E3 2010!!!!!!!!!
というワケで、はるばるL.A.まで取材に来ております! 目玉の発表に関しては既に日本でも報道済みかと思うので、3DSとか、小型化360とか、そういう情報は別項を参照してもらって、やはりMAD GAMERブログらしいタイトルをピックしてこそのレポートにしなくてはならない。ならば自分が投宿しているハリウッドでは名うての安モーテルにおいて、連日勃発する天然の珍事などは後回しにして、まずはE3レポート前半戦ということで1日〜2日目を回った結果、MAD GAMER的に美味しい洋ゲータイトルを駆け足でご紹介! もちろん個々のタイトルの詳細も帰国後にファミ通関連媒体で執筆しますんで、そちらもよろしく!(以下、写真撮影もマスク・ド・UH/素人撮影なのは勘弁な!)
今年のE3を一通り見て、まず筆者が感じたのは"原点回帰"。一時期は戦争を題材にしたゲームや、大作タイトルの続編が目立っていたのに対し、今回は旧作のアレンジやリメイクが多かったというのが第一印象でしたねぇ。「かつての名作が最新技術で甦る!」って感じですか。それを決定づけたのが、すでに一部から熱い視線を浴びている『MORTAL KOMBAT』でしょう!
『MK vs, DCU』リリース直後のMIDWAY解体騒動。その後はサッパリ音沙汰なかったシリーズが遂に再始動! リリースは映画会社ワーナー・ブラザースが母体のWARNER GAMESだ! 今回は残念ながら映像出展のみだったが、ゲームは初代MKの物語を完全に踏襲する形で、格闘とアドベンチャーパートで構成されたスタイルに見受けられる。ノリは『MORTAL KOMBAT: SHAOLIN MONKS』に近いのだろうが、メインはやっぱり格闘戦。どちらかというと『ソウルキャリバー』や『鉄拳』シリーズに寄ったスタイルの3D進化を遂げていたMKシリーズだが、今回は『ストIV』を彷彿とさせる派手な演出が売りの"2D風味の強い3D格闘"に一新された感じ。恒例のフェイタリティも盛り沢山らしく、1人で興奮していた。改めて映画化される話も含め、久々にモータリアンを唸らせる展開が待っていそうで喜ばしい限りである。
| モータリアン震撼! 巨大オブジェが目立つクローズドシアターで、来場者をブチのめす完全新作『MORTAL KOMBAT』のブース。 |
次はバンダイナムコブースに直行して『Splatterhouse』のデモプレイ! それはもう何というか、山野一先生の傑作漫画『四丁目の夕日』風に例えるなら「ぐっちゃんぐっちゃんだったんだろ?」って感じの一言に尽きる。スプラッター、すなわち"飛び散る"という言葉をゲームで具現化したら、こうなるんだろう。画面からもヌチャヌチャとした血糊の粘り気と臭気が伝わってくる。しかし『Splatterhouse』を見て思ったのだが、『MAD WORLD』にも云えることだけど、なんでまたバイオレンスの極北を追求するようなゲームに限って日本から生まれるケースが多いのだろう。本来バイオレンスに寛容であるべき洋ゲーでも、ここまで"ぐっちゃんぐっちゃん"なゲームは、そうそう生まれない。例外的に『MANHUNT』があるぐらいで、過剰な流血を伴うゲームに日本産が多いのは面白い現実だ。『DEAD RISING2』もまた然りの話で、残虐アクションゲームというジャンルの未来は、日本が握っているのかもしれない。
| 生まれ変わったホッケーマスクのタフガイ、リック様のオブジェ。身長2m以上の筋骨隆々の肉体に付着した血飛沫がイカす! |
MAD GAMER注目のゲームといえば、やっぱりKONAMIの『LUCHA LIBRE - HEROES DEL RINGS』だろう。アメリカで生まれた開拓民のためのショー的スポーツ、プロレスリングがメキシコに輸出されて現地アズテカの神々及び土着信仰と融合を果たし、独特の格闘スポーツ"ルチャリブレ"。スペイン人の制圧からへの抵抗という壮大なテーマが込められたルチャリブレの戦いは従来のプロレスとは全く別ものである、それでいて固定ファンを掴むガチンコなジャンルへ変貌を遂げてから、それが冠としてゲーム化されるのは、その長い歴史の中で今回が初であることは間違いない。会場では協賛の老舗ルチャリブレ団体AAA(トリプレア)が連日熱い試合を繰り広げており、その光景は、まさしくプロレスの実演販売! 思えば過去にも真FMWが今は亡きKENTIAホールで試合を繰り広げていたのを皮切りに、『バックヤード・レスリング』発表時は大日本プロレスの常連バカ外人MADMAN PONDが、やはりE3会場特設リングに登場してハードコアデスマッチを披露するなど、ここはやたらとプロレスとの距離が近い場所である。そういえば会場に隣接するスポーツコロシアム"ステップル・センター"はWWEの試合も行われる名所。このカルチャーの一体感がカルフォルニアの良いところではないか。
ゲームはプロレスゲーム特有の"3すくみ"システムに加えて、すぐトップロープなどに登れてルチャ独特の空中技を喰らわせられるあたりが非常にオツである。惜しむべくはルチャ人気やAAAの認知不足(団体としての来日興行は少ない)あたりが要因で、日本版ローカライズは難しそうな予感。でも海外版遊ぶから関係ねぇっす!
