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実録!オンラインゲーム人生記

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2006年11月28日

『不安(後編):DIABLO』

落ち着こう。
まずは晩飯だ。


もう8時を回っていた。僕はカップラーメンを作って食べた。
少し落ち着いて考えると逆にあのローグに感謝してもいいかなとさえ思えた。でも次にあの名前をみたらすぐに抜けるとは思うけど。

そして気を取り直してプレイ再開。

また同様のパブリックゲームを立ててナイトメアのクリアーを目指す。

今度はあっというまに4人集まり、順調というかむしろ不幸のあとには
幸運があると言わんばかりに、いいアイテムが出た。

King's Sword of Haste(BASTARDSWORDベース)
Arch Angel's Staff of Nova
Holy Platemail of Lion

あとで分配するとは言え、なんだこのフィーバーは?(笑
これでObsidian Ring of Zodiacでも出れば完璧じゃないか。

LAZとサキュバスを殺し一旦村でアイテム分配会議となった。
とりあえずAANが欲しいと僕は言う。ソーサラーは僕だけだったので他の誰も欲しがらない。礼を言って僕は杖を取った。

さすがにORZは出てなかったが、よさげなRingもゲットして他の3人もそれぞれ欲しいアイテムを受け取った。残りはみんなで売り払いお金にして分配した。

メアクリアーがまだなのでとりあえずDIABLOを倒して終わりたいと僕が言うとみんな付き合ってくれるとのこと。

僕が礼を言うと、他の3人は15階LAZ部屋から開いたタウンポータルの魔法へ再び入っていく。

僕もそれに入る。

LOADINGがやけに長い。

…………………………


なんかおかしい。もう数分はLOADING画面で固まってる。

冷や汗が噴出す。これは完璧に回線落ちだ。

AANもRINGもその他の予備装備も全部村に置きっぱなしだ。

(やばいなこれは……)

彼らはいつまで待ってくれるだろう。
というかもし誰もいなくなったらゲームが消滅してしまう。
というかパブリックゲームだからもし泥棒が入ったら……。
嫌な汗が首筋を流れ背筋を伝う。

やばいやばいやばい

PCの状態回復を待たずに強制的に電源を落とす。
即、再起動。

電子音とともにファンが回り始める。

はやくはやくはやく

モデム接続のアイコンをクリックしようとしたまさにそのとき、
家の電話が鳴り響いた。

なんという絶妙のタイミングなのか。
当然、電話中はネットに繋ぐことができない。

僕はフリッカージャブを繰り出し乱暴に受話器を掴み取る。

電話は遠距離恋愛中の彼女からだった。付き合ってまだ半年も経っていない。彼女はまだ学生ということもあり会うこともなかなかできない。


彼女「ねぇ、ぜんぜん電話つながらないんだけど」

僕「いま無理」


光の速さで電話を切った。
そして即モデム接続クリック。

ピーガー言い始めたからもう安心(謎)だ。

『DIABLO』起動。
Battle.Net接続。

しかし重い。
夜中はプレイヤーが増えるから当然混雑するわけだが、そもそも288のモデムが貧弱なのだ。


やっと繋がった。
気が動転していてはっきりしないが、落ちてから既に10分以上経っている。通常ゲームから誰もいなくなると5分ほどでゲーム部屋は消滅する。

キータイプももどかしくJoin gameを選び、Game名を入力すると、

the game does not exist.

そんなゲームは存在しませんよと。

あははは。

涙が出てきた。

なんだろう、この遣る瀬無さは。
あまりに脱力してまたもや呆然となる。


落ち着け。
とりあえず風呂に入ろう。


ユニットバスにお湯を溜めながら一服する。
まあ、アイテムはまた集めりゃいいのさと自分に言い聞かせる。
なぜかトルネコの大冒険の日々が脳裏に浮かぶ。

世の中、何かハメに近い要素や理不尽に不利を強いられる要素に
触れるとすぐにゲームをクソゲーだと断じる人もいるわけだが、
そういう意味で言えば回線落ちやサーバー落ちなんて究極だ。

そういう人はオフサイドが気に入らないからサッカーは
クソスポーツだと言うのだろうか。
春に雪が溶け始めると滑ることのできるスキー場が減ってしまうことに
マジギレするのだろうか。

ばかばかしい。

楽しむか楽しめないのかは自分しだいなのに。
その上でクソゲーだと思うのならやらなきゃいい。
風呂に浸かりながら漠然とそんなことを考えて
徐々に平常心を取り戻す。


気分もさっぱりしたところでプレイ再開。
とりあえず3度ナイトメアクリアーを目指す。
パブゲームを作るのはちょっと不安がよぎったので
適当そうなパブリックゲームを探す。
MARE/HELLゲームはけっこう多いな。
う〜ん、どれがいいかな。


と、突然玄関のベルが鳴った。
もう12時を回っている。こんな夜中に?。
一抹の不安を抱きつつ玄関を開ける。

そこには彼女が立っていた。

えーと、
君のうちは、ここから
100キロメートルくらい
離れてませんでしたっけ?

