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日本未上陸洋ゲー最大級タイトル『ROCK BAND』シリーズの魅力と魔力

2010/07/09 (金曜日)

ROCK 'N' ROLL ! ROCK 'N' ROLL ! FOR MY LIFE !!!!!!!!!!!!!

 遂に、このゲームについて執筆する日がやって来た! 世界中の誰もが楽しめるはずの洋ゲーなのに、日本人に限ってそのポテンシャルを味わえない洋ゲー、残酷でもない。インモラルでもない。しかしなぜか日本ではリリースされない……! ローカライズを切望する声が大きいのは間違いないのに、なぜか全く無視されている洋ゲー! そんな洋ゲーがあるのか? あるんですよ! 勘のイイMAD GAMERブログ愛読者諸兄なら、もうおわかりだろう。『ROCK BAND』(以下、『RB』)である!
 遂にこの偉大なるリズムアクションゲームについてのインプレッションを書き飛ばす日が来ました! その魅力を一回の更新で語り尽くすのは困難なので、都合何回かに分けて、この世界最強の音楽ゲームに関する歴史と魅力、立ちはだかる諸問題について、可能な限り執筆してみたい。すでに『THE BEATLES ROCK BAND』に関しては昨年末にレビューを掲載させてもらったが、それだけでは当然飽き足らないワケで、E3取材のためにカルフォルニアに出向き、現地で大量の『RB』関連グッズをゲットしてきたというタイミングもあり、また前代未聞の企画も同時進行中なので執筆に踏み切らせていただく次第。まずはその歴史から振り返ってみよう。
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 『ROCK BAND』の初登場は今から約3年前の2007年11月。パブリッシャーはEAおよびMTV GAMES、デベロッパーはHarmonix Music。すでに発売されていたActivisionの『ギターヒーロー』シリーズ(こちらは2005年発売)の後を追う形のリリースだった。そしてこの『RB』の登場こそが、洋ゲーの歴史を塗り替える巨大ムーブメントを形成し、同時に仁義なき音楽ゲーム抗争の引き金になったのである。その攻防だけでも本が1冊かけるぐらいのエピソードが存在するが、とりあえずは、なぜ『RB』がユーザーから熱狂的な支持を受けるようになったのかを解説したい。
 『RB』の魅力は、なんといっても楽器に触れたことのない素人でも、ゲームソフトを介在してバンドを結成できる点に尽きるだろう。しかもバンド経験がある人なら、なおさら引き込まれるゲームデザインが素晴らしい。ギター弾きでもコピーするのに躊躇するような楽曲が素人でも簡単に弾ける。正確に表現するなら「弾いた気分になれる」のである。それも超一流ミュージシャンの、伝説のバンドの、耳コピーなんて無理難題な楽曲を、である。対応する楽器型コントローラーは、『ギターヒーロー』とは違い本物のルックスを追求したデザインになっており、ギター、ベース(共にFender社のライセンス)に加え、ドラムセットにマイクを揃えればバンド結成の準備は万全。しかもオンラインでセッションできるので、遠距離メンバーでも速攻でJAMに参加可能という点も新しい。ギターという楽器にこだわった『ギターヒーロー』と、バンドというスタイルにこだわった『RB』では、そもそも立ち位置からして違うので、一緒くたに語ることはできないが、有名ミュージシャンの楽曲ライセンスを奪い合ってるという意味ではライバル同士だった。そして『RB』の快進撃の理由は、その楽曲選びにあったのだ。
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『Rock Band』。さつがいしゃ。
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『Rock Band 2』。画面的に区別つかない。
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『Rock Band 3』。今度はキーボードパートも!

 『RB』シリーズ第一作目にデフォルトで収録されているトラックは58曲。エアロスミス、メタリカ、アイアン・メイデンといった王道のメタル部門のみならず、ローリング・ストーンズ、ディープ・パープルなど大御所バンド。THE CLASH、RAMONESなどパンクロックまで押さえた布陣に魂を揺さぶられないヤツは腑抜けだと断言したい。しかし『RB』の凄さはそこで終わらない。ほぼ毎週木曜日(北米現地時間)に更新されるDLC楽曲にこそ、『RB』の底力があったのだ。細かいバンドの趣味は人によって分かれるところだが、DLCで追加コンテンツとして配信中の曲数は2010年6月現在で998曲、ディスクで発売されたバンド別のトラックパックや『THE BEATLES RB』、『RB 2』や『LEGO RB』などの派生や続編を加えると2000曲以上が楽しめるということになり、この数字は過去の音楽ゲームと比較しても最大級なのは子供でもわかるだろう。
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『LEGO Rock Band』より、レゴ版の故フレディー・マーキュリー(Queen)
 ちなみに筆者はPUNKとオールドロック、FUNKあたりが好みなので、そのへんの楽曲を集中的に買いまくっているが、すでにMSポイントカードを16000ポイント消費してしまっても、まだ足りないという状況。特にフェイバリットバンドであるTHE GRATEFUL DEADなんか迷わず全曲購入。ジミ・ヘンドリックスもアルバムごと購入。ソウルの巨匠OTIS REDDINGも全曲購入、その他にも細かくBUZZCOCKS、THE DAMNED、DEAD KENNEDYSといったPUNK系も漏れなく購入と、金(MSポイント)が幾らあっても足りない理由は察してもらえると思う。

