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ユキクラインタビュー:ライブにより得られるパワーは無限大!
エンジェル・ボイス アゲイン

2007/5/11

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ファミ通Xbox 360(毎月30日発売)の人気コーナー、"エンジェル・ボイス アゲイン"がファミ通.comでスタート! よりディープに声優さんの素顔に迫ります。第3回目となる今回は、ファミ通.com読者のために、ユキクラのふたりが登場。インタビュー動画付き(!)で、ふたりの仕事に対するこだわりぶりを聞きます。

 

 

ユキクラ

作詞・作曲歌の松浦有希さんと、声優の倉田雅世さんによるユニット。ユキクラを中心にした舞台"パローレ☆ムジカーレ"は、そのサービス精神旺盛な内容がファンに大好評で、5月20日の公演で8回目を数える。昨年にはミニアルバムの『ユキクラ姉妹・Orchard Fruits(オーチャードフルーツ)』をリリースしている。

 

 

【エンジェル・ボイス アゲイン】
  “ユキクラ”インタビュー


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再生には、Windows Media Playerが必要です。

 


●仕事の幅を広げてくれる、かけがえのないユキクラ 

――ユキクラは、アーティストの松浦有希さんと、声優の倉田雅世さんによるユニークなユニットですが、結成された経緯を教えてください。
松浦
 クラちゃんと知り合うきっかけは、私がアニメ『ラブひな』の前原しのぶにキャラクターソングを提供したことですね。で、仕事で何度か顔を合わせているうちにすっかり意気投合して、「いっしょに何かできたらいいねえ〜」という話をしていたんです。
倉田 それが2000年くらいかな。それから3年くらい熟成する期間があったのですが、ある日突然ビッグウェーブがやって来た(笑)。
松浦 私がライブの場所を押さえちゃったんだよね、たしか。もちろん単独でライブをやってもよかったのですが、何かほかの人がやっていないことに挑戦してみたかった。それで、ふたりの特性を活かして、音楽と朗読のコラボレーションなんてどうだろう?って思ったんです。いまでこそ音楽と朗読のライブは珍しくないのですが、当時はそういった形態はほとんどなかったんです。
倉田 あのときはちょうど、私個人としても、とてもタイミングのいい時期だったんです。もともと私が声のお仕事を志すきっかけになったのは、学校の授業で教科書を朗読するのがとても好きで、「朗読を仕事に役立てたい」という思いがあったからなんです。ところが、実際に声優というお仕事につくことになって、ある日ふと、自分の原点である朗読をしていなかったことに気付いたんです。それで、「何かやれたらいいな」と思っていたときに、タイミングよくユキちゃんから声をかけてもらったんですよ。
松浦 それから、年2回くらいのペースでライブを開いていますね。音楽と朗読を言い表す言葉がなかなか見つからなくて、イタリア語で"パローレ(詩)"と"ムジカーレ(音楽)"を組み合わせて、"パローレ☆ムジカーレ"というタイトルにしているんですけどね。

――ユキクラというのは、ふたりにとってどのようなものですか?
松浦
 ユキクラの活動をすることで、とにかく自分の音楽性の幅が広がりました。ユキクラのライブはこれまでに10回くらい行っているのですが、毎回新しいことに挑戦しようと思っていて、その度ごとに、自分の持っている音楽性を少しでも飛び越えようとしているんです。ユキクラを始めるまえは、私の中からロック調の曲が自然と生まれてくるという感覚はなかったんですが、それがある日、「ユキクラのステージでみんなと盛り上がりたい」という気持ちが溢れてきて、ロック調の楽曲が自然とできてしまったんです。それ以来、仕事でロック調の音楽を手掛けるのが楽しくなりました。そういう意味では、ユキクラによって新しいことに挑戦することが怖くなくなったんですよ。
倉田 ユキクラでは、毎回オリジナルの作品を朗読しているので、企画をスタートするときは、作家さんと会って「こういうことをやりたいです」というところからスタートします。ふだんの声優のお仕事では、台本もあって絵もできていて、あとは演じるだけ……という状態がほとんどなのですが、ユキクラではプロデューサー的なこともやらないといけない。そういった意味では、声優のようにひとりで集中する作業と違うので、自分が集団のなかで何をしたらいいかは、まえ以上に大きく捉えるようになりました。もちろんそれは、演技にも大いに役立っていますよ。

