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Mask de LONDON Tour 2009 :EPISODE 2

2009/11/30 (月曜日)

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STREETS OF LONDON !!!!

 今回のブログレポートは、ANTI NOWHERE LEAGUEがロンドンの路上にタムロする若きPUNXたちの青春を歌った名曲『STREETS OF LONDON』をBGMにすると臨場感倍増です。たぶん。
 さてさて、先週は週刊ファミ通本誌連載『AIRPORT 51』が、相方の須田剛一兄貴によるピッツバーグ講演編のシメだったので、ロンドン編のブログ連動はお休みさせていただきましたが、今週からが本番です! 本誌連載ではロンドンのゲームショップ事情について語り始めたばかりだけど、こちらのブログではゲームショップ以外の事情についてのコボレ話にヨゴレ話などを挟んでタップリと書き飛ばしていきたい。

 まず筆者が今回ロンドンに最も期待をしていた買い物について。別にロンドンに限った話ではないが、歴史と伝統を重んじる英国ならびにヨーロッパ各国では、古いモノに対する保存価値が、アメリカとは比較にならないほど重要視されている。中でも顕著なのが"古本"で、日本でも古書店巡りを趣味とする筆者にとって、まさにイギリスは国全体が巨大な古本屋! しかも保存状態が驚異的に良好でプレミア価格もそこそこなので、筆者のような古書に目がないマニアにとっては天国のようなお国柄である。もちろん店によって差はあるし、同じ本でも値段が違うなんてことはザラだから目利き能力も求められるが、基本は日本で買い物する感覚と同じ。フリマでボッタクリ価格で売りつけられることもあれば、ロンドン中心部の超高そうな古書店で、お値打ち価格の掘り出し物に出会うこともある。
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▲大英博物館の向かいにある古銭屋。店構えに伝統を感じる。大英博物館の近辺は古書店やアンティーク店が数多く軒を連ねているので、散策&散在にはうってつけの場所なのだ。

 なかでも特にお値打ちだったのが、ホラーコミックの老舗ブランドWARREN COMICが1970年代から80年代にかけて出版していたSFホラーコミック・シリーズ『EERIE』と『CREEPY』の初期バックナンバー、しかもメチャメチャ美品を発見したこと。しかも価格は全て1冊10ポンド以下(約1500円)と、アメリカのe-Bayだったらまずあり得ない値で売られていたのだから驚かずにはいられない。もちろん全部買った。つうか、買うしかないでしょ!!!! しかもアメリカと違って古書店が多く軒を連ねており、神田神保町を彷彿とさせる古書店街もある。そういう場所は有名な観光スポットの近所にあるものの、ガイドブックなどには紹介されてないので地道に足で探す必要があるし、フラフラさまよっていたらチョイ危ない地域に足を踏み入れてしまうが、それはそれで旅の醍醐味というもの。
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▲魅惑的なロンドンの中華街SOHOの夜景。ただし、ここに写っている中華料理店の多くは不味くて高い。

 古本以外も奮っている。写真集や映画のポスターブックなどは、日本で購入したら定価の3倍は当たり前のようにするのだが、ロンドンでは本屋が本を買い取り、一定期間内に在庫が捌けないとガンガン値下げをするので、タイミングが合えば超底値でゲットできるのが魅力。日本で買ったら1冊で1万円の大台に届きそうなアートブックが数千円になってたりするんだから、これは全部買う。買うしかない!そんな調子で連日本屋にばかり出入りしていたら、あっという間に数十冊の書籍が投宿しているホテル自室の本棚を占領。重量から見ても手持ちで帰国するのは不可能なので別送品にしたが、その送料をプラスして考えると結果的に日本で買っても大差なかったかも……でも、買うんだよ!
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▲ホテル自室の棚を占領する戦利品の数々。これでも日程的には前半戦の収穫。最終的には段ボール箱2つの大荷物となってしまった。

 とりあえず買ったもの全部を紹介するのは無理なので、ごくごく一部を写真で紹介したが、実際はこの5倍は買っている。もちろん買うのは古本や洋書だけではない。映画好き(一般的な映画好きとかマニアという観点からすると、まるでズレているが)を自負する筆者としては、かの地のDVDも購入する気満々。もちろん再生方式が違うのでPAL版対応のプレイヤーが必要だが、そんなものはとっくに所有しているので、何を買ってもノー問題。問題は何を買うか、だ。  やはり英国といえば音楽なので、ロック系のライブDVDやらプライベート版(海賊版ともいう)は即買い必至。XTCの初期ライブDVDや全盛期の2 TONE SKAとTHE SPECIALSのライブDVDなどというシロモノは、まさにロンドンならではの買い物。さらに北米ではDVD未発売の映画や、ヨーロッパ周辺各国のB級映画などは、やはり現地でないと買えない。ゲームショップ巡りの合間に、こういった趣味の店を発見したり、店員に聞いて教えてもらったりするのも旅の醍醐味であり、それ無くしては旅とはいえないのだった。
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 次回更新ではロンドンで再燃中の意外なジャンルや、本誌ではフォローしきれなかったゲーム事情の真実について触れてみたい。でもそのネタばかりでもつまらないので、合間に新作洋ゲーインプレッションも挟んでいくつもり。よろしくです!
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STREETS OF LONDON !!!!!!!!

