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輝けるロシアの星になるブッ飛びFPS『SINGULARITY』をプレイ!

2010/09/04 (土曜日)

 GO! BLOODY SUMMER !!!!!!!
 と、威勢良くスタートしてみたが、実に一ヶ月近くブログを更新してなくてホントすみません! でもコレには理由があるんです! 去年の夏も似たようなことを書いた記憶があるけど、夏って季節はマジで洋ゲーの新作が少ない! 7月〜8月のサマーシーズンは、まるで北米市場全体が夏休みにでも入ったかのように、パタリと新作リリースが止まるので、毎年のことながら執筆のネタ選びに苦労するハメになる。実際のところ、執筆候補に挙がったタイトルは幾つかあったんだけど、許諾諸々の事情によりレビューを断念したり、そうこうしているうちに自分の仕事が、かつてないほど忙しくなってゲーム遊んでる時間が日々削られたりと、ただでさえ熱い夏が余計に熱く苦しくなる状況にはホントに苦労させられたッス!

 というワケで、久々の更新となる今回の題目は、スクウェア・エニックスより直近で日本版発売が迫っている新作洋ゲー『SINGULARITY(シンギュラリティ)』(以下、『シンギュラリティ』)に決定! もちろん筆者がプレイするのは北米版なので、日本版とは色々と細かく差異があるのだが、注目すべき部分は何も過剰表現に限った話ではないので、まずはプレイした率直な感想とか、あらすじとか、その他ナイスなポイントについて触れてみたいと思う。
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 まず最初に断言しておきたいのは、『シンギュラリティ』の開発を担当したのが、悪名高きRAVENであること!(リリースはACTIVISIN) 悪名といっても、我々洋ゲー者にとっては美談に等しい称号であることは書くまでもない。RAVENといえば、あの極悪非道残虐無類な戦場FPS『ソルジャー・オブ・フォーチュン』シリーズを世に送り出し、最近ではX-MENシリーズでありながらも、あんまりのゴア描写炸裂に日本版が見送りとなってしまった『X-MEN ORIGINS:WOLVERINE』が記憶に新しいところ。とにかくゴア! そしてド派手! 細かいことは抜きにドッカンドッカン敵さんをやっつけようぜ! なんて意気込みがDVDーROMイメージに焼き付けられているようなゲームばかりを世に送り出しているという、全くもって見事なデベロッパーだと誉めておきたい。
 それでは、RAVEN最新作『シンギュラリティ』とは、如何なる内容なのか?
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 物語の舞台となるのはロシア領内に存在するが、海図に載っていない孤島。そこでは政府機関による謎の研究を目的とした巨大施設が建造されていたが、ある日突発的な事故により爆破崩壊。その情報をキャッチした米軍は、すぐさま島に特殊部隊を派遣し、情報の収集及び探索に乗り出すのだった……。
 現地に派遣された特殊工作部隊のメンバーであり、本作の主人公でもあるテストパイロットのNate Rancoは、孤島に隠された恐るべき実験の残骸を目の当りにする。島では"E99"と呼ばれる特殊な鉱石物質が発掘され、その物質に秘められたパワーを利用すれば、時間軸を自由に操作できるという研究が旧ソ連時代から続けられていたのだ! しかし実験は完成目前で失敗し、島全体が異常な時間軸に包まれてしまったために、爆発事故が発生したのだった。廃墟となった施設に残された残骸には、おぞましい記憶が封じ込められており、その思念の導きによって、Nateは時間を操作できるパワーグローブTMDを入手して脱出を試みるが、それは更なる悲劇の始まりにすぎなかった。特殊部隊の上陸を知ったロシア政府が、暗殺部隊を送り込んできたのだ!
 時間も空間も飛び越えた究極の戦いの果てにあるのは一体何か!? その謎を探り尽くすまで、Nateの戦争は終わらないのだった……。
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 ゲームデザインの核となるのは、やはり時間軸を操作できるTMDの存在。右手には各種銃火器を装備し、左手のTMDでオブジェクトの移動や破壊、時間の早送りや巻き戻しなどを行えるのだが、早い話が『バイオショック』における特殊能力"プラズミド"と同じ感覚である。時間操作は単なる効果ではなく、TMDをアップグレードさせることで生身の人間相手に攻撃できたりするのがポイント。1発当てれば老化で死去して、2発当てれば老衰を通り越してゾンビ化! 3発当てればゾンビが自爆して周囲の敵もろとも破壊する(もちろん近くにいれば自分もダメージを受ける)。このへんの成長要素と使い分けが面白く、アクションの幅を大きく広げているのだ。
 もちろん攻撃だけでなく時間操作も重要。たとえば錆びて朽ち果てたドラムSF缶にTMDを当てれば、在りし日のガソリン満タンなドラム缶が復活!それを敵にブチ当ててもろとも破壊! なんて芸当も可能だし、橋や扉が壊れて通行不能な箇所を時間軸の巻き戻しで復活させてルートを切り開いたり、意外な場所に隠されたアイテムをゲットするのに重宝する。難点は、時間操作できるオブジェクトやアイテムが決まっており、時間操作の利点を小規模にまとめてしまっているところか?
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 ちなみにFPSとしての完成度は、『ソルジャー・オブ・フォーチュン』と、ほぼ同じである。カバーアクションや隠れ撃ちなどは一切できず、敵の攻撃を逃れるには物影でじっとしゃがんでいるしかない。だからといって出来が悪いかというと、そういう問題ではない。そもそも本作はリアリティを追求しているゲームではないのである。その証拠としては、旧ソ連の科学者が開発したという設定で登場する様々なトンデモ武器。弾丸の軌道を微調整できる銃を使えば、敵を複数同時に倒すこともできるし、液体窒素のドラム缶に当てれば爆発と同時に敵が凍り付くなど、マンガチックな攻撃が可能。両手で持つには、いささか大きすぎるガトリングガンや、転がっていく方向をラジコン感覚で指定できるグレネードランチャーなどなど、どこかコミカルな銃火器が多いのは、本作が根本的な部分でSFアクションであることを示唆しているように思える。
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 もちろんRAVENお得意の人体破壊描写も北米版には健在。自動追尾銃で敵の急所を木っ端みじんにした時の快感は、それはそれは凄まじいものがある。もちろん無くたって構わない演出だが、そこを敢えて作り込むRAVENに乾杯! しかも敵の種類は異常にバラエティに富んでおり、旧ソ連時代の兵士や第二次世界大戦時代の米兵、 もちろん現代のロシア特殊部隊もいる。そして時間軸異常によって近未来から駆けつけたエイリアンやミュータントやゾンビといったモンスターが入り乱れて主人公に襲いかかってくるんだから、呉越同舟にも限度があるってもんです。とりあえず目に入った動くモノは全部敵だと思ったほうがいい。味方してくれる人々も何人か登場するが、彼らは狂言廻しでしかない。最終的な運命は、自分の手で切り開かなければならないのだ。
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 洋ゲー不作の季節にドロップされた『シンギュラリティ』は、パッと見は地味な印象かも知れないが、『バイオショック』や『METRO 2033』といったデストピア系アクションシューターが好きな人は間違いなくレコメンドできるタイトルである。難易度も高く、攻略にはそれなりに時間がかかるだろうが、プレイする十分に価値はあるタイトルだと思う。筆者は北米版ばかり遊んでいたので、いまいちキチンと物語を理解してないので、日本版がリリースされたら、もういっちょプレイする気マンマンなのだった。

