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『Fable II』第2回:傷だらけのブルース

2008/12/16 (火曜日)

 高い自由度を誇るXbox 360専用ファンタジーRPG『Fable II』で、女戦士として生きることに決めたマスク・ド・UH。バウワーストーンの街で、第2の人生をどう生き抜くべきか?

 悪の道まっしぐらの外道プレイに徹してこそ自分らしさが出せるのだが、このゲームほど良心の呵責に問いかけてくる選択肢を迫られたことは、いまだかつてなかったと笑顔で断言できるだろう。一見すると、欧米カートゥーン作品にありがちな万人向けのファンタジックな世界観・ビジュアルに見えてしまうが、本作のレーティングがZ指定であることをナメてはいけない。

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 例えとして適切ではないかもしれないが、『Fable II』は、『グランド・セフト・オート・サンアンドレアス』にも似た、ハードコアな自由度とストーリーをドップリ楽しませ、選ばせ、体験させるという信念が感じられる。その世界で触れる全ての要素に反応があり、ディティールまで完璧に作り込まれている。多少荒い部分もなくはないが、そこは洋ゲー。そのぶん、どんなタイプのプレイヤーのスタイル、剣がお好みか、それとも射撃がメインか、といった好みにも合わせられる自由度の高さでカバーされているのが本当に凄い。とにかく遊んでみてもらえれば解るこの面白さ。序盤がツラいのがRPGの常なのは仕方がないけど、何度でもトライしたくなり、さらに人生の選択肢が無限大という点でも素晴らしい。


 つうことで第2回目は、いかにして外道スタイルを作り出すか、その過程について報告してみたい。
『Fable II』における外道スタイルとして基本中の基本に“スキンアート”がある。要するにタトゥー、刺青の類いなのだが、これを顔や全身に施すことによってルックスは凶暴化、ついでに鍛えた肉体も見せつける絶好の理由にもなる。しかし、筆者的にはスキン・アートで満足しているうちは、正直まだまだ甘いと考える。その理由は、やはり“消せる”からに他ならない。現実の刺青は、現在は医学技術の発展である程度までは刺青を消すのは可能になったものの、完璧ではないし手術費用もかなり高額。やはり「背負ったら一生モノ」という認識に変わりはない。そこで筆者がオススメしたいのが“傷跡”だ。
 傷を負ったままリザレクトなどの回復アイテムを使用しないでノックアウトされると、全身に生涯消えぬ傷跡が残ってしまうというシステムなのだが、これを利用して、ボス戦など特殊な戦闘以外での回復系アイテムの使用は可能な限り抑えて、とにかく全身をまんべんなく傷だらけに装飾することだけを目指した次第である。

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 実際、欧米とくにヨーロッパではタトウーに並んでボディピアッシングなどの身体改造をメインとした"モダン・プリミティブス"と呼ばれるアンダーグラウンドなフェティッシュ文化が1980年代に誕生して以来、現在では日本を含めた世界各国に着実に定着しているという文化的背景がある。その中でも、タトゥーに並ぶモダン・プリミティブアートとして人気なのが、全身にカミソリやメスなどの鋭利な刃物で切り傷をつけながら描くスカー・アート。当然ダイレクトに肉体を傷つけるので刺青よりも遥かに痛いらしいが、ゲームの中でならいくらでもアリ!

 つうワケで無謀にもノックダウン数百回、死闘につぐ死闘の末に仕上がったのが、『Fable II』筆者の分身(“SUKEBANREVENGER”改め)"ブッチャーU子"の勇姿である。横にいるのは旦那で職業は彫師。住まいはバウワーストーン旧市街のド真ん中で、家の真ん前にはマッサージ嬢の客引き、両隣には物乞いがいるという最悪のロケーションだが、なぜか居心地は最高にイイ。もちろん旧市街はとある局面で手配書を悪党に渡した結果、格差社会を具現化したような世紀末スタイルに発展。旦那は旧市街の町外れで商売をしていたが、結婚してから全く働かない。どころか夜の営みを迫ってきたりするから始末が悪い。

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 もちろんこちらとしても黙って生活費を渡しているワケではなく、明確な目的があって結婚している。それは“影の教団への生け贄”。生涯の伴侶を深夜0時に生け贄に差し出すことで忠誠度マックスに到達するという、『Fable』ではお馴染みのシステムに捧げるためだけに結婚してやったんだよ。でも可哀想だから生け贄に差し出す前にチョメチョメ(©山城新伍)はしてやった。もちろん避妊具付けさせてな(避妊と性病予防が可能)。これまでに3人の彫り師と結婚しては生け贄に差し出し、さらに光の教団信者や農民、市民などを拉致すること数十人。その全員が死のルーレットの前で果てていった……。

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 こんな感じで連日必死に悪逆の限りを尽くし、ついに念願の角が生えてきた時は感激ひとしおだった。ありがとう! きみたちの命は無駄じゃなかったよ!(ド外道)
 まぁとにかく"タトゥー"よりも"スカー"ですよ! 目指すはイギリスのバンド、マニック・ストリート・プリーチャーズのギタリスト、リッチー・ジェームス。自傷癖があり、ジャパンツアーの際に根性焼きを覚えて帰国、1995年に謎の失踪を遂げて認定死亡状態にあるリッチーは、もしかするとバウアーストーンで暮らしているのかもしれない。
 そんな思いを込めた『Fable II』日記。次回はファッションとカスタイマイズ要素、それを補うための資金稼ぎについて報告しよう。


公式サイトはこちら

『Fable II』© 2008 Microsoft Corporation. All Rights Reserved. Microsoft, Fable, the Microsoft Game Studios logo, Lionhead, the Lionhead logo, Xbox, Xbox 360, Xbox LIVE, and the Xbox logos are trademarks of the Microsoft group of companies.

投稿者 マスク・ド・UH : 2008年12月16日 16:15

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