| デモプレイは2人対戦モードを楽しめた。動きは割とスピーディーな印象 |
SQUEA ENIXブースでは今年のイチ押し『ケイン&リンチ2:DOG DAYS』のプレイアブルデモを設置。怪しげなネオンの光に包まれた特設の小屋(?)の中で、名物のオンライン協力プレイ"フラジール・アライアンス"を実際にプレイすることができた。相変わらず撃ちまくりが基本のバイオレンスTPSだが、全体的に『バイオハザード5』っぽいというか、視点が改善されてプレイが快適になってるのは間違いない。本編におけるリンチとの協力プレイがどうなることやら、非常に期待が持てます。そういえば、会場の周辺を『ケイン&リンチ2:DOG DAYS』仕様にペイントされた人力車が何台もウロウロしていて、粋なプロモーションだと後で乗って記念写真でも、なんて考えてたら早々に撤収していやがり、乗れずじまい。残念!
| スクエニブース内の特設コーナーとなっている『ケイン&リンチ2:DOG DAYS』。写真では小さく見えるが、実際は結構でかい。 |
| 小屋の中はこんな感じ。ネオンの光がゲームのコンセプトを表現。ハタから見ると大層怪しい。 |
Ubisoftのブースでは話題の『ASSASSIN CREED BROTHERHOOD』や『GHOST RECON』などに人気が集まっていたが、MAD GAMERが目を付けていたのはシリーズ最新作となる『DRIVER - SAN FRANCISCO』。前作『パラレルラインズ』から数えると実に5年ぶりの登場となるわけだが、今回はやはり"原点回帰"をキーワードにしているとデモンストレーションで話を伺った。つまりPS1時代にリリースされた初代『ドライバー』のコンセプトに立ち返ろうというのである。こっちもちょうど須田剛一氏との連載"AIRPORT 51"における「オープンワールドの現在」編で『ドライバー』シリーズの話をして、ついでにプレイもしたばかり。ゲームはサンフランシスコのマップを忠実に再現し、マップ内にミッションとして数え切れないほどのドラマが同時進行している。その中の、どのミッション、どのクルマを選ぼうとプレイヤーの自由であり、同時にあらゆるクルマを乗りこなすテクニックも要求されるのだ。自分の運転するクルマから、マップにシームレスで移行して対向車戦のイカすクルマを選び、瞬時に"乗り換える"のである。ここは文章で説明するには限界があるが、とにかくあらゆるクルマに瞬時に乗り換えられる。そこが本当にすごいのだ。これは日本版ローカライズも含めて、大いに期待できますね!
| ドライバーのプレイアブルデモのレクチャーをされてる筆者。この後、一瞬だがプレイさせてくれた。超面白れ〜よ! |
まぁ、前半戦のレポートはこのぐらいにしておこう。ロスくんだりまで来て残念なことといえば、毎年怪しいアジアの怪しい香りを濃厚に放っていた"E3の真の姿"とまで呼ばれていた暗黒のエリア"KENTIA HALL"が見事に無くなっていた事実。単に無くなって他の何かになっていたならともかく、駐車場に成り下がっていたのを見た時には哀しくなった。アメリカ合衆国は、いま確実に不景気のドン底である。円高の国から来た俺が言うんだから間違いない。
明日は衝撃再び阿鼻叫喚地獄な『DEAD SPACE 2』のデモシアター鑑賞、遂にプレイアブルを体験した『FALLOUT: NEW VEGAS』、音ゲー市場にルーキータイトル殴り込み!的な『GIGS』、あのドキュメンタリー番組のゲームの続編まさかの発表! などなど盛り沢山な内容でお届けします! 更新はすぐだ! 刮目して待て!