投稿者 マスク・ド・UH : パーマリンク|01:51

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日本未上陸洋ゲー最大級タイトル『ROCK BAND』シリーズの魅力と魔力 - 番外編 "FOREIGN VIDEOGAME ROCK FESTIVAL 2010" REPORT!!!!!!!

2010/08/03 (火曜日)

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 ROCK YOU!!! WE'RE FROM VIDEOGAME!!!
 これまで2回に渡って驚異のメガヒット音楽ゲーム『ROCK BAND』の魅力、そしてプレイした者をトリコ仕掛けの明け暮れ(BY TAKASHI NEMOTO)にしてしまう魔力について散々書き殴ってきたが、やはり文章や動画だけで伝えるのは限界があるのではないか? と、本ブログ記事担当編集者・ミル吉村に相談してみたら、「じゃあ、イベントやっちゃいましょう!」と意外な方向に話が発展。
 過去に筆者が関わったイベントといえば、我が洋ゲー盟友・須田剛一氏と共に主催した"洋ゲー不法集会"ぐらい。しかもそれも2年前の話である。筆者の極端なアンダーグラウンド思想により、最初は地下集会を目指して恵比寿の今は亡き某ブックカフェにてヒッソリと開催した4年前(もう4年も経ったんですか!)第1回洋ゲー不法集会も、世間に洋ゲーが受け入れられ、洋ゲー人気そのものの高まりに押されて2年前はギロッポン(編集部註:六本木のコトです)にて大々的に開催された第2回洋ゲー不法集会において多くの観客を迎えたことは、嬉しい反面で隔絶の感もあり複雑な心境だったのも事実。
 そこで今回は"BACK TO THE BASIC"をテーマに再びアングラ路線でイベントを敢行しようと思い立った次第。もちろんテーマは『ROCK BAND』の生演奏ならぬ生プレイ! そして『ROCK BAND』のライバルでもあるACTIVISIONの『ギターヒーロー』シリーズの最新作にして、そのゲームデザインをガラリと変えて新たなリズムアクションゲームのデザインに挑戦した異色作『DJ HERO』(もちろん日本未発売)を、これまた生でプレイしてしまおうという企画が速攻で実現してしまった。それが、過日7月16日に開催された"FOREIGN VIDEOGAME ROCK FESTIVAL 2010" なのである。今回はこのブログで、イベント開催までの経緯と、当日の白熱した会場レポートを執筆させていただく。


 会場に選んだ場所は、自由が丘の歓楽街にそびえ立つ雑居ビル。そこにはレオパルドン高野くんが経営するDJバー"ACID PANDA CAFE(以下、アシパン)"があるのだ! ちなみに1階はラーメン屋、2階はパチンコの景品交換所という最高なテナントが入居する物件の3階にあるアシパンは、以前は中国古式按摩を売りにした違法風俗店の居抜き店舗だったというから、もう何から何まで最高である。MAD GAMERブログのイベントスペースとして、これほど根拠はないけど由緒正しい物件は他にないと断言できる!
 問題は、そこで何を披露するか、である。そもそも『ROCK BAND』というゲームは、実際にプレイしている場面、しかもバンド編成でプレイしなければ、その面白さを伝えるのは難しい。動画サイトなどでゲーム画面だけを鑑賞しても、真の魅力が伝わるとは思えないのだ。やはり、ライブハウス並みの爆音の中で演奏し、観客と一体になってこそのROCKである。そこには爆音とリズムに身を任せるプリミティブな衝動とスリルが混在し、それをビデオゲームというツールを使って本物のアーティストと同化することで得られる快感と表現できなければイベント、もといライブをやる意味がない。筆者は日常的に『ROCK BAND』をプレイする数少ない同士を集めて即席バンド"MASK DE UH AND THA NASHVILLE ZODIACS"を一夜限りのつもりで結成して前日に猛練習することで、なんとかライブの体裁を繕うことにしたが、それがイベントのメインでは、決してない。我々はオープニング・アクトに過ぎないのだ。