もちろんそんなことは口にしないが、


僕の顔が一瞬曇る


彼女はほんの数ミリ眉間を険しくしながら
誰かいるの?と聞いてきた。


僕「誰もいるわけないじゃん」


僕の声がかすれて震える。
考えてみればこの土日で口にだした言葉は「い・ま・む・り」の
4文字だけだ。


彼女「ふ〜〜ん、、、おなかすいちゃった。いっしょに食べない?」


と言って手に持ったコンビニの袋を僕に見せびらかした。
おでんのいいにおいが漂う。

部屋に上がりながら彼女はコートを脱いだ。


「なにしてたの?」
「ゲームだけど……」


彼女が僕の顔をじっと見つめる。

確かにさっきの態度は冷たかった。それは認める。
申し訳ないと思ってる。でも、しかたがない状況だったんだ。
上手く説明するのはとても難しいのだけど・・・
とか言うまえに、


「まいっか。すごい心配したんだからね。
今日友達の家に泊まるって言って来たから」


と言って彼女は無邪気に微笑んだ。


僕の完敗だった。

僕はPCの電源を落とし、コーヒーを2杯淹れた。
とりあえず誤解があっては困るので『DIABLO』というゲームを説明する。電話を通じていろんな人といっしょに遊べるゲームだということがいまひとつ理解できていないような、興味がないような反応。
ただ彼女の不安要素はひとまず消えたようであった。

そしてシングルベッドにふたりで腰掛けながら電気を消した

・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・

明け方、すぐ目の前で寝息を立てる彼女の横顔を見つめながら
僕は今日あったことを思い出していた。

オンラインゲームはやばいかもしれない。
彼女に対して間違いなく「うざい」と思った瞬間があった。
それにプレイ中は電話がまったく繋がらない。
善し悪しはともかく、ヴァーチャルもリアルの上に成り立っているのだ。

そうなると同棲したほうがいいのかな?
それで電話を2本引くとか・・・
そうなると引っ越さないと無理か。
というかそんなお金ないって。
けっきょく、いくら考えてもなにも結論は出なかった。


疲れは心地よく、白み始めた空にタバコの煙がまっすぐ昇っていく。
今日はもうこのまま寝ずに仕事に行くつもりだった。

翌朝、駅で今度の週末はどこか遊びに行くという約束を交わし彼女と別れた。

そして僕はそのままNTTに行き、その場でISDNを申し込んだ

『不安(前編):DIABLO』

プレイ開始から数えて最初の週末でシングルプレイはクリアーしてしまった。シングルにしか出てこないアイテムがあったり、ストーリーがよくできていることもそうなのだが、これをクリアーしてオンラインを早くプレイしたいという欲求が大きかったからだ。

そしてシングルプレイクリアーの余韻も冷めぬ内に早速オンラインプレイ開始。モデムは100万円のローンと引き換えに得た288のモデムを使う。

オンラインプレイはまたレベル1からスタートになるが、1度目のプレイで能力値の育て方やアイテムの良し悪しをある程度把握している僕にとって、それはまったく苦にならなかった。

『DIABLO』のオンラインプレイ用にBLLIZARD社が利用無料のゲームサーバー、Battle.Netを提供している。いま風に言えばロビー&マッチングサーバーでキャラクターはクライアントにセーブされる形式だ。
オンライン対戦の盛んなメジャーFPSゲームでさえ対戦用ホストIPアドレスを有志のユーザーに頼っていることを考えると、メーカーがオフィシャルにオンライン用サーバーを提供するというのは画期的なことだ。

キャラクターはシングルと同じくソーサラーでいくことにした。
魔法の書を使うために必要なMAGIC値があればウォリアーでもローグでも魔法は使えるということはシングルプレイで気づいていたが、最終的なダメージ量がソーサラーだと桁違いなのでここはやはりほかの選択肢はない。

オンラインプレイは3段階の難易度でプレイすることが可能だ。
それぞれノーマル、ナイトメア、ヘルと呼ばれている。
ノーマルはシングルプレイと同じ難易度。
ただナイトメアはノーマルをクリアーしないとプレイできない。
ヘルも同様だ。


それからというもの仕事から帰るとすぐ『DIABLO』、
土日も風呂と寝る時間以外はほぼ『DIABLO』。
そしてプレイ開始から数えて2回目の週末、僕はオンラインのノーマルをクリアーした。

そして間髪を入れずにナイトメアへ突入。
敵も強くなり、ひとりで生き抜くのは厳しいのでこれからは基本的にマルチプレイが主体になるが、強くなっただけ得られる経験値も増えているし、なんといっても敵がドロップするアイテムの質が格段によい。雑魚ですらそこそこいいものをぼろぼろ落とす。
その証拠にナイトメアの中盤あたりで既にノーマル難易度で得た装備アイテムはすべて新しく得たものに置き換わっていた。