――お互いを成長させてくれるためにも、ユキクラは欠かせないということですね?
松浦
 ユキクラがあるから本業をがんばれる、というのはあります。ユキクラをやらなかったら、音楽以外の人々との出会いもなかったでしょうし……。ここまで作り上げたものを簡単には手放せないですね、正直なところ。
倉田 やっぱりライブはいいんですよ〜。ライブでステージに立つことで、お客さんの反応をナマで見ることができる。そんなお客さんのパワーをもらって、演技の質もどんどん変わるんです。あの一体感はライブじゃないと出ないですね。
松浦 それはあるね。同じ内容のライブでも、お客さんの反応はもちろん、その日の天候によってもライブは微妙に違ってしまいますからね。
倉田 「いま気持ちがひとつになっているな」と感じるときが確実にありますね。そういう作品ができたときは、お稽古では見たこともないような、ものすごいものに化けていきます。出演者やお客さんなど、みんなで作り上げたライブなのですが、結果として誰のものでもないものができあがる。それがライブの醍醐味なんですよね。

――そうしたユキクラの活動をとおして、それぞれお互いを認め合いつつ、切磋琢磨している感じですか?
松浦
 クラちゃんとは付き合ってから7年くらい経つのですが、つぎからつぎへと新しい一面を見せてくれる奥深い人です。「せくしー」を連発して私たちを楽しませてくれる人でもあります(笑)。
倉田 ふたりきりで話すと意外と"せくしー"なんですよ〜(笑)。というのは冗談で、デビューのころ仲間うちで"せくしー秘書"という愛称だったんです。いまはアフレコ現場では、昇格して"せくしー師匠"と呼ばれているのですが、そのあだ名のおかげで、"せくしー"な役を演じさせていただくことになったんですよ。「それだけせくしーって言うんだったら、せくしーを見せてもらおうじゃないか!」って監督に言われて。もちろん半分冗談ですが(笑)。それがアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』のラクシャータ・チャウラーなんですよ。
松浦 言葉にし続けるというのは重要ですよね。
倉田 で、このあいだ、『コードギアス 反逆のルルーシュ』のキャラクターデザインを担当したCLAMPさんにお会いする機会があったんですが、「こんなに小さい方が演じられているんですね!」って驚かれたんです。ラクシャータはけっこう大柄なキャラで、声もあんな感じだったので、CLAMPさんはものすごくセクシーダイナマイトな人が演じていると思われたらしいんですね。だから、原作者の方に驚いていただいて、ものすごくうれしかったですね。
松浦 役者冥利に尽きるね。

――倉田さんは松浦さんのことをどのように?
倉田
 純度の高い宝石みたいな感じの人です。ユキクラの活動では幅広いジャンルの楽曲を手掛けてもらっているのですが、とにかくみんな一発オーケーになる。ミュージシャンとしてスゴイということで、ふつうに感動しちゃいます。
松浦 じつは夜ごと苦労しているんですよ! 鶴の恩返しみたいに、身を削って作詞・作曲をしているのです(笑)。
倉田 それに近い部分はあるかもね。作り手は苦労していますよね。
松浦 こう見えてじつは私、本当はものすごい怠け者なんです。ほっておいたらずっと寝ていることだってできる。ユキクラの活動については、もちろん、もともと自分が好きで始めたことなのですが、自分にあえてノルマを課すことで、目標に向かってがんばれる……という部分はある。輝き続けるためにはユキクラというユニットは必要なんです。そういう意味では、クラちゃんは、私にとって欠かせない存在でもありますね。

――では、最後に今後の抱負などを。
松浦
 ユキクラは、自分たちが好きで始めた活動なので、"純粋に好き"という気持ちを大切にしつつ、ムリのない範囲でやっていきたいと思っています。そして、ユキクラから生まれてくる未知なる新しいものを、仕事にもバックしていきたい。これからもいろんな自分を発見したいですね。最終的にはおばあさんになって、クラちゃんと「ユキクラをやってよかったね」って言えるようになりたいな(笑)。
倉田 おばあちゃんになっても続けたいな……というのは最初から言っていたね(笑)。
松浦 そう! 100歳くらいまで。
倉田 声優のお仕事にしても、ユキクラの活動にしてもそうなのですが、いろんな人と関わることで、いい意味での化学反応が生まれて、新しい世界が開けてきた。そうやってどんどん新しいものを自分のなかで見出していけたら楽しいだろうなって思いますね。

 さて、そんなユキクラの最新ライブ"パローレ☆ムジカーレ vol.8 Viva!ユキクラ・ラスベガス"が、5月20日に予定されている。これまでと違い、"パローレの宴(朗読ドラマ)"と"ムジカーレの宴(歌ライブ)"の2部構成になったユキクラのライブ。「クラちゃんの誕生日が5月21日なので、ライブの日は誕生日イブ。派手な楽しいことをしたいということで"ユキクラ・ラスベガス"というタイトルにしました」(松浦さん)というだけあって、賑やかなライブになりそう。詳細はこちらまで

 


※ユキクラの公式サイトはこちら

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