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【ネタバレ注意】『交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい』京田監督&藤原啓治トークショーが開催された

2009/6/1

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●京田監督と藤原啓治が、劇場版についてアツく語る
 

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 2009年4月25日より東京、大阪、名古屋、福岡で封切られ、初日から3日間全館満員スタートという好スタートを切った劇場映画『交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい』。2009年5月30日からは、名古屋のゴールド・シルバー劇場、札幌のスガイシネプレックス札幌劇場での公開も始まり、公開から1ヵ月が過ぎた現在も、衰えぬ人気を見せている。そんな同作の大ヒットを記念して、2009年5月31日(日)、東京・渋谷のテアトルタイムズスクエアにて京田知己監督とホランド役を務めた声優・藤原啓治によるトークショーが開催された。

 劇場映画を見終えたばかりのお客さんの前に、颯爽と登場した京田監督と藤原啓治。ふたりはこの後、1時間に及ぶトークをくり広げる。ここからは、『交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい』、さらにはテレビアニメ『交響詩篇エウレカセブン』のオチを含めたネタバレが多数出てくるため、まだ同作を観ていなくて、今後観る予定があるという人は注意してほしい。

 

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▲会場を埋め尽くした観客の前で、トークに花を咲かせる。しかし、ふたりともかなり緊張していた様子だった。


 まずは、藤原に対してホランド役に決まった経緯についての質問が飛ぶ。オーディションを受けてこの役を勝ち取ったという藤原だったが、その際に「音響監督の若林(和弘)さんが、すごく細かくキャラクターの設定を教えてくれたんです。そうしていろいろ聞いている内に“絶対に(この役を)獲りたい”と思いまして。決まったときには自宅で踊りました(笑)。“うれし―――!”って声に出しましたから(笑)」と、そのときの様子を語る。京田監督からも「オーディションのときから、藤原さんだと直感していたんですが、その後、冷静になってオーディションのテープを何度も聞き返したんです。でも、何度聞いても藤原さんがいちばんホランドだった。(テレビアニメを)50本いっしょにやっていけるという確証が得られたのが藤原さんだったんです」と絶賛の声が上がった。

 そんなホランドが、今回はレントンと敵対することに関して聞かれた京田監督。もともとはホランド自身ももっとレントン側の立ち位置にいたということを明かしつつも、「(物語を)よりシンプルにしていく内に、ふたりが対決をしないと『エウレカセブン』という物語は終わらないんじゃないか、と感じたんです」とコメント。そんなテレビ版との立ち位置の変化について藤原は「違和感を感じずに演りました。テレビシリーズでは中盤あたりで(ホランドが)ウジウジしていて、視聴者の皆さんからも嫌われ始めて(笑)。でも、そういう生々しい人間を描いているところが好きだった。自分もそうだけど、いつまで経っても子供っぽいところはあって、大人になってもつねに悩み続けるんですよね。僕としては、『エウレカ』はレントンの成長の物語であると同時にホランドの成長の物語でもあると感じているんです。そういう姿に惹き込まれましたね」と、ホランドというキャラクターへの想いを語る。
 

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ホランド役の藤原は、ホランドについて「とてもプライベートでは言えないことを言ってのける。“お前の望む未来が、俺の未来だ”なんて言えないですよ(笑)。そんなホランドのカッコよさを観て、ちょっと落ち込んだりもしました(笑)」とコメント。

『エウレカセブン』の続編についての話題になると「ネタは尽きないです。『エウレカ』とつなげられる作品のアイデアはあるので、できないこともないですね。ただ、結果的に(『エウレカ』という名前ではない)別モノになっているかもしれないし、『エウレカ』という名前がついているかもしれないし、そこはわからないです」と京田監督は語る。


 また、ここからはディープな話題へ。テレビアニメ版と劇場版との“関係”についてだ。まず、劇場版に登場した“イマージュ”がテレビアニメ版に登場した“スカブコーラル”とイコールと考えていいのか?という質問。「イコールと考えてもらって問題ないですね。(テレビアニメ版の)最終回で(スカブコーラルが)半分いなくなっちゃってるじゃないですか。半分いなくなっちゃって、別の世界に行っちゃった。その行っちゃった先での話、ということですね」(京田)。これに対し、「ハップとストナーが神話のエウレカには羽が生えていると言っているのは、テレビシリーズのエウレカに羽が生えていたから、ということですか?」という質問が。「47話でレントンたちがスカブコーラルの中心核の中に一度入っているんですが、あのときにスカブコーラルの記憶としては、エウレカっていうのは羽が生えているって(認識された)。その後、ほかの世界へ行ったときに地球を発見して、そこで平和に暮らしたいと思ったんだけど、結局そこにいた人たちと戦争状態になってしまうという、テレビ版と同じ展開になりそうだったわけです。それを防ぐために、自分たち(スカブコーラル)が記憶として持っているレントンとエウレカの話を神話として流布しつつ、エウレカをもう1回呼び出して、人類側に送りつけていった、という話なんですよ」(京田)。「ドーハの悲劇の際に、“刻印のある月”というものが出てきますが、これはイマージュ側が見たモノ?」という質問に対しては、「基本的にはスカブコーラルが旅立っていくときに、最後に見た自分たちの世界の星の光景なんじゃないか、と考えています」(京田)。ここまできて、「そういう意味では、続編と言ってもいいわけですよね、時系列的には」という質問が飛ぶと、「時系列的には続編ですね」(京田)というコメントを返した。

