ついに始まってしまいました! 洋ゲーの魅力を日々語り倒しながら、その魅力を1ミクロンでも多く伝えようという趣旨のブログ! ワタクシは洋ゲーばっかり遊んでいて友達と話が合わないことが悩みのフリーライター、マスク・ド・ UHと申します。以後、お見知りおきを。
さて、記念すべきブログ第1回目に取り上げる洋ゲーは、やっぱり『ストラングルホールド』! もちろん今は日本語版も絶賛発売中なので、洋ゲーと聞いてもイマイチぴんと来ないルーキーな読者諸兄にはピッタリのタイトルです。そして洋ゲー好きにも関わらず、まだ遊んでないキミは今すぐ近所のゲームショップに突撃すべき! と断言できるぐらい熱くレコメンドできるゲームなんですよ。
『ストラングルホールド』とは、どういう内容のゲームなのか? まず最初に知っておきたいのが、このゲームの製作総指揮は、香港映画界の巨匠、ジョン・ウー監督(以下、ウーさん)だということ! ウーさんといえば"発射された弾を目で見てから避ける"超絶演出バレットタイムの生みの親であり、熱い男たちが拳銃両手に語り合う香港ヤクザ映画『男たちの挽歌』シリーズを世に送り出し、今は活動拠点をハリウッドに移して香港ノワールのケレン味を世界に発信し続けているステキな大人。俺もこんな大人になりたいと神社に行く度に祈願してます。
そんなウーさんは、実は大のビデオゲーム好きとしても知られており、自身が監督した映画の中でも主人公や悪役が、ヒマな時にゲームを遊んでいるシーンがよく登場するんですよ。しかし意外にもウーさんの作る映画のようなゲームは少ないのが現状。それを不満に思ったのかどうかは定かでないけど、とにかくウーさんはゲームを作ってしまった。
それが『ストラングルホールド』なんですが、このゲームにはもう1つ知っておきたいことがある。それは、ゲームの主人公を香港映画界の武打巨星(広東語でアクションスターという意味)として世界的に有名な俳優、チョウ・ユンファが演じていることだ!
ユンファとウーさんのコンビは、香港映画を世界レベルのアクション映画に進化させ、カンフーと銃撃戦が混じり合った独特の演出で世界を仰天させたのだが、近年はめっきりコンビを組む機会が減り、往年の香港ノワール好きにとっては淋しいかぎりだった。その名コンビがゲームで再結成されたのだから最高だ。ポリゴンで再現されたユンファの兄貴は、弾が額をかすめると「チッ」と舌打ちするほどリアルな表情を見せ、銃を撃つアクションは、飛ぶ、跳ねる、転がる、滑るなど、あらゆる体勢から射撃するノワール魂を徹底再現。そして撃った弾は敵に当たらずとも周囲のオブジェクトを破壊しまくり、破壊された看板が敵の頭に降ってきて倒してくれたり、ガスボンベが破裂して敵を倒してくれたりと、ステージ内にあるもの全てが凶器と化すんですよ! この演出は、まさにウーさん!
これはもう新しい形の『男たちの挽歌』と呼んでも過言ではない。もっとも『ストラングルホールド』のストーリーは、ウーさん×ユンファコンビの最高傑作とされる香港ノワール名作中の名作『ハードボイルド 新・男たちの挽歌』の続編という設定になっているんですよ。北米でリリースされた『ストラングルホールド』限定版には、ウーさんによるゲームのメイキング映像やユンファ兄貴の吹き替えレコーディング風景の他に、ゲームのリリースに合わせて発売された『ハードボイルド』デジタルリマスター版DVDの予告編まで収録されていて、映画とゲームをニコイチで楽しむ環境を推奨してました。巨星ファンの心理をくすぐる粋な限定版ですね〜。もちろん俺も買いましたよ。
そもそも、なぜ香港ノワールが欧米で人気があるのか? アジア地域ならともかくって話なんですが、実は香港アクション映画のマニアって欧米のほうが日本より全然熱いんですよ。特にイギリスでは、過去に香港を統治していた関係から、もの凄い数の香港映画が公開されていて、ビデオやDVDのリリース数は日本なんか軽く上回る人気っぷり。その人気はヨーロッパから北米に飛び火し、荒唐無稽にも受け取れるド派手なアクション演出が『マトリックス』とかに多大な影響を与えていたのは有名な逸話。つまり『ストラングルホールド』は世界が熱望したゲームだったと言えるんです。しかもパブリッシャーは、老舗洋ゲーブランドのMIDWAY(代表作は、ご存知『モータルコンバット』)! ウーさん、ユンファ兄貴、そしてMIDWAYという奇跡の三つ巴が実現しているワケなんですよ!
どうです? 『ストラングルホールド』を遊びたくなってきましたか? 今回の論説はまだまだ序章に過ぎません。このゲームの魅力を語り出したら、それこそ1日じゃあ終わりませんよ。つうわけで、次回は『ストラングルホールド』のゲームシステムを解説しつつ、そのアクション馬鹿っぷり全開の演出について書き飛ばしたいと思います。再見!

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・発売元:サクセス
・対応プラットフォーム: Xbox 360/プレイステーション 3
・発売日:2008年5月22日(Xbox 360版)、2008年9月11日(プレイステーション3版)
・価格:各7329円[税込]
・レーティング:CERO:D(17歳以上対象)