 ではメインは誰か? 担当編集ミル吉村が召還したメインアクトは、なんとDJ HANGER! スクラッチ世界一に輝いた、今最高に熱いDJであり、無類のゲーマーとしても知られるDJ HANGERに、レコードではなく『DJ HERO』のターンテーブル型のコントローラーをコスらせようというのだ! マジありえねえ企画だと思ったね。しかし、それだけでも十分面白いが、『DJ HERO』には、『ギターヒーロー』シリーズと同様に対決モードが標準装備されているのを忘れてはならない。『ROCK BAND』の場合は、決して対決がメインではなく、バンドそれぞれのパートが本領を発揮して、どれだけ高得点が叩き出せるかが見せ場となっているが、やっぱゲームは対決してナンボの世界。その意味では『DJ HERO』のほうが確実に盛り上がると踏んだ。そこで筆者は、長年の付き合いにしてアンダーグラウンド・クラブシーンを共に楽しんだ良き仲間でもある変態DJプレイヤー、L?K?Oを召還! ここにDJ HANGER vs, L?K?Oという21世紀の激突!GAME KING大決戦が実現してしまったから、サァ大変。DJ界の二大スクラッチ名人の頂上決戦は、高橋名人 vs. 毛利名人の伝説の一戦を連想させるスターソルジャー・オブ・フォーチュン! どちらも『DJ HERO』を触るのは初めてという悪条件の元で、遂にイベント当日がやって来てしまった。

 集客は約30人、その内半分は身内と関係者という予想通りのアングラな状況となった7月16日のアシッドパンダ・カフェ。うだるような日中の暑さが少々和らいだ夜19時30分にいよいよ洋ゲー・ロックフェスティバルが開幕!
 トップバッターはMASK DE UH AND THA NASHVILLE ZODIACS。メンバーはワタクシMASK DE UHがベースを担当し、残りのパートはROCK BAND仲間の中で腕に覚えのある猛者を曲目によって入れ替えるという荒技で約45分のゲームプレイを乗り切ることに何とか成功。そのセットリストは以下の通り。 <MASK DE UH & THE NASHVILLE ZODIACS - Set List of ROCKBAND>
KUNG FU FIGHTING - CARL DUGLAS
BEAT IT ON DOWN THE LINE - GRATEFUL DEAD
TRUCKIN' - GRATEFUL DEAD
HIGHWAY STAR - DEEP PURPLE
THE PASSENGER - IGGY POP
FURTUNETE SUN - CCR
ENTER THE SANDMAN - METALLICA
MY GENERATION - THE WHO
FLIRTING WITH DISASTER - MOLLY HATCHET
GIMMIE SHELTER - THE ROLLING STONES
BLOOD RANE - SLAYER
CHAINA CAT SUNFLOWER - THE GRATEFUL DEAD
SEX MACHINE - JAMES BROWN
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MASK DE UH & NASHVILLE ZODIACSのROCK BANDプレイ。メンバーは左からメチクロ(ギター)、kanemi@(ドラム)、そして筆者(べ−ス)。全員初ステージの即席バンドである。

 アンコールもやったような記憶があるけど順番は忘れた。大体こんな感じの曲目だったと思うが、今見ると節操ねぇな。この日のために臨時で引っ張ってきたヘルプメンバーのバカテクギタリスト・ぷるみえ君のEXPERT MODEのギターソロに会場は大盛り上がり! 筆者は元々リアルにベースプレイヤーだった過去があるが、その時の手癖でどうしても小指でフレットを押さえられないため、どんな曲でもMIDIUM MODEが限界なのだが、ドラマー(なぜか2人とも女性)は難なくHARDをクリア。筆者の盟友でグラフィックデザイナーのメチクロ君もガンガンHARDでギターを弾きまくる。Oi Oi すげぇなみんな!
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HARD & EXPARTモードに対応して編成チェンジ。メンバーは左から、ぷるみえ(ギター)、みるこ(ドラム)、そして筆者。ぷるみえ氏のバカテクは会場を一体化させたが、実は彼氏も人前でプレイするのは今回が初めてだったりする。
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ギターはROCK BAND専用の標準モデル、フェンダー/ストラトキャスターモデルを使用。もっとも使いやすいと評判で、カラーバリエーションも若干存在する。


