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マスクド警部の特捜タイ前線 PART2 〜東南アジア最強最後のゲーム魔境サパーンレックは驚愕の品揃え!!?? |
2011/09/02 (金曜日)※以下の内容はマスク・ド・UH氏によるタイ現地事情のリポートであり、いかなる不正行為も推奨するものではございません。
MAGICAL SUPER BOOTLEG ASIA!!!!!!!!!!!!
サパーンレックでは世界最多と思えるほどのバリエーション豊富なタイトルが揃っているが、問題もある(海賊盤云々ではなく)。サパーンレックで購入したコピーROMは、基本的にサパーンレックで売られているハードでしか起動しないからだ。販売されているハードは全て中古品で、漏れなく海賊盤が起動できるように改造を施してある。もちろんバリバリ違法であり、仮に故障しても正規の修理サービスは受けられないし、360に至っては本体改造が発覚すると、当然ながらアカウントを剥奪されてオンラインサービスの一切が停止する。それじゃあ「本体アップデートが必要なソフトはどうするん?」とは、『火垂るの墓』の節子でなくとも疑問に思うところだが、抜け道はしっかり用意されている。 アップデートが必要な場合、各店がサービスとしてアップデート専用のコピーROMをくれたり、本体を持っていくとアップデート済み状態に改変してくれたりするのだ。まったくなんて連中だ……。サービスは充実しているが、その方向性が大いに間違っている。しかし、そんな文句は何処吹く風、である。何しろここはサパーンレック。何度も書くが、我々の常識など全く全然何も通用しない。 ネット対戦に関しては日本よりも数が多いゲーム専門のネットカフェでプレイすれば良いし、そもそもタイは未だにADSLがデフォルトのため、高速回線による据え置きハードのネット対戦など一般家庭では不可能に近い。
気になるハードの価格だが、改造済みのPS2本体が平均4000〜5000バーツ。新品に改造を施したものになると6000バーツほどになる。Wii本体および360本体は、少し高めの7000バーツからのスタートなるが、それでも1台買ってしまえば、あとは激安コピーROMを買いまくるだけ。メタクソな話だが、これが東南アジアの現実である。ちなみに他で買った未改造のハードを持ち込めば改造を施してくれる改造専門の店も多数ある。価格は店……というより店主の腕によって異なるが、平均で1000バーツ程度。預けてから早ければ数時間、遅くても数日で改造専用ハードに仕上げるらしい。需要と供給のバランスが崩壊しているからこそ成り立つ市場であり、呆れるを通り越して感心してしまう。
●周辺機器は意外と高額? サパーンレックではハードもソフトも安いが、唯一高いものがある。専用コントローラーなどの周辺である。メモリーカード程度なら、ありえない大容量(表示詐欺が多い)の非正規品が腐るほど売られているが、コントローラーやアーケードスティックとなるとコピーが難しい……というより工業製品そのものなので、こればっかりは正規品を購入するしかない模様。 日本未発売で筆者が大好物のリズムアクション洋ゲー『ROCK BAND』は、タイでも相当人気があるらしく、輸入品の専用ギタコンも売られているが、当然かなり高額。しかし、そこで転んでもタダでは起きないのが東南アジアのクォリティ。なんと、ギタコンそのものをコピーして、しかも専用のオリジナルタイトルをコントローラー内部に同梱したパチモンゲームマシンが大人気だったりする。筆者が確認しただけでも5〜6種類売られており、その名称も含めて思わず軒先で爆笑してしまったのもイイ思い出だ。サイズがでかいのが旅行者にとっては命取りだが、コピーROMと違ってオリジナル商品(それでも相当グレーゾーン)なので、荷物に余裕があれば土産に買うのも悪くない。欲しがる人がいればの話ですが。
