Come on Fxxkin' Mad Gamers !!
前編では、2008年に国内外でリリースされた洋ゲー極私的ベスト10の中から10位〜4位までを勝手に発表させてもらったが、いよいよ後編ではベスト3を発表! 外道ゲーマーのココロを掻きむしった至極のタイトルについて語り倒してみたい。まぁベスト4までのラインナップを見ていれば、大体の予想はつくだろうけどね。選出の基準はゲームの完成度の高さもあるけれど、“総プレイ時間の長さ”が一番重要。長くハマったタイトルというのは、総じて完成度が高かったということですわ。
それではそろそろ逝ってみよう! まずは2008年のベスト3からだ!
第3位:『DEAD SPACE』


ウルトラ・ゴリイ!(超残虐!) 昨年末のハロウィーンに合わせてリリースされたSFホラーゲームの傑作『DEAD SPACE』(以下『デスペ』)。
万人向けのタイトルが多いイメージのあるEAから、ここまで過激なゲームがリリースされるとは! いやホントに凄いんです。ここで『デスペ』知らない読者諸兄のために内容を軽く解説しておこう。
主人公のアイザックは船舶修理が専門のエンジニア。遠い宇宙の果てにある小惑星から鉱物資源の採掘を行っていた日系企業“USG石村”から救援信号を受信したところから、この恐怖の物語は始まる。完全武装の救援部隊と共に石村のコロニーに降り立ったアイザックは、そこで突然奇怪な生物の襲撃を受け、部隊のほとんどが全滅させられる。アイザックは生き残った仲間と共に石村コロニーを探索しながら、自力航行が可能になるように修理をしなければならないうえ、船内に取り残された恋人を救出するために奔走するが……。極限状態の中で発狂した石村の船員たち、酸素のない宇宙空間、無重力状態での戦いとクリーチャーの襲撃、そして次々と明らかになる謎とは?
EAの開発スタッフが『バイオハザード4』を研究・解析し尽くしたというゲームシステムとデザイン、こちらを発見したら死ぬまで追いかけてくる醜悪なデザインのクリーチャーたち、そして重厚なシナリオと数多くのSFホラー映画に捧げたオマージュなどなど、語るべきポイントが多すぎて、ここで全てを書いてしまうのが勿体ないぐらいの完成度。Wii向けの完全新作『Dead Space Extraction』も発表されたしな! というわけで後日、プレイ日記を改めてこのブログに掲載する予定なんでヨロシク!
第2位:『FALLOUT 3』


これは鉄板ですね! いわゆる“オープンワールド”型ゲームの底力を見せたタイトルであり、その完成度の高さは、筆者も2ヶ月に渡るプレイ日記で報告済み。DLC第一弾となる『オペレーション:アンカレッジ』の日本版配信も決定しており、まだまだゲームは終わらない……つうか、終わらせる必要もないほどのハイクォリティ! 堂々の2位ランクインですわ!
そして、MAD GAMERが2008年で最も遊び倒したタイトル発表の時が近づいてまいりやした! 栄えある第1位のタイトルは……!
第1位:『グランド・セフト・オート IV』



当たり前すぎでゴメン! しかし『GTAIV』こそキング・オブ・洋ゲー! キング・オブ・オープンワールド! そしてキング・オブ・Z指定に相応しいタイトルである事実に、異論を挟む余地はないだろう。ストーリー消化率100%到達まで2週間かかったけど、裏を返せば2週間連続で昼夜を問わずリバティーシティをウロウロしていたことになる。特に最後の3日間はスタントジャンプと鳩射殺に明け暮れて半死人状態になったのも、今となっては良い思い出。
もちろん北米版を発売直後に購入したので、(方言まで忠実な)英語との戦いも相当辛かった。さらに昨年10月にリリースされた日本語版は、シリーズ初の完全移植が実現。より完璧に物語を理解するために、もう一度初めから遊び直してまた2週間経過……もしかしたらオレは永遠にリバティーシティから抜け出せないのではないか、いっそのこと引っ越そうか、などとアホな妄想に取り憑かれる始末。
そんな意味でも完璧だった。ゲームで何を体験させるか? ゲームで表現できるコトとは何か? 『GTAIV』はゲームを単なる遊びではなく“ART”に昇格させたと実感する。「ビデオゲームとは文化であり、芸術である」。そのような意識を持ってゲームを制作するクリエイターが、日本には数えるほどしかいないのが重ね重ね残念でしかたがない。
しかもつい先日の2月17日には、追加DLC『THE LOST AND DAMNED』の配信が360北米アカウント限定で配信開始され、さっそくダウンロードして現在絶賛暴走中。しかもテーマソングはブラジルの大御所デスメタルバンド、セパルトゥラを起用! その魅力を語り出すと、また長くなるので別の機会にゆずるけど、こいつを遊ばずして『GTAIV』は語れないし、終わらない。
日本版配信を期待して待つ! 信じていれば、きっと実現する(たぶん)。