 決して広いとは言えない、もっとハッキリ言えば"狭い"アシパンカフェ内も、気付けば満員の人だかり。前座としては、まずまずのプレイができたので、我々はここで終了して、いよいよメインアクトのDJ HANGER VS. L?K?Oの『DJ HERO』対決の開始である。が、その前に『DJ HERO』とは一体いかなるゲームであるのか、軽く解説しておこう。
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『DJ HERO』をデモプレイするブログ担当編集者にしてイベントの仕掛け人でもあるミル★吉村。
 『DJ HERO』は、そのタイトル通り『ギターヒーロー』シリーズのDJ版である。専用のターンテーブル型コントローラーを操作して、スクラッチ、クロスフェーダーを駆使しながら本物のDJと同化できるプレイを目指したゲームデザインとなっており、特にスクラッチというテクニックの再現を重視しているのが、これまでのリズムアクションゲームと大きく異なる点である。
 そしてクラブではお馴染みのDJ同士による対決、いわゆるスクラッチバトルも完全再現しているのが本作最大の特徴で、2人のプレイヤーが、どれだけ多くの得点を稼げるか、見事なスクラッチを魅せるかで勝敗が決まるというシステムは、形は違えど『スター・ソルジャー』から脈々と受け継がれるゲーム対決のスコアバトルと同じであり、ゆえに盛り上がること必至。実際、北米では『DJ HERO』にもアーティストとして参加しているEMINEMとJAY-Zが、XBOX LIVEでマジ対決するというイベントも開催されており、これを見た筆者と担当編集者ミル吉村は「これは負けてらんね〜」と、特に理由もなくライバル意識を剥き出し、今回の招聘&対決が実現したという次第。
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実際のDJも登場する。『DJ Hero 2』よりスクラッチの神様Qバート
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『DJ Hero 2』よりDeadmau5
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『DJ Hero 2』に出る予定のTiesto
 夜21時から開始されたDJ HANGER VS. L?K?Oの『DJ HERO』対決は、出だしから前夜に影練(秘かに練習する行為。本来は格闘ゲーム用語だが、敢えてここでも使う)したというL?K?Oが一方的にリード。対するDJ HANGERは、スクラッチ世界王者の名に相応しい超絶スクラッチを魅せてL?K?Oを牽制するも、『DJ HERO』を触るのは当日のリハが初めてというハンデが災いしてL?K?Oに点差を付けられてしまう。3本勝負X2というマッチメイクの中、果たしてHANGERに勝利の女神は微笑むのか?  
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白熱するL?K?O(左)とDJ HANGER(右)の『DJ HERO』対決。操作する手つきを見る限りでは、本物のターンテーブルをコスってるようにしか思えないのがスゴイ。
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ターンテーブル型コントローラーを巧みに操る2人。両者ともゲームに精通しており、その感覚は常人のソレを越えている。DJにしておくのはもったいない。

DJ HANGER VS. L?K?Oの『DJ HERO』 SET LIST

SCRATCHING THE SURFACE
Bobby "Blue" Bland Ain’t No Love In The Heart Of The City VS Connie Price & The Keystones Fuzz And Them
Daft Punk Robot Rock VS Queen We Will Rock You
Jean Knight Mr. Big Stuff VS Masta Ace Born To Roll

DJ JAZZY JEFF PRESENTS
The Aranbee Pop Symphony Orchestra Bittersweet Symphony VS LL Cool J Rock the Bells
Tears For Fears Shout vs Eric B & Rakim Eric B Is President
Cypress Hill Insane In The Brain VS David Axelrod The Edge

 結果から報告すると、残念ながらHANGERはL?K?Oの普段と変わらないトリッキーなDJプレイに翻弄され、惜しくも敗北。ゲーマーとしては嵐を呼ぶ負けず嫌いとして高名なHANGERは本気で悔しがり、雪辱を晴らすためのリベンジ戦のために『DJ HERO』購入を決意した模様。一方のL?K?Oは憎たらしいくらい余裕しゃくしゃくで、得点として加算されないエフェクトをかけまくったり、コントローラーを片手で掲げてプレイしたりと影練の成果を魅せていたのがバカバカしくて最高だった。試合の結果、リベンジ戦がマッチメイクされるのは確実っぽいので、今回見逃してしまった皆さんも、またこのド熱い勝負を観戦できるチャンスはある! 続報を期待して待っていてほしい。
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ギリギリの攻防が続くも、勝負はL?K?Oの勝利に終わる。DJプレイよりも画面に釘付けになる観客が続出した好勝負となった。
 以上、結果的に奇跡のイベントに終わった"洋ゲーロックフェスティバル"のレポートである。来場してくれたお客さんには、いま日本では最もレアで、なおかつ熱い洋ゲーの真の魅力を堪能してもらえたかと思う。まだまだアンダーグラウンドなイベントではあるが、規模としてはこのぐらいがちょうど良い気がする。ゲームが好きでロックが好き……もっと言えば、洋ゲーが好きで洋楽が好きという方々には、コレ以上はないほどオススメできるイベントだったと思う。願わくば、今回取り扱ったタイトルが日本でローカライズされて、もっと多くの人にこの魅力を知ってほしいと思う次第である。

投稿者 マスク・ド・UH : パーマリンク|21:31

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新生ウルヴァリンは血まみれ上等! 『X-MEN ORIGINS: WOLVERINE』

2009/08/27 (木曜日)