アイテム。
とにかく『DIABLO』というゲームはアイテムに始まりアイテムに終わるっていうくらいアイテムが重要である。
その理由のひとつとして、銀行とか倉庫とかいうシステムがないということが挙げられるだろう。

そうなのだ。つまり得たアイテムは自分で常に持ち歩くか、売るか、捨てるかなのだ。当然アイテムを持ちすぎるとダンジョンからの戦利品すら持てなくなるのでその取捨選択は非常に重要であり、自ずとアイテムの目利きを迫られることになる。
しかもお金もアイテム扱いでアイテム欄の1マスに最大5000gpという嘘の様なシステムのせいでますますアイテム欄が圧迫されてしまう。


そんな『DIABLO』のオンラインモードで、村の空き地に良質アイテムやゴールドを置いておきゲームを抜けるときに回収するという習慣が生まれたことはごく自然なことだと言える。そして世界中の大部分のプレイヤーが人のものを勝手に持っていかないというマナーを自ずから共有したという事実は、オンラインゲーマーの誇りにも通じるんじゃないだろうか。

まあそれでもやはり泥棒はいるので、本当に大事なものはアイテム欄に入れておくわけだが。


さて、今日にもナイトメアをクリアーしそうなある冬の日曜日。
そう、忘れもしないとても天気の良い日曜日。

と言ってもその週末は一歩も外に出かけてはいないし、いや、むしろ金曜の夕方から誰とも喋ってないことのほうが問題なんだろうけど。だって『DIABLO』やってると電話が通じないのだからしかたがない。

当時はまだテレホーダイもブロードバンドも手頃な携帯電話もなかった。


夕方、レベル的にもそろそろナイトメアクリアーが行けそうだったので、
"MARE/HELL ITEM & EXP"というパブリックゲームを作った。

これは難易度ナイトメアで地下13階からアイテム、経験値目的で遊びますという意味。地下16階にDIABLOがいるので必然的にクリアーも視野に入るというわけだ。

すぐに僕よりひとつレベルの低いローグが入ってきた。
お互い「hi」と挨拶を交わす。
その後何人か入ってきたが挨拶もせずに抜けてしまったので
とりあえずふたりで行こうということになった。

このローグは弓を使うスタイルで、しかも鬼のように強い。
僕の魔法もファイヤーボールとファイヤーウォールがかなり
育っていることもあり、群がる敵は僕らに近づくことすらできない。

(なんだふたりでもぜんぜん行けそうじゃん)

そして15階。

15階のボス魔法使いLAZARUSとその側近のサキュバス2匹は、ソーサラーにとっては楽な敵に分類できると思う。部屋の外からファイヤーウォールを敷き詰めて雑魚を始末し、残った側近とボスを各個撃破するだけだ。とにかく魔法は育つと強い。
しかもこいつらはモンスターレベルが高く高級アイテムを落とす可能性も高い。要するにカモなのだ。


そして部屋にサキュバスとLAZARUSだけになったのを確認して、
「Charge」「yeah」と会話を交わし突入する。

まずはサキュバス2匹。

弓と魔法でそれほど苦労せず撃破。
RINGとLONGSWORDを落とす。これは期待できそうだ。

ふと気づくとローグが剣と盾に持ち替えていた

(へー、さすがじゃん)

と思った瞬間。いままで一度も使っていなかったテレポートの魔法
ローグが僕の隣に飛んだ。

え? と思うよりも早くローグが僕を斬りつける。

剣の振りが信じられないくらい速い。

僕はのけぞりモーションで固まって何もできない。

瀕死になったところにLAZの魔法が飛んでくる。

直撃。

そして死亡。

装備品をあたりにばら撒き、僕は倒れた。

赤く染まっていく画面の中、ローグは華麗にテレポで魔法を避けつつLAZの隣に飛びそのままLAZを切り伏せた。

僕は真っ赤になった画面を見つめながら呆然としていた。

ほんの数秒の出来事がうまく理解できない。

僕がばら撒いた装備をローグは品定めし終わったのか、
ローグは僕に蘇生の魔法を掛けた。
装備はなにも取られていない。
僕は装備を急いで拾おうとした。
その矢先に弓で撃たれまた死亡。
今度は装備は落とさずに僕は「」を落とした。

ローグはおもむろにその耳を拾った。

そして、
「im pk. but yours r poor. good luck 4 hunting ;-)」
と言うとさっさとゲームから抜けてしまった。

DIABLOにおける"死亡"には2種類ある。
敵に殺されるか、プレイヤーに殺されるかだ。

敵に殺された場合、
装備していたアイテム全てと所持金(の半分?)を死体の周りにばら撒いてしまう。もちろんばら撒いたアイテムは他人も拾えるし、もし回線落ちしてゲームが消えれば落ちたアイテムは二度と戻ってこない。