投稿者 マスク・ド・UH : パーマリンク|11:50

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Mask de LONDON Tour 2009 :EPISODE 1

2009/11/13 (金曜日)

LONDON IS BURNING !!

 今週の週刊ファミ通連載のAIRPORT51は読んでくれたかな? ピッツバーグの大学にて日本のビデオゲームについて熱弁を奮ってきた須田剛一兄貴と、それとは全く正反対に単なる遊びでロンドンに旅立ったマスク・ド・UHが、お互いの見聞について語り合う洋行レポート編がスタート! しかし今週号の時点では、須田剛一兄貴が先行で、ピッツバーグが如何にクソ寒い土地だったかなどを語っているため、連動企画である本ブログが先んじてロンドン事情を書いてしまうのはマズいと判断。お茶を濁すようで恐縮だが、とりあえずロンドンにまつわる他の洋ゲーの話でもしておきたい。

 まずロンドン、いや英国と聞いて思い出す洋ゲーは、やはりなんといっても『グランド・セフト・オート』! なぜGTAがロンドンなのか知らない人に説明しておくと、開発元であるロックスター・ゲームスのスタジオROCKSTAR NORTHの所在地は、実はスコットランドであり、インターナショナル部門を統括しているのはロンドンだったりする。ロックスターの本社はニューヨークのブロードウェイに構えているが、そこはあくまでビジネスの拠点。開発スタジオなどはサンディエゴ、バンクーバー、トロント、そしてスコットランドと、世界中に散らばっていたりする。
 そんなワールドワイドなロックスター・ゲームスの最新作といえば、10月末にXbox360で配信が開始されたばかりの『GTAIV』追加シナリオ『THE BALLAD OF GAY TONY』である。前回の追加シナリオ『THE LOST AND DAMNED』は、GTAIV本編のストーリーにも密接に絡んでいたリバティ・シティの暴走族THE LOSTの副総長ジョニーと仲間たちの物語だったが、果たして今回の主人公はどんなヤローなのか?
 前回の下町を拠点に暴れ回るバイカー集団とはうって変わって、今回の主役はドミニカ出身の移民青年であるルイス・ロペス。ルックスはバイカー集団と比べると地味だが、彼氏のライフスタイルは豪華絢爛でハイソサエティー! ルイスはリバティー・シティでゲイ向けのクラブを経営するトニー・プリンスの元で働いているので、仕事の基本はナイトライフ。ディスコにシャンパン、クラブサウンドにダンスダンスな毎日を過ごす姿は、復讐に燃えるニコ・ベリックとも、暴走とドラッグに明け暮れるジョニーとも違うヤッピー感全開の世界観。だが、それもまたリバティー・シティのモデルとなったニューヨークという摩天楼都市が見せる顔の1つなのだ。
 GTAシリーズの基本概念である「成り上がり」の物語だが、今回は成り上がった先にある世界を楽しませてくれる。そういう意味では、かなり画期的かつ異色の物語といえるだろう。
 新たなストーリーに新たな主人公とくれば、気になるのは新着のアイテム(クルマ、武器、道具などなど)だろう。もちろん大量に追加されているのだが、中でも注目なのがパラシュート! アイテムとして登場するのは『GTAサンアンドレアス』以来だが、ハイデフに生まれ変わったリバティー・シティの摩天楼を滑空する様は格別であり、着地するまで細かく操作できるので意味のなく何度も飛び降りたくなること間違いない。
 さらに新登場となる武装ヘリコプターを使ったミッションも充実しており、筆者とてまだ始めたばかりだが、寝食を忘れて没頭中。またリバティー・シティにプチ亡命する日々が始まってしまったことを日々実感している。つうか、寝れね〜よ! 寝不足だよ! これから出版業界は地獄の年末進行(クリスマスと正月のせいで、ほぼ全ての締め切りが2週間前倒しになる)なのに、ど〜してくれんの? と、ゲームのせいにしていても始まらない。オレにできることは、1日も早くクリアーすることだけだ!
 ちなみに今回はDLCだけでなく、THE LOST AND DAMNEDを同梱したパッケージ版も発売されており、北米アカウントを持っていない我々日本人でもアジア版ソフトさえゲットしてしまえば遊べるという親切仕様。『THE BALLAD OF GAY TONY』の日本版リリースは現時点で未定だが、気の早い洋ゲー野郎ならば先んじて遊ぶべきと、ゲイっぽい笑顔で断言しておきたい。

 ロンドンの話とは直接関係ない話題になってしまったが、こんなゲームが実際に開発されている大英帝国に敬意を表するという意味で執筆させていただいた。次回の更新ではロンドン話に戻したいと思っているが、それは須田剛一兄貴のピッツバーグ話が、どこまで続くかにもよるので、詳細は未定ということでヨロシク!