 BLOODY MESS !!!
 残暑お見舞い申し上げます! といってもそんなに暑くなかったこの夏。野菜高騰、ゲリラ豪雨、選挙など世間は熱かったり寒かったりと大変だが、以前にも書いたように洋ゲー市場は夏休み休暇中のようなもんで、ここんところ当ブログでは、チョイ前に北米市場にドロップされた洋ゲータイトルを重点的にレビューしているのが実状。そんな観点からバリバリ注目しておきたいのが、全米映画公開と同時にリリースされたアクションゲームの定番タイトルともいえる『X-MEN』シリーズ最新作『X-MEN ORIGINS: WOLVERINE』(以下、『ウルヴァリン』)だ!
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 「なんだX-MENか」と思った読者諸兄は多いだろうが、落胆するのは早計である。なぜなら今作は、いわゆる"シネマゲーム"としての完成度に加えて、時にシネマゲーム=死ねゲーと評されるような強烈な残虐描写が光る傑作だったりするのだ。ちなみにこのタイトルのポテンシャルを筆者に教えてくれたのは、古くからの洋ゲーソウルメイトであるポルノ鈴木くんである。  つうわけでポルノ鈴木くんの情報を元に速攻で秋葉原に走った筆者だったが、そもそも超期待作ではなかったために入荷本数が少なく、フタを開けてみれば超絶ゴア描写めじろ押しの内容とあってハイスピードで売り切れ。再入荷を数週待つハメになってしまった。そして運良く、お盆前に再入荷品をゲット。こうして夏休みの最中に暗い部屋に1人で籠って、ひたすら『ウルヴァリン』をプレイしまくる日々が始まったのだった。
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 今回のビデオゲーム版『ウルヴァリン』のストーリーは、基本的にはこれから日本でも公開される映画版と同じで、ウルヴァリンの過去を中心に展開するスタイル。パブリッシャーはACTIVISION社なのだが、デベロッパーは悪質かつリアルな死体損壊表現で悪名高き戦場FPS『ソルジャー・オブ・フォーチュン』(このタイトルの詳細は過去のブログ記事参照)を開発したRAVENスタジオに変更されたおかげで、グロ描写は映画本編の10倍増しという大サービスな完成度となっており、しかもポリゴンモデルはヒュー・ジャックマン本人ソックリの徹底ぶり! ウルヴァリンのアイコンともいえるモミアゲのフサフサ感までバッチリ再現されているのだ。
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 そしてジャックマン演じるウルヴァリンは、自慢の爪で敵を発見次第虐殺。相手を掴んでからタイミング良く攻撃ボタンを押すことで発動する一撃死技の"クイックキル"や、相手の攻撃に合わせてガードを押すことで発生する弾き技からのフィニッシュ、掴んでから任意の方角に放り投げて串刺しにするオブジェクト・キル、ブーストゲージを消費する特殊攻撃のスピンアタックなどなど、爪をブン回すだけ通常攻撃だけでないバリエーションの豊富さが最高。首をちぎり、敵の銃を力技で暴発させて頭部破壊、ガス管に投げつけて焼死させるウルヴァリンの男らしさには、もう惚れるしかありません! 
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 ちなみにヒュー・ジャックマン関連のハリウッドゴシップには、いまだ根強く同性愛者説が流布しているが、このゲームをプレイすれば男として憧れてしまうのも無理はないってぐらいのバイオレンスっぷりである(ヒュー・ジャックマンはゲームとの相性も良く、『X-MEN』シリーズ以外にも『ヴァン・ヘルシング』なんてタイトルがPS2とXBOXからリリースされてるので、ファンの方はこちらもプレイ推奨します)。

 だが、ゲームデザインは敵を倒すだけでなく、ときには広大なステージ内に仕掛けられた謎を解いてルートを切り開くというパズル要素や、遺跡内に点在するトラップの回避しなければならない。さらに経験値によるパワーおよびスキルアップなど、ヤリ込み要素も満載。ゲームシステム的には傑作アクションゲームとして名高い『ゴッド・オブ・ウォー』や『コナン』などに近い感じで、アクションゲームとして普通に日本人でも遊び易い仕上がり(ボスバトルは当然ボタン目押しでトドメを刺すスタイルを踏襲)。ただし『ゴッド・オブ・ウォー』などに比べると若干大味というか、障害物への引っかかりやステージ構成の単調さは、いかにも洋ゲーな仕上がりである。殺戮行為もゲーム後半になると作業と化してしまうのだが、ボーナス要素としてコミック版のウルヴァリンのコスチュームが用意されており、それを取っ替え引っ替えしながらプレイするのが王道スタイル。しかし成長したキャラデータを難易度を変えて引き継ぐことはできないため、ハードモードの攻略は、まさに苦行というほかない。筆者の360版で実績1000叩き出すまでの道程は、この難易度ハード攻略実績が最大の難関だった。たしか3日ぐらいかかったハズ。夏休みに何やってんだオレ……これも仕事です!
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 完成度の面では少々問題あるものの、洋ゲーアクションとしては非常に遊び甲斐のある本作。しかし、たとえドル箱シリーズである『X-MEN』のゲームでも、さすがに今回ばかりは日本版の発売は絶望的と悲観するしかないほどのハジケっぷり。しかし部位欠損描写を削除するようなローカライズは、ゲームデザインを根幹から否定する行為になるため、恐らく実作業的にも難しいと思われ残念。日本でも人気のあるアメコミ代表格のシリーズだけに、Z指定での完全移植を期待したいところだが……無理かな。  そうそう、アメコミゲームといえばもう1本。『Batman: Arkham Asylum』も遂に北米リリースされた! 様々な暗殺アイテムを活用しながら、映画『ダークナイト』の世界観そのままゲーム化! 次回はこの『Batman: Arkham Asylum』を速攻プレイ&レビューする予定なので、近日中の更新を刮目して待て!
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投稿者 マスク・ド・UH : パーマリンク|19:42

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超級破壊洋ゲー『PROTOTYPE』でストレス解消!!

2009/06/18 (木曜日)

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 YEAH ! DESTROY ALL THEM !!
 約一ヶ月ぶりの更新となっってしまった洋ゲー凶悪日記。親愛なる洋ゲー愛好家の読者諸兄は、いかがお過ごしだったでしょうか? 一ヶ月も更新しないで、一体お前は何をやっていたんだ? と問われたら「洋ゲーやってました」としか答えられないんだが、もちろん他の仕事が忙しかったという事情もある。その合間に自分好みの洋ゲーにのめりこみ、結果として更新が遅れてしまったが、何のタイトルにのめりこんでいたのか? 仕事柄、同時進行で複数の洋ゲーをプレイする筆者が、ここ最近触ったタイトルの中で最もアナーキー&ヴァイオレンスな1本として大人の笑顔でオススメしたいのが、ACTIVISIONの『PROTOTYPE』である!
 YEAH ! DESTROY ALL THEM !!