片やプレイヤーに殺された場合、
装備アイテムはばら撒かない。所持金の半分と"耳"(というアイテム)を地面に落とすだけだ。耳には死亡者の名前とレベルが明記される。つまりPK、Player Killingだ。

重要なのはとどめの一撃をもらったのが敵なのかプレイヤーなのか
ということ。どちらの場合も死亡者が経験値を失うことはない


"PK"
僕がPKという単語を知ったのはまさにこのときだった。
もちろんPlayer Killingの略なんだが、
当時の感覚として"Psycho Killer"に
意味を引っ掛けたような雰囲気で使われていたと思う。
とくに『DIABLO』でのPKにはメリットがあまりなく、
図らずもシステムが趣味的な殺人行為を演出する図式になっていた。
それがまた怖さを強調する結果になっていたわけだ。
耳集めを趣味にしているプレイヤーに会ったこともあるが、
集めた耳を村の空き地に大量にペチャペチャ並べる姿は
想像以上に怖いものがあった。

殺されたあと、僕はゲームメニューから村に戻って再開を選び復活した。空き地に置いておいた僕のアイテムには手もつけてない。ご丁寧なことにお金すら、もとのまま置いてあった。
初めてPKされたことよりも盗る価値なしと判断され、その上おそらく情けまでかけられたことが悔しかった。

最初何人かがゲームに入ってはすぐに抜けてしまったときに僕は気づくべきだったのだ。あいつはパブリックゲームを仕事場にしてるPKerなのだ。数ヵ月遅れて始めた僕は圧倒的にPKに対する経験値が足りないということを思い知らされた。ただ装備を失わなかったことは不幸中の幸いである。PKというリスクも実感することができた。

ただただ、とても悔しかった。

(後編へ続く)

2006年11月21日

『兆し:DIABLO』

『DOOM』との出会いを果たした同じ年、ある土曜日の朝。
ひとり暮らしの僕の部屋に一本の電話が掛かってきた。

若い女の声がなんとかリゾートサービスの者だと名乗り、僕の名前を
告げて在宅を尋ねた。それが僕であることを伝えるとその女性は
さらに丁寧な口調で続けた。

女性「旅行とかスキーにご興味はございますか?」

世の中で旅行が大嫌いと言う人は少ないだろう。
それにたまたま僕は中学のころからスキーをやっていたってのもあり、
ちょっと興味を持ったのも事実。
で、ええまあとか答えると詳しいご説明をしたいので
新宿の説明会場まで来ませんかと言う。

もちろんさすがに怪しいなと思いましたよ。
でもですね、下心って言うんですか、声の感じはカワイイし、
どうせ断るに決まってるからと、

僕「じゃあ僕の晩飯のついでってことで飲みながら説明してくれます?」

と言ったら、即答で、

「いいですよ」

と言われちゃったら、やっぱ行かないって言えないじゃないですか。

というわけで、新宿で待ち合わせして飲むことになりました。
行って見たらこの女性がまたかわいいんですよ。
ちょっと小柄で目鼻立ちはハッキリしていてどちらかと言えば可愛らしいタイプの女性なんですけど、仕事柄なのか言いたいことはハッキリ言う性格らしくめちゃタイプなんですよ。

で一軒目の居酒屋でスキーの話とかで盛り上がり、そこそこ飲んだなあという頃合を見計らったのか、彼女は詳しい資料で説明したいのでオフィスまでいっしょに来てほしいと言い出した。


僕「ええもちろん構いませんよ、いいですよ。行きましょう」


この場面でそんな紳士的な態度は全く無用だし、それでなにかがどうなるということはきっとないと思います。むしろ悪い方向にいってます
でも酔っ払いの男性が好みの女性を前に正常な判断をするのは無理な相談なわけですよ。

それで僕らは新宿のとある雑居ビルの事務所に行くことにしました。

そっからまるまる3時間説明を受け気が付いたら契約書にサインしてました、はい。


いくつかのリゾートホテルが半額で利用できる会員権
VISA付きの会員カード
ノートパソコン
288のモデム

5年で100万円のローン

翌日、二日酔いがおさまるにつれてだんだんまずいことになっちゃったなと思いつつもクーリングオフとか全く思いつかず、恥ずかしいので誰にも相談できず、すぐに一週間過ぎました。

ノートパソコンが東芝のダイナブックってのは悪くないんだけど
液晶はモノクロ。当然たいしたゲームは動きません。

会員契約には自動的にインターネットプロバイダー契約が付加されるらしく、ローンとはべつに会費が年間何万円か掛かる。
会員専用のホームページや掲示板があるにはあるんだけど、
でも、よくよく考えたらこれだけの支払いを背負い込んでおいて
スキーや海外旅行に行く金なんてねえよ!!