投稿者 マスク・ド・UH : パーマリンク|23:33

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Mask de LONDON Tour 2009 :EPISODE 0

2009/11/05 (木曜日)

LONDON CALLING !!

 ひさしぶりの更新になってしまったMAD GAMER BLOG。皆さんいかがお過ごしだったでしょうか? 更新が遅かった理由は前回ご説明していた通り、筆者は大英帝国の首都ロンドンに2週間ほどプチ亡命(観光ともいう)していたから。日頃から一生懸命働き、貯めた小銭で海外旅行というのが筆者の人生における最大の趣味なのだが、基本的に物価の高いヨーロッパは経済事情を鑑みても敬遠しがちだったのも事実。しかし、おりからの世界不況のおかげで今現在は空前のポンド安となっており、いま行かねば次いつ行くのよ!ってぐらいのチャンスだったのだ。そして、アメリカの洋ゲー事情には、それなりに精通しているつもりの筆者が、今回のロンドン視察(観光ともいう)で得た現地におけるゲームソフトの人気、動向は、世界のゲーム市場を語るうえで欠かせない生きた情報であり、そこで得たものは非常に大きかったといえるだろう。  その詳細は、週刊ファミ通連載AIRPORT 51において順次レポートしていく(編注:旅行トークは11月12日売りの週刊ファミ通からスタート!)ので、本ブログ愛読者は是非ともそちらを読んでほしい。そこで書ききれなかった細かな情報や、どうでもいい与太話などは、順次こちらのブログに執筆する次第。
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以下、パッケージ以外の画像はPC版のものです。
 さて、ロンドンゲーム事情に突入する前に、知られざるヨーロッパのビデオゲーム市場を象徴するようなタイトルを、現地でゲットしたので紹介しておきたい。
 そのタイトルは『DIABOLIK THE ORIGINAL SIN』。なんとイタリアオリジナルのDSソフトである。これはロンドン郊外にある小規模なゲームチェーン店にて購入した新作タイトルで、しかも輸入版であるため他のソフトよりも高額だったというシロモノ。そしてこのゲームの一体なにが凄いかといえば、ゲームの主人公であるDIABOLIKのこと。DIABOLIKは簡潔に説明するならイタリア版のルパン三世。怪盗DIABOLIKはクールでセクシーなコミックのキャラクターとして30年以上前から愛されており、そのクールなキャラ設定はゴルゴ13にも通じるアダルトな存在。有名ブランドD&Gも昨年のコレクションでDIABOLIKとのコラボレートアイテムファッションを発表するなど、イタリアおよび欧州諸国では、ちょっとしたDIABOLIKブームみたいなもんが発生していたのだが、なにせ遠い国の話なので日本には残念ながら、ほとんど伝わってきていなかったりする。
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 ちなみにDIABOLIKは1966年に実写映画化もされている。監督はイタリア映画界を代表する職人監督マリオ・バーヴァで、製作は超大物プロデューサー、ディノ・デ・ラウレンティスという豪華メンツ! 日本版のDVDとかは残念ながら未発売だが、その奇想天外な面白さとバカバカしさは一見の価値アリ(なにせBEASTIE BOYS のプロモーションビデオ『BODY MOVIN'』の元ネタになったぐらい)。
 そんなイタリアの国民的ヒーロー、DIABOLIKのゲームなんて日本じゃなかなか手に入らない。この1本をゲットできただけでも長時間エコノミーシートで苦痛をガマンした甲斐があるってものです。
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 ちなみにこのDS版DIABOLIKのゲーム。ミニゲームとアドベンチャーが合体したような内容なのだが、クォリティ的には、まだまだ色々研究の余地ある仕上がり。なにしろイタリアはまだゲーム文化の歴史が浅く、イギリスやアメリカなどと比較すると流通の面でも開発の面でも周辺諸国に比べて大幅に遅れをとっているらしい。つまり、これから爆発的な市場を生む可能性を秘めた国ともいえ、ドイツやフランスといったオタクと親和性の高い国に並んで、今後はゲーム市場の台風の目に成長する可能性すら否定できないことが、今回ディグった(掘り出した)DIABOLIKのゲーム1本から、その背景を考察することができるのである。
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 他にもロンドンには独自のゲーム文化が発展しており、多様性の面では北米に引けをとらない内容ながら、それとは全く正反対の部分や、日本の市場に酷似した部分があってエキサイティングだったと断言してもよい。  今回はまだ帰国報告の段階。次回より週刊の連載とも連動して、知られざるUKゲーム事情についてタップリ解説しちゃいます。乞うご期待!

投稿者 マスク・ド・UH : パーマリンク|00:47

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