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 物語は簡潔に説明してしまえば『仮面ライダー』。しかも1号のストーリーである。主人公の藤岡弘、ではなくAlex Mercerは軍の機密実験の試験体として改造人間にされてしまうが、なんか複雑な事情があったらしく軍の研究施設を脱走(ここに至るまでの経緯はゲームを進行すると徐々に明らかになるのだ)。ニューヨークのマンハッタンに逃げのびたAlexだが、街が阿鼻叫喚の地獄絵図と化していた。軍が戒厳令を発動し、市民の半分は謎のウィルス感染でゾンビ化。ウィルスはAlexの身体改造にも関連があるらしく、その裏には当然ながら合衆国政府の陰謀が絡まりまくっている。孤軍奮闘を強いられたAlexは、協力者を探しながら最強生物兵器となった肉体ひとつで、巨大な陰謀に立ち向かうのだった……!

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 ミッションでは敵の兵士を肉体に取り込んで、兵士の情報を自分にインストールすると、戦車兵なら戦車が操縦できるようになり、相手が空軍だったらヘリが操縦できるようになる。さらに感染者が変異した怪物をタコ殴りにして、弱ったところで掴み取り込めば自分も大幅パワーアップ。体力が少なくなったら、そのへんを逃げ惑う一般市民を捕まえて補充。戦車が砲撃してきたら砲台に飛びついてハイジャック! そして砲撃しまくって周囲の敵を全部破壊! ゲームの流れを簡潔に説明すると、こんな感じである。

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 会得できるスキル、パワーアップ要素は数多く、ジャンプ力の異常な向上や破壊系触手の増量、滞空時間の長さとか各種操縦スキルなど様々な項目に枝分かれしており、ミッション攻略や敵を倒した後に得られる経験値によって新規の能力をアップグレードできるというシステム。新しいパワーが加われば破壊力も増し、クリア難易度が高いミッションでも攻略できるのだ。
 YEAH ! DESTROY ALL THEM !!

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 ゲーム自体の仕上がりは、よく言えばワイルド。悪く言うと大雑把なのだが、ゲームの目的は"破壊"の二文字のみ。とりあえず何でもぶっ壊せば解決するので、ワイルドで全然かまわないだろう。筆者は『PROTOTYPE』をプレイしていて、あるゲームを連想してしまった。それは『RAMPAGE』。プレイヤーはキングコングやゴジラ風の大怪獣となって、とにかくビルや軍隊を破壊しまくるオールド洋ゲーである。あとプレイステーション2版の『HULK』も近いと思った。とにかくそのへんにあるもの投げまくって敵を倒していく感じ。洋ゲーってこういうの好きだよね! もちろんオレも大好きさ! YEAH ! DESTROY ALL THEM !!
 逆に日本人は、こういう破壊欲を満たすゲームって、あんまり作らない。強いて挙げるなら『破壊王 キング・オブ・クラッシャー』ぐらいか。

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 それはともかく『PROTOTYPE』は面白い! 四肢切断人体破壊描写も満載なので、日本でリリースされるのは難しいタイトルだが、そこもまた洋ゲーの魅力。同じオープンワールドの『GTAIV』とか『フォールアウト3』とかとは全く違うゲームだが、笑っちゃうぐらいの破壊描写の裏には、高水準の開発技術がある。そこを見落とすと単なるバカゲーになってしまうが、バカゲーにこれだけ技術を注ぎ込むという意味でも、やっぱり洋ゲーは凄まじいと実感した次 第なのであります。
 YEAH ! DESTROY ALL THEM !!

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(C)2009 Activision Publishing, Inc. Activision is a registered trademark and Prototype is a trademark of Activision Publishing, Inc. All Rights reserved. Developed by Radical Entertainment. Radical Entertainment is a registered trademark or trademark of Vivendi Games Canada Ltd. in Canada, the U.S. and/or other jurisdictions. Rampage: Total Destruction (C) 2005 Midway Home Entertainment Inc. All rights reserved. RAMPAGE: TOTAL DESTRUCTION, MIDWAY, the Midway logos and all character names are trademarks of Midway Amusement Games, LLC. Used by permission.

投稿者 マスク・ド・UH : パーマリンク|14:54

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オレとゲームとジェームス・ボンド〜『007/慰めの報酬』

2009/03/30 (月曜日)

 BOND IS BACK !!
 幼少のみぎりから、ド派手なアクション映画が大好物だった筆者にとって、「ダブル・オー・セブン」という響きは特別なものがあるんだよね。とにかく家族総出で映画館に行くことがあれば、それは必ず『007』の新作を観に行くという立派なレジャーであり、その習慣はスッカリいい大人になった今でも続いている。そしてもちろんゲーム化されれば、必ず遊ぶ! 007ゲームの最高傑作として名高い、懐かしのニンテンドウ64『ゴールデンアイ 007』なんて、一晩に何度遊んだかわからないほどハマった。FPSとして完成されたゲームデザイン、歴代ボンドキャラ全員集合のマルチプレイ対戦モード、スナイパースコープをのぞきこんだ時のドキドキ感、その全てが完璧にボンド映画への没入感を追求した結果であり、日本では爆発的ヒットとはいかなかったけれど、水野晴郎と浜村淳が共演したCMは個人的にはグッジョブとして評価してますよ。