●あなたの知らないGTAの世界 さて、ここからが本題である。ゲームにまつわる商品であれば、実に豊富なラインナップを誇るサパーンレックであるが、売っているソフトに話を限れば、必ずしもコピー商品だけが主力ではない。そう、サパーンレックには単なるコピー,海賊盤を超えた究極のゲームソフトが流通しているのである。それこそが筆者が我が目を疑った存在。事情通ならば、その存在は知られていたが、まさかこれほどのバージョンが存在したとは……と、息を飲んでしまった驚愕の人気タイトルがある。それが通称"クローンGTA"だ! 世界最高峰のアクションゲームは、ご他聞に漏れず東南アジアでも大人気を誇っている。しかし、ただ人気があるのを通り越して、ゲーム内容そのものに大幅に改造を加えてしまった、データ改竄済みのMOD仕様が超絶すぎる! 内容は基本的に改造の容易な『GTA:バイスシティ』および『GTA:サンアンドレアス』が中心だが、問題なのは改造そのものより、その方向性。有名どころでは、『GTA:SA』のキャラを某ドラ●ンボールの登場人物たちに書き換えて、おまけにスーパー●イヤ人に変身して通行人をワンパンチで撲殺したり、ベ●ータとなって空を飛んだりできる超絶改竄を実現させた『GTA:ド●ゴンボール』や、バイスシティの登場人物をス●イダーマンやスー●ーマン、ウ●バリンなどに代表されるアメコミヒーローに書き換えた『GTA:ス●イダーシティ』などが挙げられるが、現在は更にバージョンが増加して、某人気忍者漫画のキャラに書き換えた『GTA:SHINOBI WORLD』や、登場する車が某ゲームの車種にソックリ書き換えられた『GTA:ニード・フォー・スピード』、データ改竄により、削除された要素が全て復活し、無敵かつ無法の最強プレイが楽しめる『GTA:サンアンドレアス2』、マップ全てが豪雪に覆われた『GTA:サンアンドレアス SNOW』、そして究極は、サンアンドレスの主人公CJをニコ・ベリックに書き換えてしまったPS2版『GTAIV』あたりになると、もはや何がなんだか理解できない地平に到達してしまっている。 また、サパーンレックはタイ全土および周辺国で販売されている海賊盤ソフトの供給源であり卸問屋の集合体である。よほど大量に購入しない限り値引きには応じないし、値引きしてくれるほど大量に買ったら間違いなく税関で没収される。もしも、である。もしも買うのであれば、あくまでもジョークの範囲内に留めておいてほしい。どのみち買ったところで普通のハードでは起動できるわけもないので、買うこと自体がギャグなのだが、きちんとリスクも考慮してこその大人の買い物であることを承知していただきたい。これはあくまでタイのお話。旅先の思い出として残しておきたい1ページにすぎないのである。 そしてまだまだ電脳珍道中は続く。次回更新はサパーンレックにほど近い超絶無法フリーマーケットであり、某人気戦場カメラマンが「もしも〜カメラや機材が盗まれたら〜、ここに来れば〜買い戻すことができます〜」と語っていた本物の暗黒市場"クローントム"に突撃! 土曜の夜なら24時間営業! 絶滅したかに思われた時代遅れのソフトやハードも現役で販売中! 他にもアレもコレも何でもかんでも、買えないモノは人の心ぐらい(それさえも何とかなりそうな気がする)という狂乱の泥棒市場潜入レポートをお届けします! 乞うご期待! MAGICAL SUPER THIEF ASIA!!!!!!!!!!!! 投稿者 マスク・ド・UH : パーマリンク|13:00 ソーシャルブックマーク |
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マスクド警部の特捜タイ前線 PART1〜東南アジア最強最後のゲーム魔境サパーンレックを往く |
2011/08/30 (火曜日)
