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ストラングルホールドの巻(後編)

2008/07/04 (金曜日)

 景気が悪い時は洋ゲーでも遊んでスッキリしよう! というワケで確実にストレス発散できる洋ゲー『ストラングルホールド』を語り倒す後編です。

 ジョン・ウー製作総指揮! チョウ・ユンファ兄貴主演! ストーリーは『ハードボイルド 新・男たちの挽歌』の続編! ってとこまでは前回も説明しましたが、気になるのはそのゲームシステム。TPS(3人称視点)のシューティングといえば簡単ですが、それだけではこのゲームのケレン味が伝わってない気がする。もっと言い切ってしまえるのなら、このゲームのノリは『怒首領蜂』のような超絶弾避け系縦スクロールシューティングゲームに非常に近いような気がするんですね。

 なぜならとにかく敵の撃ってくる弾の数が尋常じゃない。敵からの攻撃も基本的にウーさん演出全開なので、弾丸は全て美しい起動を描きながらユンファ兄貴めがけて飛んでいきます。それを常時使用できるアドレナリンタイムゲージ、通称"テキーラタイム"を押すことで、スロー効果が発動され、弾を避けつつ敵を倒すと、今度は特殊ムーブが発動できる、通称"テキーラゲージ"が溜まるという仕組み。テキーラゲージには、体力回復の他に、"Precision Aim"(弾丸視点攻撃)なるウーさん演出全開の必殺技。"Barrage Attack"は一定時間弾無限(テキーラゲージ2本分)。そして最強必殺技の"Spin Attack"こと通称"鳩アタック"は、発動するとステージ内にいる敵全員を倒してくれるが、ゲージ消費量は約3本と燃費もハンパじゃない大技。これらの特殊ムーブに加え、オブジェクトの破壊や横っ飛びといったカッチョいいアクションで敵を倒すと加算されるスコアである"スタイルポイント"が、ステージクリア後に評価されるんです。この感じ、なんだか縦スクロール系シューターみたいですよね? 鳩アタックなんて完全に"ボム"だし、武器は全種類が無限発動できるので、バズーカー砲なんて拾った日には、ユンファ兄貴1人で香港市街全破壊ですよ。弾丸視点攻撃に至っては敵の体に細かくダメージ判定が設定されてることに驚いた。頭を狙うだけでも眼を狙った時と口元を狙った時ではリアクションが違い、腕や肩や腹や足にも判定あり(ただし死なない)。どこを狙っても面白いんだけど、俺のオススメは股間……そうコ・カ・ンですよ。大事な宝を撃ち抜かれ、股を押さえて悶絶しながら倒れる姿には、「こんな死に方だけはしたくない」と思い知らされます。

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 ちなみにクリア後の評価にはテキーラが破壊した建造物やら装飾品やらの被害金額も加算されるので、とにかく撃ちまくって破壊するのが正しいプレイスタイル。難易度を上げると、そんな余裕もなくなるぐらいシビアな戦闘を要求されるので、最初は男らしく"イージー"でプレイして、香港ノワールのノリを体感してほしいですね。イージーなんて男らしくないって? いきなりハードを選んで生き残れるほど、香港ノワールの世界は甘くありません。最高難易度の"ハードボイルド"なんて選んだ日には、弾がかすっただけで死にかけます。まずはユンファ兄貴と一体化する訓練だと思って、激しく楽しく遊んでください。

 『ストラングルホールド』のゲームシステムは、だいたいこんな感じです。特に難しいテクニックは要求されないけど、銃撃に慣れてきたら今度は一歩進んだオブジェクトの有効活用に挑戦してもらいたい。たとえば、ステージ内に唐突に置かれている台車。これに飛び乗ってゴロゴロ転がりながら敵を撃ちまくったり、天井にぶらさがってる照明器具に捕まって、スイングしながら敵を撃ちまくったり、階段の手すりを滑り降りながら敵を撃ちまくったりと、ウーさん映画ではお馴染みのアクションが全て体験可能というゲームのセールスポイントを、しゃぶり尽くしてみるのも『ストラングルホールド』の楽しみ方。「こんな倒し方までできるのか!」と感心すること間違いなしです。

 さらにこのゲームにはウーさん本人もバッチリ登場! もともとウーさんは出たがりで有名で、『男たちの挽歌』シリーズでは、どっかしらでカメオ出演しています。『ハードボイルド』では、同僚に死なれたテキーラ警部がウーさんの経営するジャズクラブを訪れ、ウーさん相手に一杯やる男臭い場面があったりするんですが、それはゲームでも健在。メニュー画面から選択できる"ショップ"では、そこでスペシャル衣装や設定資料などを購入でき、ステージクリア時のスタイルポイントで貰える報酬で支払うんですが、その店のオーナーは思いっきりウーさん! そしてオンライン対戦でマイキャラとして使用できる"ウーさんスキン"も絶賛販売中! 金が貯まったらショップでウーさんに会おう!

 というワケで、記録メディアの隅から隅まで香港映画の味覚が詰まった『ストラングルホールド』について色々と書き飛ばしましたが、残念なのはせっかく日本版がリリースされたのに、その情報がアジア映画ファンにまで伝わっていないこと。日本にも一定数存在する熱心な武打巨星ファン(内訳はブルース・リーのファン、ジャッキー・チェンのファン、ジェット・リーのファン、ユンファ兄貴のファン、他イケメン俳優のファン)に対して、もっと宣伝してほしかったと思いますね。実際、俺の友達の香港映画マニアの方々は、
『ストラングルホールド』日本版発売の情報を知らなかった。もちろん速攻で教えたけど買ってくれたかしら……。具体的にどう宣伝するかは難しいことでしょうが、もっと香港映画の香菜(パクチー)や八角くさい感じを全面に……って、どういう宣伝か解りませんが、とにかくウーさんの持ち味をもっと全面に押し出して、香港映画ファンにゲームの存在を知ってほしい! Xbox360を持ってるなら体験版をダウンロードして、そのバカバカしいまでに破壊的な世界観を堪能してほしいんですよ。

 このブログを通して、少しでも香港ノワール好きに『ストラングルホールド』の存在が伝わればいいなぁ、と思ってます。だから敢えて文中に"武打巨星"とか書いてみたんだけど、検索で引っかかったら成功ですな。1人でも多くの香港ノワール好きに、もちろんそうでない人にもオススメの『ストラングルホールド』。ゲームを遊ぶ前にも遊んだ後でも、必ず『ハードボイルド 新・男たちの挽歌』は観るように! 言いたいことはそれだけ! 再見!!!!!!!!!!

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北米Xbox360版『ストラングルホールド』限定盤と付録のDVD。
コレクターズエディションは、パッケージもスペシャルバージョンだ! 
着ているTシャツは、十年以上前にロンドンの中華街で買ったユンファ兄貴Tシャツ。
なんとオフィシャルTシャツだった!

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・発売元:サクセス
・対応プラットフォーム: Xbox 360/プレイステーション 3
・発売日:2008年5月22日(Xbox 360版)、2008年9月11日(プレイステーション3版)
・価格:各7329円[税込]
・レーティング:CERO:D(17歳以上対象)

投稿者 マスク・ド・UH : 2008年07月04日 13:00

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