\(`Д´lll)/

まずいなあ、ゲームに使えるお金がますますなくなっちゃうよ。
ああ、なんか、僕は世間知らずでダメな奴のような気がしてきた・・・


東京で僕がバカな契約を結んでしょげていたちょうどそのころ、
アメリカ最大のゲームのイベント、E3において
後に伝説となるゲームが産声を上げていた。
僕の曖昧な記憶によれば出展されたそれを作ったのは企業ではなく個人。そのゲームをいくつもあるオファーの中から勝ち取ったのが
Blizzard Entertainment社だった。

伝説のオンラインRPG

『DIABLO』


発売されたのは1997年。

頑張ってもなかなか上がらない収入とバカなローンの為、
車も売り払った僕はゲームソフトも満足に買えない生活を送っていたんですが、この『DIABLO』だけはどうしてもやりたかった。

そしてDOS/Vパソコンを自作するという結論に至るのは
当然の流れでした。

これが茨の道とも知らずに・・・

もうね、正直たいへんです。

かけるお金は最低限とは言え、作ってみたけど動かないという状況を
何度も何度もくり返し、相性のあうパーツを探し、BIOSを組み込み
OSをインストールした。諦めかけた回数は数知れず、もう新品を
ローンで買っちゃおうかなと何回も自問し、その度に100万のローンの契約書を見て心を奮い立たせ僕は頑張った。

そして決意から半年が過ぎ、とうとう自作パソコンは完成した。
DIABLOという大作RPGをプレイすることが出来るようになったのは
ゲーム発売から既に数ヶ月が過ぎたころでした。


会社帰りに秋葉原でソフトを買い、早速インストールして、
画面に『DIABLO』の文字が浮かんだとき、
僕は両手でガッツポーズをくり出し、
そのまま小躍りしながら泣いた。\( T儺 )/

涙で滲んだDIABLOのデモムービーは強烈に美しく、
一瞬にして僕の心をつかんでしまったんだ。


これからゲームは3Dだとかポリゴンだとか言われていたその当時にあって、最高峰の賞を総なめにしたゲームが異様なまでに描きこまれた2Dグラフィックのゲームだったのはいま思えば皮肉なことだ。
操作せずに佇んでいるだけの自分のキャラクターがあたりを見回すしぐさのためだけに、何枚ものグラフィックパターンを持ち、それが自キャラの向きに合わせて4方向分のグラフィックを費やされている。
この激しい描き込みと滑らかなアニメーションがなければ正直ここまで賞賛を浴びることはなかったと思う。ここでもやはり美麗なグラフィックがゲームの魅力を高めているわけだ。
グラフィックが2Dなのか3Dなのかが問題なのではなく、
心の深いところを揺さぶるかどうかが重要
なのだ。

とにもかくにも、僕は『DIABLO』を手に入れた。


そして早速プレイ開始。
シングルプレイとマルチプレイを選ぶようになっており、
どうも同じキャラクターで両方は出来ないようだ。

とりあえずシングルを選ぶ。

キャラクター作成は最初にウォリアー、ローグ、ソーサラーの3種類から職業を選ぶことから始まる。あとはレベルアップ毎に貰える能力ポイントを筋力や魔力などの好きな項目に割り振って成長していくシステムだ。

『指輪物語』のガンダルフが好きな僕としては、やっぱ魔法使いでしょう、と軽い気持ちで選んだキャラクターはソーサラー。


この選択が結局のところ僕のその後のオンラインゲーム人生でのキャラ作成において潜在的な指針になっていくわけだが、それは併せてたいへんな苦労を背負い込むことにも繋がっていくと言うことをこの時点では想像すら出来なかった。

とりあえずゲームを開始すると、レベル1の魔法使いの僕は寂れた村に佇んでいた。


国の荒廃の元凶である悪魔DIABLOを探索の末に打ち倒し平和を取り戻すのだ。具体的には村のNPCと会話してクエストが発生し、ダンジョンに潜ってそれをクリアしてくるという流れのようだ。

ゲームの雰囲気はおどろおどろしく悪魔の名前に相応しいグラフィック。

ただ、このソフトは英語版しか存在しないので会話やメッセージは全て英語だ。だから、雰囲気は申しぶんないのだけどお話がよくわからない。とりあえず英和辞書を片手にプレイすることにする。

なにはともあれRPGなんだからモンスターと戦わなければなにも始まらない。このまま村の荒廃を見捨てて尻尾を巻いて逃げてしまっては何の為にパソコンを自作したのかわからないってもんだ。