 だが、『RB』を日本国内でプレイするには大きな壁もある。それも分厚い壁が何枚もある。『RB』はXbox 360の洋ゲータイトルの中では数少ないリージョン1のタイトルでもある。つまり日本国内仕様の本体では起動しないんです!(『LEGO RB』と『THE BEATLES RB』および、一部のトラックパックを除く) プレイステーション3ならリージョンはフリーだが、筆者は実績欲しさに市場に殆ど出回っていないアジア版『RB』を最初に購入してしまったので、もう後には引けない。気がつけばギタコン3本、ドラムペダル(ドラムセットは持ってないのに)、マイクに専用ギターケースなどを買いあさり、狭い部屋を更に狭くする荒行に身を投じてしまった。大馬鹿者と罵ってもらっても構わんです!
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『Rock Band』のギター。
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『Rock Band 2』のギター。
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『Rock Band』のドラムキット。日本の家屋には辛いサイズ。

 ハンデはリージョンの問題だけではない。『RB』シリーズが未配信ということは、そのDLCを提供するサポートも日本国内では行われていないワケで、DLC購入には北米アカウントの取得が必須となる(これは360でもPS3でも同じ条件)。これまたユーザー個人の責任が重大となるため、おいそれと手が出せない領域。もちろん筆者のような洋ゲー者には北米アカウントは必須だが、ここでは立場上オススメできない事情を理解してほしい。

 『RB』プレイにおける壁について解説したが、その壁を乗り越えてでもプレイする価値があることは何度でも言いたい。それは楽曲の魅力だけに留まらないことも。
 なにしろ『RB』では、ゲーム内でプレイするメンバーを自分好みにエディットできるのである。ここが『ギターヒーロー』とは決定的に違う部分であり、ゲームとプレイヤーを一体化させる最大効果を発揮しているといえる。次回更新では、この『RB』のキャラエディット機能をフル活用して、MAD GAMER入魂制作によるエディットキャラをお披露目したい。

 そしてここで1つ報告がある。夏って言ったらなんだ? そう、ロックフェスである! 自由が丘のクラブ“アシッドパンダカフェ”の協力により、“洋ゲーロックフェス”を開催することをここに宣言する! 高野君ありがとう! 参加するゲストも豪華。スクラッチで世界一になったDJ Hanger、ターンテーブリズム界の怪人L?K?O、そして最近は本業のユニット“レオパルドン”だけでなく、インドネシア産のスットコドッコイクラブ音楽“ファンコット”でも注目される高野政所といった本物のミュージシャンと筆者が、ロックフェスばりに音楽ゲームを遊び倒そうというわけだ。
 本作『Rock Band』をはじめ、『ギターヒーロー』のクラブDJ版『DJ Hero』、スケボー型コントローラー必須の底抜けスケボーゲー『Tony Hawk: Ride』といった、日本ではさまざまな事情によりお目に掛かりにくい大仕掛けな体感系ゲームをまとめてチェックできる貴重な機会を見逃さずにご来場いただきたい。Don't Miss it!


洋ゲーロックフェスティバル(仮)
[場所]
アシッドパンダカフェ(自由が丘)
[日時]
2010年7月16日(金)
20時〜終電まで

[概要]
夏だ! ロックだ! 洋ゲーだ!
じっとりした日本の夏をダルく過ごす皆さまに朗報!
夏と言えばロックフェス、でも暑いのは勘弁だからクーラー効かせてひとりゲームをプレイする人もいるだろう。
ならば合体させればいいじゃん!
最強音楽ゲーム『Rock Band』やDJゲームの究極系『DJ Hero』といった日本未発売の音楽ゲームに、本物のDJたちがガチで挑む! ロックフェスなんだからスケボーパーク(『Tony Hawk: Ride』)もあるぞ! 案内人は、ファミ通.comでブログ“DIARY OF A MAD GAMER”を連載中の洋ゲー冒険家マスク・ド・UH。

DJs(出演者)
・マスク・ド・UH
・DJ Hanger
・L?K?O
・高野政所(LEOPALDON)
and more

※当日、実際のDJプレイはございません
※入場料未定

投稿者 マスク・ド・UH : 2010年07月09日 20:35

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