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“エデンシステム”を使った業界初のAR舞台挨拶開催 『東のエデン 劇場版I The King of Eden』

2010/1/9

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●『II』への意気込みも語られた『東のエデン』舞台挨拶

 

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 2010年1月9日(土)、東京新宿にあるテアトル新宿にて、劇場映画『東のエデン 劇場版I The King of Eden』の舞台挨拶が行われた。登壇者は、神山健治監督、木村良平、檜山修之、AR三兄弟。司会進行はニッポン放送アナウンサーの吉田尚記。

 

 今回の舞台挨拶は、業界初となるAR(Augmented Reality)技術を使った内容。これは『東のエデン』の劇中にも出てくる技術で、テレビアニメ『東のエデン』で描かれていた“東のエデンシステム”によく似たシステムがiPhoneのアプリ“セカイカメラ”で実現され、広く知れ渡ることとなったもの。そんなAR技術を使ってさまざまな作品を発表しているユニット“AR三兄弟”が、実際に“東のエデンシステム”を構築。そのシステムとともに舞台挨拶をしようというのだ。

 

 司会の吉田の「ARという言葉をよく知っているよ、という人は?」という質問に劇場を埋めたファンの約1割ほどが手を上げ、まだまだ“AR”という言葉と、その内容自体は浸透していない様子。しかし、ARの波はすでに日常の世界に少しずつ押し寄せてきていることも事実。登壇した神山監督も「“東のエデンシステム”はアニメの中の絵空事だったんだけれども、2009年にiPhoneで“セカイカメラ”みたいなものが出てきて、どんどん絵空事ではなくなってきている」と技術の進歩の早さに感嘆の声を上げた。

 

 会場では、実際にAR三兄弟が制作した“東のエデンシステム”を使って、劇場に駆けつけたファンとともに携帯電話から打ち込んだコメントをスクリーン上に映し出された“東のエデンシステム”に表示させようという試みも行われた。この“東のエデンシステム”というのは、東のエデン×PARCOCITY プレミアムショップ限定で販売されている携帯ストラップをPCのWEBカメラにかざすことで、キャラクターを認証・識別し、そのキャラクターのプロフィールが表示されるというもの。この機能に加え、キャラクターに向けてtwitterや携帯サイトから入力されたキャラクターへのコメントがリアルタイムで表示されるという機能も実装されている。

 このリアルタイムコメント機能を使って、まずは神山監督のコメントを劇場のスクリーンに表示させようと試みたが、コメントの流れが早く、監督のコメントが流れてしまうというハプニングも。その後、劇場内で観客がケータイを使っているという異様な光景の中、木村や檜山の提示したコメントがスクリーンに映し出されると、会場から感嘆の声と拍手が沸き起こる。
 

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▲劇場につめかけたファンは、男性も多かったが、女性の姿が非常に多く見られた。

 

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▲「板津でまさか舞台挨拶に呼ばれると思っていませんでした」と語る檜山は、客席に1席空席を見つけると「お客さんと同じ心情で、(舞台挨拶を)あそこで見てるよ」と客席に行こうとするひと幕も。

 

 この“東のエデンシステム”を実際に体験した神山監督は「2010年はこのAR技術がもっと成熟してくるんじゃないですかね」と、さらにAR技術が進化していくことを示唆。それを受けるように、AR三兄弟から、じつは“東のエデンシステム”がすでに進化していることが告げられる。劇場で配られているフライヤー(チラシ)をWEBカメラにかざすと、なんと『東のエデン 劇場版I The King of Eden』のオープニング映像がモニターに映し出されたチラシの上に表示されるのだ。これには会場からも「おおおおおおおおおおおおおおお!」と驚きの声が上がり、木村は「エデンシステムもすごいし、チラシのシステムもすごいです! 感動しました!」とただただ脱帽。檜山にいたっては「さっぱりわからん……、ついていけねぇ」と完全にノックアウト状態だった。

 

 なお、“東のエデンシステム”を制作したAR三兄弟は、テレビアニメ、劇場映画の制作段階では、まったく作品に関わっていなかったとのこと。“東のエデンシステム”を作品中で見たときに「同じことをやっているな、と。物語世界で雛型ができていたので、自分たちはこれをそのまま設計図のようにして作ればいいな、という感じでしたね。監督のARに対する理解はものすごく正しかったです。未来を見越していたとしか思えなかったです」と絶賛。この“東のエデンシステム”は2010年1月23日まで東のエデンプレミアムショップにて実際に触れることができるので、自宅にPCがない、WEBカメラがない、という人は、ぜひチェックしてみてほしい。

 

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▲東のエデンシステムとともに出演者全員を撮影。スクリーンに映し出されているように、携帯サイトやtwitterで打ち込んだコメントが、各キャラクターのプロフィールとともに表示される。

 

 最後に出演者からそれぞれひと言ずつメッセージが贈られる。

 

AR三兄弟 ARという言葉を1割ぐらいの方しかご存知ないということでしたが、作品の中にすでにARがあったりとか、皆さんの日常の中に、今年はとくにARという技術がどんどん浸透してくると思います。今日見たものがARという技術です。日常生活にちょいちょい出てきたら、知った顔で「あれ、ARなんだよ」と友だちとかに言ってもらえればカッコイイ感じになると思うので(笑)、ぜひお使いください。

 

木村良平 まだ『II』は前半部分しか収録をしていないので、僕も内容は前半部分しか把握していないんですけれども、『I』を見終わったら絶対に気になると思うし、『II』は盛り上がりどころがすごくたくさんあります。『II』は誰に注目してほしいかな……。ジュイスかな、やっぱり。ちょっとおもしろいことになっています。まずは『I』をご堪能ください!

 

檜山修之 アニメーションの仕事をしていると未来の科学技術が描かれる作品に携わることがよくあります。SFの話なんだろうな、と思って演じていたところがですね、すごく現実が早足で追いついてきていることをなんとなく感じていたんです。でも、『東のエデン』やAR技術をいま見て、よりそのことを感じるようになりました。アニメーションは絵空事というか、想像の話じゃなくて、現実の1歩さきを行っているようなジャンルになっているんだな、ということを再認識しました。本編のほうでは、板津は解説役として大活躍しております。声優・檜山修之としても滑舌能力をフルに使ってがんばりましたので!

木村良平 板津がやっていることを何ひとつ理解しないで演じている檜山さんがすごいです!

檜山修之 (笑)。一応、ノーミスだったと言っておきます! 『II』のほうもおもしろいことになっていますので、ご期待ください!

 

神山健治 本来は、1月9日は第2弾の上映の日だったんですけれど、再映にも関わらずこれだけのお客さんに集まっていただけたことに感激しつつ、心から感謝したい気持ちです。第2弾もこんなところに登壇してないで、早く帰って作れと言われないように、いいものを作っていますので(笑)、第2弾のほうもぜひ観ていただきたいですし、第1弾をまだ観ていらっしゃらない方がいらっしゃいましたら、友だちを誘って『東のエデン』の輪を広げてもらえたらうれしいな、と思います。

 

 なお、舞台挨拶のあった2010年1月9日より、『東のエデン 劇場版I The King of Eden』の上映後に、2010年3月公開予定の『東のエデン 劇場版II Paradise Lost』の予告編が上映されているとのこと。一度観たという人も、予告編のチェックに再度足を運んでみては?
 

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※『東のエデン』公式サイトはこちら

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