Be Afraid....Be Very Afraid !!
祝!狩猟解禁! というワケで、日本全国のゲーマー老若男女の皆様方は『モンハン3(トライ)』に朝から晩まで没頭している真っ最中。当然、筆者も絶賛狩猟中だ……って、アンタ、洋ゲーしか遊ばないんでしょ?
ハイ、その通りです。生まれついての天の邪鬼であり、「巨人大鵬卵焼き」ならぬ「阪神麒麟児目玉焼き」をモットーとする筆者の生き様から考えれば、世間様で大流行中のゲームを便乗して遊ぶなんて、あ・り・え・な・い。
つうわけで日本では大ブームの『モンハン』を尻目に、MAD GAMERが完全シングルプレイオンリーでコツコツと遊ぶ狩猟ゲームといえば、もうコレしかありません。そのタイトルとは……、
『Cabela's DANGEROUS HUNT』(カーベラス・デンジャラスハント)略して『デンハン』だ! なんだソレ! というツッコミに答えるために、このゲームの歴史を解説しよう。
『デンハン』の初登場は本家『モンハン』より1年古い2003年。全米ライフル協会公認の狩猟FPSとしてリリースされた。ゲームの内容は単純明快で、プレイヤーは猛獣ハンターとなって世界中の森林や砂漠地帯を駆け巡り、指定された猛獣を遠方から猟銃で狙撃するだけ。「だけ」と書いたが相手は厳しい自然を生きる猛獣なので、こちらの気配を察知されれば即逃げられてゲームオーバーという厳しいゲームデザインになっており、コントローラーを握るプレイヤー自身が、思わず息を殺して画面を凝視してしまうというリアルさ加減。それがゲームとして面白いかはハッキリ言って微妙だが、海外では異様に人気がある長寿シリーズとなっており、現在までに他機種への移植も含めて、なんと80本以上のバージョンがリリースされていたりするから驚きだ(狩猟する獲物や場所別でバージョンが無尽蔵に増えていっただけ)。
このムーブメントは日本に全く上陸していないのは不可解だが、逆にアメリカでは日本ほど熱狂的な『モンハン』ブームが訪れていない現象も合わせて検証すれば、どうやら国民性と文化的背景の違いによって生じた差異であると考えるのが自然。もちろん筆者も、この現象には以前から注目しており、ファミ通本誌連載「洋ゲー直行便AIRPORT51」のハリウッドゲームショップ直撃取材編(2007年秋)にて、当時のシリーズ最新作『Cabela's Trophy Bucks』をゲットし、「アメリカでは『モンハン』よりコッチなんですよ!」と、ファミ通wave DVD内の映像コンテンツ「動く!AREA51」において力説したのだが、なぜかそのくだりは全部カットされてしまい、今日まで報告する機会を逃していたというワケ。
ちなみに『Cabela's Trophy Bucks』は対象の獲物が鹿オンリーという、まさにロバート・デ・ニーロ主演の名作バイオレンス映画『ディアハンター』気分を、そのまま味わえるゲームなのだが、有名なロシアンルーレット拷問シーンの素晴らしさを延々と須田剛一氏相手に説明し、ひたすら「マウ!マウ!」と絶叫していたためにカットされたのではないかと思い、今になってみれば一応軽く反省している(「マウ!」の意味が理解できない読者諸兄は、今すぐ近所のビデオレンタル屋に走って『ディアハンター』のDVDを借りてください!)。
とにかく、アメリカ人は『デンハン』ですよ!
ここからが本題の『Cabela's DANGEROUS HUNT 2009』である。タイトルに「2009」と付くだけあって最新バージョンの本作は、これまで地域ごとに別々にリリースされていたステージが全部入りとなった豪華版。登場するデンジャラスな獲物はサバンナのライオンからスコットランドの狼まで、実に25種類。猟銃のアップグレードシステムも追加され、獲得したトロフィーによって14種類の武器がアップグレード可能となっているだけでなく、熊やピューマなどに襲われた時には『ゴッド・オブ・ウォー』よろしくボタン目押しのクローズド・コンバットに突入! サバイバルナイフで熊の鼻先を切り裂いて、ひるんだスキに必殺「死んだふり」でやりすごしてみたり、サバンナの砂漠にて、集団で襲いかかってくるハイエナどもを銃床で次々と殴り倒したり、サイの突進からダッシュで逃げてヒット&アウェイを狙ったり等々、狩猟における醍醐味は全て再現されているのが特徴。
ステージクリア時には獲物を仕留めるまでにかかった時間や命中率が金銀銅メダルによって評価され、そのステージも世界中の雄大な大自然環境が用意されているんだから気合いが入っている。舞台となるのはインド、タイ、タンザニア、イギリス、コンゴ、エクアドル、ナミビア、アラスカ、そしてロシアの9カ国。それぞれの国に代表的なデンジャラス・アニマルが待ち構えており、ゲームの難易度はシリーズ中で最も簡単(※あくまでプレイヤー個人の感想です)なので、狩猟初心者でも遊びやすいと思われる。
このシリーズの最大の問題点は、80本以上のバージョンが存在するにも関わらず日本では1本もローカライズされていないこと。ローカライズの計画そのものは存在したが流れた模様で、いまのところ遊ぶには北米版をゲットするしか方法がないのだが、Xbox360版は全てリージョン1で日本国内仕様の本体では起動不可。プレイステーション3版なら遊べるので、興味のあるハンターにはコチラを推奨しておく。あ、あとゲームをプレイする前に必ず『ディアハンター』を鑑賞することも強くオススメしておきます!
Mau !! Mau !! Mau !!
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