ということで、お待ちかねの“ラズベリー洋ゲー・アワード”です! さすがに10本もないので、ラジー賞タイトルおよびノミネート作品を駆け足で解説させてもらおう。
Raspberry Award 2K8 MAD GAMER的ラジー賞
『DEADLIEST CATCH:ALASKAN STORM』



昨年夏に突然リリースされた、驚愕の漁師体験シミュレーションゲーム。
プレイヤーは冬のベーリング海でカニ漁をする過酷な漁船に乗り込んで、極寒の状況で網を引き上げる! 時にはソナーを見つめ、時には船員の健康状態に気を配り、寄港すれば新しい船員をスカウト。ディスカバリー・チャンネルの人気ドキュメンタリー番組を忠実にゲーム化したタイトルだが、極めて地味なゲーム性とは裏腹に、ハイデフなグラフィックでリアルに再現された船上で長時間プレイを続けていると“3D酔い”ならぬ“船酔い”を誘発!
PCとXbox 360のみのリリース。しかも360版は珍しくリージョンがあり、北米版本体でないと起動しないという敷居の高さも含めて、堂々のラジー賞!
世の中には、こんなゲームもあるという事実を知らしめるために、敢えて選出させていただいた。過去の珍作を掘り起こすのも大事だが、そればかりではこういう作品を見落としがちになる。
細部に宿るものの中にこそ、生命があるのだ!
(特殊漫画家・根本敬先生の最新著作『真理先生』より抜粋)
とりあえずラジー賞はカニ漁で決まりだが、ノミネート作品は本家アワードに匹敵するほど挙がっていた。それをイチイチ解説するのも面倒なので、以下箇条書きでノミネート作品を並記しておこう。
・『DON KING Presents PRIZE FIGHTER』


色んな意味で“黒い”プロモーターとして悪名高き男、ドン・キング全面監修によるボクシングゲーム。逆に“ドン・キング監修”以外にセールスポイントが見当たらない。肝心のボクシング部分が……。そこがイイんですけどね!
・『MORTAL KOMBAT VS. DC UNIVERS』


まったく全然なにも変わらないゲームシステム。守り続ける老舗の味と暖簾の重み。会社存続の窮地に立たされているMIDWAY…プレイして色んなことを考えさせられたけど、コレはコレで一種の名作!
・『Viking: Battle For Asgard』


予告編映像に騙された。バグが多い。けど実績集めは簡単なのが救い。
・『LEGENDARY』


ビッグマウス! グラフィックは凄いけど中身はいたって普通のFPSです。
以上がラジー賞ノミネートタイトルでした。2008年はホントに洋ゲー当たり年ではあったけど、ハズレがあるから当たりがある。ハズレとはいってもベスト10ゲームには勝てなかっただけで、それはそれで別の魅力があるんです。
それでは最後に“MAD GAMER的2009年期待の洋ゲー”を選出しておこう。大作が出尽くした感のある洋ゲー市場だが、まだまだ期待の新作が目白押しの状態。全部が今年中にリリースされるのか不明だが、とりあえずオレ的には期待大のタイトルを一挙に紹介して、今回の締めに代えさせていただく。
・『L.A. NOIR』



ROCKSTAR GAMESのハードボイルド・アクション。情報は少ないけど、モノトーンで描かれる1930年代のカルフォルニアには期待が高まるばかり。
・『Ghostbusters: The Video Game』


過去に何度もゲーム化された『ゴーストバスターズ』がハイデフ仕様で次世代機登場! マルチプラットフォームでリリースされる予定なので、今からどれを買おうか迷っています。
・『BIOSHOCK 2』


前作の完成度が異常に高かっただけに、文句なしに買う予定の1本。まだ予告編映像しか公開されていないが、物語の内容も含めてチョー気になるよ。
・『PROTOTYPE』


北米版「仮面ライダー」的な設定と、オープンワールドなゲームデザインで一部の洋ゲー好きから熱い期待を集めている。発売時期がのびのびになってるのが唯一気がかりだが、今年中にリリースされてほしいタイトル。
・『MAFIA II』


前作から相当時間が経過していたが、『ゴッドファーザーII』や『GTAIV』の対抗馬としての資格は十分。その予告編映像はXbox live北米アカウントで配信されている。映像は相当リアルなので一見の価値あり、だ。
・『RED DEAD REDEMPTION』


またまたROCKSTAR GAMES ! マカロニウェスタンを彷彿とさせるハードな西部劇アクションが次世代機に降臨! オープンワールドのスタイルに生まれ変わったゲーム性と、美麗なグラフィックには期待大!
こうしてタイトルを列挙してみると、まだまだ色んなタイトルが出陣を準備しているのが解る。今年はE3が再び大規模開催になるという話だし、不景気の渦中にあるアメリカ合衆国だがゲーム業界は、まだまだ元気(に見える)。
業界再編の波も押し寄せているらしいが、今年も引き続き良ゲー珍ゲー奇ゲーが市場にドロップされることを期待したい。
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