とりあえず持ち物はと見ると、
おそらく最弱の魔法が25回撃てる杖一本だけ。

まあ、大体最初はそんなもんだよなと村をうろつくと
教会がダンジョンの入り口になっていることがわかった。

武器屋や魔法屋でなにか買い物をするお金もないので
早速突撃することにした。


教会の地下には広大な迷宮が広がっていた。
スケルトンとかゾンビ、変な犬、小鬼(ゴブリン?)みたいなやつが
僕を見つけると襲い掛かってきた。

襲い掛かってくるのはいいが、こいつら弱すぎってくらいよわい。
あっというまに地下1階の敵を全て掃除してしまった。
敵は殺すといなくなる仕様)


それで宝箱や敵から見つけたものと言えば棍棒とか布の服と少々のお金など。全部を村に持ち帰って売り払っても1000ゴールドにも満たない。僕はそのお金でお店に売っていたキルト生地の服と帽子を買った。でもそんな気休めは本当はどうでも良かった。

なぜならもっと大事なものを見つけていたからだ。

それはダンジョンの小部屋に本棚とか本立てから見つかる魔法の書。ブック オブ ヒールとかブック オブ ファイヤーボルトなどだ。これを使うと使える魔法が増えていくというシステムだ。既に覚えている魔法の書をさらに使うと魔法レベルが上がっていく。

ゲームを始めて数時間で僕は、
ファイヤーボルト(火)L2、チャージドボルト(雷)L1
ホーリーボルト(アンデッドにダメージ)L1、ヒール(回復)L1
を覚えていた。

最初に持っていた杖はチャージドボルトの杖だったので即売り払って、
体力回復ポーションとマナ回復ポーションを買い、意気揚々と地下2階へGO!。


そこのモンスターも地下1階と大差なく、
魔法を覚えた僕にとっては全く敵ではなかった。
順調にフロアを探索しキャラのレベルも6になった。

ふと、地下2階の片隅でドアひとつの四角い小部屋に気づいた。
その部屋だけうっすら見える中のグラフィックが違う。
違うというか、人の死体が散乱した異様な部屋みたいだ。


(なんか妙だな)


と一瞬は思ったけど、強くなっていた僕はほぼ躊躇なくドアを開けた。

すると突然、


「フレッシュミ〜〜〜〜ト!!」


と雄叫びを上げながらでかい二足歩行の豚みたいなモンスターが
中華包丁みたいなのを振り回して突進してきた。

  (ノ ̄Д ̄;)ノ


うわっと思って逃げる。

背中に包丁の攻撃をくらう。

体力の3分の2を奪われる。

げっ!

攻撃を食らうとキャラクターがのけぞる。

硬直しているところにさらに包丁を振り下ろされる。

うわあぁぁぁ。

画面は真っ赤に染まり、僕は死んだ。

・・・・・・・・

・・・・・

・・・


あ、そう言えばこれセーブってどうやるんだっけ?

画面に表示されているLOAD GAMEを選んでみると、

25発のチャージドボルトの杖だけ持った僕が
レベル1で村に佇んでいた・・・ OTZ

結局のところ『DOOM』は単なるプレリュードでしかなく、
本当の意味での至福(苦難)のネットゲームライフはここから始まる。

2006年11月14日

『出会い:DOOM』

1992年春。僕は晴れて社会人になった。

バブルの最後っ屁の年に僕は東京にある小さな広告代理店に就職したのだ。その社会人最初の年の初夏のある日の朝礼で、

「今年度ボーナス100パーセントカット!」

というわけの判らない洗礼を浴びた新社会人はきっと僕だけではなかった筈だ。

隣に立っていた先輩が、
「初年度のボーナスなんて元々スズメの涙だから
 もらえなくてもそんなにがっかりすることないよ」
とこれまた意味不明な慰めを発した。
と言うか全然慰めにならないよ・・・

高校時代から使っていた愛機FM-77AVはすでに骨董品の部類に入っていた。元々ゲームが好きで高校時代に親に借金までして僕はパソコンを購入していた。

(就職したら新しいパソコンを買おうと思っていたのに・・・)


しかしながら、この事態が後のゲーム人生に多大な影響を与えることになったんだと自覚するのはかなり後になってからのことである。

新しいゲーム環境を購入する資金をいきなり断たれた僕はやるせなくていつも飲んでばかりいた。ただそんな飲んだくれの不満とは裏腹に、バブル崩壊とは実はもっと深刻なものだった。

その年会社はリストラを行い、30人ほど希望退職者を募った。
前述の先輩からは「会社も新卒採用者をいきなりリストラすることはしないだろうから安心しな」と再び意味不明の慰め
希望者枠はあっというまに埋ったそうだ。
先の先輩もその内のひとりだった。


そうして迎えた2年目。


ボーナスはスズメの涙だった・・・ OTZ

そんな僕にとって僥倖だったのは、PC関連のクライアントがメインの広告代理店だったことだ。PC関連商品とかPCソフトがデスクの周りに無造作に置かれているような環境。それらは僕の収入に対する不満とか人生への漠然とした不安を覆い隠すには補って余りある材料だったのだ。
もちろん会社の自分用のパソコンは自分では買えないような高性能マシンだったし。

