Vol.4 カーマイン、ギアーズの鉄則はカバーリングだ
Act.1 Preview Week Part2!
今週は海外でのAct1のプレイリポート解禁に合わせてすでに一回更新していますが、もちろん定期更新もお届けしますよ! 前回語り足りなかった部分もお伝えするので、「いかなるネタバレも読みたくない!」という人は、前半は飛ばして読むのがいいかもしれません……。
This Week's Update
さーて、今週はついにキャンペーンモードのプレビュー記事をお届けしたわけですが、ここでいくつか気になったことをまとめてみましょう。
1.キャラクターをより掘り下げるようになった
これまで『ギアーズ オブ ウォー』シリーズは、キャラクターの個性を掘り下げることを余り行ってきませんでした。もちろん各キャラクターがどういう個性の持ち主なのか察せられるエピソードが所々に盛り込まれてはいたのですが、大体は戦闘中のセリフで済ませてしまいがちでした。とはいえ、セリフが余りにも巧みなので、それで十分魅力的だったんですけどね。
そんな中で、『ギアーズ オブ ウォー 2』でのドムと妻マリアのエピソードは特別なものでしたでした。ドムとマリアの生活がどんなものだったのか知ることができましたし、真にマリアを愛しているからこそ、ドムが過酷な決断をするというエピソードも衝撃でした。ドムは悲劇を与えられた代わりに、単なるマーカスの相棒から妻を愛するひとりの男性へと深みが増したのです。
今回我々がプレイしたAct1では、そういったキャラクターの掘り下げが印象的でした。Act1の序盤では、マーカスが父アダムを救えなかったことをいかに悔いているかが描かれ、後半ではコールにとってスターだった時代はどんなもので、いかにそれを誇りに思っているかが描かれています。となればAct2以降も、カーマイン兄弟の長兄クレイトンが戦死した弟たちのことを語り出すシーンなんかがあるかもしれません。もっともクレイトンの場合は、彼自身が生き残れるかどうか問題ですが……。
2.ストーリーテリングに捻りが加わった
これまではデルタ部隊が直面する戦いが基本的に現在進行形で描かれていたのに対して、本作ではAct1の前半はマーカスとドムたちの戦いを、後半はコールとベアードたちの戦いを、ちょっと遡ったタイミングから描き、最後に前半のラストと同じ時間軸に辿り着きます。これまでプレイヤーが、マーカスのいない場所で何が起こっているのかを体験することは基本的になかったのですが、今回マーカスのいないチームでのプレイが入ってきて、複数の視点から立体的に人類の戦いを描くようになっています。これに伴い、マーカスたちと行動を共にするキャラクターも、ジェイス、サム、グリフィンと増えています。これまでの小規模なチームではなく、より大きなグループの戦いとなっているのです。キャラクターに深みを出すとともに、ストーリーも立体的に。これはAct1で強く感じたことです。
3.ランベントという新たな敵
Act.1での戦う敵のほとんどはランベント。ローカストは後半パートの最後の方に出てくるぐらいです。では、ローカストはすっかり影が薄くなってしまったのでしょうか? いいえ、ストーリー上ではローカストは依然として重要な存在です。これまでローカストは、女王ミラやラーム将軍に代表される「意思を持った人類の敵」と、「どかーん」とか言ってるブーマーなどに代表される「知能はともかく、凶悪でゴツくてヤバい敵」というふたつの性格がありました。今回プレイした印象では、後者のかなりの部分をランベントが担うことになりそうです。一方ローカストはランベントによって追い詰められており、引き続き人類を撲滅しつつ、ランベント問題も何とかしなければならない。こういった状況に追い込むことで、自然とローカストが持っていた賢さや戦略性が際立ってきます。ローカストはもはやただの凶悪な害虫(そもそもLocustという名前はイナゴから来ています)ではなく、彼らの論理をもって人類から惑星セラを取り戻さんとする勢力として、以前よりも手強い存在となって帰ってくるでしょう。
今週のGearsたち
『ギアーズ オブ ウォー 3』関係者たちのTwitterやコミュニティニュースから、普段あんまり報じない内容をお伝えします。
@xMalfunctioN yes and in campaign too
ああそうだ。キャンペーンでも使えるぜ。
ファンから、攻撃したい敵などを仲間に伝えることができる指示機能をHordeで使えるかと聞かれ、ロッド・ファーガソン氏はこう回答。前回掲載したムービーで、赤いマークがついた敵がいたのに気づきましたか? 「アレ倒そうぜ」って言われて「どれよ?」ってことになるのを避けられそうですね。ちなみに、ほかのファンからは好きなギアーズについて聞かれ、「アイツら全員好きさ。でもディジーはHordeですげぇ楽しいな」とのこと。セリフがイケてるのかな?
In game trailers - "Footage from a work in-progress build" means "go easy on us" whereas "all in-game realtime footage" says "We're badass."
ゲームの動画でさ、「映像は開発中のものです」ってあったら「優しくしてね」ってなもんで、「映像はすべて実際のシーンです」って書いてあったら「俺たちゃスゲェぜ」ってなもんよ
クリフィーBはゲームの動画に関する考えを披露。開発途中で「もっと良くなるから楽しみに待っててね」って気分か、「どうだい、コレを遊べるんだぜ!」と自慢したい気分かによって、表現が変わってくるということですね。えーとちなみに本作は……最近の動画には書いてないや。でもそこは活きのいいスタッフが揃ったEpic Gamesのこと、口を開けば「どうだ見てくれスゲェだろ!」と言うだろうことは間違いありません。
I finally copped 'L.A.NOIRE'... It should hold me till Gears 3 comes out..
