『機動戦士ガンダム 劇場版メモリアルボックス』DVD発売記念プレミアム上映会が開催された!
●長い時を越えてあの名作がスクリーンで甦った!
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不朽の名作アニメ『機動戦士ガンダム』の劇場版3部作を収めたDVD『機動戦士ガンダム 劇場版メモリアルボックス』の発売を記念して、東京渋谷にある”紀伊国屋サザンシアター”にて、2007年12月15日にプレミアム上映会が開催された。今回発売されるのは、1980年から1982年にかけて公開された劇場版『機動戦士ガンダム』を当時のオリジナル音声と高画質で収録したファン待望のDVDだ。イベントにはDVDを予約した人の中から抽選で約300人のファンが招待され、ファンの投票により選ばれた3部作の中の1作品が大スクリーンで上映された。
さらに上映まえには、ガンダム好きのお笑い芸人アメリカザリガニや、漫画家の新條まゆ、アニメ評論家の氷川竜介らによるトークショーや、監督の富野由悠季、シャア役の池田秀一、ララア役の潘恵子、ナレーションを務めた永井一郎による舞台挨拶が行われた。舞台挨拶では当日参加できなかったアムロ役の古谷徹からのビデオメッセージも届き、感謝の言葉を述べていた。さらに、今回の発売のお祝いに歌手のGackt(ガクト)が花束を持って登場。富野監督に祝いの言葉とともに花束を贈った。
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▲会場となった”紀伊国屋サザンシアター”では、開場を待ちきれないファンたちが長蛇の列を作っていた。 |
トークショーでは角川書店社長の井上伸一郎が司会を務め、それぞれの『機動戦士ガンダム』に対する熱い想いを語っていた。トークショーの中で氷川は「最近ではミライの表情に注目して作品を見ています。場面の端などでさまざまな表情を見せるんです」と一面的ではない奥深い人間描写にも注目して楽しんでいるようだ。このように、見る角度によって新たな魅力が発見できることも『機動戦士ガンダム』という作品の凄さだろう。
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▲上映会のまえに豪華メンバーたちによるトークショーが開催された。それぞれの視点で『機動戦士ガンダム』の魅力が語られた。 |
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▲角川書店代表取締役社長の井上伸一郎。年代的にも『機動戦士ガンダム』には並々ならぬ思い入れがあるようだ。 |
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▲アメリカザリガニのふたりは、大のガンダムファン。とくに平井善之(右)はランバ・ラルの大ファンで、ラジオCMで名台詞を言ってしまうほど。 |
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▲ガンダムは一見難解そうに見えるが、じつは時代劇の剣豪ものと同じ明快な構成でできていると語る氷川竜介。 |
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▲シャアの大ファンだという新條まゆは、子供のころに銀行の暗証番号を声優を務める池田秀一の誕生日にしていたそうだ。 |
トークショー終了後にはいよいよ上映会がスタート。と、そのまえに監督らによる舞台挨拶が行われた。池田秀一は「今日までの25年あいだで、何人かの戦友たちを失った。その意味でも”メモリアル”な作品だと思っています」と、亡くなられた声優仲間への想いを込めしみじみと語った。富野由悠季は「戦死していった仲間たちがいる中で、ここに立てることは支持してくださったみなさんのおかげです」と感謝の言葉とともに挨拶を締めくくった。
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▲舞台挨拶では、それぞれこの日を心待ちにしていたとが伝わってきた。 |
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▲「見せてもらおうか、劇場版メモリアルボックスの性能とやらを」と、あの名台詞に乗せて挨拶を行った池田秀一(左)。それに対し藩恵子(右)も「美しいオリジナル音声が嫌いな人がいて? ね、大佐」と、こちらも名台詞に乗せて挨拶を行った。 |