Quantum_of_Solace_-_Spa_ambush
Quantum_of_Solace_-_Siena
 この時にボンドを演じていたのは5代目のピアーズ・ブロスナン。もともと濃い顔ではないのでポリゴンにすると微妙に似てない感じだったが、ハードの進化によって『007 ナイトファイア』(プレイステーション2)では日本版のみ伊東美咲(のポリゴン)と共演を果たすなど、過去10年のボンドゲームにおいて大活躍。さらに初代ボンドのショーン・コネリー主演で名作『ロシアより愛をこめて』(プレイステーション2)もゲーム化され、憧れのコネリーを操作してジェットパックで空中散歩など、映画のケレン味をタップリ再現していて最高だったね。ちなみにジョージ・レイゼンビー(2代目)、ロジャー・ムーア(3代目)、ティモシー・ダルトン(4代目)に関しては、まだポリゴン化されていない。いつか『大乱闘007』なんてゲームが作られて、薄命ボンドも全員ポリゴン化されてほしいと願います。閑話休題。

 そして2008年。『007カジノロワイヤル』にて、6代目ボンドを襲名したダニエル・クレイグになって初のボンドゲーム『007 慰めの報酬』が遂にXbox 360/プレイステーション3に登場! もはやポリゴンは“激似”から“本人”のレベルに進化し、ゲームは映画本編と遜色ないアクションシーンを再現することで没入感もアップという、至れり尽くせりの状態に突入したのは間違いない。
Quantum_of_Solace_-_Venice_pursuit
Quantum_of_Solace_-_Casino_Pool
 ゲームは『カジノロワイヤル』と最新作『慰めの報酬』のストーリーを合体させた内容となっており、ゲーム1本で映画2本分のボンドになりきれるというオトクな仕様。ゲームシステムは、基本FPSだけど、物陰にカバーする時にはTPSになる『レインボーシックス: べガス』のような感じ。アクティビジョンのタイトルなので、『コール・オブ・デューティー4』のゲームエンジンといえば解りやすいかな。
 FPSのボンドゲームということで、ロクヨンの『ゴールデンアイ』再び! と喜んでいたが、さらなる新要素「テイクダウン」が加わって、ここまで忙しくボンドを操作するとは思ってもみなかった。「テイクダウン」は敵に接近した時に表示されるコマンドをタイミング良く押すことで敵を一撃で倒すシステムだが、これが映画のまんまのエグい打撃で倒してくれるから爽快感バツグン。調子に乗って何人もテイクダウンしようとすると、接近する前に蜂の巣にされるので多用は禁物だが、困った時にはテイクダウン! コレだけは覚えておきたい。
Quantum_of_Solace_-_Takedown
Quantum_of_Solace_-_Explosion
 さらにFPSなのにスニーキングミッションがあり、これがまた焦る焦る。こんなに接近してバレないものかとヒヤヒヤする場面もあるが、タイミングさえ合えば通過できるんだから、敵の見張りも相当なマヌケ野郎である。
 スニーキングに加えて監視カメラのハッキングも重要。コレやらないと警備兵に発見されて蜂の巣にされる。あと、侵入時のピッキングはミニゲームだったり、ステージごとにヒントが隠された携帯電話やスペシャル武器が用意されているので、それらを集めるのも大事なボンドの仕事。ときには街中でチンピラと追っかけっこ。ときにはオフィスで殴り合い。そして要所要所で大銃撃戦を展開して、本当に隠密か? と思うぐらい、ド派手なスパイ活動という矛盾プレイを楽しんでいるが、テクニックがあればボンドらしく冷静に立ち回ることも可能。もっともっと練習を積んで最高難易度に挑戦するぐらいの腕前にならないといけない。
Quantum_of_Solace_-_Shanty_Town_explosion
Quantum_of_Solace_-_Science_Center_exterior
 プレイした感想としては、ボンドらしさ(似ているかどうか)は歴代ゲームの中で最高レベル(できればモッコリ海パン姿のボンドも見たかった)。ゲームプレイも快適で、FPSとしてもボンドゲームとしても高水準の出来である。もちろんシネマゲームとしての映画再現度も高く、今後もこの水準でボンドゲームが作られていくかと思うと感慨深い。007好きでシネマゲーム好きの人になら間違いなくオススメできるが、それ以外の人は、まず映画を観賞して、それから遊ぶのをオススメします。この手順、没入感を煽るという意味でも結構大事なんでね。
007_RACING


 ちなみにオレの一番好きなボンドゲームは、エレクトロニック・アーツからプレイステーションでリリースされていた『007 Racing』(日本未発売)という作品。そのタイトル通り、登場するのはボンド本人ではなく、歴代のボンドカーが総出演で何でもありの妨害レースに挑むという基本的な設定がイってるゲーム。どのボンドカーもオイルを撒いたりミサイルを発射するので大混戦は必至という『ビジランテ8』か『ツイステッドメタル』と変わらない大味極まりない仕上がりにはグッときたね!
 今度は次世代機でボンドカーのゲーム、よろしくお願いします!
BOND CAR IS BACK !!


Quantum Of Solace © 2008 Danjaq, LLC, United Artists Corporation, Columbia Pictures Industries, Inc. 007 TM and related James Bond Trademarks © 1962-2008 Danjaq, LLC and United Artists CorporationAll Rights Reserved. 007 TM and related James Bond Trademarks are trademarks of Danjaq, LLC licensed by EON Productions Limited. Game Code © 2008 Activision Publishing, Inc. Activision is a registeredtrademark of Activision Publishing, Inc. All Rights Reserved.

投稿者 マスク・ド・UH : パーマリンク|23:18

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SOLDIER OF FORTUNE(その2)

2008/07/20 (日曜日)

 今回も日本未発売のバイオレンスFPS『SOLDIER OF FORTUNE(ソルジャー・オブ・フォーチュン)』(以下、『SOF』)の凄すぎるゲーム性について語りまくってみたい!