こうして僕は残業後に会社でゲームをするようになった。
まるでボーナス無支給のうっぷんを晴らすかのように。


1994年。

営業マン3年目の僕は仕事も一通りこなせる様になり、それなりに仕事も任されるようになった。残業も多くなり、改善されない収入の問題と相まって、あまりゲームをしない生活が続いていたある日のこと。

その日は企画書かなにかの作業で残業が遅くなっていた。
会社に残っているのは僕と同期入社のU野君とのふたりだけ。

いつもは一緒に「飲みに行くか」となるのだが、その日は結構な雨が降っていた。残業も一段落して手持ち無沙汰にタバコを吸う僕の目にふと留まったのは、無造作に机の上に置かれていた1本のDOSゲー

『DOOM』


言わずと知れたFPSの金字塔である。

あまりの人気の為、アメリカでは極端にオンライン対戦の負荷が増え、会社や大学のネット回線に支障をきたすケースが続出しDOOM禁止令が出たとか、アメリカの某高校で起きた銃乱射事件の実行犯が所持していたと報道をされたりして、あっというまに伝説のゲームとなった。

その理由としてゲームソフトが最初シェアウェアとして公開されたことや、しばらく後にゲームエンジン自体を他社に公開したことなど、前例を見ない施策があったことは無関係ではないだろう。
後に『Heretic』などのDOOMエンジンを使った名作も生まれてる。

いろいろな面で稀有でフロンティアな作品だったのだ。


92年に発売された『ウルフェンシュタイン3D』を会社で遊び倒していた僕とU野君がそれを手に取らない理由はどこにも無かった。

置いてあったのはPC-98シリーズ用のパッケージで僕とU野君のPCもPC-98。 説明書きにはネットワーク対応と書いてあった。 要するにPCとPCをケーブルで直接繋ぐとふたりで遊べるってことらしい。(当時会社にLANなんてなかった)そして運の悪いことにその辺にPCケーブルが転がってるような会社だった。

U野君にそのことを話したら、彼の目の色が変わった。当然の流れでちょっと繋いでみようということになり、小一時間ほどで接続とインストールが終わった。


さあ、戦場だ(笑


何のことはない、群がるエイリアンをふたりで協力して殺していくFPS。
時に援護し、時に挟み撃ちでエイリアンを殲滅していく。
ただウルフェンシュタインに比べてギミックやグラフィックが格段に素晴しい。

ゲームにのめりこむのにグラフィックが非常に重要な要素であることは後の歴史が証明してくれる。


味方の弾も味方に当たるとダメージを食らい、バズーカやロケット砲は慎重に使用しないとお互い即死させてしまう。

(なるほど、ふたりのチームワークが鍵なわけか)

どちらかがスイッチを操作すると遠くのドアが開き
無数のエイリアンどもに囲まれたり、
二手に分かれて挟み撃ちをしたり、
ふたりでうまく協力していくつも難所を越えた。
エイリアンには小さいのもいればでかいのもいた。
飛び掛ってくるものいれば遠くから光の弾を 吐き出してくる目玉のおばけみたいなのもいた。

いま考えると2台だけとは言えラグらしいラグもほとんどなく、改めてDOOMエンジンってすごかったんだと思う。


エイリアンとの戦いは熾烈を極め、何度も死ぬステージもあったが、持ち前の粘り強さと若さとチームワークでふたりはそれらを乗り越えていった。

ひとりが殺されるとエイリアンはもう片方に群がるから、うかつに死ぬと(相棒が)大変なことになる。

実際敵のAIは賢くなく、どちらかと言えばまっすぐ向ってくるだけに等しい。それが帰って怖い面もあるわけだが・・・


そんな孤独な戦場で、
ふたりというのがこれほどまでに心強い
ものなのかと素直に感動した。


オンラインゲームというものが持つゲーム性の面白さの片鱗に触れてしまったのは、まさに感想を持った瞬間だったのだろう。


そしてふたりはもはや新米兵士ではなく、歴戦のパートナーのような連携プレイでどんどんステージをクリアしていった。

・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・

もういくつステージをクリアしたかわからない深夜、次のステージに出た瞬間それまでとなにかが違った

いままで基本的に屋内や比較的狭い通路構造のエリアばかりだったのに、そこには天井がなく黄色い空が見えていた。

ここは・・・
地球なのか・・・?


