




大陸の東に位置する小さき島では、長きに渡り争いの火が絶えない。かたや帝を排し、権力の頂点とする遠都(トオツ)。かたや民意によって国の長を定め治める陽向(ヒムカ)。両者は互いに主張を譲らず、今も戦乱のただ中にあった。一方、二国の中央に位置する海に面した淡海(オウミ)は、神を祀り時を司る侵略不可侵の聖なる土地である。ある日、淡海の浮御堂へひとりの子が流れ着いた──。
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サナリ
海から淡海に流れ着いた少年。自分の名前以外の記憶を全て失っている。

ヤシロ
淡海にある浮御堂の主人。天狐と呼ばれる偉いお狐さま。

高倉尚正
遠都の侍であり、遠都帝直属の若き側近。大勝とは親友同士。

叡峻
遠都の親王で、遠都帝の実弟。現在は出家し淡海で生活している。

大勝
淡海や陽向の界隈でフラフラしている浪人。尚正とは幼いころからの親友。

刹希
陽向に味方する忍者一族の一人息子。いつも黒子たちを引き連れている。
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