やっと『L.A.ノワール』を捕まえたぞ……『ギアーズ3』が出るまでは夢中だろうな。
今回はおまけでアイス-Tのツイートも紹介しましょう。それにしてもこの人、本当にゲーム好きなんですね。信用できるぜ、メーン!
セリフで振り返る名シーン:「ギアーズの鉄則」
いよいよキャンペーンモードの序盤も公開され、最後の直線を走り始めた『ギアーズ オブ ウォー 3』。今回はセリフとともに“ギアーズの鉄則”を思い出しておくこととしましょう。
カーマイン ご一緒できて光栄ですサー あなたは確か...
It's an honor to serve with you, sir. I hear that you're the one who--
マーカス 「軍曹」だ
Sergeant.
カーマイン イエッサー... いや フェニックス軍曹! 有名な英雄と一緒だなんて すごいッスね
Yes, sir--Sergeant Fenix. Must be good to know you're fighting with a Pendulum War hero.
ドム 俺にはただのマーカスさ 俺はドムだ
He's just Marcus to me, man. Name's Dom, by the way.
カーマイン よろしく サー... いや ドム あなたも大戦に行ったんスか?
Good to meet you, sir, uh--Dom. You see action in the war too?
マーカス 新入り! 自己紹介は後だ 今は訓練に集中しろ 風通しが良くならないようにな
Rook, we can talk history later. Concentrate on your training now. I don't need you getting religious out there.
カーマイン あー はい?
Uh, Pardon?
ドム 風穴
Hole-y.
カーマイン ああー なるほどね 了解ッス
Huh? Oh right, full of holes. Got it.
マーカス 物事には順序ってもんがある 任務に集中しろ 弾が飛んでくる前に 必ずタスクを確認しとけ
First things first, rook, stay focused on your mission. Best way is to check your Tac/Com before the bullets fly.
マーカス まずは 行動規範についてだ
Mine says teach the rook the Golden Rule.
カーマイン ああ ええ 「己が望むことを他人に...」
Oh, I know: Do unto others as you would hav--
マーカス それは忘れろ 戦場での鉄則は「カバー命」だ
Not out here, kid. Golden Rule of the Gears is: Take cover or die.
マーカス カバーポジションはわかるか? やってみろ
You know how to get into cover, rook? Show me.
カーマインええと 頭を低く 目をつぶらず 周囲を確認...
Okay, keep your head down, eyes open, check your surroundings...
マーカス 銃撃戦では 常に頭を低くしていれば 大丈夫だ
Always keep your head down like that in a firefight and you’ll be fine.
ドム なあ 「カーマイン」だって? 兄弟も兵士か?
Yo, you said your name is Carmine? You got a brother was a Gear?
カーマイン ええ 兄弟 4 人共ね 今は 3 人だけど 知り合いッスか?
Yeah, all four of us. Well, three now. You know one of 'em?
ドム アンソニーと一緒だった いい兵士だったよ 実にな
I served with Anthony. He was a good soldier. My respects.
カーマイン どうも 名誉の戦死だったんッスね
Thanks. Just good to know he died a hero's death.
ドム あー そう... だな
Uh... yeah, right.
(『ギアーズ オブ ウォー 2』Act.1より)
『ギアーズ オブ ウォー 2』から、マーカスが通信兵のアーニャの目から見てもド素人だった新兵ベンジャミン・カーマインをトレーニングする様子です。最前線を生き抜いてきたベテランが、訓練学校では教えてくれない最低限守るべきことや生き残る秘訣を叩きこんでくれるのは、戦争映画でもよくあるシーンですよね。
ここでのギアーズの鉄則は、“カバー命”。兎にも角にも、まずはカバーリングして、無駄なダメージを避けるのが基本です。ちなみに、銃がジャミングを起こしたせいで慌て、カバーリングを忘れて障害物から頭を出したところで撃たれて戦死してしまったのが、ほかでもないベンジャミンの兄アンソニー・カーマイン。ここでマーカスは、まさにベンジャミンがアンソニーと同じ道を辿らないようにするために教えてくれているワケで、兄への評価を聞いて「名誉の戦死だったんッスね」と語るベンジャミンに、ドムが思わず詰まっちゃうのもわかりますね。ちなみに、正しいカバーリング姿勢はこんな感じ。
このパートでは日本語訳の気が利いているのも特徴で、原文ではマーカスとドムが独特の皮肉めいた感じで、宗教をかけた表現で“死なないように”と言っているのがいまいちベンジャミンに伝わっていないというギャグになっています。ま、ちょっとわかりにくい。それに対して日本語訳では、宗教じゃなくて風にまつわる日本語表現で置き換えています。
そのほか英語では、マーカスとドムが自分たちのことをGearと言っているのも注目しておきたいところ。ちなみに、デルタ部隊が所属する人類の軍“COG”とは、歯車という意味。……もちろん、歯車を指すもっと有名な英単語といえば、Gearです。
アンオフィシャル・コミュニティニュース日本支局
開発元エピック・ゲームスのコミュニティニュースから、気になったネタをピックアップでご紹介します。
Gamescom “Gears of War: Emergence Night” Event
ドイツのケルンで開催されているGamescomに合わせて、ファンイベントを開催したとのこと。ドイツではシリーズ初となる修正なしが決定したとのことで、ドイツのファンは沸いていることでしょう。Facebookページを見る限り400人以上が参加を表明しているだけでなく、実際に人数が増えすぎたおかげで開催時間も変更になった模様。盛り上がってますね!





