブルース・ウィリスが名乗りを上げているとのことですが、どっちかというとリンチを誰が演じるのかが気になるところです。だって俺はリンチが大好きなんですよ。あのパラノイア全開の無駄すぎる動きを知ってしまったら、もうケインなんてカッコよすぎて使えません。男だったらリンチですよ! 今回はケインの話ばっかりになってしまいましたが、次回は相棒リンチについてもバッチリ書き飛ばしてみたいと思います。そして"硬派"という評価に恥じないハードコアなゲーム性についても解説しましょう! SEE YOU SOON !! (C) 2007 IO Interactive A/S. Developed by IO Interactive. Published by Eidos, Inc. Kane and Lynch: Dead Men, Eidos and the Eidos logo are trademarks of Eidos Interactive Ltd. IO and the IO logo are trademarks of IO Interactive A/S. All rights reserved. Marketed and Distributed in Japan by SPIKE. ・発売元:スパイク 投稿者 マスク・ド・UH : パーマリンク|00:00 ソーシャルブックマーク |











