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▲ナレーションを務めた永井一郎(左)は「ガンダムが劇場公開されて四半世紀……」と、おなじみのあのナレーション風にはじめ「劇場版機動戦士ガンダムをメモリアルボックスとして発売することを決定し、人々はその行為に歓喜した」と結び、観客たちを沸かせた。富野由悠季(右)は、「ガンダムという作品にめぐり合えたことに感謝しています」と脱帽し、お辞儀とともにファンに感謝の意を表した。 |
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▲当日はイベントのため残念ながら欠席となってしまった古谷徹も、なんとイベント先の中国よりビデオレターを届けてくれた。遠く離れた地より来場したファンたちに感謝のメッセージを述べた。 |
ここで、舞台挨拶にお祝いにやってきてくれたGacktが花束を持って登場した。Gacktは劇場版『機動戦士Zガンダム』に主題歌として楽曲を提供するなど、富野監督と深い親交を持っている。さらにニューアルバム『0079-0088(ダブルオーセブンティーナイン・ダブルオーエイティーエイト)』では、あの名曲『哀・戦士』や『めぐりあい』をカバーするなど『機動戦士ガンダム』とも深いつながりを持っているのだ。Gacktは「劇場版のDVDの発売を楽しみにしていた。歴史に残る名作のオリジナルが守られることがうれしい」と、今回のDVD発売をファンとしてもうれしく思っていたと語った。
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▲自身も『機動戦士ガンダム』の熱烈なファンであるGackt。心よりの祝いの言葉とともに、富野監督に花束を手渡した。 |
また、富野由悠季はGacktの歌うカバー曲について聞かれると「20年以上経ったいま、Gacktの手でただのカバー曲ではなく”新曲”として後世に遺ったことに原曲を作曲した故人の井上大輔も喜んでいると思います」と、思わず涙ぐむ場面も。富野由悠季と井上大輔は同級生ということもあり、その想いはひとしおだったのだろう、「こんなに感情がさきに出てしまうとは自分でも思っていなかった」と富野自身も驚いていた。
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▲『機動戦士ガンダム』という作品に対して聞かれると、「リアルタイムで見ていない世代が、名台詞などを覚えていることは凄いと思う。セリフが時を越えて伝わっていることに感動します」とコメントしていた。 |
舞台挨拶後には共同記者会見が行われた。富野監督は劇場版のDVD化について「いい時期にお話をいただきました。データとして残せる限界はあと2、3年のあいだだと思っていたので大変感謝しています」とコメント。Gacktのカバー曲については「初めはありえないと思っていました。Gacktといういい勘を持ったアーティストを尊敬すると同時に、出会えたことをうれしく思います」と語った。
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▲会見では、より詳しくふたりの作品に対する話を聞くことができたぞ。 |
Gacktは「今回のカバー曲は仕事だからといって受けたわけではない」と作品に込めた想いをまず語った。「曲を作るにあたって『機動戦士ガンダム』を愛する人や僕のファン、あらゆる人に応えなければいけないというプレッシャーがありました。初めはアレンジ曲レベルで考えていたがまったく曲がまとまらなかった。何度も曲を作り直して、正直旅に出たくなるほど辛かったが、いちから曲を作ろうと思い切って乗り越えました」とコメント。そうして、ひとつの楽曲を作るのになんと4ヶ月を要したとのこと。その想いの強さゆえの苦労があったようだ。そのことからもGacktが曲に込めた想いが伝わってくる。
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▲Gacktは曲を大幅に変更しようと決意したとき、作曲者の遺族の了解を取りに直接面会したそうだ。そんなGacktの曲に対し富野は、「作曲者である天国の井上大輔にも納得してもらえると思うものができたと思う」と評価した。 |
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▲会見は互いの作品に対する尊敬の気持ちが伝わる、和やかな空気の中で行われた。 |
監督をはじめ関係者たちの感謝の言葉とともに、作品のDVD化を待ち焦がれたファンたちからも感謝の声が聞こえた今回のイベント。終始作品に対する”愛”を感じたイベントはこうして幕を閉じた。
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