 さらに、「イマージュという言葉は、“映像”という意味を持つフランス語ですが、劇中、アネモネが“私たちは夢を見られない。人間が見た夢を体言することしかできない”というようなセリフが、アニメと人間との関係を表しているように感じられたのですが?」という質問も。「それは示唆しています。ホランドたちの設定も含めて、自分たちが“アニメ”(=イマージュ)という世界に触れたことによって化学変化を起こしているという話。レントンはアニメキャラ(=エウレカ)を好きになっちゃった、という話なわけです」。

 トークショー中盤からは、来場者からの質問に答えるというコーナーも。「ホランドとタルホの子供に名前をつけるとしたら、どんな名前にしますか?」という質問には、「じつは、名前決まっているんです。ミライという名前です」(藤原)というハッキリとした答えが。テレビシリーズのときから、ふたりの子供が女の子であることは決まっていたとのことだった。さらに「今回、複雑な作りかたをしている意図は?」という質問に京田監督は、「よく劇場アニメって、もとのテレビアニメを再編集しただけだと思われるんですけれど、全部撮影し直しているんですね。で、どうせ撮影し直すなら、いろいろとイジろうよ、と。誰かがそういうことをやっていかないとと思っているんです。“劇場アニメなんてテレビの編集し直しでしょ”と思われてしまったら、つぎのステップに進めないですから」と強い意志を込めて語った。
 

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途中、「アネモネが最初に作っていた服がタルホの手元に渡っていることに気づきましたか?」という問いが会場に投げかけられると、約3割ほどの人たちが気づいたと答える。これに関してアネモネというキャラクターが劇場版でどんな立ち位置かという話題に。京田監督によると「預言者というか、本当に存在していたかどうかわからない存在です。でも、未来を切り拓くためのアイテムだけは用意している。じつはアネモネが持っている本とみんなの本は別物なんです。これは最初から、コーダに書かせるために用意していたものだからなんですね。よく観ているとわかるんですが、著者のところの名前が違っています」とのこと。気づかなかった人は、再度映画を観るなり、2009年6月26日に発売されるBlu-ray Disc&DVD&UMDをチェックしてみては?


 最後にテレビシリーズから5年。これまでを振り返ってひと言ずつコメントを求められる。藤原は「役に自分を重ね合わせるということが自分はあまりないんです。でも、ホランドだけは自分を重ね合わせまくっていました。こうして劇場映画になったり、たくさんのお客さんに観ていただいたりということが、すごくうれしいです。ナンバー1と言ってもいいぐらい好きなキャラクターです」と答える。続いて京田監督は「演出家になって10年目、キャリアの半分が『エウレカ』なんですね。その間に50本のテレビアニメシリーズと1本の劇場アニメを作れたのはありがたいことではあるのですが、それだけ『エウレカ』のことだけを考えていたという意味でもあります。だから、つぎにステップに行くには、キツい思いをしなくちゃいけない。それぐらい入れ込んだ作品です。でも、『エウレカ』という作品をもとに、ファンの方がいろんな場を作って楽しんでもらっていることを知って、やってよかったな、と思っています」と語り、感謝の言葉を述べた。

 

交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい

【東京】テアトル新宿、テアトルタイムズスクエア 【大阪】テアトル梅田 【名古屋】ゴールド・シルバー劇場 【福岡】シネ・リーブル博多駅 【札幌】スガイシネプレックス札幌劇場にて公開中


 

交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい
Blu-ray Disc/DVD/UMD

発売日

2009年6月26日発売予定

価格

【Blu-ray Disc限定版】13440円[税込]
【Blu-ray Disc通常版】8190円[税込]
【DVD】5040円[税込]
【UMD】2940円[税込]

仕様
【Blu-ray Disc限定版】 

【本編Disc】DTS-HD Master Audio(5.1ch)・リニアPCM(サラウンド)/AVC/BD50GB/16:9(1080p High Definition)

【特典Disc】Dolby Digital(STEREO)/AVC/BD25GB/16:9(1080i High Definition)

【封入特典】
・STORYBOARDS 01/02(絵コンテ)
・ブックレット(完全版40ページ)

【映像特典】特典Disc
・メイキング(50分)
・TVスポット

仕様
【Blu-ray Disc通常版】

【本編Disc】DTS-HD Master Audio(5.1ch)・リニアPCM(サラウンド)/AVC/BD50GB/16:9(1080p High Definition)

【映像特典】予告編

仕様
【DVD】

【本編Disc】DTS(5.1ch)・Dolby Digital(サラウンド※)/片面2層/16:9(スクイーズ)/ビスタサイズ
※DTSステレオ方式で製作された劇場用音源を収録したもの

【封入特典】
8ページブックレット通常版

【映像特典】予告編

仕様
【UMD】

【本編Disc】ATRAC3plus(ステレオ)/MPEG4 AVC/ビスタサイズ



※『交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい』公式サイトはこちら

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