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【マチアソビリポート1】徳島の街ぐるみで行われたアニメ&ゲーム系イベント“眉山山頂秋フェスタ×マチアソビ”リポート
【マチアソビリポート】

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●徳島にアニメ&ゲームファン集結!

 

 徳島県にある眉山や徳島駅周辺を巻き込んだ、アニメやゲームなどにまつわるイベント“眉山山頂秋フェスタ×マチアソビ”が、2009101012日の3日間に行われた。

 

 “眉山山頂秋フェスタ×マチアソビ”は、“徳島を遊びつくす”ことをテーマにしたイベント。劇場アニメ『空の境界』を手掛けたアニメスタジオ“ufotable”が、主催の徳島市、徳島市観光協会などと協力してプロデュースした。イベントは、前述のとおり眉山山頂や、新町川の川沿いにあるストリート“しんまちボードウォーク”といった徳島市のあちこちで展開。会期中は、眉山山頂とふもとをつなぐロープウェイ内で流れる観光ガイドアナウンスが、歌手や声優として知られる坂本真綾(『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』真希波・マリ・イラストリアス役など)による特別仕様になっていたりと、街全体を巻き込んだイベントとなった。

 

 眉山山頂の特設ステージでは、徳島出身の声優・豊崎愛生(『けいおん!』平沢唯役など)のトークイベントや、今井麻美(『アイドルマスター』如月千早役など)&喜多村英梨(『BLOOD+』音無小夜役など』)のトーク&ライブなどが行われたほか、眉山山頂野外シアターでは300インチの巨大スクリーンで劇場アニメ『センコロール』、『劇場版 空の境界』の上映会を開催。しんまちボードウォークでは、徳島のオリジナルヒーロー“蒼竜神マヴェル”のヒーローショウなどが行われた。今井麻美&喜多村英梨のトーク&ライブといった特定のイベントは、別の記事で詳細なリポートをお届けするが、ここでは“眉山山頂秋フェスタ×マチアソビ”で行われたさまざまなイベントの一部を紹介しよう。

 

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▲眉山山頂のステージ。写真はリハーサル中のため人が少ないが、実際にイベントが始まってからは大勢の人が集まり、立ち見の人で埋め尽くすほどに。

 

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▲眉山山頂ステージ横では、“痛車”の展示、紹介イベントも。選りすぐりの痛車が展示されていたほか、痛車用のカッティングシートを販売する店も出展されていた。

 

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▲しんまちボードウォークでは、バンダイナムコゲームスやキングレコードのブースが出店。コスプレ衣装を販売するお店なども出店されており、イベントの合間に多くのお客さんが訪れていた。

 

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▲“蒼竜神マヴェル”のヒーローショウ。観客の背後から新たなキャラクターが登場するなど、場所に合わせた凝った演出が取られていた。


 

 20091011日の四国大学交流プラザでは、音響制作会社スタジオマウス、そして声優事務所マウスプロモーションの専務である納谷僚介氏の講演会“声優・音響業界に興味あるあなたへ”が行われた。音響制作の現場を熟知した納谷氏が、声優を目指す人、音響業界に興味を持つ人を対象に、アニメの音響がどのように作られるのか、声優はどのように仕事をこなしていくのかといった、現場でしか知り得ない生の声を披露。公演には、マウスプロモーション所属の声優・坂巻学と森谷里美、ufotable代表の近藤光氏も参加し、それぞれの立場から現場の状況や意見を語った。その中で納谷氏は、音響制作現場を目指す人には「理想ではなく、現実の仕事。理想どおりにはいかないものの、理想を持って仕事をしてほしい」ときびしくも力強いメッセージを送っていた。

続いて、“声優の仕事”をテーマにしているところで、同じくマウスプロモーション所属の声優・阿久津加菜、五十嵐裕美、そしてカレイドスコープ所属の今井麻美、喜多村英梨が登場。それぞれがどのように声優を目指し、そして現在の立場に至ったかを披露すると、来場者は真剣な眼差しで聞き入っていた。また、納谷氏は声優業界が抱える問題点として、“仕事に対して声優が多すぎる”、“声優が増えすぎている”といった例を提示。声優として生きていくには、相応の覚悟と努力が必要であることを強調していた。 

 

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▲講演会場には200人程度の受講者が来場。立ち見が出るほどの盛況ぶりだった。

 

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▲納谷僚介氏(写真中央)は、気さくに話をしながらも、業界のきびしさを真剣に伝えていた。

 

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ufotableの近藤光氏や6人の声優は、自身が関わった作品を例に、講演にまつわる内容を話していた。


 

 20091011日の夜には、ufotableが経営するカフェ“ufotable cafe”にて“エンターテイメント業界関係者トークイベント”が開催。ufotableの近藤光氏を中心に、『劇場版 空の境界 第二章』監督の野中卓也氏、『灼眼のシャナ』編集担当の三木一馬氏(アスキー・メディアワークス)、PSP用ソフト『GOD EATER(ゴッドイーター)』プロデューサーの富澤祐介氏(バンダイナムコゲームス)、『化物語』担当編集の太田克史氏(講談社)、『センコロール』監督の宇木敦哉氏、『センコロール』エグゼクティブプロデューサーの竹内宏彰氏(シンク)、『空の境界』プロデューサーの岩上敦宏氏(アニプレックス)、マウスプロモーションの納谷僚介氏ら、アニメ、ゲームなどのそうそうたる面子が集い、トークショウを披露した。イベントは、来場者からの質問に答える形式で行われ、「学生のころに何をしていたか」、「業界内外問わず、超えたい目標」といった質問に、出演者は熱く、ときおり笑いを交えながら回答。しかし、イベント2日目の締めという状況や、お酒の力も手伝って、トークは段々と過激な内容に……。「心が折れた瞬間」、「話題作りとして芸能人を起用することについてどう思うか」といった質問も飛び出し、この場でしか聞けない非常に貴重なトークショウとなった。

 

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ufotable cafeと隣接するイベントスペースで行われたイベント。イベント中にもつぎつぎと関係者が集まり、出演者はどんどんと増加していった。


 

 徳島の町ぐるみで行われた“眉山山頂秋フェスタ×マチアソビ”は、開催日が3連休ということもあり、県内外から多くの人が集まったイベントになった。大きな混乱もなく、無事にこの規模のイベントが遂行できたということは、初の試みとして大成功と言えるだろう。何よりもイベントに合わせて澄んだ空気の中を移動する珍しさや、出演者や地元の人々との触れ合いは、ほかのゲーム、アニメ系のイベントにはない魅力だ。ufotableの近藤氏は、納谷僚介氏の講演会の中で「近いうちにマチアソビの第2回を予定しています」と話していた。これが恒例となり、多くの来場者を集めていけば、徳島だけでなく、さまざまな地方でこういったイベントが行われることになるだろう。その先駆者として、ぜひ今後もこの“マチアソビ”に注目していきたい。

 

(取材・文章・写真:T.M)


※“マチ★アソビ”公式サイトはこちら

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