豊口めぐみインタビュー:幸運な出会いが広げてくれた声優への道筋
エンジェル・ボイス アゲイン
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ファミ通Xbox 360(毎月30日発売)の人気コーナーである“エンジェル・ボイス アゲイン”がファミ通.comに出張してきました〜! 誌面の都合などから、本誌では泣く泣くカットせざるを得なかったコメントの数々を完全収録。声優さんの“声のお仕事”に対するこだわりぶりを聞きます。本日のゲストは、豊口めぐみさんです(第7回)。 |
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【本日のゲスト・豊口めぐみさん】 |
今年でデビュー10周年を迎え、ますます絶好調の豊口さん。元気な女の子役を中心に幅広い役柄を担当。最近では、アニメ「ポケットモンスター ダイヤモンド&パール」のヒカリ役などでおなじみ。今年の春は舞台にも初挑戦したとか。 |
【エンジェル・ボイス アゲイン】 |
●モノマネが声優というものの楽しさを教えてくれた
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――まずは、声優を目指すようになったきっかけから教えてください。
豊口 きっかけはやっぱりアニメですね。もともと“アニメが大好き!“というわけでもなかったのですが、小学校高学年の時に『ドラゴンボール』を見てムチャクチャ好きになってしまったんです。私、ハマり始めるとものすごくて(笑)、中学校3年間はアニメ一色という感じでした。アニメ好きが高じて、ラジカセに録音したセリフを台本におこして、友達と一緒に声マネをしていたんです。「似てる似てる?」なんて遊んでるうちに、声優っておもしろいなぁって思い始めたんです。
――そこで演技力が養われたのですね(笑)。
豊口 どうでしょう(笑)? 養成所とかに通ってなかったので、仕事を始めてから大変だったことはたくさんありますけど、好きだからこそ苦にならずにやって来れたというのはあるかもしれないです。始めた当初はとくにですが、自分が見てきたアニメのキャラクターをヒントに役作りをしていたので、「いろいろ見ておいてよかった!」と思います(笑)。
――ある意味で、モノマネが拓いた声優活動なのですね(笑)。そのまま声優を目指してまっしぐらに?
豊口 中学校を卒業してすぐに、親には「高校に行かずに声優学校に行きたい!」と話したのですが、「さすがに高校くらい行きなさい」ということになって……。で、今度は高校を卒業するときに、「さぁ、高校卒業したから、声優学校行っていいよね!?」と言ったら、母親に「声優学校行ったからって、誰もが成功するものでもないでしょ?」と言われ、私も「まぁそうだよね……」と思ったんです。
――説得されやすいですね(笑)。
豊口 親の意見を跳ね返して声優学校へ行って成功する自信もなかったもので……。当時ラジオをよく聞いていて、声優がダメなら少しでも携われる仕事を……ということで、「ラジオのディレクターになろう!」とスタッフのほうの専門学校に行きました。それまでもオーディションは受けてきましたが、専門学校に入ってすぐ「これで最後にしよう」と思って応募したオーディションで受かってしまいました。それが“広井王子のマルチ天国”というラジオ番組です。『火星物語』というゲームを宣伝する、いわゆるキャンペーンガール+番組へのレギュラー出演というものでした。
●声優活動10周年を迎えて、ますます積極的にチャレンジ!
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――そこから声優への道が開き始めた?
豊口 とりあえず業界に入ることはできましたが、それまで演劇部に入っていたとかいうこともなく、演技の勉強どころか“演技”というものをしたことがなかったもので、試行錯誤の連続でした。初めてのアニメは『アリスSOS』('98年)という作品で、アリス役をやらせていただいたのですが、一言とかでも口パクがあわなかったです(笑)。いつもさらわれては救出されて……という役で、救出されたら「助けていただいてありがとうございます!」と毎回ほぼ同じセリフだったんですね。でも「たとえ同じセリフでも状況が変われば言いかたも変わるでしょ?」ってアドバイスをいただきながらがんばりました。いまから考えると、初めての役にしては本当に難しい役だったと思います。
――転機となった役はありますか?
豊口 初めて主役を演じさせていただいたアニメ『マイアミ☆ガンズ』(2000年)の桜小路妖かなぁ。『マイアミ☆ガンズ』は主役がふたりいて、ひとりがハチャメチャな役(桜小路妖)で、もうひとりがクールな役(天野ルウ)だったんですけど、オーディションを受けた後、「受かるとしてもルウだな」と思っていたら、「妖役で決まりました」と聞いてびっくりしました。それまでは割とおとなしめの役が多かったんですが、妖はものすごくテンションが高くて、ちょっぴり下品(笑)な女の子だったんです。そんな役はやったことがなかったので、最初は大変でしたね(笑)。でも、そこからです、元気系の役が増えたのは。
――どんな点で苦労したのですか?
豊口 たとえば、私たちってふだんの生活で「ぎゃーっ」って叫ぶことってないじゃないですか。ふだんそこまでテンションを高くすることはないですから、「この破天荒な役のテンションに合わせるにはどうすればいいか」と悩みました。
――なるほど(笑)。では、豊口さんにとって演じることの醍醐味ってなんでしょう?
豊口 醍醐味というか、「うれしい」と思うことなんですけどね。最近子供番組に携わることが多いのですが、自分の周りにも子供のいる友達とかが増えてきて「子供と見たよー」って連絡が来たりするんです。そんなときは本当にうれしいですね。私も子供のころに楽しくアニメを見ていて、いざ自分が大人になって送り手側に立ったときに、いまの子供達が同じように楽しく見てくれてると思うと、うれしいです。
――ちなみに、声優活動に慎重だったお母さんは、いつくらいから態度に変化が?
豊口 オーディションに受かってからは、認めてくれているみたいです。母からは「こんなに長いこと声優の仕事を続けられるとは思わなかったね」って言われるんですが、私自身もそう思っています。何のレッスンもしたことない素人が、よくもここまで見捨てられずに来られたもんです(笑)。それはやっぱり、幸運な出会いがあったからだし、ちょうどいいタイミングで私の演技の幅を広げてくれる役柄に出会えてることだと思うんです。そんなこんなで、声優として10周年を迎えることができました。この春に初めて朗読会という舞台も挑戦できたことだし、10周年を迎えて今後もどんどん新しいことにチャレンジしていきたいと思います。これからも応援よろしくお願いします!
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