MAGICAL SUPER ASIA!!!!!!!!!!!! ●灼熱の国・タイ。そこは秩序と無秩序が混在する微笑みの国 一度でもタイを旅行した経験がある人ならば、そこは日本の常識が全く全然何も通用しないアジアの大国であることを実感するだろう。4月の平均気温は37度を超え、湿度は80%を余裕でオーバー。そんな筆舌し難い暑さの中でありながら、観光地の目抜き通りには所狭しと屋台が出店し、バーナーで焼き鳥を焼いていたり、プロパンガスのコンロでトムヤンクンを煮ていたり、炭火で魚を焼いていたりするのだから、気温は一気に40度を超える。夜でも、だ。その代わり、コンビニからショッピングセンターからタクシーの車内にいたるまで、上着が無ければ凍え死ぬほど冷房が効いており、四季折々の気温に慣れた日本人は一発で自律神経がおかしくなる……のだが、人間とは強い生き物で、2日もすればそんな暴力的なタイの気候にも慣れ、しまいにゃ日本の猛暑など「タイに比べれば全然」なんて軽口まで叩けるようになるから驚きだ。 驚くような体験、経験は他にも幾らでもあるのだが、このブログはゲームブログなので、まずはゲームのネタを執筆するのが先ということで、細かい生活描写やグルメ体験などは省いてゲームの話について書く。それもタイのゲーム市場を語るにおいて、決して避けては通れないブートレグ市場について! ●東南アジア最大最強、そして最狂の海賊版市場"サパーンレック"
読者諸兄の中にも一度はその噂を耳にした人がいるかもしれない。バンコクはおろか、東南アジア最強と呼ばれる海賊版市場の存在を。筆者は10数年前に、東南アジア電脳旅行記のパイオニアであるクーロン黒沢氏の著作を読み、その存在をしった。市場の名前はサパーンレック。"バンコクの上野"と呼ばれるファランポーン駅近くにある、多くの華人(※タイの中国系住民)がひしめくように暮らすエリア"ヤォワラート"……通称ヤワラーの外れに、この海賊版市場は実在する。しかし、そこに辿り着くのは至難の技。タイに長期滞在してる人ならともかく、一介の観光客が向かうには困難が多過ぎる。 その理由は、サパーンレックの立地に由来する。サパーンレックは市場としては完全に非合法であり、自らがイリーガルな存在であることも自覚しているため、非常にわかりづらい場所に敢えて建立されている。そう、サパーンレックは決して表通りからは見えない、とんでもないエリアにあるのだ。 ヤワラーのメインストリートを、ガイドブックの地図に掲載されている「ワット・チャイ・チャナソンクラム寺院」という名前を読むだけで舌を噛みそうな寺に向かってひたすら歩くと、次第に中華料理店が減り、メガネや靴や日用品を扱う問屋が増えてくる。その先に少し開けた交差点があり、そこを通り過ぎるとルプ・クルーン河という運河に架かる橋と国道35号線がぶつかるのだが、そのルプ・クルーン河の上に、川面が見えないほどの違法建築の小屋で埋め尽くされた光景が確認できる。そこが約束の地・サパーンレックだ!
いかがだったであろうか? 撮影したのは、ほんの一部であり、こんな感じで小さな店が延々と続くのがサパーンレックである。店舗は川の上のみならず、周辺のビル内部とも連結されているので、無目的に歩いていると、いつの間にか知らないビルの地上数階に迷い込んでしまったりする。しかし、サパーンレックにある店は98%がゲーム系、残り2%もカードゲームやフィギュア、日本の漫画雑誌などを扱う一大オタク地帯なのだ! そんな聖地を、タイ全土はおろか周辺国からも大挙して客が押し寄せるのだから恐れ入る。ちなみに営業時間は大体午前9時ぐらいから夕方18時ぐらいまで。17時を過ぎると、ほとんどの店が売り上げの計算を開始してシャッターを閉めてしまうため、行くなら人出の少ない午前中がオススメだ。ウィークエンドの金曜と土曜は少し長めに営業する店もあるが、それでも19時には閉まってしまうので注意が必要である。 さて、サパーンレックに辿り着くまでに、かなり文字数を費やしてしまったので、続きは次回更新に回したい。果たしてそこで何が売っているのか!!?? 筆者がこの目で確認した限り、そこで購入できる商品は、単なるコピーROMでは終わらない。違法でありつつも自由市場という意識を最大限に拡大した、もはやブートだとか断罪するのが馬鹿らしくなるほどの創意工夫に溢れた品々が並んでいた。 次回は、そんな究極の海賊盤ラインナップの詳細について告発したい! MAGICAL SUPER BOOTLEG ASIA!!!!!!!!!!!! 投稿者 マスク・ド・UH : パーマリンク|15:58 ソーシャルブックマーク |
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