そしてそのステージのスタート地点からは左右に広く緩やかに湾曲した回廊が続いている。カーブした廊下はぐるっと一周してもとの位置に繋がり、巨大な円形の壁を形作っていた。


僕のゲーム脳が直感的に悟った。
なるほど。この内側がきっと終着地点なのだ。


コロシアムの壁の一ヵ所に大きな(というかあまりにも巨大で最初は壁の一部かと思っていた)ドアがあった。


とりあえずぐるっと回って他に何もないので中に入ってみることにした。

(というかそれしかすることはないがw)

うじゃうじゃ敵がいるのを想像していたわけだが、実際は内側にはなにもなかった。天井の空いたドーム球場のようなだだっ広い空間だけが広がっている。 これまでのパズル的構造を考えると拍子抜けするほどシンプルなステージだなと。


(ふーん、なにをすりゃいいのかな・・・)


ん?

いや、真ん中に人がひとりいる。

だんだんこちらに近づいてくる。
どんどん近づいてくる。

どんどん・・・
って、

で、でか!


あまりに広く何もない空間のせいで距離感が乏しく、最初人かと思ったそれはふたりの10倍はあろうかという超巨大人型エイリアンだった。
まじで目の前にくると足しか見えないくらいでかい(w
とりあえずマシンガンやらショットガンやらをぶっ放してみるが効いてるのやら効いてないのやら・・・


そいつは右手に埋め込まれた巨大ロケット砲みたいなのをおもむろにこちらに向け、ロケット弾を狂ったように連射してきた!


ロケット弾はふたりのあいだをすり抜け、後ろの壁に着弾した。
爆風でふたりは吹き飛ぶ。

強化して200パーセントあった体力が一瞬で瀕死になる。

ややや、やばすぎ。


大慌てで回廊に走り出て体力回復アイテムを探す。

コロシアムの内側では奴がロケットを撃ちまくる音がどっかんどっかん聞こえてくる。 僕とU野君は、あいつが外に出てきたらやばいという意見で同意した。 廊下は狭く爆風からの逃げ場がないからだ。

ふと見ると壁のくぼみに無限に取れるロケットランチャーを見つけた。
手短にそれを可能な限り叩き込もうという作戦会議を行う。

(というかそれ以外にないがw)

その後、何回目かのアタックの時にU野君が壁にひっかかりロケット直撃で死んでしまった。まあ、死んでも復活できるし、ロケットランチャーは拾い放題なのでそれほど問題はないかなと高を括っていたんだけど、

状況は思っていたよりも深刻だった。

U野君がドアに引っ掛かってるあいだに奴がドア付近まで来てしまったのだ。

そして奴は僕を殺しに一直線に廊下に出てきてしまった。


さらに最悪なことに、そのドアと復活ポイントが近かった。


ロケット弾が復活したばかりのU野君を直撃した!
当然即死。


もし復活ポイントまで奴が来てしまったら復活→死の無限ループの完成だ。

いま僕も死んだらやばい・・・

ここまでやってきた苦労がここで終わるのかと思うとそれだけは避けなければならなかった。


既にU野君は無間地獄を彷徨っている

爆風で少しずつ体力が削られる中、脅威的なテクニックで僕は奴を復活ポイントから引き離そうとした。


キーボードが濡れて滑る。

なんとかかんとか体力が0になる前に奴を復活ポイントからちょうどぐるっと反対側の廊下まで誘導して僕は安堵のため息をついた。

「ふぅ〜〜」


そして手短に作戦会議。
廊下の両方から挟み撃ちにするように同時にアタックをする。
片方が死んだら復活ポイントに来ない様に全弾打ち尽くして相棒もその場で死ぬ作戦で。

じゃそれで(笑

そして作戦は何度も実行され、もう何度目のアタックなのかも判らなくなった。
何回も、
「もうやめない?」
「あとちょっとで倒せると思うけど・・・(根拠なし)」
という会話をくり返す。

そうして最後の瞬間は来た。

減らしていく敵の体力と作戦遂行作業の必然的な結果ですよというように、奴は倒れた。


ふうぅ〜〜〜〜(X2)


これでまだ次があったら即電源OFFとPCを睨みつけていたが、一瞬の暗転の後、エンディングロールが静かに流れ始めた。


(ああ、やっと終わった)


その瞬間にどっと疲れが襲ってきた。
ふたりとも放心状態でモニターを見ていた。

はぁ〜。マジ疲れた。けどこの達成感はなんだ?
いままで体験したことのない高揚感があったのは、ひとりじゃなくてふたりだったからだろうか。


一服しながらふと見上げた目に入ってきた窓越しの空はいつのまにか雨も止んでいた。

(  ̄凵P)y-~~

というかもう空は明るくなっていた。


げっ 、もう朝8時かよ!

( ̄O ̄lll)


家に帰る時間ないじゃん!今日はこのまま出社だよ(泣


この時の体験が僕の全てのオンラインゲーム体験の始まりになっている。

そしてそれは僕のオンラインゲーム人生において重大な転機となった。

なぜなら1+1は2じゃなく3にも4にもなるということを僕は実感してしまったのだから。