 洋ゲーといえば残虐な描写を伴うグラフィックや物語が多いのが1つの特徴とされているけど、この『SOF』シリーズはゴアな描写を突き詰めたジャンルの完成形ともいえるゲームだと思う。シビアなゲーム性も洋ゲーらしいが、何よりも敵の死に様が本当に細かい。

 シリーズ2作目の『SOF II DOUBLE HELIX(ダブル・へリックス)』では、敵AIが進化して行動パターンを変化させる。しかしルートが複数存在していたり、敵そのものの出現ポイントは決まってるので、こちらは自然と「いかに格好良く葬り去るか」を考えるようになる。ここにFPSシューターとしての完成度の高さが集約されている。

 いわゆる「魅せプレイ」のできるFPS、しかも敵は思いっきり残酷に葬り去ることも可能。You Tubeなどの動画サイトには、『SOF』の魅せプレイや超残酷プレイなどの映像が数多く投稿されており、相変わらずその筋のファンの人気に根強く支えられているのだ。これらの映像には暴力ゲーム反対論者にとっては説得材料になるパワーが秘められており、あんまり教育によろしいもんではない。しかしそれを作ってしまうのが洋ゲー。そんなゲームが誕生する背景には、アメリカ合衆国という巨大国家が今も現役の戦時国家だからだと考える。続々とリリースされるアメリカ製戦争ゲームの市場戦略とは、ゲーム世代を戦場へスムーズに送り出すための富国強兵的側面を持つ国家戦略なのかもしれないと本気で思う。いや考えすぎなのか?
 
 でも実際、以前のE3(世界最大のゲームショウ)ではアメリカ軍がヘリと戦車で正面玄関前を基地に、必ずデモンストレーションをやってた。しかもE3を記念しつつ、アメリカ陸軍監修のゲームソフトの宣伝を兼ねていた。パラシュート部隊の降下ショーやアパッチヘリからラペルで降りるSWAT部隊など、非常に豪勢で手のこんだイベントを、開催期間中は毎日やってたんだから本気度が違う。東京ゲームショウで陸上自衛隊のイベントなんか絶対ないでしょう。しかも自衛隊のFPSゲームの宣伝として。いや、あったらあったで是非プレイしてみたいところではある。

 話を『SOF』に戻すと、前作『SOF II DOUBLE HELIX(ダブル・へリックス)』から5年の年月を経てPC、プレイステーション3とXbox 360向けにリリースされたシリーズ最新作『SOF:PAYBACK(ペイバック)』は、やはりこちらの想像通りの進化を遂げた、またもやとびっきりの残虐度を誇るゲームだった。"やりすぎ"といってもいいだろう。

 次世代機のマシンパワーによって描かれる敵兵士の断末魔! 風景のリアルさや過酷な戦場の描写は結構いい線いってると思う。正直、トム・クランシー系FPSシューターのような完成度ではないのだが、そこはやっぱり独自の路線でカバーすることで一定の満足感は得られるようになっている。

 やはり評価するべきポイントは敵の死にっぷり。リアルな表情で憎悪をむき出しにして襲いかかってくる敵兵士は本当に怖い。そして撃つ。

 吹っ飛ぶ。何もかもが細かく吹っ飛び、血しぶきが周囲を汚す。「何もここまでやらなくてもいいのに」という限界を、実に呆気なく飛び越えている。

 アフガニスタンの山岳地帯のステージでは、更に驚かされた。山頂の集落を制圧するミッションなのだが、ふもとからのスタートなので山頂からこっちは丸見え状態。RPG(ソ連が開発した歩兵携行用対戦車兵器)が雨のように降り注いでくるので、とにかく敵兵を早期に発見して確実に息の根を止めなくてはならない。そこで数人で固まるRPG兵に向かってグレネード弾を発射して片付けるのが得策となので、とりあえずその方法でいってみたら、命中後に2人の敵兵の四肢が交互に血飛沫をあげて吹き飛び、その時に飛んだ足首が坂道を転げて数十メートル下に位置していた俺の足下に転がってきたのには、本当に腰を抜かした。

「こ、これが戦場……!」

 あんまりな敵兵の死に様を見て、こちらも襟元を正して気を引き締めてプレイする気にもなるってもの。それにしては刺激が強すぎる気もするが……。何しろショットガンで敵の両足を吹き飛ばしても、まだ生きていて死に際に最後の1発を撃ち込んでくるから始末が悪く、即死させないとこっちが危うい。

 しかしFPSとしてのゲーム性の面においての『SOF:PAYBACK』の評価は前作に及ばないのも事実。戦略性はあまりなく、ひたすら銃撃戦を繰り返すだけなので『コール・オブ・デューティ4』なんかと比較すると作りが荒っぽいのが瞭然としてる。洋ゲーのFPSの中では"一流の下"に位置するうえに、そのグラフィックは過剰なまでにグロテスク。これでは日本版の発売は期待できないのは当然なのだが、同時に"洋ゲーとは何か"が最もよく理解できるタイトルでもある。それだけでもこのブログで紹介する価値があったと思う。

 そういう意味では、『SOF』は『モータルコンバット』や『GTAIV』に並ぶポテンシャルを秘めているのである。

THANK YOU SIR !!


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(c)2007 Activision Publishinc Inc. Activision is a registered trademark of Activision Inc. All rights reserved. Soldier of Fortune is a registered trademark of Kensington Court, LLC. All rights reserved. The ratings icon is a registered trademark of the Entertainment Software Association. All other trademarks and trade names are the properties of their respective owners

投稿者 マスク・ド・UH : パーマリンク|00:00

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